工事種別
食品製造工場の排気臭気対策
担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2019年10月25日
施工先
某 食品製造工場
施工概要
インジェクションスクラバー脱臭装置を用いた、工場の脱臭対策
施工前状況
施策等の内容
- 排気の風量はともかく、臭気の排気レベルが高いため、消臭剤のダクト内スプレー噴霧システムや、接触ボックスを設けて排気臭気と消臭剤によるデオミスト型では、臭気苦情の解決や悪臭防止法の臭気規制値を下回りには、十分ではないと判断された。
- しかし大型の燃焼型脱臭装置は設置するスペースもなく、また燃焼させ続けるためのランニングコスト、そしてCO2の発生が懸念され、それも提案としては難しいところであった。
- 排水はまだ余力があることもあり、弊社の最新鋭タイプのスクラバー、「インジェクションスクラバー」脱臭装置であれば、価格、設置スペース、メンテナンス、脱臭効果ともにベストマッチであり、入念なるお打合せや幾度にもわたる現場確認の上、インジェクションスクラバーを脱臭装置として導入させていただいた。
装置等の名称/分類
装置等の紹介
- 高効率の脱臭効率を発揮するインジェクションスクラバー脱臭装置
- 弊社オリジナルで開発している消臭剤「デオドプロ」による消臭対策
- 気液接触×高い脱臭効果の脱臭装置のコラボレーション
施工後の状況
- インジェクションスクラバー脱臭装置を設置後、弊社技術責任者による試運転確認やら調整を実施し、弊社臭気判定士による脱臭効果の検証後、第三者による臭気測定も実施。結果的に、悪臭防止法の規制値を下回り、無事、検収を頂戴する事が出来た。
その他補足感想など
- 湿式の脱臭装置(スクラバー方式やダクト内スプレー噴霧システム等の場合)を選定したり設計するときの大きなポイントとしては、2つあると弊社は考えている。
- 1つ目は、「気液接触率」である。スクラバーなり、接触ボックスなり、既存の排気ダクト内でもいいのだが、限られたその場所で、いかに、排気臭気と消臭剤なり水なりの消臭媒体を効率よく接触させられるかである。ここのパーセンテージが高いか低いかは、当然、脱臭効率に影響するが、たくさん接触させるためにはそれなりの仕掛けが必要となる。弊社のインジェクションスクラバー脱臭装置は、この気液接触率を高められるように開発されている。
- 今1つは、「消臭剤(湿式剤)の能力」である。せっかく接触媒体が高い能力を有していても、肝心の消臭剤や湿式の消臭媒体に消臭能力が低い・・というのでは、なかなかしっかりとした脱臭効果や脱臭効率が期待できない可能性が高くなってしまう。弊社では、オリジナルで開発した高い消臭効果や特定の成分に除去効果を発揮する「デオドプロ」の各シリーズを選定する事で、インジェクションスクラバーとの相乗効果を発揮したり、ダクト内スプレー噴霧システムやデオミストでも、できる限り、消臭効果を高められるように工夫している。
- 工場の臭気対策や脱臭装置をご検討されている場合は、ぜひ弊社共生エアテクノにお問い合わせいただけましたら幸いです。
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