月別アーカイブ: 2022年12月

気になる焦げ臭の脱臭作業(集合住宅での火事)


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年12月27日
対応先等
集合住宅(マンションでの小火)
概要
状況等
  • 某所にてマンションの新築工事が進んでおりました。
  • 冬で空気が乾燥する季節となり、完成間近となっていた建築現場にて、不幸にも小規模な火災(小火程度)が発生してしまいました。
  • 幸い、近隣住戸への延焼等はもちろん、建設中のマンション各住戸への延焼もなく、火元以外はほぼ、大きな火災による被害はない状況でした。
  • しかし、各住戸にはすでに、お施主様がマンションを購入していっている状況であり、新築でマンションを購入するのに、火災による影響などはないのか、というお問い合わせがデベロッパー様に多く寄せられたとのことでした。
  • デベロッパー様では、マンションの設計会社様や、建築業者様、設備業者様などと相談されまして、念のため、全住戸の脱臭作業と、臭気確認を実施しようということになりました。
  • 従来より、脱臭や臭気調査等でお付き合いのある、弊社共生エアテクノにご相談をいただきまして、弊社が対応に当たることになりました。
対応内容
  • ざっくりとお電話とメールにて、現場の状況などを把握させていただきました。
  • その後、弊社臭気判定士が現地を訪問しまして、実際の状況を確認しつつ、どのような脱臭方法が可能かを先方のご担当者様と、現場をまわりながら打ち合わせさせていただきました。
  • 現場はすでに、完成間近という段階であり、スケジュールや工期、作業性といった部分でかなりの制約もある中で、脱臭作業を組み入れていくということになりました。
  • 各住戸をエリアごとに脱臭期間を設けていただき、その間は職人さん等の立入や出入りは原則禁止として、脱臭スケジュールを立案していきました。
  • また、臭気アセスメントのときには、臭気判定士の嗅覚による官能評価と、ニオイセンサーによる臭気強度マッピングを実施するため、直前の建築材料の使用等は控えていただくなど、細かいところまで工程調整を実施しつつ、脱臭作業をスタートさせました。
  • すでに内装も仕上がっているような状況の中で、小型のオゾンガス発生装置を複数台、準備しつつ、しっかりとオゾンガスを行き渡らせて、差し支えない範囲に専用の消臭剤を併用して、限られた時間内でのオゾン燻蒸脱臭作業をしっかりと進めていきました。
  • 最終的には、すべての脱臭作業を工程内にて実施し、仕上げとして臭気の測定を実施の上、報告書にて臭気の問題がないことなどを記載してご提出させていただきました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • やはり新築の住戸やマンション、あるいは大幅リフォームでの火災や火事などがありますと、わずかでも焦げ臭などがないか、気になるものかと思われます。弊社では脱臭作業と臭気測定をセット、あるいはどちらかのみでも、多くの現場にて対応してきております。
その他補足感想など
  • 建築現場においては、どれだけ気を付けていても、火災の発生というリスクはゼロになることはありません。
  • 弊社では、創業以来20年にわたって、消臭や脱臭、臭気対策のみを生業としてお仕事をさせていただいておりますが、毎年、建築中のマンションであったり、新築間近の建物などにおける、火災や火事のあとの脱臭作業を、数件はご相談いただいております。
  • このようなケースでは、例えば適当にオゾン脱臭装置をもってきて、少しオゾンガスを発生させておけばOK、ということはもちろん認められないケースが多くございます。なぜならば、お施主様がそれでは不安なままとなってしまうからです。
  • あるいは、その場では特に気になる臭気を感じられなくても、例えば少し時間が経ってから、焼き焦げ臭であったり、スス臭のような異臭が、室内に漂ってくる可能性も当然、ニオイ分子の特性上、あり得るものと思われます。
  • よって、脱臭作業としては、そのような火事や火災後の脱臭作業の経験豊富な専門業者による脱臭を実施していくことで、のちのちのトラブルを防止しやすくなると考えております。
  • 当然、弊社も含めたそのような専門業者は、脱臭のスケジュールなども少し期間を頂戴しますし、お引き受けするからにはしっかりとした脱臭工程を頂戴して、対応していきたいので、綿密なスケジュール調整等を要します。
  • また、そのような脱臭作業のビフォアー・アフターにおける臭気測定にも熟練している臭気判定士が臭気判定にあたります。それらをご報告書にまとめてご提出しますので、お施主様にもご安心いただけるケースが多くございます。
  • 脱臭作業や臭気測定等に関するご相談でしたら、弊社共生エアテクノまでどうぞ。
 
オゾン脱臭装置
オゾン脱臭装置
臭気センサーによる臭気測定
火事後の脱臭作業
    

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火事のあとの脱臭作業


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年12月17日
対応先等
店舗での火災(3階建ての店舗)
状況等
  • 某店舗にて、不幸にも火災が発生してしまいました。
  • 火元から3階建ての店舗内全体に延焼してしまった状態とのことでした。
  • 幸いにも死傷者等はおらず、近隣住居への延焼等もなかったことから、本店舗の改修作業が行われていきました。
  • 店舗なので、改修後、来客はあるし、従業員さんが常にいて働く空間なので、火事のあとのニオイであったり、空気環境的な部分での懸念は当然、出てきておりました。
  • 請負業者様や設備業者様にて、まずは解体できる部分を解体していったところ、やはりススのまわりがひどく、躯体(コンクリートや真柱など)を残して、内装材やらフロア、装飾品などはほぼ撤去となりました。
  • それでもまだ、火災臭がしっかり残っていることから、火事の後の消臭対策をしっかりやろうということで、インターネットにて検索いただき、弊社にお問い合わせを頂戴しました。
  • さっそく、臭気判定士が本件の対応に当たりました。
対応内容
  • まずはお電話にて内容のヒアリングから、ざっくりとした作業内容や工程、費用などをお話させていただきました。
  • 予算やスケジュール等がOKとなりましたので、現調を実施させていただき、本見積のご提出からすぐ承認を頂戴したため、火災後の焼き焦げ臭対策を実施することとなりました。
  • すでにススなどがまわっていた部分の多くは撤去していただいておりましたので、脱臭作業としては、スタートしやすい状態ではありました。
  • ビフォアーとして臭気判定士ニオイセンサーによる臭気強度測定を実施しました。
  • その後、脱臭機材を持ち込みまして、本格的な脱臭作業を実施させていただきました。
  • 具体的には、メインに大型の業務用オゾン脱臭装置を据え付けまして、それが行き渡りにくい個所に個別で小型のオゾン脱臭装置を設置しました。
  • さらに、火災臭やスス臭の消臭剤を噴霧しつつ、オゾンガスの脱臭効果を高める促進剤も併用して用いました。
  • その他、臭気判定士の嗅覚で常にニオイをチェックし、気になる箇所の清掃やふき取り等も実施していきました。
  • 最後に臭気測定ダイオキシン測定を実施して、脱臭作業は無事、完了しました。
装置等の紹介
対応後の状況等
その他補足感想など
  • これから冬になり、乾燥する季節になりますと、火災の発生が増えてしまいます。
  • 火事になった建物内では、焼き焦げ臭やスス臭が躯体に付着してしまうことから、脱臭作業をすることなく、内装材をリニューアルする等だけでは、臭気という点では不完全なケースもしばしば聞いております。
  • また、いろいろなものが燃えてしまったことから、ダイオキシンの発生も懸念されることから、ダイオキシンの濃度を測定したいといったご要望もしばしば頂戴します。
  • 弊社では、付着しているススの除去作業から、付着してしまった焼き焦げ臭の脱臭作業、スス臭の臭気判定士による官能評価による測定や、ニオイセンサーを用いた臭気強度測定等、多くの作業を一貫して請負することも可能です。
  • また、弊社では、火災後の脱臭作業に熟練している臭気判定士や、臭気対策コンサルタント、あるいは作業環境測定士といったメンバーが、ポイントポイントで、嗅覚や機械を用いての臭気確認を実施していきます。
  • 本現場でも、スス臭が強いというポイントを嗅ぎだしては、そこに残っていたススのふき取りであったり、重点的に脱臭を行っていく、といったような作業を常に実施しておりました。
  • 当たり前ですが、発生源が残ってしまっていれば、なかなか脱臭作業を行ってもニオイが消えないのです。発生元(スス)を除去したうえで、脱臭作業を実施していかなくてはなりません。
  • ただ単に、オゾンガスを発生させて、脱臭作業完了・・というのでは、弊社としては本当に脱臭作業を実施したとは考えておりません。
  • 火事や火災になってしまった場合の、焼き焦げ臭やスス臭対策でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
オゾン脱臭機
消臭剤
消臭剤噴霧作業
オゾン脱臭作業(換気)
    

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工場の臭気対策としての活性炭脱臭装置


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種別
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2022年12月7日
対応先等
概要
状況等
対応内容
  • 今回は、デオキーパー脱臭装置のさらなる脱臭効率を高めていこうという目的にて、弊社の大阪オフィスに併設されている脱臭用のラボにて、脱臭テストを実施しました。
  • 前回の記事で、脱臭効率には方程式があるとお話しました。つまり、脱臭効率というのは、「脱臭の素材の能力 × ニオイと素材の接触効率」で決まると、弊社では考えております。
  • 活性炭は大変有能な脱臭素材ではあります。ご家庭でもトイレや押し入れ、下駄箱や冷蔵庫など、いろいろなところに炭を置いておられる方もいらっしゃると思いますが、肝心のニオイ分子が炭と接触しないと、なかなかその脱臭効果(吸着効果)を発揮することはできません。
  • そうなりますと、工場の排気臭を、いかにたくさん、活性炭と接触させられるかが、デオキーパー脱臭装置に求められる役割となります。
  • そのためには、活性炭の厚みというのは1つのポイントとなります。厚ければ厚いほどいいのですが、それには圧力損失が高くなったり、交換時の作業量が多くなることが想定されます。
  • また、ニオイをデオキーパー脱臭装置に通すための風量と風速も、接触するための大切なノウハウになって参ります。当然、ゆっくり排気臭を通過させれば接触率も高まるのですが、装置が大きくなってしまうことや、排気ファンを大きくしていかなくてはなりません。
  • こういったところを、いかに高効率でやっていけるかのテストを繰り返していっております。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 今回のテストに関しては、まず、活性炭の層(フィルターケース入り)を2パターン用意しての検証を行いました。また、そこを通過する風速としては、実に5パターンもの念入りな脱臭効率のテストを実施しました。弊社活性炭脱臭装置は日々、進化し続けております!
その他補足感想など
  • デオキーパー脱臭装置は、弊社がメーカーとして販売している脱臭装置の中でも、トップクラスの出荷台数となっております。
  • 脱臭の素材としては、活性炭を用いております。デオキーパー脱臭装置のデモ機を、日本では東京(東日本エリア対応)と、大阪(西日本エリア対応)、さらにバンコクの代理店(タイ全土対応)にてご用意しております。そのため、脱臭効果の確認をしていただけることで、ご発注を頂戴できるケースが大変多くなっております。
  • 弊社では、活性炭をどのようにデオキーパー脱臭装置の中に組み入れるかについて、発売以来も絶え間なく、効果の検証を進めております。いろいろな方法を試して、少しでもよい方向になっていくように、内部の脱臭効果を最大限に高めるための構造設計を行っております。
  • また、工場様によっては、なかなか設置スペースがないというようなケースも往々にしてございます。なので、デオキーパー脱臭装置のテーマの1つに「省スペース」も常に意識しております。そのためには、接触効率と脱臭装置の大きさという、相対する2つをいかに近づけていけるかというところに挑み続けております。
  • また、メンテナンスという部分もテーマとして取り組んでおります。メンテナンスの頻度を少なくするならば、活性炭のボリュームを大きくすることは当たり前ですが、そこらへんの矛盾にも挑み続けております。もちろん、活性炭の交換についても、いかに簡易性を高めていけるかを常に考えて対応し続けております。
  • それから、対象臭気の質によって、活性炭の種類を変えていくのですが、実は活性炭以外の脱臭素材についても日々、探求をしておりまして、ゼオライトであったり、その他の素材を常にトライし続けております。
  • 日本の工場、およびタイの工場におきまして、活性炭のような吸着方式を用いた脱臭装置についてでしたら、弊社共生エアテクノまでまずはお問い合わせ下さい。
 
デオキーパー脱臭装置
    

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