月別アーカイブ: 2023年5月

廃棄物処理工場のニオイセンサー


人気ブログランキング

  
種別
臭気監視システム「deomoni」による臭気モニタリング
担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2023年5月26日
対応先等
廃棄物処理工場
概要
廃棄物処理工場の臭気監視システム「deomoni」による臭気モニタリング
状況等
  • 某工場様より、臭気対策についてお問い合わせを頂戴しました。
  • その施設は、ゴミ処理を行っていて、ゴミ焼却時に、ゴミ臭や焼き焦げ臭が発生している状態でした。
  • その排気する臭気が、ケースによっては周辺に拡散してしまい、近隣住民様からも大きくはなくとも、臭気に関する苦情であったり、気になるといったお話があるとのことでした。
  • しかし、当該工場の排気から、近隣の住民様や、周辺の施設までは、比較的、距離が離れているため、なかなか臭気苦情についての部分への解決が難しく、そもそも、自工場からの排気臭が問題となっているのかどうかもわからない状況のようでした。
  • なので、いきなり高額かつ大掛かりとなってしまうような脱臭装置であったり、消臭対策の設備を導入するのは難しく、まずは臭気の現状把握からやってみたいというご相談でした。
  • 単純に、臭気を測定するだけではその場限りになってしまうため、臭気測定をすると同時に、それを継続的にやっていきたいというご要望も頂戴しました。
対応内容
  • それらのご相談やお問い合わせ、ご要望などを加味しまして、弊社では、工場の臭気対策に詳しい臭気判定士が、対応に当たりました。
  • 臭気のコンサルテーションを実施することで、臭気拡散シミュレーションも確認できますので、ニオイがどこまで飛散していて、どれくらいの強さなのか、等を把握することができます。
  • さらに、それを実施すると同時に、弊社オリジナルで開発しているニオイセンサー「deomoni」を用いることで、連続して臭気のレベルをモニタリングし続けることが可能となります。
  • このような内容についてのやりとりをさせていただいたのち、工場様からは、「ニオイの見える化ができて、それがずっと連続して、臭気の数値を確認していけるのはぜひやりたい」ということになりました。
  • 弊社では、ニオイ測定器を持参しまして、対象臭気の確認を臭気判定士の嗅覚で実施するとともに、そのニオイをデオモニがどれくらいの精度で感知できるか、などの検証テストを実施させていただきました。
  • お客様にもご好評いただきましたので、設置場所毎での電波確認等も実施の上、実際ににおい監視システム「deomoni」を導入させていただきました。
  • また、風向風速計も設置することで、より、臭気拡散の常時監視の意味合いを高めました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 当該施設の敷地境界線はもちろん、周辺の施設等が近い場所(公共の場をお借りして)にもニオイセンサーを設置しました。風向風速計や、臭気指数臭気センサーの検量線により、文字通り、ニオイの見える化が可能となりました。
その他補足感想など
  • 本案件においては、ニオイセンサー本体を4台、設置させていただきました。
  • 敷地境界線と、臭気苦情の発生エリア近辺ということで、かなりの遠距離に4台がそれぞれ、定点設置されることになりました。
  • これらのセンサー測定値は、一定間隔ごとに無線システムによってデータが飛ばされまして、逐次、コントロール元のパソコンに蓄積されていきます。
  • 「もし、データを有線で運んでいたら、とてもとても、1台も設置できなかった」というお声もあり、無線で飛ばしていく本ニオイセンサーの強みをしっかりと発揮できたところです。
  • また、Deomoni本体同士も無線を飛ばしあうシステムを搭載しておりますが、さらに本現場では、中継機を3台、設置しております。工場等では、電波塔があったりで、干渉するケースもあります。これらは、納入前に電波確認を実施させていただくことで、原則として滞りなく、測定値の収集をスムーズに実施できるようにしております。
  • また、臭気測定を実施させていただき、複合臭気としての臭気指数臭気濃度)を算出します。なぜならば、センサーの数値をさらに、意味合いのあるものにするために、その臭気指数センサーの数値を相関性をもたせる「検量線」を作成するためです。
  • 悪臭防止法における規制値は、多くのエリアでは臭気指数となっておりますので、そのあたりの相関性も必要に応じて作成することが可能となっております。
  • そして風向風速計との連動をすることで、風向きによっての臭気苦情の発生状況なども把握できます。
  • 日本およびタイの工場にて、累計数百台の実績があるニオイ監視システムであるニオイセンサーdeomoniのことでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
デオモニ概要図
Deomoni導入実績
    

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

お問合せはこちらからどうぞ
    

下記のバナーをクリックお願いいたします!

人気ブログランキング

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/

 

歯科クリニックの臭気調査(下水・汚水系臭気の調査)


人気ブログランキング

  
種別
下水・汚水系臭気の調査
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2023年5月17日
対応先等
歯科クリニックの臭気調査
概要
建物内の異臭アセスメント
状況等
  • 某歯科クリニック様にて、不定期に異臭が発生していました。
  • 院長先生やスタッフの皆様では、その異臭に気が付く人とわからない人、気が付いても気になるレベルの人と気にならない人、という感じで、異臭の感じ方は千差万別とのことでした。
  • そのうち、来院される患者様や、来客といった外部の方たちからも、場所とか時間帯によって、少しニオイが気になるというようなお声があるということがわかりました。
  • そこで、建物内の空調機器のクリーニング作業であったり、換気機器のメンテナンス作業などを実施されたとのことです。
  • 同時に、設計会社や施工会社などにも相談し、いろいろと気になる部分をチェックして貰ったにも関わらず、なかなか臭気問題が解決に至らないままでした。
  • このまま放置すると、仮にニオイが強くなっていった場合など、来院される方が不快に感じたり、転院されてしまう可能性も懸念され、働くスタッフさんたちの労働環境的にも、悪臭は邪魔になると判断し、本格的な解決に乗り出されました。
対応内容
  • インターネット等で検索をしている中で、「臭気調査」の専門会社があることを知り、弊社にご相談を頂戴しました。
  • 弊社では、すぐに異臭発生源調査に詳しい臭気判定士が対応に当たりまして、異臭調査の作業内容のご説明や、状況の詳しいヒアリングを実施させていただきました。
  • お見積書をご提出し、すぐに実施して欲しいというご依頼を頂戴したため、最短での臭気アセスメント日時を決定の上、当日は臭気判定士2名にて現場へ参りました。
  • まずは、臭気判定士による嗅覚にて、ニオイの発生状況をチェックしつつ、建築設備図面と現場の状況を照合する作業も並行して進めていきました。
  • 気になる部分に関しては、スモークテスターを使い気流チェックを実施したり、鼻が入れない奥まったところなどは、ニオイセンサーにチューブをつけて臭気の変動を確認したりしていきました。
  • その中で、幾つか気になる箇所があり、それらを仮説として絞り込み、臭気の発生源となり得るかどうかを追い込んでいきました。
  • そのうち、明らかにおかしな箇所がわかったため、トレースガスを用いた臭気漏洩検査を実施しました。
  • すると、トレースガスの反応がはっきりと認められ、発生源を特定するに至りました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • トレースガスの漏洩箇所が、手の届くところではなかったため、報告書にまとめて修繕していただくようにしました。すぐに出入りの業者さんが修正・修繕を実施したのちは、気になっていた下水とか雑排水系の異臭発生は収まったと聞いております。
その他補足感想など
  • 弊社では、建物内で発生している異臭や悪臭などが、どのような臭気の質や強さであり、それがどこから発生しているのか、を突き止めていく臭気のアセスメント調査を、専門で行うチームがございます。
  • 日々、日本全国から寄せられるご相談に対して、専門チームが対応しております。
  • 最も多い、臭気調査のご相談の内容としましては、その1つに「下水」であったり「雑排水」であったり「汚水」といったような、硫黄化合物系の悪臭が挙げられます。
  • 一般のご家庭であれば、戸建てでもマンションでも、水回りでの異臭発生は多くございますし、商業施設であれば、やはり水回りを多く構える、ホテルや旅館、商業施設、病院、などでもこのような異臭問題は多くございます。
  • そして、本件のような歯科医院であったり、歯科クリニックであったり、歯科病院というのもまた、実はお問い合わせやご相談の多いうちの1つと言えます。
  • なぜなら、治療をするところには必ずと言っていいほど、小さな、口をそそぐ用の水道設備を設ける必要がありますし、同じくその台ごとに、バキュームというのか、吸引するための機器が必要となりますので、その分、水道の給水と排水についての設備を要するからです。
  • 空調についても、しっかりと完備しますので、その分、エアコンの台数なども多くなりがちであり、エアコンドレンをどう排水するのか、などもあります。特に複合施設や商業ビルのテナントとして入っている歯科クリニックですと、ドレン排水用の配管の取り回しでもご苦労されていることも少なくないようです。
  • さらに、歯科医院ですので、いわゆる患者様の心理は決して安定しているわけではなく、歯医者さんのクレゾール臭などとは違った、下水とかの異臭や悪臭があると、不快感に繋がる可能性もあるようです。
  • 建物内の異臭調査や臭気調査、ニオイの発生源測定など、弊社にお問い合わせ下さい。
トレースガスを用いた臭気漏洩検査
臭気判定士による臭気調査
    

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

お問合せはこちらからどうぞ
    

下記のバナーをクリックお願いいたします!

人気ブログランキング

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/

 

タイの工場での臭気対策コンサルテーション


人気ブログランキング

  
担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2023年5月5日
対応先等
状況等
  • タイの日系タイ現地法人の某製造工場様にて、臭気も問題が発生しておりました。
  • タイ王国においては、工場から排気される臭気について、省令が定められつつあります。
  • 弊社も、関係各位からの要請やパートナシップ等により、日本における悪臭防止法に定められている国家資格である臭気判定士として、タイの臭気判定士への臭気測定の協力等をさせていただいております。
  • タイにおいては、工業区域ごとや、工場団地ごと、といったような区分にて、臭気規制が用いられているようです。
  • 一般的な臭気の基準としては、日本と同じく、排気口と敷地境界の2ポイントで臭気濃度の規制値が定められております。
  • 工業区域では、排気口で臭気濃度1000、敷地境界で臭気濃度30。工業区域外では、排気口で臭気濃度300、敷地境界で臭気濃度15といった具合です。
  • 本工場においても、まずは臭気測定を公定法にて実施させていただきました。
対応内容
  • 本工場では、近隣の工場より、臭気苦情が寄せられていたのですが、その苦情主までは自工場の臭気は届いていない、という見解をお持ちでした。
  • しかしタイの省令では、日本の悪臭防止法と同じく、臭気苦情が発生しますと、臭気測定を実施し、基準値をオーバーしていれば脱臭や消臭といった対策を実施しなくてはなりません。
  • また、もう1つお困りであったのが、タイの省令で定められている「臭気測定」(臭気を指定された方法にてサンプリングして、その採取した空気を無臭の空気で希釈していく、三点比較式臭袋法と同様の臭気測定方法)を実施できる会社が見当たらないということでした。
  • 弊社では、タイ現地に代理店がございまして、そこに嗅覚測定を実施できる道具一式はもちろん、タイ国の定めるタイ人の臭気判定士も複数名、常駐させております。彼らは弊社臭気判定士臭気対策コンサルタントとタイのいろいろな工場にて臭気対策の経験を積んでいますので、臭気測定を速やかに実施することが可能となっております。
  • 本件では、弊社臭気判定士も日本からタイへ出張し、日本とタイの臭気判定士による臭気測定を実施し、同時に、臭気拡散シミュレーションも実施致しました。
  • 臭気の拡散状況を可視化して、レポートにまとめた上で、報告会を実施の上、ご提出させていただきました。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 結果として、臭気濃度においては排出口および敷地境界線周辺での、規制値は遵守されておりました。臭気拡散のシミュレーションでも、苦情先までの臭気到達は認められず、本レポートで説明をしたのち、臭気苦情は収まったと聞いております。
その他補足感想など
  • 日本では、環境省の管轄のもと、悪臭防止法という法律がしっかりと整備されており、その法のもとに、臭気測定業務従事者として臭気判定士が指定されております。
  • 年に1回、嗅覚測定の精度についての一斉測定のようなイベント?もありまして、参加は任意ですが、弊社もほぼ毎年、参加させていただいております。
  • また、臭気の拡散状況をシミュレーションする場合でも、弊社では独自のプラスソフトを用いて、より精度の高い拡散状況を可視化できるように技術アップも日々、務めております。
  • タイでは、まだまだここまでの法整備はされておられない印象です。例えば臭気判定士という資格制度についても、日本では年に1回の1次試験が11月に開催されています。臭気判定士を目指す人たちは、この年に1回の1次試験を目指して勉強していくのです。つまり毎年、数百人の臭気判定士が誕生しているはずなのです。しかし、タイでは現在、新規資格テスト等が行われていない?あるいは不定期開催?といったような情報もあるようでして、まだまだ認知度も低く(まあ、日本でも臭気判定士って未だに驚かれる国家資格ではありますが・・)、これからのスキルアップが求められていくことかと思っております。
  • そのような状態ですので、臭気苦情が発生したりして、まずは現状の臭気を把握するための、嗅覚測定を実施したい!となっても、そもそも、タイの省令に定められている臭気測定方法を実施できる臭気の会社が見たらない・・というのも現実問題としてあるようです。
  • そうなりますと、測定よりもとりあえず脱臭装置を適当につけておけ、みたいなケースも出てくるようで、効果があるのかどうかもわからず、貧すれば鈍する状況に陥っていくことも出てきてしまうのです。
  • タイの工場臭気対策でしたら、臭気測定から脱臭対策まで、弊社にご相談下さい。
 
臭気測定1
臭気測定2
臭気測定3
臭気測定4
    

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

お問合せはこちらからどうぞ
    

下記のバナーをクリックお願いいたします!

人気ブログランキング

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/