月別アーカイブ: 2016年1月

大型倉庫の残存臭気 脱臭作業

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工事種別
某倉庫/荷物入れ替えに伴う残存臭気の脱臭作業
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年1月18日
施工先
大型保管倉庫(約800坪)
施工概要
港湾部にある某所大型保管倉庫にて、旧荷主様が退去したところ、保管していた穀物の臭気が倉庫内に浸み込んでしまっている事が判明。
このままでは新しい借り手が付かない為、倉庫内に染みついている臭気の脱臭作業を行った。
施工前状況
においセンサー値では480~660であり、臭気判定士2名の嗅覚の官能でも、生薬やカカオ臭を強く感じられるレベル(臭気強度3.5~5)を示していた。
施策内容
常温倉庫であり、完全に倉庫空間が脱臭作業対象エリアであった為、作業としてはやりやすかった。但し、倉庫まるっと1フロアであった為、800坪という大変広範囲を脱臭しなくてはならなかった。
あらゆる脱臭機器や脱臭作業に伴う関連機器を取り揃え、10日間かけて脱臭作業を行った。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • オゾン脱臭装置アクティボJ
    ・室内使用の業務用に最適機種
  • 高濃度オゾンガス発生装置(現:オゾンウエイブプロ
    ・オゾン発生量:15g/hr
  • においセンサー(現:neoΣ
    ・センサー上で情報処理が可能で、瞬時のにおいの変化に気づき易い。
    ・セパレートタイプのセンサーヘッドであらゆるシーンで測定。
施工後状況
においセンサー値では220~240と低減しており、臭気判定士2名の嗅覚の官能でも、生薬やカカオ臭を感じられるがほぼ気にならないレベル(臭気強度2~2.5)まで脱臭する事が出来た。
その他補足感想など
  • 倉庫の脱臭においては、脱臭装置の機器選定が重要となる。特に大型倉庫においては、脱臭する 範囲が広範囲になる為、しっかりとした脱臭装置を選定しなければ、脱臭効果が不十分となり、臭気が再発する可能性を高めてしまう。
  • 脱臭作業をしている間は、その倉庫スペースを貸し出す事は当然出来ない為、1日でも早く脱臭作業を終える必要性がある。しかし安易な脱臭作業を行い、一時的に脱臭できたと思っても、また臭気がじわじわ揮発してきてしまう。そうなれば、次の倉庫の保管物に臭気が附着してしまう等、ダメージを与える可能性もある。よって、しっかりと時間を掛けて、脱臭作業を徹底的に行うという判断も状況に応じては必要であろう。
  • なかなか一つの方法だけでは、倉庫に附着している複合臭気を脱臭しきれない。当社では、オゾンガスと専用の消臭剤の組み合わせを基本とし、そこに複数の方法をミックスさせた状態で、徐々にだが確実に、臭気を徹底的に脱臭している。

 

病理検査室工事
においセンサーによる臭気判定
λ型プッシュプルユニット付流し台L1200
高濃度オゾンガス発生装置
λ型プッシュプルユニット付流し台L1200
ファンダクト
ホルムアルデヒドの濃度測定
オゾン脱臭装置アクティボJ

営業倉庫様においては、倉庫のお客様が視察されれば大事なビジネスに影響が出ます。また、入庫後であればクレームにも直結しますので徹底的に消臭することをお勧めします。
倉庫のニオイにお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

 

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大学病院のホルムアルデヒド0.1ppm対策

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工事種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年1月8日
施工先
S大学病院/病理検査室
施工概要
特定作業場におけるホルムアルデヒドの濃度規制値0.1ppm以下を達成する為に、切出し台テーブルや流し台、循環用機器や酸素クラスター除菌脱臭装置を設置しました。
施工前状況
特に専用のホルムアルデヒドの対策機器は導入しておらず、換気状況も良好ではなかった為、規制値であるFA管理濃度0.1ppmを大幅にオーバーしていました。
施策内容
病理検査室の技師さんたちと何度も設計打ち合わせを行い、病院側の要望に極力沿った仕様にてスペックを決定しました。 既設の建物であり 制約条件も多々ありがしたが、切出しテーブルや流し台のサイズをフレキシブルに製作する事で対応しました。 また、排気ダクトの増設ができなかった為、循環用脱臭装置を導入しました。 全体換気の補助装置としては、酸素クラスター除菌脱臭装置を設置する事で、A点、B点のすべてのポイントでの、FA濃度0.1ppm以下を保証しました。
装置などの名称・分類
  • 局所排気装置付切出しテーブルL600×3台、L900×1台
  • λ型プッシュプルユニット付流し台L1200
装置の紹介(概要)
施工後状況
A点(作業空間)5ポイント、B点(作業直近)1ポイントの合計6測定ポイントにおいて、いずれもホルムアルデヒドの濃度を0.1ppm以下と出来ました。
その他補足感想など
  • 高層建築であり、その中に既設として入っている病理検査室であった為、排気ダクトの増設が不可能でした。その為、苦肉の策として、一部の排気ラインを「循環式システム」としました。
  • ホルムアルデヒド用の対策機器を、既存の機器と同じサイズにしたいとのご要望でした。その為、全ての機器を採寸し、そのサイズに合う切出しテーブルや流し台を設計、施工しました。
  • ホルムアルデヒド対策機器をリニューアルして新設するという事に加え、技師さんから作業性の向上というご要望を頂きました。具体的には、例えば 切出し台に混合栓を付けて欲しいといった内容でしたが、そのような細かいご要望にも保証の為の設計が可能な限り、対応させていただきました。

各測定ポイントにおけるホルムアルデヒドの濃度

  • 0.06ppmが2箇所
  • 0.05ppmが1箇所
  • 0.04ppmが1箇所
  • 0.02ppmが2箇所

※作業直近だけなら、0.1ppm以下を保証するメーカーさんはあっても、作業空間全体までを含めて0.1ppm以下を保証出来るメーカーは少ない。弊社では全体でそれを保証しています。

 

病理検査室工事
病理検査室工事
λ型プッシュプルユニット付流し台L1200
λ型プッシュプルユニット付流し台L1200
λ型プッシュプルユニット付流し台L1200
λ型プッシュプルユニット付流し台L1200
ホルムアルデヒドの濃度測定
ホルムアルデヒドの濃度測定

解剖用・病理用FAシステムのカタログはこちらpdf資料

ホルムアルデヒド(FA)(発がん性あり)第3類から第2類へ特化則が改正されております!!
ホルムアルデヒド解剖用・病理用FAシステムの対策については、
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残存タバコ臭の脱臭作業

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工事種別
脱臭工事
担当(著者)
可児
提出日付
2016年1月7日
施工先
某貸ビル 約400m2の事務室を2部屋
施工概要
クリーニングをしたが、退去した事務室にタバコ臭が残存しているので新しい借主に賃貸できない状況が発生し、脱臭作業を行った。
施工前状況
退去した事務室にタバコ臭が残存している。
施策内容

約400m2の事務室を2部屋、オゾン脱臭にてタバコ臭を除去した。

オゾン生成機とPSAにて約100g/hrの高濃度オゾンを充満させ強制酸化分解によりタバコ臭を脱臭した。

装置などの名称・分類

オゾン生成機

酸素濃縮器

その他

  • 送風機、ジェットファン、防毒マスク、オゾン検知管、KALMOR-Σ
    伸縮ダクト、延長コード、コードリール、漏電ブレーカー、養生材等
装置の紹介(概要)

オゾンウェイブ メガ(OZONE WAVE MEGA)

  • オゾン発生量:40g/hr
  • 高効率のオゾン生成ユニットを採用し、空冷式ながら、高濃度のオゾンを連続生成する事ができます。
  • 40g/hrのオゾン生成能力を有しながら、コンパクトで軽量な設計となっています。

オゾンウェイブプロ(OZONE WAVE PRO)

  • オゾン発生量:15g/hr
  • 高品質・低価格
  • 改良され使い勝手が良好

オージネーター601(PSA:酸素発生器)

  • 酸素発生器/PSA(Pressure Swing Adsorption):空気中の窒素を取除くことで高濃度の酸素を作り出すことの出来る機械
  • 酸素ボンベのように空になることがないので、安心してご使用いただけます。
  • オゾン発生機の酸素供給源として、また、農林水産業、水質浄化、工業用の酸素発生器として活躍しています。
KALMOR-Σ(新型臭いセンサーシグマ)

  • センサー上で情報処理が可能で、瞬時のにおいの変化に気づき易い。
  • セパレートタイプのセンサーヘッドであらゆるシーンで測定。
施工後状況
タバコの残存臭はなくなった。
その他補足感想など

脱臭作業の状況を確認するために、臭気測定を行った。

  作業前Σ値 作業後Σ値
A室 380 233
B室 370 234

KALMOR-Σと人の嗅覚との相互関係

Σ値 実用的意味 対策
0~180 臭いを感じない快適な臭気 不要
180~220 普通の人でにおいを感じない 不要
220~250 においは感じるが特別気にならない 不要
250~350 臭いを感じ苦情が出始める 必要
350< においが不快感を催す 急務
  • 両部屋で、タバコの残存臭が強く感じられたが、オゾン脱臭作業後はタバコのにおいがほぼ感じられず、ビル内の事務所特有のにおいに変化した。
  • 参考値ではあるが、鼻の官能と合わせてセンサー値でも脱臭効果が確認された。

 


オゾン生成機・酸素濃縮器

400m2施工室

臭気の調査やニオイ対策の必要がございましたら、
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