臭気の判定
- ある業界に属する会社さんが、普通とは違う方法の工程にて差別化を検討した。
- 特別な方法にて、臭気という点でも差を感じられたのでそれを判定してみたい。
- しかし自分たちが「これは違うね」と言っても説得力がなく、ユーザー様向けにもわかるように、第三者による臭気測定を実施し、ブランディングとして打ち出したいとの事であった。
- 同時に、店舗内もその方法にて、他店とは差別化できるはずであるとの事であった。
- ブランディングを実施する会社経由にてお引き合いを頂戴し、仕上がり商品の臭気判定と、店舗の臭気調査を弊社にご依頼いただいた。
- まずは店舗の調査を実施した。臭気判定士2名及び臭気対策コンサルタント1名の合計3名にて店舗の確認を実施。臭気判定士の嗅覚による官能評価として、6段階臭気強度表示法と、9段階快・不快度表示法及び、臭気測定機を用いた。
- 特殊な方法を実施している店舗と、通常オペレーションの店舗をそれぞれ訪問し、臭気調査を実施した上で、比較を行った。
- 次に、仕上がり商品の臭気測定を実施させていただくべく、通常のやり方と特別なやり方での仕上がり商品を用意していただいた。
- 弊社の臭気判定士による嗅覚による評価と、臭気センサーによる評価はもちろんだが、メインの評価としては三点比較式臭袋法を用いた。
- 公平性を期すために、盲検法を取り入れる事とし、どの検体がどの方法で仕上げたを、弊社メンバーにはわからないようにした。
- 前日の午後に梱包していただき、検査当日の午前中着にて送っていただいた。そのまま到着後すぐ、弊社メンバーにより臭気の測定業務を行った。
- 後日、店舗及び商品の臭気測定結果をご報告書に纏めてご提出し、一連の臭気調査業務は検収となった。
- 商品や店舗の臭気測定
- 臭気判定士による臭気の測定
- 臭気測定装置や嗅覚法による臭気の比較調査
- におい測定機
- 三点比較式臭袋法
- 臭気判定士の嗅覚による6段階臭気強度表示法及び9段階快・不快度表示法(→参照)
- 盲検法の測定結果としても、先方が通常の方法及び特別な方法での仕上がり状況において、臭気の差が認められたため、お客様がそれらも含めて小冊子にまとめて、差別化やブランディングを訴求したところ、前年同月比の売上が162%もアップしたと嬉しいご連絡を頂戴した。
- 臭気は目に見えない上に、ニオイの感じ方としても十人十色であり、臭気を評価するというのは大変困難な事と言える。
- また、良い匂いも悪い臭いも、「ニオイの記憶」と結びつきやすく、それだけニオイは企業や一般個人のイメージとして脳に刻まれやすいとも言える。
- これをブランディングに活用する企業も増えてきているようで、ニオイ=嗅覚もそんなブランディングの一つのトリガーとして取り入れていく試みも増えてきているようだ。
- 視覚、聴覚、味覚、触覚などはブランディングツールとしてわかりやすいが、嗅覚はまだまだ未知の領域のようだ。
- 近年、この事例のような「臭気の比較」であったり「臭気の測定」、あるいは「臭気の判定」といった内容のご相談やご依頼も、本当に増えてきている。
- 弊社では、純粋な臭気測定機関ではなく、現場経験豊富な臭気判定士たちによる、提案型の臭気測定を、このようなご相談をいただいたケースでは対応するように心がけている。
- 今までやった事のないケースばかりであり、第三者として臭気をジャッジしていくのは簡単ではない。
- それでも誰かがやらなければならない以上、必要とされる限りは弊社としては鋭意、対応していきたいと考えている。
- 物や人、品質や空間等、いろいろな臭気の比較や評価、判定や測定をご検討の企業様は、一度弊社にもご相談してみて下さい。
今回は、商品における臭気の判定業務についてお伝えしました。
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