月別アーカイブ: 2023年3月

印刷工場や塗装工場の臭気対策 / デオキーパー脱臭装置


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種別
工場の臭気対策
担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2023年3月30日
対応先等
印刷工場や塗装工場
状況等
  • 弊社共生エアテクノには、印刷工場様や塗装工場様といった業種や分野のお客様から、あるいは商社様などから、臭気対策のお問い合わせやご相談をいただくことが多くございます。
  • 印刷や塗装を実施されている製造工場様からは、皆様がよく「懐かしい」と表現する、プラモデルを作っているときの接着剤のような臭気であったり、あるいはガソリンスタンドで給油するときに感じるガソリンのような臭気であったり、絵具やスプレー缶で塗装するときに感じるような臭気であったりが発生しております。
  • 具体的なニオイ分子でいえば、トルエンやキシレン、スチレンなどからはじまり、数多くのニオイ分子が複合的に集合体となって、多くのケースではそれなりに高い臭気レベルとなります。
  • それらが工場の中で発生するため、発生源を局所にて吸引して排気するケースや、工場内の全体換気として排気されているケースがあるにせよ、基本的には工場から漏洩するというよりは、しっかりと排気として補足されていくケースの方が多いです。
  • そしてその排気臭が、近隣住民様から臭気苦情になってしまうケースが多いのが実状です。
対応内容
  • 弊社にてそのようなケースでの対策をご相談いただきますと、まずは「臭気対策のコンサルテーション」からスタートしましょうというご提案をさせていただきます。
  • 工場の排気口、敷地境界線、そして工場の周辺を、それぞれ臭気測定を実施していくのです。排気口がたくさんあったり、排気口以外でも臭気発生源となりそうな箇所があれば、協議の上、そういった部分も臭気測定の対象に加えたりしていきます。
  • さらに、印刷や塗装系の場合は、作業環境の改善という点も課題であったりしますので、場内での臭気採取等も必要に応じて実施させていただきます。
  • そして、臭気のシミュレーションと実測により、ニオイを可視化したのち、塗装臭や印刷臭を、どこまでどうやって対策していくかを検討致します。
  • 過去、消臭剤のスプレー噴霧システムや、インジェクションスクラバー脱臭装置なども実績がございますが、最も実績として多いのは、デオキーパー脱臭装置です。
  • これは、活性炭という脱臭素材をベースとしており、基本スペックを取り揃えつつ、細かい各工場ごとに合わせて都度、設計を加えたり、オプションを加えたりしていくことが可能です。
  • 現在でも、デオキーパーが10台以上、製造にとりかかっておりまして、これらの現場では事前テストの上、脱臭効果の確認テストも実施済となっております。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • 印刷工場の排気臭対策
  • 塗装工場の排気臭対策
  • 有機溶剤系臭気の排気臭対策
対応後の状況等
  • デオキーパー脱臭装置は高い脱臭効率を発揮します。印刷工場や塗装工場の脱臭でも、多くのケースでは90%以上の脱臭効果を出せるように設計しております。交換というのはどうしても必要となりますが、活性炭を最大限に活用した脱臭方法ですのでご活用しやすいと存じます。
その他補足感想など
  • デオキーパー脱臭装置について、もしご検討いただく場合は、最低限、工場の排気についての量が必要となります。
  • 排気の風量というのは、何m3/minということで表されており、多くのケースでは排気用のファンにその風量が記載されております。
  • もちろん、ダクト等による圧力損失や、目詰まりなどにより、設計風量よりは少ないケースもありますが、必要に応じて風量測定を実施し、メンテナンスや改修工事などが必要になることも想定されます。
  • なぜ排気風量が最低限、必要かと言いますと、弊社では、デオキーパー脱臭装置を通して臭気を脱臭していくにあたり、通過する面風速を重要視しているからです。つまり、脱臭素材(多くのケースでは活性炭を粒状活性炭やフィルター状活性炭にして入れます)とニオイを、どれだけ接触させられるかを設計のキモとして勘案していくからです。
  • そして、次に大切なのは、臭気指数臭気濃度)です。工場様によっては、トルエンとかキシレンなどのppmのデータは有しているケースもありますが、もちろんそれは必要です。そのうえで、複合臭気としての臭気の強さをもとに、今度は脱臭素材の量(フィルターであれば枚数や段数、粒状であれば面積)を設計していかなくてはならないからです。
  • さらに、お客様が気にされるのは、メンテナンス。つまり、活性炭なら活性炭の交換時期や交換方法です。これはなかなか簡単ではないのですが、ある程度ざっくりとした交換タイミングの予測などは、対応可能なケースもございます。また、メンテナンス(特に活性炭の交換作業)は最初の段階から必ずスペース面含めて必要となる部分となります。
  • ここら辺が決まってきましたら、あとはファンの選定であったり、細かい部分を定めていくのです。
  • 工場の排気臭対策や脱臭装置でしたら、弊社共生エアテクノまで、日本全国およびタイまで対応致しますので、まずはお問い合わせ下さい。
 
作業場風景
作業場風景
設計を加えたり、オプションを加えたり
デオキーパー脱臭装置
    

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タイの工場の臭気対策、臭気測定から脱臭対策まで


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種別
担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2023年3月20日
対応先等
概要
タイの工業団地や工場の業種別での臭気対策(工場の臭気対策策、臭気測定から臭気対策まで)
状況等
  • タイに進出されておられる日系工場の現地法人の工場様にて、製造工程から発生する臭気を排気している中で、その排気臭が近隣住民様から、臭気苦情となっておりました。
  • タイにおいては、日本における悪臭防止法のような臭気対策に関する条例がじょじょに整備されつつあり、タイでは各地の工業団地ごとに臭気の規制を設けられていたり、あるいはタイ王国として環境省や工業省が管轄し、工場の業種別(例えばゴム製造業界であったり、塗装系を実施する工場系であったり)において、臭気規制を制定している動きがあるようです。
  • 従来、臭気の規制は、主に成分濃度で実施されていることが多く、例えばアンモニアが何ppm以下、硫化水素が何ppm以下、フェノールが何ppm以下、といったような単一成分での規制でした。
  • しかし工場の排気臭は何百種類ものニオイ分子が複合状態で存在しているので、なかなか単一成分での規制では、臭気苦情の発生を抑えられないのも現実としてあります。
  • そこでタイの工場の臭気規制でも、昨今では「臭気指数」(臭気濃度)を用いることが多くなっており、排気口と敷地境界線での数値をクリアする必要性が出てきております。
対応内容
  • 本工場様では、当初、「何か脱臭装置を入れておけば大丈夫だろう」と、あまり深く検討せずに脱臭設備を導入されたとのことです。
  • しかし、臭気苦情は収まらず、工業団地からの指導も厳しくなってきており、本格的な臭気対策を実施していく必要性を感じておられました。
  • ところがタイで、臭気濃度を公定法にて測定するというのが、そもそもどうやっていいのかわからず、どこに頼んでいいのかもわからなかったとのことです。
  • インターネットで検索いただき、弊社がタイでも三点比較式臭袋法による臭気測定の実施が可能であり、日本の臭気判定士およびタイの臭気判定士による、臭気拡散のシミュレーションによる可視化から脱臭設備の導入まで対応可能であることから、弊社にお問い合わせを頂戴しました。
  • 弊社では、数か月に1度、現場が動いていれば1か月に1度は、臭気判定士や技術者がタイに出張し、タイの弊社の現地代理店さんと、タイ各地の現場へ行き、ニオイを嗅ぎ、現地を見て、ゼロからの臭気対策をゴールへ向けてお手伝いさせていただいております。
  • 本工場様では、まずは臭気の把握からスタート。そしてその臭気レベルをどこまで低減させればよいか、さらにその方法として消臭剤のマッチングテストなども実施しつつ、消臭剤のスプレー噴霧システムを導入し、効果検証まで実施させていただきました。
装置などの名称/分類
  • タイの工場の臭気規制クリア
  • タイの工場の工業団地ごとの臭気規制に伴う臭気測定
  • タイの工業省や環境省の定める臭気規制値の現状把握
装置等の紹介
対応後の状況等
その他補足感想など
  • 今まで、なかなかタイの工場の臭気対策では、脱臭装置をとりあえず設置しておけばいい、というような考え方も少なくなかったと聞いております。
  • 例えば、見た目重視による、大きなドンガラである、除塵などをメインとするスクラバーをどーんと設置しておくことで、「おお~」という感じです。しかしこれは、臭気を除去することを主目的としていないため、脱臭効果もゼロではないですが、目的をクリアできるのかといえば、答えは「やってみなければわからない」のです。
  • もちろん弊社インジェクションスクラバー脱臭装置であっても、やってみなければわからないのです。なのでいきなり、スクラバーを設置してみましょう、というご提案は、日本であってもタイであっても、ベトナムでも中国でも、基本的には弊社側からオススメすることはありません。
  • まずは、臭気の現状把握をしましょうとご提案します。何度も足を運び、臭気測定を実施することになっても、基本的にはそこからスタートするのです。そこがわからなければ、対策ができないからです。
  • そして、日本では当たり前ですが、タイ全土においても、公定法による臭気測定道具が常備され、熟練した臭気判定士が常駐しておりますので、タイの工業団地のどこでも、臭気測定を安定したレベルで実施し、臭気濃度を算出することができます。ベトナムや中国では、日本から臭気判定士臭気測定道具をもっていき、嗅覚測定を実施させていただいたケースが複数あります。
  • 次に、湿式脱臭にせよ、乾式脱臭にせよ、テストを実施させていただくご提案です。特に湿式脱臭の場合は、弊社がもつデオドプロという消臭剤ブランドの複数のラインナップから、最もその工場の排気臭にマッチする消臭剤を選定するテストを実施したうえで、消臭剤のスプレー噴霧テスト装置や、インジェクションスクラバーのテスト装置にて、消臭効果のテストを実施しましょうと提案させていただきます。
  • タイの工場の臭気測定から脱臭対策まで、弊社共生エアテクノにまずはご相談下さい。
 
臭気測定から脱臭対策まで
臭気測定道具
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建築設備の脱臭装置の設計


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種別
商業施設の臭気対策
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2023年3月10日
対応先等
建築設備(商業施設)
概要
臭気対策(建築設備の脱臭装置の設計)
状況等
  • 某所にて商業施設等の大型複合ビルの計画がありました。
  • いろいろな設計がされていく中で、テナントとして入る某施設では、室内で臭気が発生するとのことでした。
  • 基本的に、オープンしている間は、来客が常時あるような有人空間となるとのことで、どのような脱臭対策をしていくのがよいのか、建築設備設計段階から検討が進められていきました。
  • そんな中で、脱臭装置のメーカーや業者などにも各社、ヒアリングが実施されまして、諸々各社の提案が為されました。
  • その入店されるテナント様が、他の複合施設でも同様のテナントを有しておられたため、まずはそこで、脱臭のデモテストなどを実施して、効果があるのかを検証してみようという流れになりました。
  • そして結果として、当方がご提案させていただいた、酸素クラスター除菌脱臭装置が、臭気対策用の脱臭装置として選ばれました。
対応内容
  • 本現場では、狭い空間と広い空間という、2パターンでの脱臭対策が求められておりました。
  • 狭い空間では、室内設置型の酸素クラスターを選定しました。これらは、室内の有効容積にて設置する機器を選定することができます。
  • 広い空間では、ダクトインタイプの機器を選定させていただきました。これは、空調機の二次ダクトに設置して、テナントの室内に供給されるSA(サプライエアー=給気)の吹き出し口の各所に、効率よく酸素クラスターイオンを行き渡らせる方式です。
  • 設計会社様の設備設計ご担当者様と、設置する位置や設置する機器、それらに伴う給気や排気などの空調機器などの打ち合わせを何度もさせていただき、スペックインが完了となります。
  • さらに、実際に新築工事の空調や衛生設備などを担当されるサブコン様や工事業者様へ、機器の説明を実施させていただき、取付方法や設置するタイミングなどを、全体の工程とともにスケジューリングしていきます。
  • 実際に脱臭装置を納品させていただき、設置が完了しますと、試運転として機器稼働の確認と、酸素クラスターイオンのイオン数測定を実施致します。
  • その後は、保守点検が年に1回のペースで継続され、運用されていっております。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 商業施設がオープンしてから、たしかに臭気の発生はあるものの、酸素クラスター除菌脱臭装置が想定通りの効果を発揮していることもあり、臭気に対する苦情は発生していないと聞いており、しっかりとメンテナンスを継続しながら、現在もご使用いただいております。
その他補足感想など
  • テナント様の室内で、継続的に臭気が発生する場合で、その発生源が除去できない、当たり前のケースでは、何かしらの継続的な脱臭対策が必要となるケースがございます。
  • もしそれが、無人空間であれば、例えばオゾンガスを用いた燻蒸脱臭方法であったり、あるいは局所的な発生であれば、局所排気装置を用いてエアフローにてコントロールする方法などもございます。※弊社では、共生エアフローユニットを有しており、病院の病理検査室などの局所排気対策として多数の実績を有しております。
  • しかし、有人空間となりますと簡単ではありません。まず当たり前ですが、人体に無害であることが大前提となります。
  • また、ケースにもよりますが、本件では他のニオイの発生などはNGであったため、例えばマスキング的な強い香りを発生させる方式であったり、あるいはアロマのような方式というのがNGでありました。
  • さらに、細かいミストで消臭剤をシャワーリングするような方法も当然、NGでした。
  • その一方で、施設の特性上、給気と排気がしっかりと第1種換気方式でコントロールされ、換気回数も十分な量にて設計いただいておりました。
  • これであれば、給気のラインに酸素クラスターイオンを供給することで、効率よく、各給気口から室内へ行き渡らせることができ、臭気を融和酸化分解という脱臭をして排気されていくということで、酸素クラスター除菌脱臭装置を活用しやすい設計条件となっておりました。
  • もともとマンションのゴミ置き場などで多数の納入実績があり、狭い空間から広大な空間まで幅広く対応できるのが特徴でもあります。
  • 商業施設の臭気対策のご相談は、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
酸素クラスター脱臭装置
酸素クラスター脱臭装置
    

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