月別アーカイブ: 2017年8月

病理検査室の作業環境改善対策

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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2017年8月23日
施工先
某病院の病理検査室
施策前状況
  • 某病院の病理検査室にて、FA(ホルムアルデヒド)とキシレンの臭気が強い為、そこで働く技師さんや職員さんの作業環境が悪いのではないかと懸念されていた。
  • 弊社のビジネスパートナーより、作業環境改善の対策をご提案させていただいた。
  • 当時はまだ、HCHO(ホルムアルデヒド/ホルマリン)の作業環境基準が、法制化されておらず、FA濃度を測定するよりも、体感として、ホルムアルデヒド臭とキシレン臭が低減する事を第一の目標とされた。
  • 排気ラインの脱臭装置は、このケースでは不要であった為、給気側に酸素クラスター除菌脱臭装置を設置する方法を勘案させていただいた。
  • 酸素クラスターによる脱臭デモテストを実施したところ、大変効果が良いとご判断いただき、実機をご購入いただいた。
施策内容
  • 病理検査室のお部屋の容積や、ホルムアルデヒド臭気やキシレン臭気、そして換気回数等から、実機としての酸素クラスター脱臭装置の台数を選定し、設置場所もご提案させていただいた。
  • ダクトインタイプの酸素クラスターを導入したかったが、諸条件で無理と判断し、室内設置型の酸素クラスターを選定した。
  • 取付工事についても、弊社にて実施して欲しいという要請を受け、機械器具設置工事業及び管工事業の免許を受けている弊社にて、酸素クラスターの設置までをお引き受けした。
  • 設置工事も無事完了し、酸素クラスター除菌脱臭装置を稼働させ、試運転チェックを行った。
  • 同時に、イオン数の測定も実施し、メーカーの規定値以上のイオン数がきちんと出ている事を確認出来た。
  • 設置及び試運転結果を報告書にて提出した。
装置などの名称
  • 分類
  • 装置の紹介(概要)
    施工後状況
      デモテストで既に効果を体感いただいていたが、実機ではより、臭気の低減効果が確認出来たとおっしゃっていただき、問題なく検収を頂戴出来た。 今もお付き合いは続いており、新たに規制されたホルムアルデヒド管理濃度0.1ppm以下共生エアフローユニットでもお手伝いを続けさせていただいている。
    その他補足感想など
    • 既存の病理検査室であった為、最も困難であったのが設置場所であった。
    • 作業の邪魔にならず、それでいて脱臭効果が最も発揮できる場所を選定し、そこに100V電源をもってくるのか、延長コードで電源まで引っ張るのか 等々、実機設置前の打ち合わせには細心の注意を払った。
    • しかし、病理検査室の臭気対策を担当している臭気判定士は、このような事例も多く経験しており、問題なく対応する事が出来た。
    • 設置工事に関しては、2級管工事施工管理技士をもつ臭気判定士にもヘルプをお願いし、アンカーの打ち込みから取付までを滞りなく作業する事が出来た。
    • 担当が、作業環境測定士も有している技術者であり、設置完了後もたびたびお伺いし、臭気の低減状況の確認はもちろんの事、いろいろな使い勝手やご要望等もお話するようにしていた。
    • その後、ホルムアルデヒドに関しては管理濃度が制定され、特定作業場(病理検査室も該当)では0.1ppm以下が法制化された。
    • 弊社としては、共生エアフローユニットにて、数多くの病院病理検査室のFA濃度0.1ppm以下をお手伝いしてきた実績とノウハウから、本件でも引き続き、ご相談を頂戴している。
    • 病院の病理検査室や解剖室等のホルムアルデヒド0.1ppm以下の対策や、キシレン臭等の室内作業環境改善に伴う臭気低減対策であれば、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
    酸素クラスター除菌脱臭装置
    酸素クラスター除菌脱臭装置
    酸素クラスターの設置作業
    酸素クラスターの設置作業
    酸素クラスターの設置
    酸素クラスターの設置
    酸素クラスター試運転チェック
    酸素クラスター試運転チェック

    今回は、病理検査室のホルムアルデヒド及びキシレンの臭気低減についてお伝えしました。
    様々な「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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    新築工事中に発生した火災の脱臭作業

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    担当(著者)
    臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
    提出日付
    2017年8月10日
    施工先
    新築中に火災が発生した建設物
    施工概要
    某ビルの新築工事中に発生した火災の脱臭作業
    施策前状況
    • 某施設を新規建築中に、不幸にも火災が発生してしまった。
    • 建築業者様からは、このようなケースを含め、脱臭に関する事や、臭気調査に関する事等、過去何度も「におい110番」をご相談いただく関係でもあり、今回も弊社にお声掛けいただいた。
    • まずは臭気判定士が現場へ急行し、火事の復旧具合やススの除去状況、焼き焦げ臭の附着状況等を確認した。
    • スス除去は建築業者様手配にて対応いただけるとの事だったので、弊社はそのあとの脱臭作業をお引き受けする事となった。
    施策内容
    • 脱臭作業に必要なオゾン脱臭装置をはじめ、脱臭機材一式を車に積み込み、現場へ入った。
    • スス除去等の状況をチェック後、脱臭作業のビフォアーとして、臭気判定士による官能評価と、臭気測定機による臭気強度測定を実施した。
    • 臭気測定後、脱臭作業に入るべく、脱臭機材を必要な場所へセッティングし、オゾンガス消臭剤による燻蒸脱臭作業をスタートした。
    • 脱臭作業そのものは約1週間にわたって実施計画となっており、臭気対策コンサルタントが1名、現場に常駐して、脱臭作業の常駐管理を実施した。
    • 途中、臭気の気になる場所の洗浄作業や、残存オゾン濃度のチェック等も行いながら、順調に消臭業務は進捗していった。
    • 施工計画通りに脱臭作業を終了し、脱臭作業のアフターとして、臭気判定士による官能評価と、臭気測定機による臭気強度測定を実施した。
    装置などの名称・分類
    装置の紹介(概要)
    施工後状況
    • ビフォアーでは臭気判定士の嗅覚による官能評価及び臭気測定機による臭気強度のいずれも、高い数値であったが、アフターでは目標値を十分にクリアできる臭気強度測定結果となっており、問題なく検収となった。
    その他補足感想など
    • 新築中の施設であり、工事の進行とともに、脱臭作業を実施する必要があった。
    • その為、事前調査にて、脱臭が必要な箇所と、不要な箇所等を区分けして、相番業者が作業できるところと、オゾンガスを発生させるリスクから完全立ち入り禁止エリアを慎重に打ち合わせ、施工計画を綿密にスケジューリングしていった。
    • それでも現場は生き物であり、お客様へお引渡しする工期もある為、一部、どうしても脱臭しきれない箇所も発生した。
    • その部分に関しては、後日、別作業として残し、しっかりと脱臭作業を別途、実施する事で、臭気問題が発生する事のないようにしっかりと脱臭作業を実施した。
    • 範囲が広く、脱臭エリアも区切ったエリアで複数になった為、オゾン脱臭装置だけでも複数台を必要とし、それに伴うハイブリッド脱臭工法の設備や道具も複数必要であった。
    • また、現場が東京から遠方であった為、機材が足りない等の手配ミスは許されず、脱臭道具を総動員して現場対応に当たった。
    • 何度もご依頼いただいている建築業者様であり、現場進捗に応じて臨機応変に弊社も対応した為、無事に脱臭作業も終了できて、大変感謝いただけた。
    • 脱臭専門会社がしっかり脱臭作業をして、臭気測定までした報告書を出してくれるので、施主へもしっかり脱臭できた事を言えるし、とても安心していただけるとのお言葉を頂戴できた事は、脱臭屋である弊社としても光栄な事である。
    • 建築中のビルでも、既存の建物でも、脱臭作業や異臭調査等に関する事であれば、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
    臭気判定士による臭気調査
    臭気判定士による臭気調査
    脱臭作業装置
    脱臭作業装置
    脱臭作業
    脱臭作業
    アクティボJによる脱臭作業
    アクティボJによる脱臭作業

    今回は、火事発生後の脱臭作業についてお伝えしました。
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    脱臭装置を見据えた現場でのフィールド脱臭テスト

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    工事種別

    脱臭装置を見据えた現場でのフィールド脱臭テスト

    担当(著者)
    臭気判定士 シックハウス診断士 山田大介
    提出日付
    2017年8月2日
    施工先
    タイの某工場
    施工概要
    バンコクから遠方にある工場の近隣住民への臭気対策
    施工前状況
    • タイの某製造工場様にて、いろいろな脱臭対策を講じてきたが、思うように結果が出ていない。
    • この工場様が属されている業界全体に、タイ工業省が臭気規制を設ける可能性も出てきた。
    • 同時にこの工場様は日本の工場のタイ現地法人でもあり、日本本社の指導により、臭気対策を独自で行ってきていて、特に近隣住民様への配慮を最優先されている。
    • しっかりした脱臭技術をもち、タイでの対応もすぐに可能であり、日本やタイでの脱臭実績のある企業を探しておられる中で、弊社のタイ代理店にお問い合わせいただいたようである。
    • すぐに脱臭テストを実施していただきたいとの要請を受け、実施となった。
    施策内容
    • バンコクから車で行ける距離ではない為、事前に脱臭デモテスト道具を確認し、輸送トラックにて機材一式は陸送する方法とした。
    • メンバーは、日本から弊社の臭気判定士2名、技術責任者1名、タイの臭気判定士(タイ人スタッフ)2名とゼネラルマネジャー1名の合計6名体制で現場へ乗り込んだ。
    • 炎天下の中、打ち合わせから現場確認を経て、脱臭デモテスト装置を設置した。今回は消臭剤噴霧システムにてデモテストを実施した。
    • 消臭剤としては、弊社の取扱いがいろいろある中で、この工場の臭気に最も合致している、酸化機能水(共生エアテクノ製)を用いた。
    • 複数パターンで実機を見据えながら酸化機能水消臭剤によるダクトスプレーシステムテストを実施した。
    • 臭気採取後、いったんお昼休みとシャワータイムを経て、嗅覚と心身をリフレッシュしたのち、三点比較式臭袋法による臭気測定を実施した。
    • 臭気測定は、タイ人臭気判定士がオペレーターをつとめ、日本の臭気判定士と、現地工場のタイ人従業員女性スタッフを混在させた6名パネルにて実施した。
    装置などの名称・分類
    装置の紹介(概要)
    施工後状況
    • 臭気濃度40,000(臭気指数46)→脱臭後→臭気濃度5,000(臭気指数37) 脱臭効率87.5%
    • 他、何パターンかについても、同等レベルの脱臭効率を発揮する事が出来た。
    • 本データをもって、実機のご提案の検討に移っていく。
    その他補足感想など
    • タイの比較的遠方での脱臭デモテストであったが、弊社タイ代理店さんの段取りがよく、また、お客様が大変しっかりとした協力体制を敷いていただいたため、順調に予定通り、一連の脱臭デモテストを実施する事が出来た。
    • 臭気の変動が大きく、またどのような規制が敷かれていくのか不明ではあるが、近隣住民様への配慮を最優先に取り組まれておられる姿勢には、弊社としても大変共感できるし、何としてでもその真摯な姿勢に微力でも全力を尽くして、脱臭専門会社としてお手伝いしたいと、参加したメンバー全員で強く認識した。
    • 結果として、脱臭効率が90%近く算出され、嗅覚による官能評価でも誰が嗅いでもはっきりとわかる脱臭効果を叩き出す事が出来た。
    • この結果を基に、弊社の技術責任者が、脱臭装置の実機提案をさせていただくべく、設計勘案に入っていく。諸条件があり、簡単ではないが、少しでもお客様のゴールに近づけるようなご提案をしていく所存である。
    • タイの工場様では、臭気に対する規制は厳しくなったり新たに設けられる事も増えてくるようであり、続々と臭気対策についてのお問い合わせを頂戴している。
    • また、臭気監視装置「deomoni」に対するお問い合わせも数多く頂戴しており、まずは臭気を監視したり、可視化するという取り組みにも多くの興味を持っていただいているようである。
    • 弊社では、タイの代理店さんとともに、タイの工場の臭気対策にも取り組んでおります。タイの工場の臭気対策のご相談でも、まずは弊社までお問い合わせ下さい。
    脱臭デモテスト装置設置
    脱臭デモテスト装置設置
    脱臭デモテスト装置
    脱臭デモテスト装置
    臭気測定作業
    臭気測定作業
    臭気測定作業
    臭気測定作業

    今回は、脱臭装置を見据えた現場でのフィールド脱臭テストについてお伝えしました。

    脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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