月別アーカイブ: 2016年7月

アスファルトタンクのベーパー(油煙)臭気対策

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工事種別

空間噴霧による消臭剤噴霧システム

担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2016年7月25日
施工先
アスファルト製造工場
施工概要
アスファルト製造工場の周辺住民様から、アスファルト臭気に対しての悪臭苦情が発生した。
アスファルト工場では、様々な工程からアスファルト臭や複合臭が発生しており、どの工程のどの臭気が、周辺住民様へ飛散しているのか、わからない状況だった。
施工前状況
・まず、「これが臭気苦情を発生させている工程である」という優先順位を付ける為に、臭気対策のコンサルテーションを実施しました。
・臭気コンサルの結果、アスファルト製造を行った後、タンクに貯蔵し、タンク上部のエア抜きからベーパー(油煙)が漏れて、周囲に飛散していました。
・風量としては小さいものですが、臭気としては物凄く強烈であり、近隣住民様のところまで、その臭気が拡散している事が確認出来ました。
・臭気拡散シミュレーションを行うと同時に、臭気判定士の嗅覚による官能評価も現地にて数日実施した上で、対象臭気をどうやって低減させるかを検討しました。
施策内容
1.お客様のゴール(臭気苦情をなくす)事と、ご予算の都合から、脱臭方法を検討しました。
2.弊社としては、空間で消臭剤を噴霧し、臭気を低減させる方法をご提案しました。
3.臭気の質は、硫黄化合物系だった為、それに見合った消臭剤を選定しました。
4.消臭剤噴霧装置をシステムとして導入し、空間噴霧の為のノズル配管を行いました。
5.エア抜き作業時のみ噴霧できるスプレーシステムは、ランニングコストの削減にも繋がります。
6.設置工事及び稼働時の臭気測定を行い、検収となりました。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • 拡散シミュレーション
  • 消臭剤(マイクロゲルC-TK)・・・人体に無害で 無臭で 個別にカスタマイズする 超高分子化合物消臭剤
  • 空間への消臭剤噴霧
  • 三点比較式臭袋法による臭気濃度(臭気指数)測定
施工後状況
今回は空間噴霧システムである事と、保証等がない為、臭気濃度測定はしておりません。
この空間への消臭剤噴霧システム導入前は、最大で50m先の民家まで臭気が飛散していたのですが、空間噴霧後は雰囲気が改善され、臭気苦情も収まったと聞いております。
その他補足感想など
  • まともに脱臭対策を行おうとすると、強力な脱臭能力を有する装置が必要であり、お客様のご予算には合わない。
  • かといって、「ただ、付いていれば良い」という安価で効果のない脱臭装置では、臭気苦情の解決にはならない。
  • 消臭剤を空間へ噴霧し、空間で気液接触を行いつつ、臭気を低減する方法は、あまり通常ではセレクトしない消臭方法の一つである。
  • しかし本現場では、いろいろな要因が重なり合い、最終的にこの空間噴霧方式が採用された。
  • 噴霧ノズルの選定や、消臭剤の選定、ノズルの量や噴霧量、噴霧方式等を、弊社の過去の経験値やノウハウから徹底的に検証し、ベストな空間噴霧方式を導入させていただいた。
  • 結果的に、臭気の拡散が低減し、臭気苦情がなくなったという事に貢献出来て、深呼吸空間の創造というミッションをまた一つ、遂行できた。
空間への消臭剤噴霧
空間への消臭剤噴霧
消臭剤スプレー噴霧システムユニット一式
消臭剤スプレー噴霧システムユニット一式
硫黄化合物系臭気に合致する消臭剤(マイクロゲルC-TK)
硫黄化合物系臭気に合致する消臭剤(マイクロゲルC-TK)
希釈液タンク内
希釈液タンク内
臭気判定士の嗅覚による官能評価も現地にて数日実施
臭気判定士の嗅覚による官能評価も現地にて数日実施
三点比較式臭袋法による臭気濃度(臭気指数)測定
三点比較式臭袋法による臭気濃度(臭気指数)測定

今回は、アスファルト製造工場の臭気対策についてお伝えしました。
においでお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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自動車部品製造工場の染色工程臭気対策

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工事種別

自動車部品製造工場の染色工程臭気対策

担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2016年7月12日
施工先
自動車部品製造工場
施工概要
自動車部品の製造工場。染色工程から有機溶剤系臭気が排気されている。
その溶剤臭気が発生している事から、近隣住民様より臭気苦情が発生してしまった。
弊社に臭気対策のご相談を頂戴した。
施工前状況
・まず、どの排気がどれくらいの臭気を排出していて、どれくらい近隣に影響しているのかを確認する為、臭気対策コンサルテーションを実施しました。
・臭気コンサルの結果、どの排気がどの程度の強さで臭気が飛散しているのかが判明しました。
・臭気苦情を無くす為に、どこまで脱臭すればよいかのゴールをお客様と設定しました。
・その脱臭効果を出せるかどうか、脱臭装置の実機を見据えた脱臭デモテストを実施しました。
・脱臭デモテスト結果より、悪臭苦情を無くすための対応が可能と判断しました。
・検証テスト結果より、最適な条件での脱臭装置設計を実施し、導入させていただきました。
施策内容
1.ハイブリッドスクラバー脱臭装置を納品しました。
2.脱臭装置の前後のダクト工事も弊社にて実施しました。
3.脱臭装置を据え付けて、ダクトワークを行いました。
4.ハイブリッドスクラバー脱臭装置に付随する設備一式を設置しました。
5.試運転を実施し、修正や加工等を行いました。
6.実際の排気臭を通過させ、脱臭効果を確認いただき、検収となりました。
装置などの名称・分類
  • ハイブリッドスクラバー
  • 脱臭装置
  • 消臭剤噴霧システム一式
  • ダクト施工、脱臭装置設置工事
装置の紹介(概要)
  • ハイブリッドスクラバーTypeH型・・・ハイブリッドスクラバー®は、フラッシング機構を設けたスクラバー(水等の液体に臭気・粉塵を捕捉させることで脱臭・除塵を行う装置)です。
  • 消臭剤(マイクロゲルC-TK)・・・消臭剤マイクロゲルは、人体に無害で無臭で個別にカスタマイズする 超高分子化合物消臭剤です。
  • 排気風量200CMM対応
  • 三点比較式臭袋法による臭気濃度(臭気指数)測定・・・嗅覚測定法における臭気濃度の測定法の一つである。
施工後状況
原臭臭気濃度 1,600 (臭気指数 32)
→脱臭装置通過後の臭気濃度 50 (臭気指数 17)
脱臭効率 96.875%
その他補足感想など
  • 排気に粉塵が多く含まれていた為、脱臭だけではなく、除塵効果も必要とした。
  • その為、特殊なスクラビング能力で除塵を行ったのち、消臭剤噴霧で脱臭を行えるという、ハイブリッドスクラバー脱臭装置のTypeHを選定した。
  • 悪臭防止法の遵守と同時に、悪臭苦情をなくす為の脱臭装置選定を行った。
  • 実際に、実機を導入し臭気測定を行った結果、敷地境界線で規制値以下を達成でき、同時に臭気苦情もなくなった為、お客様のお役に立てて感謝いただけて良かった。
  • 弊社のミッションは、「深呼吸空間の創造」である。
  • 悪臭で苦しんでいる周辺住民さん、そして臭気苦情で頭を悩ませている工場様、いずれの問題をも解決し、「深呼吸空間」をご提供できた事は、ミッションを遂行できた何よりの喜びである。
  • 工場の排気臭対策、悪臭防止法の遵守、周辺近隣住民の悪臭苦情対策等、工場に関する臭気対策をご検討であれば、一度弊社にお問い合わせいただけば幸いです。
消臭剤(マイクロゲルC-TK)
消臭剤(マイクロゲルC-TK)
消臭剤噴霧ユニット
消臭剤噴霧ユニット
ハイブリッドスクラバー脱臭装置のTypeH
ハイブリッドスクラバー脱臭装置のTypeH
消臭剤噴霧システム一式
消臭剤噴霧システム一式

今回は、自動車部品製造工場の染色工程臭気対策についてお伝えしました。
様々な「におい」に対応いたします。
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ホテルの下水臭調査

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工事種別

ホテルの下水臭調査

担当(著者)
臭気判定士 中丸晴樹
提出日付
2016年7月1日
施工先
ホテル内のレストランで、不定期に強い汚水・下水系臭気が発生している。
施工概要
某ホテル内にあるレストランにて、突如として不快度の高い「下水系臭気」が発生するとの事。
ホテル宿泊者だけではなく、飲食だけのゲストも多く、このような汚水の悪臭が漂うと、お客様からのクレームもあり、お客様満足度にもマイナス評価となってしまう。
施工前状況
・そのホテル内では幾つかレストランや飲食場所を設けている。
・しかし悪臭が発生するのは、特定のレストランだけである。
・常時ニオイが発生するわけではなく、不定期に強い悪臭が客席に充満する。
・出入りしている設備業者や空調業者に対策を依頼して、いろいろやってもらったが、結局解決していない。
・ホテル側としては困り果てて、臭気専門業者をネットで見つけ、弊社にお問い合わせを頂戴した。
施策内容
1.臭気判定士3名にて現地へ乗り込んだ。
2.臭気判定士の嗅覚による官能評価を、様々な箇所で実施した。
3.スモークテスターにて、エアバランスのチェックや、あやしい流出入箇所がないかをチェックした。
4.図面にて設備、衛生、給排気系統等をインプットし、目視で現場の実際との整合性を確認した。
5.数多くの仮説をたて、一つずつ実証していった。
6.最後はトレースガスにて、完全に仮説を実証できた。
装置などの名称・分類
  • 汚水系臭気調査
  • 下水系異臭発生源調査
  • 臭気調査
  • 異臭調査
装置の紹介(概要)
施工後状況
「この壁の裏に確実に何かがあります。」臭気判定士は仮説を実証出来た為、そう断言した。
そしてその壁を壊し、壁の裏をチェックすると、明らかな汚水・下水臭の発生源が発見された。
その部分を補修し、壁を復旧させた後は、一切、臭気苦情は出ていない。
その他補足感想など
  • ホテルの飲食店での下水臭という、解決を一刻も争う現場だった為、臭気判定士3名体制で調査を実施した。
  • 弊社が実証した仮説を、最初は、「そんなところには何もない」と不思議に思われていた。
  • しかしいざ、壁裏をみるとすぐに「なんだこれ?」と有り得ないところに発生源が隠れていた。
  • この現場のようなケースでは、弊社のような経験を積んだ熟練臭気判定士による臭気調査でなければ、なかなか原因を発見する事は出来ないだろうと思われる。
  • 壁を壊すのは後日、設備業者さんにやっていただいたが、弊社から立ち合いに行ったのは臭気判定士1名だけである。それだけ、発生源を特定しているという確信があったからだ。
  • 飲食店やホテルにとって、下水臭とか汚水臭といった悪臭は、悪評にも繋がりかねない。
  • 弊社では、汚水・下水系臭気の臭気調査や臭気発生源調査を行っている。
トレースガスによる追跡調査
トレースガスによる追跡調査
スモークテスターによる気流チェック
スモークテスターによる気流チェック
臭気判定士の嗅覚による官能評価
臭気判定士の嗅覚による官能評価
壁の裏をチェックすると、明らかな汚水・下水臭の発生源が発見
壁の裏をチェックすると、明らかな汚水・下水臭の発生源が発見
目視で現場の実際との整合性を確認
目視で現場の実際との整合性を確認
補修し、壁を復旧させた後は、一切、臭気苦情は出ていない
補修し、壁を復旧させた後は、一切、臭気苦情は出ていない

今回は、ホテルの下水臭調査についてお伝えしました。
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