月別アーカイブ: 2022年9月

換気扇をまわせばまわすほど、悪臭がしてくる家庭の悪臭調査


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年9月28日
対応先等
某マンションの住戸
概要
換気扇をまわせばまわすほど、悪臭がしてくる家庭の悪臭調査
状況等
  • 某マンションにお住まいの、とある住戸にて、原因不明の異臭がときおり発生し、住民さんが困惑しておられました。
  • 異臭の質としては、下水や排水のような悪臭だということですが、強かったり、弱かったりして、はっきりとわからないようでした。
  • ニオイが発生したときや、あるいは発生しやすいタイミング(朝や夜)などでは、部屋内の汚水臭をはやくなくしたいために、常時、あらゆる換気扇を、出来る限りオンにしているとのことでした。
  • それでも、下水や雑排水、水カビのような悪臭の発生はおさまる気配はなく、比較的新しいマンションであったためにその対応に苦慮なさっておられました。
  • マンションの管理会社さんや、設計されたデザイナー会社さん、施工を担当された工務店さんや、その下で衛生関係を担当された設備業者さんや水道工事業者さんなども、原因解明に務めておられましたが、わからないままでした。
  • 臭気調査をWEB検索し、弊社共生エアテクノにお問い合わせを頂戴しました。
対応内容
  • 弊社では、お問い合わせを受けた臭気判定士が、早速、ヒアリングに入りました。
  • メールとお電話にてやりとりをさせていただき、異臭調査の概要説明と、臭気調査の方法、異臭発生源調査のお見積り等をご提出し、すぐに最短で臭気アセスメントを行ってほしいというご要望を頂戴しました。
  • 社内にて日程を調整し、最短日にて、臭気判定士2名による臭気調査を実施致しました。
  • 当日は、現状のままの状態にしておいて欲しいと依頼しました通り、換気扇が稼働しておりました。住民様からは「今は異臭がない」というお言葉を頂戴しましたが、臭気判定士の嗅覚には、わずかに汚水系の臭気がキャッチされました。
  • その臭気を鼻でおいかけつつ、スモークテスターで気流を確認し、衛生配管図をもとに現場の目視との比較確認もあわせて実施しました。
  • 一部、気になる箇所があったほか、いくつかの仮説を2名が立てて、それらをすり合わせの上、仮説を実証すべく、トレースガスを用いた臭気漏洩源調査を実施しました。
  • すると、仮説のうち有力とした付近から、大きなセンサー反応をキャッチしました。
  • まずはそれらを報告書にまとめ、対策方法もご提案させていただきました。
装置などの名称/分類
  • マンション内で発生する悪臭調査
  • ご家庭における臭気アセスメント
  • 建物内にある汚水や下水のような悪臭の発生源調査
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 後日、そこの付近に点検口をあけていただいたところ、配管関係の一部に不備があったとのことでした。設備業者さんにて、そこを補修したところ、硫黄化合物系の悪臭の発生はほぼ納まったとのことでした。あと少し、アドバイスをさせていただいたことについては、その他に後述します。
その他補足感想など
  • ほぼ、異臭の発生はおさまったとのことですが、実はまだたまに、下水臭が少しですが発生するとのことでした。
  • 弊社では再度、現場を確認させていただきまして、すぐに原因がわかりました。
  • そのポイントは「換気扇」にありました。
  • 最近の住宅では、冷暖房効率をアップさせるべく、「高気密・高断熱」を目標とした、気密性の高い住宅造りが進んでおります。
  • そのため、隙間風などが入りにくくなり、その分、建物の中の空気が、外部と入れ替わりにくくなってしまいました。
  • それの対策として、「24時間換気システム」の設置が義務化されました。これは、1時間に0.5回、その空間の空気がごっそり入れ替わる・・というような内容の換気システムなのです。
  • そして、多くの24時間換気システムでは、「第3種換気」といって、給気は自動的に、排気は機械にて行うというものになっております。
  • 家の中ではほかに、レンジフードの換気扇、トイレの換気扇、お風呂の換気扇などがありますが、それらは全て、機械(ファン)を用いて、家の中の空気を外へ強制的に排出するためのものです。
  • そして、それら出ていく分の空気は、第三種換気方式の場合、自然に空気を取り入れるための給気口が設けられているのです。
  • ところが、その給気口からは、当然、夏は暑い空気、冬は寒い空気が入ってきます。住民様によっては虫が入ってくる可能性を懸念されたりして、給気口を閉じてしまったり、あるいは掃除不足でフィルターが目詰まりしたりもあり、給気が十分ではないケースもしばしば見受けられるのです。
  • そうなると、お風呂場や洗濯機の排水口から、空気を取り入れようとしたり、エアコンホースから空気が逆流したりしてしまうのです。
  • 臭気調査、異臭調査、臭気判定など、ニオイのことでしたら弊社までご相談下さい。
 
トレースガスを用いた臭気漏洩源調査
においセンサーを用いた臭気漏洩源調査
    

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タイの工場の排気臭対策や場内臭気対策に、活性炭脱臭装置


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担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2022年9月17日
対応先等
タイの工場
概要
活性炭を用いた脱臭装置による工場の脱臭対策
状況等
  • 弊社では、毎月タイに出張しつつ、タイの代理店さんやビジネスパートナーさんとともに、タイの工場の臭気対策を実施させていただいております。
  • タイでは、日本の悪臭防止法に近い条例を整える動きがありまして、工場の業種ごとに、あるいは工業団地ごとに、その規制が進められていると聞いております。
  • 特に、塗装工場や印刷工場、ペイント工場などは、有機溶剤系の臭気が飛散することから、日本のタイ現地法人の工場さんは、臭気対策をしていく必要が出てきているようです。
  • また、ゴム関連の工場様、ゴム製造工場やゴム加工工場も、規制がされていく動きがあるようです。
  • タイの製造工場の臭気規制としては、1排気口における臭気濃度臭気指数)と、2敷地境界線における臭気濃度臭気指数)という規制値が主となっています。
  • 弊社では、過去、アルミニウム等金属の鋳造や鋳物の工場様をはじめ、自動車関連の製造や加工の工場様など、数多くのタイの工場様で、臭気対策のお手伝いをして参りました。
対応内容
  • まず、現状として必ず実施いただくのは、臭気測定です。条例に従って臭気測定をすることで、現状の臭気状況を把握し、どこまでどうすれば、規制値を遵守できるのかを確認します。
  • 次に、臭気アセスメントやコンサルテーションで、臭気の拡散状況などをチェックし、具体的な対策方法を絞り込んでいきます。
  • 臭気センサーによる臭気モニタリングが必要であれば、deomoniを設置していきますし、脱臭装置が必要とあれば、実際の脱臭装置のデモテストを現地で実施していきます。
  • 最も多く納品されている脱臭装置は、消臭剤のスプレー噴霧システムで、次がスクラバー脱臭装置となっております。
  • 最近では、湿式脱臭方式が難しい現場への対策として、日本の工場様で大変たくさんの納入実績のある、デオキーパー脱臭装置を、タイの工場でも導入することができるように体制を整えました。
  • デオキーパー脱臭装置は、脱臭素材は原則、活性炭です。フィルターや粒状、あるいは臭気の質によって活性炭の種類を変え、脱臭専門会社が脱臭のために設計した構造によって、ターゲットした脱臭目的をクリアしていきます。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • タイの工場様でもお引き合いが徐々にいただけるようになってきており、弊社のタイ代理店さんにはデオキーパー脱臭装置のデモテスト機も用意しました。実際に某工場様でデモテストを実施させていただき、予定以上の脱臭効率をしっかりタイでも発揮できております。
その他補足感想など
  • 弊社では、コロナ前までは毎月、タイに出張しておりまして、タイの工場の臭気対策で、弊社のもつ臭気センサーdeomoniによる排気臭気モニタリングや、各種脱臭装置の選定、臭気のアセスメントや臭気対策のコンサルテーションを実施して参りました。
  • さすがにコロナ禍でタイはもちろん、タイを中心とする東南アジアを含む海外への出張はすべて不可能となりまして、まる2年、海外出張はない状況でした。
  • そして本年、2022年2月から、お客様のご要望や、ビジネスパートナーさんの要請もありまして、いよいよタイ出張の再開に踏み切りました。
  • さらに、タイを中心としたASEAN諸国へも展開すべく、実際にはベトナムの工場の脱臭対策でもお役に立つべく、タイとベトナムへの出張も行っております。
  • 同時に、地産地消といいますか、従来は日本で製造してタイへ輸出するという方法を行ってきましたが、スクラバー脱臭装置しかり、今回新しく整えたデオキーパー脱臭装置しかり、消臭剤のスプレー噴霧システムしかり、タイ現地で製造をして、タイや陸続きのベトナムへ納品していくという体制も整えるべく、製造や設計側でも、タイでの連携を深めていっております。
  • そして何より、活性炭という脱臭素材としてシンプルでありながらしっかり脱臭効果を発揮できるものをろ材とした、デオキーパー脱臭装置を、タイでも販売できることになったので、これからますます、お役に立てる機会が増えていくものと考えております。
  • デモテストは有料となりますが、デモテストを実施するということは当然、タイの条例に沿った臭気測定を実施する(デオキーパー脱臭装置のビフォアー・アフターで臭気測定をするので)ことで、臭気濃度の現状把握にも繋がります。
  • 脱臭装置を設置しなくても、臭気問題が解決できるケースもありますので、タイの工場の臭気対策でしたら、まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
タイのゴム工場の臭気調査
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建物の臭気アセスメント(オフィスビルにおける汚水・下水臭)


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種別

建物の臭気アセスメント

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年9月7日
対応先等
某オフィスビル
概要
異臭の発生源調査(オフィスビルにおける汚水・下水臭)
状況等
  • 某オフィスビルにて、入居しているテナント様より、異臭についての問題がオーナー様に指摘されておりました。
  • オーナー様として確認したところによると、ニオイの質としては汚水や下水、雑排水のような悪臭であり、強さとしては、max時には不快感がかなり高いとのことでした。
  • 問題は、異臭の発生頻度です。常時、臭気が発生しているわけではなく、不定期に1日数回、突発的に強く発生したり、あるいは1日中、なかったりするとのことでした。
  • 「今、ニオイが発生しているからきて下さい」という一報をテナント様から受けて、オーナー様や建築業者さん、設備業者さんが駆けつけても、そのタイムラグから臭気は薄まってしまったり、弱まってしまったりで、肝心の異臭が確認できないままでした。
  • テナント様としては、来店されるお客様の接客に影響が出るのも困るし、従業員様の作業環境としてはよろしくないということで、この異臭問題の早期解決を望んでおられました。
  • そこでオーナー様が弊社をネット検索でみつけて、お問い合わせいただきました。
対応内容
  • まずは弊社の中でも、建物の臭気調査異臭発生源調査に詳しい臭気判定士が、お電話とメールベースでやりとりさせていただきました。
  • おおよその内容を把握し、作業にかかるお見積書をご提出すると「明日にでも調査に入って欲しい」とのことで、最短日程にて、臭気判定士2名を確保して、臭気アセスメントを実施しました。
  • 本来、このような臭気調査の場合は、テナント様がお休みの日を選ぶのですが、超急ぎということで、テナント様の全面協力のもと、平日の実施となりました。
  • ニオイの質はわかっているので、まずは嗅覚でニオイを追いかけます。今はニオイがなくとも、残存している臭気や、わずかに発生している箇所があるはずだからです。
  • その後、設備衛生配管図をもとに、視覚で確認できるすべての床下や壁裏、天井裏の配管を追っていきます。おかしなところがあれば都度、チェックしていきます。
  • スモークテスターを用いた気流確認と、ニオイセンサーによる臭気強度マッピング。このあたりでほぼ、異臭発生源の仮説は出そろいました。
  • トレースガスを流し込み、漏洩調査を実施。そこからセンサーやファイバースコープなども用いてできるだけ、追い込んでいきました。
  • そして追い詰めた先に、謎の配管に繋がる口があることが判明しました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • その場では対応ができない構造だったため、報告書に本件をまとめて、そこの閉塞処理対応は建築業者さんと設備業者さんにお任せしました。オーナー様からは「確かに穴があって、そこを埋めたら臭気苦情もおさまったよ」と嬉しいご報告を頂戴し、臭気調査は完了しました。
その他補足感想など
  • オフィスビルや宿泊施設、飲食店など、多数の人が来店したり、働いたり、宿泊したり、飲食したりする空間においては、やはり快適な空気環境でありたいものです。
  • そこでもし、何かしらの異臭であったり、明らかに不快感の高い悪臭であったりと、そこには必要のない臭気が存在している場合は、マイナス面が大きくなるケースがあります。
  • 飲食店では、「こんな下水道みたいなクサイ中で、ご飯を食べられない」とお客様が怒ってお帰りになってしまうケースもしばしばお聞きします。
  • 宿泊施設では、「この部屋で原因不明の悪臭がしばしば発生して、お客様からニオイの苦情となり、口コミサイトや評判などでも悪く書かれてしまうので、部屋の貸出しを止めています。お休みの日や、連休などでは、1泊あたりのコスト分が機会ロスとなってしまうので早急に改善したいです」という悲痛の思いで、臭気環境改善に頑張っておられます。
  • そのような中でも、特に多い臭気のお問い合わせが、「汚水や下水、雑排水といった、硫黄化合物系臭気」の発生による臭気調査のご相談やご依頼です。
  • 一般のご家庭における、排水口のクサい悪臭をイメージしていただき、あれをせき込むくらい強くしたものが、商業施設やビルなどでは発生します。
  • そしてそれが、何かしらの原因によって、フロア内や建物内に侵入してしまうと、臭気苦情に繋がる可能性が高くなってしまうのです。
  • 悪臭発生の原因は本当にさまざまですが、多くのケースでは、不定期に発生しており、そして発生すると強いニオイであり、それがある程度でなくなってしまう・・というポルターガイスト現象のような特徴をもっております。
  • しかし、悪臭には必ず発生源があります。弊社では約20年にわたる臭気調査の経験値とノウハウから、臭気調査を実施し、悪臭発生源を突き止めて参りました。
  • 原因不明の悪臭調査や、臭気調査等でしたら、弊社共生エアテクノまでどうぞ。
 
ニオイセンサーによる臭気調査
ニオイセンサーによる臭気調査
    

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