月別アーカイブ: 2023年9月

デオキーパー脱臭装置とオプションについて


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種別
排気臭の脱臭対策
担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2023年9月27日
対応先等
工場の脱臭装置
概要
デオキーパー脱臭装置とオプションについて
状況等
  • 某工場様にて、排気臭気の脱臭対策を勘案されておりました。
  • 一般的に、工場の排気臭対策というのは、なかなか厄介な問題を抱えています。
  • 1つには、脱臭装置というのが生産性のある設備ではないため、できることならば脱臭設備を導入せずに対応できればベストということです。
  • 2つには、工場内で発生する臭気を、たくさん排気すればするほど、大きな脱臭装置が必要となってしまい、設置スペース等のコストが大きくなることです。逆に、排気量を小さくしてしまうと、工場内で発生した臭気が排気しきれず、場内環境が悪化したり、窓などから臭気が漏洩して、思わぬところから悪臭苦情が発生してしまうケースがあることです。
  • そして、それらのしっかり対策しますと、今度はいわゆるランニングコストが大きくなってしまい、いろいろなメンテナンスの手間などもかかってきてしまうことです。
  • これは、湿式脱臭装置にせよ、乾式脱臭装置にせよ、あるいは燃焼脱臭でも何にせよ、必ずついてまわる問題であると言えます。
対応内容
  • なので弊社では、同じ脱臭装置を導入するにしても、なるべく省スペースで脱臭効率のよい脱臭装置となるように設計してみたり、交換の頻度を少なくできるような設計を、現場ごと、工場ごとにご提案させていただいております。
  • 例えば、弊社がメーカーとして発売させていただいている脱臭装置の中で、最も出荷台数が多い脱臭装置「デオキーパー」脱臭装置があります。
  • これは、基本仕様の3商品(10CMM用、20CMM用、30CMM用)はある(カタログHPにも掲載されています)ものの、それらはあくまで1つのスタンダードな形に過ぎません。
  • 脱臭素材としては、活性炭を用いますが、活性炭だけでも数種類をご用意しており、デモテストにて最も吸着効果のよい活性炭をセレクトすることが可能です。また、粒状あるいはフィルター状での検討をさせていただいております。
  • その他の吸着剤もご用意しておりますが、いずれにせよ、吸着剤は、「臭気を吸着しきったら(破過したら)交換」ということになります。
  • そのため、弊社では、少しでも効率よく脱臭装置を運用いただくために、風向風速計との連動運転というオプションもご用意しております。
  • 屋上に風向風速計を設置し、必要なときだけ脱臭装置を通す方法となります。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 実際に、幾つかの工場様にて、ご提案させていただいたり、ご要望を頂戴したりしておりまして、納入実績もございます。臭気苦情先の方角が限られており、悪臭防止法等の問題がないときには、ランニングコストを抑制する方法として重宝いただいております。
その他補足感想など
工場の排気臭対策
屋上の風向風速計
脱臭装置
臭気測定
    

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ゼロオドサービスから、脱臭作業について


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種別
付着臭の脱臭
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2023年9月16日
対応先等
使用されていた倉庫のテナント
状況等
  • 某所にて、使用されていた倉庫のテナントが退出されました。
  • 次に借りるテナントが、まったく違う業種を営んでおられまして、倉庫を利用する目的も大きく変わってくるとのことでした。
  • そのため、倉庫内をいろいろとリニューアルや改修工事をする必要があったのですが、その中の1つの問題に、「ニオイ」が挙げられていました。
  • 前のテナントの入居時に、独特の臭気が付着してしまっており、テナント退出後、しばらく経ってもほぼ、その臭気が残っていて取れないという状況とのことです。
  • それでも、換気などを実施していけば、いつかは臭気も気にならなくなるのでは・・ということでしたが、新しいテナント側でも、倉庫の利用をスタートしたいタイミングも迫ってきているようで、なんとか臭気を除去できないかと考えておられました。
  • そこで、インターネットにていろいろと検索されて、弊社共生エアテクノにもお問い合わせをいただきました。
対応内容
  • まずは、倉庫の脱臭作業や調査等に秀でた臭気判定士が、お話を伺ったうえで現調をさせていただきました。
  • 臭気の発生状況が、主に床面であり、壁や天井にはそこまで多くの臭気は染み込んでいないとアセスメント致しまして、作業スケジュールやお見積りなどをご提出しました。
  • それで脱臭の業務をお願いしたい、というご依頼を頂戴したため、弊社の脱臭作業道具や除去道具などの段取りを行い、作業工程を詰めました。
  • 脱臭作業は大きく2つにわかれました。
  • 前半は脱臭というよりは臭気の発生源を除去していく作業となりました。特殊な業務用の除去薬剤を用いまして、高圧洗浄機やポリッシャーなども併用しつつ、エリアごとに取り除き作業を進めてまいりました。
  • 後半は、まさに脱臭作業ということになりました。ニオイを発生させる部分を取り除いたため、あとは床のコンクリートや壁、天井に付着している臭気を燻蒸脱臭していく作業となります。
  • ここでも、常時、臭気判定士が嗅覚にてチェックを行い、臭気の強い個所は薬剤を用いたり、オゾンガスを強く当てたりしながら、数日かけて仕上げていきました。
  • 最後に、臭気判定士の嗅覚とニオイセンサーにてチェックを行い、作業を完了しました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 作業終了時には、ご依頼主様もお立合いいただきました。日程的な制限であったり、作業環境的な部分での制限がある中で、限界はあったものの、やれる範囲でしっかりと脱臭作業を実施させていただき、一定の効果を出してくれているという評価を頂戴しました。
その他補足感想など
  • 一般的に、火事や火災が発生してしまった建物であったり、特定の臭気が発生する環境下にさらされていた倉庫などでは、必ず、ニオイが発生します。
  • 臭気が薄かったり、軽いときは、一定時間を換気しますと、「あれ?ニオイがなくなったね」というようなことが起こります。
  • しかし、付着している臭気は、徐々に揮発してきます。また一定時間が経過しますと、その揮発してきた臭気が濃くなりまして、嗅覚閾値をこえてきて、「うん?またなんだか、ニオイが出てきたような・・」となっていくケースも往々にしてあります。
  • 弊社では、火事や火災後の脱臭作業であったり、倉庫の付着臭の脱臭作業についてのお問い合わせを頂戴しましたら、まずはお電話やお問い合わせメール等でやりとりをさせていただいたのち、現場をチェックさせていただくことがほとんどです。
  • そして、現場での臭気の発生状況や強さ、質、などを、経験を積んだ臭気判定士の嗅覚と目で確認しつつ、脱臭にかかるコストやスケジュールを算出していきます。
  • 脱臭作業のメインとなる脱臭装置は、弊社ではオゾンガスを発生する機械を用います。一般的に販売されているオゾンガスの発生量を出すものではなく、業務用の高濃度オゾンガスを発生させ、しっかりコントロールしながら脱臭をしてきます。
  • しかし、多くのケースでは、オゾン脱臭のみでは除去しきれません。火事や火災後であれば、ススを除去する必要がありますし、カビ臭であればカビ菌の除去、そして倉庫であれば付着臭の発生源を除去してあげなければ、また臭気は再発してしまう可能性が高いのです。
  • よって、その現場に応じた特殊な薬剤であったり、消臭剤であったりを用いて、高圧洗浄やサンダーなどを現場ごとにセレクトして、1週間や2週間かけて脱臭していくのです。
  • 臭気や脱臭作業に関することでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
においセンサーによる測定
臭気の発生源を除去"
脱臭作業(オゾン脱臭)
脱臭作業(オゾン脱臭)
    

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カビのアセスメント


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2023年9月6日
対応先等
某所の建築物(カビ臭対策
状況等
  • 某所にて、施工時の不良が原因とみられる漏水があったようです。
  • すぐに気が付けばよかったのですが、なかなかすぐに発見される箇所ではなく、どうやら天井裏から漏水し、壁裏から床下に溜まってしまったようです。
  • そこの水分が原因と見られる、建物内の湿度の上昇が発生し、換気をしてもなぜだか不快なジメジメ感が続いていたとのことです。
  • さらに、次には異臭も気になられてきたようで、いわゆる水のようなニオイとか、コンクリートの生乾きのようなニオイとか、という状況とのことでした。
  • 汚水とか下水、雑排水のようなニオイの質ではなかったため、対処も遅れたようですが、気が付けば、室内のあちこちに、カビのようなぼつぼつも出始めたとのことでした。
  • どうやら、これは、カビ菌が発生していることによるカビ臭ではないか?ということになり、いろいろと調べていく中で、漏水等の現象も確認することができたとのことです。
  • 対策を講じる必要性が出てきました。
対応内容
  • まずは漏水の原因把握と対処です。弊社では衛生設備工事や水道工事は所掌範囲外ですので、お問い合わせいただいた中で、そこの対処をしていただくようにお話しました。なぜなら、漏水を止め、再発防止措置をしない限り、また湿度が高くなってしまうからです。
  • 次に、湿気を吸ってしまった建材の対処です。コンクリートなどはしっかり乾かせば、とりあえず湿気という点ではクリアになるのですが、ボードであったり壁紙であったりは、お客様のご要望もあって、交換することになったとのことで、弊社としても「極力、スケルトン状態にするのが好ましい」とお伝え致しました。
  • そして、躯体などを残した状態で、カビ菌の発生がひどいようであれば、こすりや削りをするケースも出てきますし、特にそこまででなければ、除カビ、および防カビの薬剤を塗布したり噴霧することで、カビの菌をやっつけて、再発防止を施していきます。色素は残っても、カビ菌は死んでいるということになります。
  • さらに、お客様が気になるということで、カビ工事のビフォアーとアフターにて、カビ菌の菌数測定を実施しました。空中浮遊菌をメインとして、弊社が提携している第三者の分析機関による測定となります。
  • これらを一連の流れとしてカビ対策業務を実施させていただきました。
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 施工後、弊社臭気判定士の嗅覚による官能評価にて、カビ系の臭気なし。施工後のカビの菌数分析にて、一定数以下の空中浮遊菌数であることを確認できまして、それらをレポートにまとめて提出することで、弊社の業務は検収となりました。
その他補足感想など
  • カビの発生というのは、温度、湿度、栄養源といったあたりがそろってきますと、カビ菌についての要警戒アラートが発令するといっても過言ではありません。
  • その中でもやはり、梅雨から夏場においては、警戒度が高まるシーズンです。
  • さらに、台風などの自然災害にて、普段ではあり得ないような現象が発生し、それがカビ臭であったり、カビ菌の発生などを誘発してしまったりします。
  • 特に、「水分」(湿気)が厄介です。本件のような漏水による異常な湿度の上昇であったり、都心部の住宅などで取り入れられる地下や半地下の部分、あるいはコンクリート住宅やコンクリートマンション、コンクリートオフィスビルなどの施工時の生乾き等による含有水分の揮発による湿度上昇などは、しばしばカビ関係のトラブルに発展する可能性を秘めているといえるでしょう。
  • カビ菌は、日常空間において、普通に存在しています。なので、必要以上に神経質になる必要はないのですが、やはり一定数以上の胞子数が空間に漂ってしまう環境になりますと、小さなお子様や年配の方の健康に悪影響を及ぼす可能性が出てきたり、異常数の胞子数になってきますと、健全者であっても、健康被害の恐れが出てきてしまったりします。
  • そういう状況になってしまえばもちろんですが、そうなる以前にも、何かカビ臭みたいなのがしている気がする、ですとか、カビ菌のようなぼつぼつが出てきているようなときには、カビに対する対処を考えていくタイミングかもしれません。
  • 弊社では、カビ臭対策に経験豊富な臭気判定士によるカビ対策全般のアセスメントやコンサルテーションから、除カビおよび防カビの施工対応、あるいはカビ菌の菌数測定や菌種同定など、カビ臭やカビ菌に対する業務を行っております。
  • カビに関することでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
プロパストップtypeE
プロパストップNOKIF
カビ剤噴霧作業
カビ剤噴霧器
    

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