防カビ」タグアーカイブ

カビのアセスメント


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2023年9月6日
対応先等
某所の建築物(カビ臭対策
状況等
  • 某所にて、施工時の不良が原因とみられる漏水があったようです。
  • すぐに気が付けばよかったのですが、なかなかすぐに発見される箇所ではなく、どうやら天井裏から漏水し、壁裏から床下に溜まってしまったようです。
  • そこの水分が原因と見られる、建物内の湿度の上昇が発生し、換気をしてもなぜだか不快なジメジメ感が続いていたとのことです。
  • さらに、次には異臭も気になられてきたようで、いわゆる水のようなニオイとか、コンクリートの生乾きのようなニオイとか、という状況とのことでした。
  • 汚水とか下水、雑排水のようなニオイの質ではなかったため、対処も遅れたようですが、気が付けば、室内のあちこちに、カビのようなぼつぼつも出始めたとのことでした。
  • どうやら、これは、カビ菌が発生していることによるカビ臭ではないか?ということになり、いろいろと調べていく中で、漏水等の現象も確認することができたとのことです。
  • 対策を講じる必要性が出てきました。
対応内容
  • まずは漏水の原因把握と対処です。弊社では衛生設備工事や水道工事は所掌範囲外ですので、お問い合わせいただいた中で、そこの対処をしていただくようにお話しました。なぜなら、漏水を止め、再発防止措置をしない限り、また湿度が高くなってしまうからです。
  • 次に、湿気を吸ってしまった建材の対処です。コンクリートなどはしっかり乾かせば、とりあえず湿気という点ではクリアになるのですが、ボードであったり壁紙であったりは、お客様のご要望もあって、交換することになったとのことで、弊社としても「極力、スケルトン状態にするのが好ましい」とお伝え致しました。
  • そして、躯体などを残した状態で、カビ菌の発生がひどいようであれば、こすりや削りをするケースも出てきますし、特にそこまででなければ、除カビ、および防カビの薬剤を塗布したり噴霧することで、カビの菌をやっつけて、再発防止を施していきます。色素は残っても、カビ菌は死んでいるということになります。
  • さらに、お客様が気になるということで、カビ工事のビフォアーとアフターにて、カビ菌の菌数測定を実施しました。空中浮遊菌をメインとして、弊社が提携している第三者の分析機関による測定となります。
  • これらを一連の流れとしてカビ対策業務を実施させていただきました。
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 施工後、弊社臭気判定士の嗅覚による官能評価にて、カビ系の臭気なし。施工後のカビの菌数分析にて、一定数以下の空中浮遊菌数であることを確認できまして、それらをレポートにまとめて提出することで、弊社の業務は検収となりました。
その他補足感想など
  • カビの発生というのは、温度、湿度、栄養源といったあたりがそろってきますと、カビ菌についての要警戒アラートが発令するといっても過言ではありません。
  • その中でもやはり、梅雨から夏場においては、警戒度が高まるシーズンです。
  • さらに、台風などの自然災害にて、普段ではあり得ないような現象が発生し、それがカビ臭であったり、カビ菌の発生などを誘発してしまったりします。
  • 特に、「水分」(湿気)が厄介です。本件のような漏水による異常な湿度の上昇であったり、都心部の住宅などで取り入れられる地下や半地下の部分、あるいはコンクリート住宅やコンクリートマンション、コンクリートオフィスビルなどの施工時の生乾き等による含有水分の揮発による湿度上昇などは、しばしばカビ関係のトラブルに発展する可能性を秘めているといえるでしょう。
  • カビ菌は、日常空間において、普通に存在しています。なので、必要以上に神経質になる必要はないのですが、やはり一定数以上の胞子数が空間に漂ってしまう環境になりますと、小さなお子様や年配の方の健康に悪影響を及ぼす可能性が出てきたり、異常数の胞子数になってきますと、健全者であっても、健康被害の恐れが出てきてしまったりします。
  • そういう状況になってしまえばもちろんですが、そうなる以前にも、何かカビ臭みたいなのがしている気がする、ですとか、カビ菌のようなぼつぼつが出てきているようなときには、カビに対する対処を考えていくタイミングかもしれません。
  • 弊社では、カビ臭対策に経験豊富な臭気判定士によるカビ対策全般のアセスメントやコンサルテーションから、除カビおよび防カビの施工対応、あるいはカビ菌の菌数測定や菌種同定など、カビ臭やカビ菌に対する業務を行っております。
  • カビに関することでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
プロパストップtypeE
プロパストップNOKIF
カビ剤噴霧作業
カビ剤噴霧器
    

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エアコン稼働時の悪臭


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担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2022年8月17日
対応先等
某建物(エアコン稼働時の悪臭)
概要
空調機からの異臭(除菌・除カビ
状況等
  • 某建物において、毎年、クーラーを使用する季節になると、異臭苦情がテナントさんより寄せられておりました。
  • 管理会社さんや建築設備業者さんなどが、異臭クレームがあったときには、そのテナントさんのところへ行ってみるのですが、「もうニオイはおさまってしまった」ということが続いているとのことでした。
  • 悪臭の発生はずっとではなく、一時期的に強くなり、あとは収まっていくとのことでした。
  • 各テナントさんにアンケートをとっていったところ、
    ◇朝来てエアコンを稼働したときや、昼休み明けなどに多く発生するが、ランダムであること。
    ◇異臭は長く続かず、はやければ数分でなくなってしまうこと。
    ◇ニオイの質としては雑巾やカビ、酸っぱい系といった評価であったこと。
    が判明しました。
  • それらのにおいのアンケート結果は得たものの、原因究明と対策の方法は見当たらず、インターネットより臭気調査の専門会社である弊社お問い合わせをいただきました。
対応内容
  • 弊社では、臭気判定士(国家資格)による臭気状況の確認作業を行うべく、まずはいただいているアンケートに追加で、「臭気が気になる箇所」や「その日の天候」といった項目も付け加えさせていただきました。
  • それらのアンケートが出そろったところで、おおよその臭気の発生原因をいくつか仮説をたてました。
  • 実際に現場へお伺いして臭気アセスメントを実施させていただくときには、臭気が発生しやすいタイミングである朝イチを狙って、現地に張り込みさせていただきました。
  • そして、臭気判定士および臭気対策コンサルタント、さらにはニオイセンサーdeomoniも各所に設置しまして、嗅覚と臭気計にて臭気マッピングを行いました。
  • その結果、空調機の吹き出しから、雑巾が腐ったような異臭を確認。立ち合いのお客様に「このニオイですか?」と確認していただいたところ、「まさにこれです!」と、証言が一致しまして、異臭原因の発生源を突き止めることが出来ました。
  • 結果的に原因は、空調機の内部にある、金属フィンの部分にて繁殖してしまっている雑菌とご説明させていただき、空調機内部の清掃作業及び除菌抗菌作業をおすすめさせていただくことをレポートにまとめまして、業務を完了致しました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • その後、金属フィン(エバポレーター)を除菌抗菌する薬剤や作業方法についてご相談をいただきました。除菌はオングストロンG。抗菌はプロパストップタイプNOKIF。洗浄方法は高圧洗浄機を用いる方法をご説明し、結果的に作業請負も実施させていただきました。
その他補足感想など
  • 毎年、冷房を使用しはじめる季節になりますと、本件のようなニオイのクレーム問題が、いろいろなビルやホテル、飲食店などで発生しております。
  • 上述しましたように、異臭の原因としましては、空調機にあります。
  • 空調機といいますと、吹き出し部分のお掃除などは定期的に実施されているケースはありますが、その中の金属フィンの部分については、なかなかお掃除やメンテナンスをされていないケースを多くお見受けします。
  • しかし、冷房使用時は、そのフィンの部分にはたくさんの結露が生じます。その証拠に、夏場いのエアコン使用時には、大量のドレン水(エアコン内部の結露水を排水するための仕組み)が排水されています。
  • ご家庭であれば、ベランダ等にエアコンからホースが出ていて、そこからポタポタと水が出ていますし、オフィスビル等であれば、共有のエアコンドレン専用の配管を設けているケースなどがあります。
  • そのため、金属フィンの部分には、たくさんの水分があり、夏場のエアコン未稼働時は暑くなっており、高温多湿なところに雑菌が多く発生します。
  • その雑菌が活動するとき、つまりエアコンを停止状態から稼働状態にした瞬間が、フィン部分の結露も多くなり、それに伴い雑菌も活動が活発化することで、雑巾が腐ったようなニオイや、カビのような不快臭を発生させてしまうのです。
  • そして加湿状態が落ち着いたり、冷えて温度が一定になったりすると、雑菌の活動も落ち着くため、異臭も収まっていくのです。
  • 薬剤を用いた洗浄が対策としてベストですが、すぐにまた菌が発生してしまうので、根気よく除菌抗菌等を行っていく必要があるでしょう。
  • 臭気のことでしたら、工場や病院から一般のご家庭まで、共生エアテクノにご相談下さい。
 
エアコン金属フィン(エバポレーター)
エアコン金属フィンの清掃
エアコン金属フィンの清掃
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建物内で発生したカビ


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年7月27日
対応先等
某建物
概要
状況等
  • 某所建物において、カビの発生が確認されました。
  • 半地下になっているエリアが最もひどく、目視でも真っ黒、カビの臭気も不快度が高いとの事でした。
  • 今年は6月下旬からの猛暑に加えて、7月の台風もあり、多少の漏水のような現象もあったかもしれないとのことで、半地下のエリアは高温多湿な状態でした。
  • 地下からGLフロアへの風の流れが、全体換気として設計されておられたので、カビ菌が繁殖することによって、建物全体へ胞子が付着して、カビが蔓延してしまう恐れもありました。
  • 当然、どこのフロアも人の出入りがあり、特にカビについてはご老人やお子様への悪影響が懸念されることもあり、まずはカビ菌の除去や再発防止、そしてカビの色素が目に見えないエリアでも、念のため、カビ菌の菌数測定を実施しておきたいというご要望がありました。
  • インターネットで、カビ対策(カビ臭含む)を実施している業者を検索の上、弊社共生エアテクノにもお問い合わせいただきました。
対応内容
  • 弊社では、臭気判定士および作業環境測定士として、カビ対策の業務に経験の深い担当者が、早速、対応に当たりました。
  • カビ対策の場合、現調をさせていただくケースと、ある程度のやりとりで概算お見積りを提出させていただくケースがあります。本件では、まずはお写真などをご提供いただいた為、現調よりも先に概算の御見積書と、カビ対策の内容の要領書をご提出させていただきました。
  • その後、弊社にご依頼したいというご要望を頂戴したため、担当者が現地に訪問。カビの状況や除カビ・防カビ作業の作業効率、さらにはカビの菌数測定をするべき箇所の選定や、カビ臭の状況などを確認しました。
  • 正式にお見積書をご提出しまして、ご発注となりました。
  • 作業日をお打ち合わせし、作業当日には、臭気判定士2名による除カビ、防カビ作業。作業後には、各必要箇所のカビ菌の菌数測定。を実施致しました。
  • カビ菌の菌数測定は、弊社では提携している分析機関に依頼し、弊社の管轄のもと、菌数測定や菌種同定の試験を実施してもらっています。
  • また、除カビと防カビの薬剤につきましては、弊社にて選定した薬剤を使用し、作業に関しては弊社メンバーと、施工協力業者さん(規模等による)にて実施しております。
装置等の紹介
  • カビ菌の菌種同定試験
  • カビ菌の菌数測定試験
  • カビ臭の臭気調査や環境アセスメント
対応後の状況等
その他補足感想など
  • 昨今、一般住宅をはじめ、建物においてのカビの発生が、特に都心部で増えているように思います。
  • それは、1つには、高気密・高断熱住宅となり、高い省エネや冷暖房の効率を重視することの引き換えに、換気という部分が弱まってしまったことが挙げられるのかなと考えております。
  • 対策としては、24時間換気の適切な使用をするとともに、意識的に換気であったり、除湿器を活用するなどが必要なのかと思います。
  • さらに1つには、都心部の狭小地住宅の活用事例として、地下室や半地下を設けるケースの増加も要因かと思われます。
  • 半地下や地下室の場合、条件的には、カビの発生条件がバッチリ整ってしまいがちです。そのため、除カビや防カビを行っても、再発する可能性はどうしても否定できません。
  • 弊社では、多くの現場でカビ対策を行ってまいりましたが、例えば除湿器を複数台、設置して、換気もしっかりとっていても、それでもカビが定期的に発生してしまうような案件も見受けられました。これらは、温度、湿度、栄養源というカビの3大繁殖条件がどうしても揃ってしまいがちという部分で致し方ないところは否めないです。
  • そこから、他のエリアにカビの胞子が飛んでいき、カビ菌が一般的な量よりも多くなり、場合によっては健康への悪影響を与える可能性なども懸念されるため、心配な場合は、カビ菌の菌数測定を実施されることや、臭気判定士によるカビ臭の臭気調査や環境アセスメントなども行っていくことをご提案しております。
  • また、弊社の除カビ剤は、色素を落とす効果はありません。そのため、ある程度の拭き取りは行いますが、色素の除去については所掌範囲外とさせていただいておりますこと、ご了承下さい。
  • カビ対策でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
プロパストップtypeE プロパストップtypeNOKIF(ノキフ)
防カビ剤/除カビ剤噴霧 防カビ剤/除カビ剤噴霧
    

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