月別アーカイブ: 2017年2月

印刷機からのVOC排気臭対策

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工事種別

印刷機からのVOC排気臭対策

担当(著者)
臭気判定士 シックハウス診断士 松林宏治
提出日付
2017年2月24日
施工先
UV印刷を行う印刷機から発生する有機溶剤臭対策
施工概要
某オフィスビルにて、印刷機を数台稼働しプリントしていたところ、その排気臭が問題となっていた。移転も視野に入れて脱臭対策を検討されていた。
施工前状況
・名刺のUV印刷工程にて、稼働率が大変高い。
・印刷機からの排気臭として、ツンとした有機溶剤系臭気が強く出ていた。
・旧事務所は窓を全開放していたが、新事務所は地下にあり、臭気も籠ってしまう。
・移転に伴い、脱臭対策を本格的に検討したかった。
施策内容
1.臭気判定士にて、現状(旧ビル)での臭気発生状況を確認した。
2.湿式脱臭装置は排水設備がなく断念。燃焼脱臭装置はそれだけの規模ではなかった。
3.新事務所は地下にあり、OA(外気)の取り入れ量も限界があり、EA量(排気)も限界がある。
4.排気量は小さく、局所排気であり、常時稼働しているわけではない。
5.デオキーパー脱臭装置の小型簡易バージョンをご提案し、まずはデモテストを実施した。
6.臭気判定士の嗅覚で、臭気強度1まで脱臭できて、お客様も大変気に行っていただいた。
7.そのままデモテスト機をご購入したいというご要望にお応えし、実機導入の運びとなった。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
施工後状況
  • 新事務所では、希釈エアを入れながら局所排気を吸引して、デオキーパーを通して排気している。
  • 事務所の排気口近くまでアルミのフレキシブルダクトで繋いだ為、室内の空気環境も良くなった。
  • デオキーパー脱臭装置活性炭方式なので、すぐに破過して交換になるかも・・と思っていたが、希釈空気を一緒に導入する事で、半年以上、脱臭効果が維持されていると聞いている。
その他補足感想など
  • 当初、お問い合わせを頂戴した際には、内勤の者から「酸素クラスター除菌脱臭装置」がおすすめであるとご提案させていただいた。
  • 早速、酸素クラスター脱臭装置のデモテストをお送りし、テストを実施いただいたところ、あまり効果が感じられないとの事であった。
  • その後、その一連の報告を受けた臭気判定士が、まずは現場の確認に伺ったところ、酸素クラスター方式には適していない状況である事が判明した。
  • 酸素クラスターによる室内作業環境改善対策も多くの実績がある事をご説明したうえで、本件に適した脱臭方法と対策をご提案させていただいた。
  • すぐにデオキーパーのテスト機で活性炭脱臭方式によるテストを実施したところ、脱臭効果が大変高く、お客様からも高評価を頂戴し、「これをこのまま買います!」とまでおっしゃっていただいた。
  • 通常、そのような販売形式は実施していないが、移転間近であり納期も間に合わない為、特例という事でお引き受けし、新事務所での設置方法やエアーバランス等、脱臭屋の知見からアドバイスもさせていただいた。
  • 新事務所で臭気の問題は一度も発生していないと聞いている。
  • お客様からは、「最初の脱臭装置(酸素クラスター)が効かなかったから、ちょっと不安だったけど、対応スピードは速いし、いろいろ親身になって提案してくれて、結果的にばっちり脱臭もできて、本当に助かったよ、ありがとう!!」というお言葉を頂戴できたことを誇りに思う。
  • 同時にお客様から、「測定だけの業者さんや分析だけの業者さん、特定の脱臭装置だけを提案してくれる業者さんはいたけど、測定からテスト、提案から実機までトータルでやってくれる脱臭業者さんがいるとは・・。インターネットで調べて共生さんを見つけてよかったよ」とも言っていただけた。
酸素クラスター脱臭装置のデモテスト
酸素クラスター脱臭装置のデモテスト
デオキーパーのテスト機で活性炭脱臭方式によるテスト
デオキーパーのテスト機で活性炭脱臭方式によるテスト
印刷機からのVOC排気臭対策
印刷機からのVOC排気臭対策

今回は、印刷機からのVOC排気臭対策についてお伝えしました。
印刷のみならず、有機溶剤の臭気対策をお考えの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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火災後の焼き焦げ臭脱臭作業とスス除去作業

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工事種別

某施設の火災後の焼き焦げ臭脱臭作業とスス除去作業

担当(著者)
臭気判定士 悪臭スナイパー 中丸晴樹
提出日付
2017年2月15日
施工先
某施設の地下室
施工概要
某施設の地下室にて、電気配線の加熱からか、火災が発生した。従業員やお客様等、被害者は幸い誰もいなかったが、ススと焼き焦げ臭が残った。
施工前状況
・真っ黒のススで、壁と天井は覆われていた。
・同時に、強い焼き焦げ臭が空間一杯に満ちていた。
・従業員の通路に面している部屋であり、昼間は閉塞密閉してニオイが漏れないようにしていた。
・夜は換気ファンを動かし換気していたが、全く臭気は改善されない状況であった。
施策内容
1.臭気判定士による現状の確認(臭気・スス)を行った。
2.夜間のみの作業時間を考慮し、スス除去3日、脱臭作業3日の工程をご提案した。
3.別の臭気問題があった際には、臭気調査にて臭気問題を解決していたこともあり、弊社への信用が高く、正式にご依頼いただいた。
4.初日は養生を徹底した後、サンダーやブラシで真っ黒ススまみれになってスス除去を行った。
5.ほぼ予定通り、スス除去を完了した。
6.スス除去のあとは、オゾンガスと特殊な消臭剤を用いた弊社独自の「ハイブリッド脱臭工法」にて、3日間かけて火災臭の脱臭作業を実施した。
装置などの名称・分類
  • 臭気判定士の嗅覚によるビフォアー及びアフターの官能評価
  • 臭気測定機によるビフォアー及びアフターの臭気強度検査
  • オゾンガスと特殊消臭剤を用いたハイブリッド脱臭工法
装置の紹介(概要)
施工後状況
  • 臭気の発生源の一つであるススを徹底的に除去した為、臭気は低減したと同時に見た目も改善された。
  • 臭気判定士の嗅覚による官能評価及び臭気測定機の数値とも、脱臭後の目標値を問題なくクリアしており、従業員や管理設備者が立ち入っても、全く焼き焦げ臭を感じる事はなくなった。
  • クライアント様もご満足いただき、無事、検収となった。
その他補足感想など
  • この現場では、脱臭作業を行う部屋内で実施する事という場所の制限と、従業員の出入りが少ない夜間の時間帯で作業する事という時間の制限があった。
  • 排気する先が外部である為、無制限に削ったススを含む臭気を排気する事も出来ず、そこに対しても工夫を必要とした。
  • よって、循環式の脱臭及び集塵装置を室内に設置し、稼働させながら作業を実施した。これは脱臭専門業者である弊社ならではのアイデアの一つである。
  • ススの除去作業は、思っているよりもいろいろな装備を必要とし、肉体的にもしんどい作業である。
  • しかしそこをいい加減にしてしまうと、臭気の発生源が残存する為、いくら脱臭作業を頑張っても焼き焦げ臭を感じられてしまう。
  • 弊社では、スス除去は専門ではない為、ハイブリッド脱臭工法を駆使した脱臭作業のみをお引き受けするケースも多いが、スス除去もご依頼いただく場合には今回のように徹底して除去作業も行う。
  • 汗とススにまみれた脱臭作業となったが、お客様には大変ご満足いただけた事で、弊社のミッションである深呼吸空間の創造を無事、遂行する事が出来てほっとしている。
真っ黒のススで、壁と天井は覆われていた
真っ黒のススで、壁と天井は覆われていた
臭気測定機によるビフォアー及びアフターの臭気強度検査
臭気測定機によるビフォアー及びアフターの臭気強度検査
臭気判定士の嗅覚による官能評価
臭気判定士の嗅覚による官能評価
ススの除去作業は装備を必要とし肉体的にもしんどい
ススの除去作業は装備を必要とし肉体的にもしんどい
室内全体にわたるスス除去作業
室内全体にわたるスス除去作業
サンダーやブラシでスス除去
サンダーやブラシでスス除去

今回は、スス除去作業をともなった火事・火災後脱臭工事についてお伝えしました。

火災臭対策についての資料はこちら→火災臭対策

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飲食店の異臭発生源調査

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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2017年2月6日
施工先
東京都内の雑居ビルに入居している居酒屋
施工概要
都内某ビルの地下にテナントとして入店している居酒屋さんにて、常時、異臭が発生しており、臭気の強さも変動していた。
施工前状況
・異臭の質は、どうやら、下水のような臭気や、ドブのようなニオイとの事。
・常時、汚水臭は感じられるが、強さの変動があり、強い時はお客様が帰ってしまうほどとの事。
・いろいろ調べてみたが、発生原因がわからない為、臭気調査の専門会社を検索した。
・とにかく、発生源を特定し、対策をしたい。
施策内容
1.臭気調査に熟練した臭気判定士2名と、臭気対策コンサルタント1名の合計3名で現場へ伺った。
2.現場は地下店舗だったが、上階(1階)店舗への立ち入りや、屋上でも調査を実施した。
3.リニューアルを重ねている雑居ビルであり、図面と現認の整合性がとりにくく、衛生配管を確認していくだけでも時間を費やさざるを得なかった。
4.汚水槽と雑排水槽、厨房のグリストラップ、そこからの配管系統を徹底的に追いかけた。
5.すると、その系統がポンプアップしていく系統が完全にわかれている事が分かった。
6.多くの仮説を立てた中で、トレースガスを使って絞り込み検証し、また仮説を立て、それを実証していく作業を繰り返し、天井裏の配管系統に不備がある事を発見できた。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • 飲食店の下水系臭気の発生源調査
  • ビルテナント内で発生している異臭調査
  • 汚水系臭気の調査
施工後状況
  • 天井裏で見つかった、配管の不備を応急処置したところ、常時漂っていた雑排水系臭気はおさまった。
  • その後、まだ少しニオイを感じるとの事だったので、再度臭気の確認に伺ったが、附着して残存している臭気であると判断し、時間経過とともに徐々に低減していくと予想された為、調査レポートに纏めてご報告した。
  • その後、ほぼ臭気は気にならないレベルまで低減したとお聞きしている。
その他補足感想など
  • 臭気調査の現場では、臭気の発生が不定期であるケースも多く、今回のようにとりあえず常時、悪臭が発生しているケースでは、臭気の質の判定や追跡がやりやすくなる。
  • 築年数の古い雑居ビルでは、テナントが何度も入れ替わっており、その都度、設備のリニューアル工事を行っている可能性も高い。
  • 図面の設備配管を信用して、臭気調査を進めていくと、全く見当違いの事になりかねないので、「常識を疑え」は弊社の臭気調査における合言葉である。
  • 今回の現場でも、なぜだか系統が2カ所にわけられており、当初の設備図面とは全く異なるものとなっていた。
  • 天井裏の確認作業も目視でできる限界もあり、かといって点検口を無限に設置できるわけでもなく、経験と勘から核心に迫る仮説をたくさんたてていく。
  • そしてトレースガスや臭気センサーを併用し、嗅覚と結果から実証していく。
  • 今回も現実と嘘のはざまでの戦いであったが、「クサイに挑むプロフェッショナル」として、無事に臭気問題を解決出来た事を誇りに思う。
系統が2カ所に 当初の設備図面とは全く異なる
系統が2カ所に 当初の設備図面とは全く異なる
配管系統を徹底的に追いかけた
配管系統を徹底的に追いかけた
トレースガスによる仮説の検証と立証
トレースガスによる仮説の検証と立証
トレースガスを使って絞り込み検証
トレースガスを使って絞り込み検証
臭気センサーによる調査
臭気センサーによる調査
天井裏の配管系統に不備がある事を発見
天井裏の配管系統に不備がある事を発見

今回は、飲食店の異臭発生源調査についてお伝えしました。
異臭の発生原因がわからない等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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