ビル、商業施設」カテゴリーアーカイブ

建築設備の脱臭装置の設計



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種別
商業施設の臭気対策
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2023年3月10日
対応先等
建築設備(商業施設)
概要
臭気対策(建築設備の脱臭装置の設計)
状況等
  • 某所にて商業施設等の大型複合ビルの計画がありました。
  • いろいろな設計がされていく中で、テナントとして入る某施設では、室内で臭気が発生するとのことでした。
  • 基本的に、オープンしている間は、来客が常時あるような有人空間となるとのことで、どのような脱臭対策をしていくのがよいのか、建築設備設計段階から検討が進められていきました。
  • そんな中で、脱臭装置のメーカーや業者などにも各社、ヒアリングが実施されまして、諸々各社の提案が為されました。
  • その入店されるテナント様が、他の複合施設でも同様のテナントを有しておられたため、まずはそこで、脱臭のデモテストなどを実施して、効果があるのかを検証してみようという流れになりました。
  • そして結果として、当方がご提案させていただいた、酸素クラスター除菌脱臭装置が、臭気対策用の脱臭装置として選ばれました。
対応内容
  • 本現場では、狭い空間と広い空間という、2パターンでの脱臭対策が求められておりました。
  • 狭い空間では、室内設置型の酸素クラスターを選定しました。これらは、室内の有効容積にて設置する機器を選定することができます。
  • 広い空間では、ダクトインタイプの機器を選定させていただきました。これは、空調機の二次ダクトに設置して、テナントの室内に供給されるSA(サプライエアー=給気)の吹き出し口の各所に、効率よく酸素クラスターイオンを行き渡らせる方式です。
  • 設計会社様の設備設計ご担当者様と、設置する位置や設置する機器、それらに伴う給気や排気などの空調機器などの打ち合わせを何度もさせていただき、スペックインが完了となります。
  • さらに、実際に新築工事の空調や衛生設備などを担当されるサブコン様や工事業者様へ、機器の説明を実施させていただき、取付方法や設置するタイミングなどを、全体の工程とともにスケジューリングしていきます。
  • 実際に脱臭装置を納品させていただき、設置が完了しますと、試運転として機器稼働の確認と、酸素クラスターイオンのイオン数測定を実施致します。
  • その後は、保守点検が年に1回のペースで継続され、運用されていっております。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 商業施設がオープンしてから、たしかに臭気の発生はあるものの、酸素クラスター除菌脱臭装置が想定通りの効果を発揮していることもあり、臭気に対する苦情は発生していないと聞いており、しっかりとメンテナンスを継続しながら、現在もご使用いただいております。
その他補足感想など
  • テナント様の室内で、継続的に臭気が発生する場合で、その発生源が除去できない、当たり前のケースでは、何かしらの継続的な脱臭対策が必要となるケースがございます。
  • もしそれが、無人空間であれば、例えばオゾンガスを用いた燻蒸脱臭方法であったり、あるいは局所的な発生であれば、局所排気装置を用いてエアフローにてコントロールする方法などもございます。※弊社では、共生エアフローユニットを有しており、病院の病理検査室などの局所排気対策として多数の実績を有しております。
  • しかし、有人空間となりますと簡単ではありません。まず当たり前ですが、人体に無害であることが大前提となります。
  • また、ケースにもよりますが、本件では他のニオイの発生などはNGであったため、例えばマスキング的な強い香りを発生させる方式であったり、あるいはアロマのような方式というのがNGでありました。
  • さらに、細かいミストで消臭剤をシャワーリングするような方法も当然、NGでした。
  • その一方で、施設の特性上、給気と排気がしっかりと第1種換気方式でコントロールされ、換気回数も十分な量にて設計いただいておりました。
  • これであれば、給気のラインに酸素クラスターイオンを供給することで、効率よく、各給気口から室内へ行き渡らせることができ、臭気を融和酸化分解という脱臭をして排気されていくということで、酸素クラスター除菌脱臭装置を活用しやすい設計条件となっておりました。
  • もともとマンションのゴミ置き場などで多数の納入実績があり、狭い空間から広大な空間まで幅広く対応できるのが特徴でもあります。
  • 商業施設の臭気対策のご相談は、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
酸素クラスター脱臭装置
酸素クラスター脱臭装置
    

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食品スーパーの臭気調査



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種別

室内の臭気アセスメント

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年11月17日
対応先等
食品スーパー(スーパー店舗内の異臭調査
概要
食品スーパーの臭気調査
状況等
  • 某所にある食品スーパー様にて、店舗内にてときどき、悪臭や異臭といった臭気についての苦情やお叱りがお客様から寄せられておりました。
  • 頻繁に臭気苦情が発生しているわけではなく、しばしば、一時的にニオイが発生しては、しばらくすると立ち消えてしまうということでした。
  • 店舗側では、クレームシート等に寄せられた時間や場所、臭気の質などをもとに、都度、悪臭の確認を行ってはおられましたが、残念ながら全くわからないままとのことでした。
  • 特に、お客様が多くいらっしゃる時間帯(夕方などの繁忙期)に苦情が多いとのことでしたが、発生する日は朝や夜など、さまざまであり、異臭発生源が全くわからない状態とのことでした。
  • 店舗の設備設計や設備関係の施工を行った業者様も確認作業に入っておられましたが、やはりニオイの発生元はわからないままでした。
  • 臭気対策の専門業者に依頼してみようか、とインターネットで検索のうえ、弊社共生エアテクノにお問い合わせおよびご相談をいただきました。
対応内容
  • まずは、弊社の中でも異臭発生源調査に熟達している臭気判定士が、お電話等にてご相談およびヒアリング等のやりとりをさせていただきました。
  • その後、弊社の臭気漏洩調査や、臭気アセスメントについてのご説明と、本案件に対する臭気調査の方法などをお話しまして、お見積書をご提出しましたところ、すぐにでも調査をお願いしたいとご発注いただきました。
  • 本来は、お客様のいらっしゃらない時間帯かつ臭気が発生しやすい時間帯での調査が望ましいですが、食品スーパーという業態上、休みがほぼなく、また臭気の発生状況も夜間はほぼないとのことでしたので、平日でお客様の来店が一番少ない時間帯を狙って臭気調査の実施日時をお打合せしていきました。
  • 臭気調査の当日は、臭気判定士が2名にて、臭気アセスメントに必要な道具類1式とともに現地に訪問しまして、臭気調査を実施させていただきました。
  • 当日、悪臭や異臭の発生はなかったのですが、店舗内および店舗のバックヤードや事務室、周辺、トイレ等などを確認して参りまして、複数の異臭発生元となりうる箇所を発見しました。
  • それらを現地でご説明し、すべて報告書に纏めてご提出させていただき、先方にて不具合箇所の修正や、改修や修繕作業を実施していただきました。
装置などの名称/分類
  • 食品スーパーの異臭調査
  • 店舗内の悪臭発生における臭気侵入経路調査
  • 室内にて発生する悪臭の調査
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 弊社臭気判定士が指摘させていただいた箇所は、すべての漏洩可能性箇所から発生する臭気はやはり、下水や汚水、雑排水系のニオイが侵入してくると予測できました。それらを対策いただいたあとは、異臭クレーム等はおさまったと聞いております。
その他補足感想など
  • 本来、室内で不定期に発生する異臭や悪臭の発生源や侵入経路を調査する場合は、やはりニオイが発生しているタイミングでの臭気調査がベストとなります。
  • しかし、「もっともニオイが出やすいタイミング」でスケジュールを設定できて、臭気調査を実施したとしても、もちろん必ずしも対象となっている悪臭が発生してくれるわけではありません。
  • 弊社では、いくつかの方法やノウハウを用いて、問題となっている異臭をあぶりだすというか、おびきだすというか、室内に強制的に発生させる方法も持ち合わせてはおりますが、できることであれば、通常の悪臭発生状況にて、アセスメントを進めていければよりはやく、解決というゴールにたどり着いていくことができるということになります。
  • それでも今回の現場のように、調査中に全く、ニオイの発生がないようなケースはしばしばございます。どうしようもないケースでは出直しということも当然ありますが、特に汚水や下水、雑排水といった臭気の質がターゲットの場合は、必ずしも臭気の発生がない状況でも、侵入経路を特定していくことは可能です。
  • そのためには、現地の竣工図から、衛生設備や空調設備などの設備図面も大切になります。どこの排水管の系統がどこと繋がっていて、それらがどのルートを通って排水されていくのか。あるいは給気および排気の系統に加えて、汚水槽や雑排水槽、トイレなどの排水時の空気を調整するための通気管が、どこにどのようなルートを通っているのか、などを、図面で読み取り、さらに現地にて点検口などをあけながら目視で追いかけていきます。同時に、天井裏や床下、壁裏などのニオイもしっかり嗅いでいきながら、わずかでも怪しい臭いや部分があれば、しっかりとマッピングしていく中に加えていくのです。
  • そしてそうやってたてたたくさんの仮説と、臭気強度と質でマッピングしたエリアなどを参考に、臭気発生理由を突き止めていくのです。
  • 臭気調査のことでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
臭気判定士による臭気調査
異臭発生源調査
    

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建物の臭気アセスメント(オフィスビルにおける汚水・下水臭)



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種別

建物の臭気アセスメント

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年9月7日
対応先等
某オフィスビル
概要
異臭の発生源調査(オフィスビルにおける汚水・下水臭)
状況等
  • 某オフィスビルにて、入居しているテナント様より、異臭についての問題がオーナー様に指摘されておりました。
  • オーナー様として確認したところによると、ニオイの質としては汚水や下水、雑排水のような悪臭であり、強さとしては、max時には不快感がかなり高いとのことでした。
  • 問題は、異臭の発生頻度です。常時、臭気が発生しているわけではなく、不定期に1日数回、突発的に強く発生したり、あるいは1日中、なかったりするとのことでした。
  • 「今、ニオイが発生しているからきて下さい」という一報をテナント様から受けて、オーナー様や建築業者さん、設備業者さんが駆けつけても、そのタイムラグから臭気は薄まってしまったり、弱まってしまったりで、肝心の異臭が確認できないままでした。
  • テナント様としては、来店されるお客様の接客に影響が出るのも困るし、従業員様の作業環境としてはよろしくないということで、この異臭問題の早期解決を望んでおられました。
  • そこでオーナー様が弊社をネット検索でみつけて、お問い合わせいただきました。
対応内容
  • まずは弊社の中でも、建物の臭気調査異臭発生源調査に詳しい臭気判定士が、お電話とメールベースでやりとりさせていただきました。
  • おおよその内容を把握し、作業にかかるお見積書をご提出すると「明日にでも調査に入って欲しい」とのことで、最短日程にて、臭気判定士2名を確保して、臭気アセスメントを実施しました。
  • 本来、このような臭気調査の場合は、テナント様がお休みの日を選ぶのですが、超急ぎということで、テナント様の全面協力のもと、平日の実施となりました。
  • ニオイの質はわかっているので、まずは嗅覚でニオイを追いかけます。今はニオイがなくとも、残存している臭気や、わずかに発生している箇所があるはずだからです。
  • その後、設備衛生配管図をもとに、視覚で確認できるすべての床下や壁裏、天井裏の配管を追っていきます。おかしなところがあれば都度、チェックしていきます。
  • スモークテスターを用いた気流確認と、ニオイセンサーによる臭気強度マッピング。このあたりでほぼ、異臭発生源の仮説は出そろいました。
  • トレースガスを流し込み、漏洩調査を実施。そこからセンサーやファイバースコープなども用いてできるだけ、追い込んでいきました。
  • そして追い詰めた先に、謎の配管に繋がる口があることが判明しました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • その場では対応ができない構造だったため、報告書に本件をまとめて、そこの閉塞処理対応は建築業者さんと設備業者さんにお任せしました。オーナー様からは「確かに穴があって、そこを埋めたら臭気苦情もおさまったよ」と嬉しいご報告を頂戴し、臭気調査は完了しました。
その他補足感想など
  • オフィスビルや宿泊施設、飲食店など、多数の人が来店したり、働いたり、宿泊したり、飲食したりする空間においては、やはり快適な空気環境でありたいものです。
  • そこでもし、何かしらの異臭であったり、明らかに不快感の高い悪臭であったりと、そこには必要のない臭気が存在している場合は、マイナス面が大きくなるケースがあります。
  • 飲食店では、「こんな下水道みたいなクサイ中で、ご飯を食べられない」とお客様が怒ってお帰りになってしまうケースもしばしばお聞きします。
  • 宿泊施設では、「この部屋で原因不明の悪臭がしばしば発生して、お客様からニオイの苦情となり、口コミサイトや評判などでも悪く書かれてしまうので、部屋の貸出しを止めています。お休みの日や、連休などでは、1泊あたりのコスト分が機会ロスとなってしまうので早急に改善したいです」という悲痛の思いで、臭気環境改善に頑張っておられます。
  • そのような中でも、特に多い臭気のお問い合わせが、「汚水や下水、雑排水といった、硫黄化合物系臭気」の発生による臭気調査のご相談やご依頼です。
  • 一般のご家庭における、排水口のクサい悪臭をイメージしていただき、あれをせき込むくらい強くしたものが、商業施設やビルなどでは発生します。
  • そしてそれが、何かしらの原因によって、フロア内や建物内に侵入してしまうと、臭気苦情に繋がる可能性が高くなってしまうのです。
  • 悪臭発生の原因は本当にさまざまですが、多くのケースでは、不定期に発生しており、そして発生すると強いニオイであり、それがある程度でなくなってしまう・・というポルターガイスト現象のような特徴をもっております。
  • しかし、悪臭には必ず発生源があります。弊社では約20年にわたる臭気調査の経験値とノウハウから、臭気調査を実施し、悪臭発生源を突き止めて参りました。
  • 原因不明の悪臭調査や、臭気調査等でしたら、弊社共生エアテクノまでどうぞ。
 
ニオイセンサーによる臭気調査
ニオイセンサーによる臭気調査
    

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