月別アーカイブ: 2022年7月

建物内で発生したカビ


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年7月27日
対応先等
某建物
概要
状況等
  • 某所建物において、カビの発生が確認されました。
  • 半地下になっているエリアが最もひどく、目視でも真っ黒、カビの臭気も不快度が高いとの事でした。
  • 今年は6月下旬からの猛暑に加えて、7月の台風もあり、多少の漏水のような現象もあったかもしれないとのことで、半地下のエリアは高温多湿な状態でした。
  • 地下からGLフロアへの風の流れが、全体換気として設計されておられたので、カビ菌が繁殖することによって、建物全体へ胞子が付着して、カビが蔓延してしまう恐れもありました。
  • 当然、どこのフロアも人の出入りがあり、特にカビについてはご老人やお子様への悪影響が懸念されることもあり、まずはカビ菌の除去や再発防止、そしてカビの色素が目に見えないエリアでも、念のため、カビ菌の菌数測定を実施しておきたいというご要望がありました。
  • インターネットで、カビ対策(カビ臭含む)を実施している業者を検索の上、弊社共生エアテクノにもお問い合わせいただきました。
対応内容
  • 弊社では、臭気判定士および作業環境測定士として、カビ対策の業務に経験の深い担当者が、早速、対応に当たりました。
  • カビ対策の場合、現調をさせていただくケースと、ある程度のやりとりで概算お見積りを提出させていただくケースがあります。本件では、まずはお写真などをご提供いただいた為、現調よりも先に概算の御見積書と、カビ対策の内容の要領書をご提出させていただきました。
  • その後、弊社にご依頼したいというご要望を頂戴したため、担当者が現地に訪問。カビの状況や除カビ・防カビ作業の作業効率、さらにはカビの菌数測定をするべき箇所の選定や、カビ臭の状況などを確認しました。
  • 正式にお見積書をご提出しまして、ご発注となりました。
  • 作業日をお打ち合わせし、作業当日には、臭気判定士2名による除カビ、防カビ作業。作業後には、各必要箇所のカビ菌の菌数測定。を実施致しました。
  • カビ菌の菌数測定は、弊社では提携している分析機関に依頼し、弊社の管轄のもと、菌数測定や菌種同定の試験を実施してもらっています。
  • また、除カビと防カビの薬剤につきましては、弊社にて選定した薬剤を使用し、作業に関しては弊社メンバーと、施工協力業者さん(規模等による)にて実施しております。
装置等の紹介
  • カビ菌の菌種同定試験
  • カビ菌の菌数測定試験
  • カビ臭の臭気調査や環境アセスメント
対応後の状況等
その他補足感想など
  • 昨今、一般住宅をはじめ、建物においてのカビの発生が、特に都心部で増えているように思います。
  • それは、1つには、高気密・高断熱住宅となり、高い省エネや冷暖房の効率を重視することの引き換えに、換気という部分が弱まってしまったことが挙げられるのかなと考えております。
  • 対策としては、24時間換気の適切な使用をするとともに、意識的に換気であったり、除湿器を活用するなどが必要なのかと思います。
  • さらに1つには、都心部の狭小地住宅の活用事例として、地下室や半地下を設けるケースの増加も要因かと思われます。
  • 半地下や地下室の場合、条件的には、カビの発生条件がバッチリ整ってしまいがちです。そのため、除カビや防カビを行っても、再発する可能性はどうしても否定できません。
  • 弊社では、多くの現場でカビ対策を行ってまいりましたが、例えば除湿器を複数台、設置して、換気もしっかりとっていても、それでもカビが定期的に発生してしまうような案件も見受けられました。これらは、温度、湿度、栄養源というカビの3大繁殖条件がどうしても揃ってしまいがちという部分で致し方ないところは否めないです。
  • そこから、他のエリアにカビの胞子が飛んでいき、カビ菌が一般的な量よりも多くなり、場合によっては健康への悪影響を与える可能性なども懸念されるため、心配な場合は、カビ菌の菌数測定を実施されることや、臭気判定士によるカビ臭の臭気調査や環境アセスメントなども行っていくことをご提案しております。
  • また、弊社の除カビ剤は、色素を落とす効果はありません。そのため、ある程度の拭き取りは行いますが、色素の除去については所掌範囲外とさせていただいておりますこと、ご了承下さい。
  • カビ対策でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
プロパストップtypeE プロパストップtypeNOKIF(ノキフ)
防カビ剤/除カビ剤噴霧 防カビ剤/除カビ剤噴霧
    

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工場の臭気モニタリング


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担当(著者)
臭気判定士 中丸晴樹
提出日付
2022年7月16日
対応先等
日本国内およびタイの工場
概要
工場の臭気モニタリング
状況等
  • 日本およびタイの工場では、日本においては悪臭防止法という法律があり、タイにおいてもそれに似たような条例が定められつつあります。
  • そしてそれらは、工場での生産時等に発生する臭気が、自工場の敷地境界線をこえて、近隣住民の土地や家屋などに飛散してしまうことで、臭気苦情が発生するケースなどを防止するためにあるといっても過言ではありません。
  • さらに、工場では当然、何かしらの製造活動をしたり、それに伴って発生する排水や廃棄物など、自工場内でもいろいろな臭気や悪臭が発生するため、工場内の労働環境の改善のためにも、悪臭防止法が適用外だとしても臭気対策などを実施されているケースも多くあります。
  • また、何かしらの品質を求めていく必要のある製造ラインや、あるいは火災などの災害へ備えるために、温度や匂いなどでまずはその前兆をとらえてみたい、というようなご要望も一定数、頂戴するようになっております。
  • 臭気に関しては、ハンディタイプでも可能ですし、定点設置でも可能です。そこから、騒音などのオプションも可能となりつつあるのが、弊社deomoniの特徴です。
対応内容
  • とある工場様では、環境対策プロジェクトが社内で立ち上がりました。環境問題の1つに当然、「臭気」というのが掲げられたため、弊社にご相談いただきました。
  • 日本で数工場、タイでも複数の工場を稼働されており、それらの工場での「ニオイの見える化」に取り組みたいとの事でした。
  • 弊社では、定点設置タイプで、24時間365日、臭気を可視化できるニオイセンサー「デオモニ」をご提案させていただき、ご採用いただきました。
  • 環境プロジェクトの1つとして、正式に組み入れていただき、日本とタイの全工場において、臭気のモニタリングを実施しております。
  • また、とある工場様では、特に近隣住民様からの臭気苦情はないのですが、今のうちから臭気をしっかり評価しておきたいというご要望があり、敷地境界の4方向および排気口付近の2箇所に、臭気センサーdeomoniを定点設置。何かしら臭気問題が発生した場合でも、すぐに対応できる備えを万全に整えておられます。
  • 他にも、せっかく定点設置したので、そのネットワーク(無線でデータを飛ばせる)を活用し、騒音の見える化もやろうということで、振動や騒音などのセンサーを組み込むオプションについてのご要望も新たに頂戴しており、対応中でございます。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • deomoniは発売以来、ニオイセンサー本体や中継機等を合わせ、300以上の納入実績を、日本およびタイの多くの工場様の臭気監視でお役に立てております。次は品質管理のところでどこまでお役に立てるか、新たなるセンサーオプションを鋭意、開発中ですので楽しみにしていて下さい。
その他補足感想など
  • 多くの工場様に納入させていただいております、ニオイセンサー「deomoni」につきましては、その実績数の多さや、反応のよさ、回復の速さや持久力、無線方式の利便さ等により、引き続き、たくさんのご相談やお問い合わせを頂戴しております。
  • 弊社では、創業以来19年間、一貫して臭気対策に関する業務のみを行ってまいりましたが、その中でも臭気センサーという部分で、これほどまでにお手伝いさせていただけることになるとは、正直申し上げて、想定の範囲を大きく上回っております。
  • さらに、そのネットワークシステムや、臭気の測定値を無線で飛ばせる方法などを活用して、もっといろいろなオプションやサービスができないのか?ということを、常にお客様のお声や現場での多くの経験から学び、生かし、考え、開発を常に進めておる次第です。
  • 特に、これからは「品質管理」および「何かしらの異常察知」そして「簡易臭気成分濃度測定器」というあたりに、お客様の御相談が多いことから、これらを実現するべく開発技術が進められております。
  • 例えば成分濃度では、ガスクロをかけるまでもなく、ある程度の分類と濃度がわかればいい、というケースも少なくないので、そういう場合での、簡易型の臭気濃度の成分分類ができるセンサーをオプションで設けていければ、より多くのお客様のお役に立てるのではないかなと考えておる次第です。
  • それに加えて、上述したような、臭気以外のセンサー「騒音や振動など」も同時に設置、あるいは他の場所に設置して、同じく無線で飛ばせるような応用方法も実現可能ですので、正式にオプションとして加えるべく、開発が進められております。
  • もちろん他にも、いろいろな展開を勘案しておりますので、臭気センサーのことでしたら、弊社共生エアテクノまでまずはお問い合わせやご相談下さい。
 
においセンサーデオモニ
 
においセンサーデオモニ
    

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デオモニの切実なユーザー様の声


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担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2022年7月6日
対応先等
工場の臭気対策(工場の臭気監視システム)
概要
デオモニの切実なユーザー様の声
状況等
  • 日本の工場、およびタイの工場において、排気口周辺や、工場の敷地境界線において、工場から排気される臭気の拡散状況を確認したいというご要望やリクエストは多く頂戴します。
  • そのため、弊社では、「deomoni」というニオイセンサーを開発しまして、日本の工場、およびタイの工場の「ニオイの見える化」を実現しております。
  • このデオモニについては、例えば広大な工場の敷地境界線、東西南北などに定点設置するとして、そこからその臭気測定のデータを集積するのは、コントロール室や中央制御室に設置されるパソコンなどになります。
  • そのデータを転送するための有線は不要としておりまして、無線データ通信を通じてニオイを24時間365日、常時(一定期間を選択して)集積することが可能です。
  • もちろん、無限に無線が飛ぶわけではございませんので、必要に応じて中継機を設置し、無線が途切れないように飛ばしていくようにしております。
  • さらに、風向風速計との連動ももちろん可能になるように開発されておりますので、工場周辺や上空の風光や風速によって、臭気の数値やデータをより解析しやすく仕上げております。
対応内容
  • そんな中で、某工場様では、「これを敷地境界線の、臭気苦情を申し立てておられる住民様側に設置することで、抑止力というか、工場と近隣住民さんが、一緒になって臭気を確認できるようにしたい」というお声を頂戴して、設置をさせていただいたケースもございます。
  • このケースでは、deomoniという臭気モニタリングシステムをあえて目立たせることで、住民様にも工場側にも、「臭気を常に把握していて、どのタイミングでどんな臭気がどれくらい出ているのかを把握していきましょう」という、改善へ向けた取り組みの前提であったり、あるいは臭気への取り組みをPRできるアイテムとして、大いにご活用いただいております。
  • 近隣住民様も、このような取り組みについては積極的にご協力いただけるケースがほとんどであり、deomoni用の電源供給や、敷地の隅っこに設置を許可いただくなど、それだけでも工場側と住民側の関係性が良好になる実例も少なくありません。
  • また、逆に「住民様にはあまり知られないように、まずは自社の臭気の状況を定点観測したい」というようなお声もありまして、そのようなケースでも、弊社ニオイセンサーデオモニはひっそりとお役に立てます。
  • なぜなら、専用BOXにdeomoniを完全に入れてしまうため、臭気センサーが入っていると言わなければ、外部からはわからないからです。
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 臭気監視システムのdeomoniについては、専用のBOXに入れて設置します。これは雨などを除けるためでもありますし、臭気を一定量、deomoniに設計通り吸引させるノウハウでもありますが、この現場のように、切実な工場様のご要望にお応えできるケースもあるのです。
その他補足感想など
  • 弊社では、本来、「工場の臭気をしっかりとチェックしていますよ」というような抑止力であったり、臭気対策や環境対策のPRという点でも、このdeomoniというニオイセンサーは設置されているだけでも効果を発揮するのではないかと考えておりました。
  • そして実際、日本の工場やタイの工場において、多くの現場にてdeomoniが納入されていきました。中継機や風向風速計を合わせれば、数百台の納入実績をいただいております。
  • しかしそのように、大変多くのお問い合わせやご注文をいただく中で、切実な商品にひそむ「日切実な」願いがあるケースにしばしば遭遇するようになりました。
  • それは、たとえて言えば、補聴器です。補聴器は、聞こえをよくしてコミュニケーションを円滑にする、本来であれば切実な商品ですよね。しかし、なかなか補聴器のユーザーが増えないと言われています。それはなぜか。実は補聴器を使っていることを悟られたくないという心理的なところが大きいというのです。補聴器を使っている=聴覚の衰えであり、老人扱いされたくない・・ということで、使っていることがわからない補聴器が切実に求められていたそうです。
  • これは実は、臭気対策においても大いに該当するのではないかと弊社では考えております。
  • 例えば、臭気センサーを設置したり、毎日臭気センサーをもって敷地境界を歩いて臭気チェックをすることで、本来であれば問題のないレベルであっても、かえって近隣住民様を不安にさせてしまう・・というような可能背もあるわけで、工場のご要望としては「静かに、わからないように、臭気の監視やモニタリングをしたい」というのは、切実にひそむ非切実な願いであり、弊社deomoniはそれを実現することも可能なのです。
  • ニオイセンサーのこと、臭気対策脱臭装置のことでしたら、弊社共生エアテクノまでまずはお問い合わせ、ご相談下さい。
 
ニオイセンサーデオモニ
    

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