工事種別
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2018年8月29日
施工先
洋食レストラン(イタリア料理)
施工概要
ガーリック臭気及び料理臭の排気臭対策
施工前状況
- 都心部にてオープンした、イタリア料理店にて、排気臭が近隣から臭気苦情となっていた。
- また、入居したビルの上階のテナントからも、臭気苦情が寄せられてしまった。
- お店及び管理会社としては、どのような対応をして良いかまったくわからず、困っていた。
- なかなか臭気トラブルが収まらない為、インターネット等で臭気対策専門業者を検索した。
- 弊社共生エアテクノを見つけていただき、管理会社よりお問い合わせを頂戴した。
- 弊社の厨房排気臭対策の営業担当者より、内容の詳細ヒアリング等を行った。
- 結果として、まずは現状把握と、必要な脱臭効率の把握をやる事で合意した。
- そのため、臭気コンサルテーションと、脱臭デモテストを、同時に実施するご発注を頂戴した。
施策内容
- イタリア料理店の厨房稼働状態がマックスとなるタイミングとして、お昼のランチタイムをターゲットとさせていただいた。
- 排気口へ近づき、臭気採取道具をセッティング。臭気のピークのタイミングを可視化する為、ニオイセンサー(現:Deomoni)を設置するとともに、臭気判定士の嗅覚でも臭気変動をチェックした。
- また、厨房排気臭対策用の脱臭装置(現:ゼオガイア)の小型テスト機も持参した。
- 必要な設計風量を排気ダクトからアルミのフレキダクトで分岐させて、小型デモテスト機に実際の厨房の排気臭を導入した。
- 臭気がマックスのタイミングで、排気口及び脱臭デモテスト機にて臭気採取を実施した。
- 採取した臭気は、三点比較式臭袋法にて、臭気指数(臭気濃度)を算出した。
- また、臭気拡散シミュレーションを実施し、脱臭対策のご報告とご提案をレポートに纏めてご提出した。
装置などの名称/分類
- 厨房排気臭対策
- イタリア料理店からの、ガーリックやスパイス等の調理臭気対策
- フライヤーからの臭気の脱臭対策
装置の紹介(概要)
- 厨房排気臭対策の脱臭フィルター「ゼオガイア」
- フライヤー排気臭の脱臭装置
- 排気臭の測定と臭気拡散シミュレーションからの臭気改善のコンサルティング
施工後の状況
- 現場の状況として、本排気に相応しい脱臭装置の設置場所や費用が合わなかった。
- それでもやれるだけの対策として、臭気拡散シミュレーションの結果をもとに、排気口の変更(延伸)を実施する事をファーストステップとしてご提案させていただいた。
その他補足感想など
- 都心部のとても狭いエリアにオープンした、イタリア料理レストランであり、ランチタイム時は大変な賑わいであった。ただ、人気が出れば出るほど、厨房排気臭の絶対量も多くなってしまう。
- 近隣苦情だけであれば、悪臭防止法を遵守する方法がシンプルに考えられたが、本件ではどちらかというと、入居しているビルの他フロアのテナントさんからの臭気苦情がメインと判明した。
- よって弊社も、臭気採取やデモテスト以外に、上階のテナントフロアへも立ち入り許可を頂戴し、実際に嗅覚によってフライヤー排気臭の侵入状況をチェックするという作業も実施した。
- 拡散シミュレーションの結果から脱臭装置のご提案も盛り込んだが、都心狭小地という事もあり、設置スペースがなく、ニオイ以外に音(脱臭装置用に追加するファン)の問題も懸念された。
- それでも何かしら対策は実施したいので、少しでも軽減できそうな提案をしてほしいというご依頼を頂戴し、拡散シミュレーションの結果をもとに、排気口の変更(排気ダクトの延伸)を代替案としてご提案した。
- これは臭気苦情をゼロにすることは難しいが、それでも軽減は出来る可能性があるという苦肉の策ではあった。
- その後、弊社としてはそれ以上のお手伝いが難しい為、何かあればご連絡をいただくという事にて、本案件は終了した。
- 厨房の排気臭対策や、工場の脱臭対策であれば、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。臭気の測定や脱臭のデモテストだけでも、対応させていただきます。
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