月別アーカイブ: 2017年5月

某飲食店で不定期に発生するドブのような臭気の発生源調査

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工事種別

異臭発生源調査

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2017年5月22日
施工先
施工概要
某飲食店のVIPルーム(個室)に、不定期に発生するドブのような臭気の発生源調査
施工前状況
  • 飲食店のなぜかVIPルーム(個室)のみ、不定期に突如として、ドブのような悪臭が発生する。
  • お客様から臭気苦情があり、帰ってしまわれるケースもしばしば起こってしまっている。
  • しかし、いざ確認しようとしても、臭気がなく、発生状況も不定期であった。
  • とりあえず、大至急発生原因を特定し、ドブのような臭気の発生をストップしたい。
  • インターネットで検索し、臭気調査を専門で実施している為、調査を依頼した。
施策内容
  • 緊急性の高い臭気調査のご依頼であり、経験豊富な臭気判定士2名にて現場訪問した。
  • 「今日はニオイがない」と聞いていたが、臭気判定士の嗅覚には弱い下水系臭気が感じられた。
  • そのニオイを記憶して、天井裏や壁裏、床下等、嗅げるところを全て確認していった。
  • 次に、スモークテスターを用いて、嗅覚で疑問を持った幾つかの仮説を検証していった。
  • すると、数カ所、風の流れについて、仮説と合致するところが見つかった。
  • さらに、最も怪しいと仮説が立てられた建物内ではないところを調査した。
  • そこでは、常時ではなかったが、調査期間内でおいて、まさにドブのような臭気を感じられた。
  • そのタイミングで、店舗内の該当箇所を確認すると、同様の臭気質が発生していた。
  • お客のスタッフさんからも「まさにこのニオイである」という証言を得られた。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
施工後状況
  • 全ての仮説が一致した為、外部からの臭気侵入ルートを遮断するようにご提案させていただき、臭気調査を一旦終了した。
  • 状況によってはトレースガスの調査を実施するつもりだったが、その処置により、その後は悪臭の発生がなくなった為、そのまま臭気調査は完了となった。
その他補足感想など
  • 悪臭が発生していなくても、臭気調査は可能か?とは、しばしば頂戴するご質問である。
  • 本来、当然の事ながら、その対象臭気を嗅げた方が、異臭発生源調査の確実性は高まる。
  • しかし、下水や汚水のような臭気の場合は、トレースガスを使った調査等で、実際の悪臭が発生していなくても、臭気調査は可能であるともいえる。
  • 他には、図面を見せていただけると、臭気調査はやりやすくなる。
  • 本現場では、わずかでも対象臭気を感じ取れた事と、図面が現認としっかり合致した事から、比較的進めやすい調査となった。
  • さらに、幾つか立てた仮説の中から2つほどが残り、最終的には実際に問題となっている臭気を確認できた為、ばっちり合致した。
  • 本来であればトレースガスで仮説を実証していくのだが、本件ではそれをするまでもなく、仮説がニオイによって真実となったので、対処法をご報告して無事、異臭調査を終了した。
天井裏や壁裏、床下等、嗅げるところを全て確認
臭気判定士の嗅覚による異臭発生源調査
天井裏の嗅覚による異臭発生源調査
天井裏の嗅覚による異臭発生源調査
天井裏や壁裏を確認
天井裏や壁裏の嗅覚による異臭発生源調査
床下等を確認
床下等の嗅覚による異臭発生源調査
臭気発生源特定
異臭発生源確認
異臭発生源特定
異臭発生源確認

今回は、飲食店のVIPルーム(個室)での異臭発生源調査についてお伝えしました。
 ※厨房排気のにおい対策に関してはこちらをごらんください。

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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養豚場の臭気対策 (消臭剤スプレー噴霧システム)

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工事種別

消臭剤スプレー噴霧システム

担当(著者)
臭気判定士 シックハウス診断士 山田大介
提出日付
2017年5月12日
施工先
養豚場
施工概要
某養豚場から発生している排気臭気と、コンポスト施設からの排気臭気対策
施工前状況
  • 養豚場から排出される臭気が近隣住民様から悪臭苦情となっていた。
  • 同時に、併設されているコンポストから発生している臭気も問題となっていた。
  • 豚舎とコンポストからの臭気対策を実施して悪臭苦情をなくす事が目的であった。
施策内容
  • まずは、現状の臭気状況を把握する為に、臭気対策コンサルテーションを実施した。
  • 周辺も丁寧に嗅ぎまわり、飛散してきて問題となっている臭気の質も入念に確認した。
  • 臭気拡散シミュレーションによって、脱臭目標値と脱臭場所を絞り込んだ。
  • それらの結果をもとに、幾つかの脱臭方法を立案した。
  • 立案させていただいたいくつかの脱臭方法にてデモテストを実施し効果を検証した。
  • お客様の費用や目的等も含めて協議させていただき、最終的な脱臭システムを設計した。
  • ご提案させていただいた脱臭システムにてご発注いただき、製造から納品を行った。
  • 設置後、試運転にて噴霧システムを最適な状況にて稼働させた。
  • 実際の臭気にて脱臭効果検証を行い、結果報告ののち、検収となった。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • 養豚場の臭気対策
  • 豚舎からの排気臭対策
  • コンポストの臭気対策
施工後状況
  • 原臭臭気濃度4,000(臭気指数36)であったものが、消臭剤噴霧システム稼働後は、臭気濃度500(臭気指数27) 脱臭効率も87.5%であった。
  • その後、臭気苦情も収まったと聞いている。
その他補足感想など
  • 養豚場では、豚舎というものが必ず存在し、豚の糞尿を処理するコンポストも必要となる。
  • 比較的、大きな敷地をお持ちの養豚場が多いにも関わらず、臭気レベルも臭気濃度で数千~数万となるケースも少なくない為、敷地境界をこえて臭気が近隣へ飛散してしまう。
  • 臭気の強さが高いだけではなく、臭気の質もアンモニアや硫化水素、メチルメルカプタンから低級脂肪酸、アルデヒド類まで、様々な臭気分子が複合状態で存在し、臭気の不快感を増している。
  • しかしながら、非生産設備である脱臭装置には、なかなか本腰を入れて対策するというのは費用面等でも難しいケースがあるのもしばしば見受けられる。
  • やみくもに効果も何も考えずに脱臭装置を導入してしまい、脱臭効果が思ったより出ていないとか、ランニングコストがかかりすぎて維持できなくなったとか、全く悪臭苦情がなくならない・・という場合もお聞きしている。
  • そういうケースでこそ、一見遠回りのように思えても、しっかりとした臭気対策コンサルテーションを実施して、何をどこまでどうやって脱臭すればゴールに辿り着けるのかに時間と費用をかけてやっていく事が、臭気対策の成功への最短ルートであると弊社は考えている。
  • 養豚場や養鶏場、その他各種生産工場や設備工場等、悪臭苦情を抱えてお悩みの場合は、まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
ノズル設置前穴あけ作業
ノズル設置前穴あけ作業
噴霧ノズル設置近影
噴霧ノズル設置近影
配管材等
配管材等
配管部品
配管部品
噴霧システム制御盤
噴霧システム制御盤
原液ドラム缶
原液ドラム缶

今回は、養豚場から排出される臭気対策についてお伝えしました。
「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

 

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オフィスビルの異臭発生源調査

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工事種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2017年5月2日
施工先
某オフィスビル
施工概要
住居とテナントを兼ねている複合ビルの特定フロアにて、下水のような悪臭が漂っている。常時ニオイがするが、強くなったり弱くなったりする。
施工前状況
  • ビルオーナー様にていろいろやれるだけの改善策を講じてみたが、解決には至らなかった。
  • ビルに出入りしているお抱えの設備業者様にも見てもらったが、解決には至らなかった。
  • テナント様は接客スペースや会議室としても使用している部分であり、大変臭気で困っておられた。
施策内容
  • クサイに挑むプロフェッショナルでおなじみ、臭気調査の超プロ2名にて、現場に訪問した。
  • まずはビルオーナー様と綿密に現状をお伺いし、現状把握に努めた。
  • その後、実際の現場へお伺いし、同じようにテナント様からも現状をお伺いした。
  • そうしている間にも、臭気判定士2名の嗅覚には、問題となっている下水臭が感じられていた。
  • 悪臭がそこにある以上、必ず発生源がある。嗅覚を中心に、七つ道具を駆使して調査を開始。
  • 天井裏や壁裏、床下等、どんどん悪臭を追い込んでいくと、2人の調査が特定の1か所にぴったりと辿り着いた。
  • そこは簡単には開口させられない場所であったため、一旦、図面を確認した。
  • すると、図面上でも謎の配管の接続口があるような記載となっていた。
  • トレースガスで仮説を実証すると、ばっちり反応が出た為、対策方法を話して終了した。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
施工後状況
  • 先方にて(工事区分がビル側かテナント側か弊社では不明)問題部分を開口してチェックしたところ、旧配管の接続口がぱっくりと空いていたという。
  • その部分を完全に閉塞いただいたところ、汚水臭は完全に納まったと聞いている
その他補足感想など
  • 弊社が呼ばれるまで、何度も改善や改修を行ってきたのに、なかなか悪臭問題が解決せず、感情的にもこじれつつある状況であった。
  • しかし「臭気調査の専門会社」という事で弊社が呼ばれ、ビルオーナー様も全面的に協力してくれたため、じっくりと現場での臭気調査を行う事が出来た。
  • また、既に(弱い臭気ではあったが)雑排水配管から出ている雑排水臭のような悪臭を感じられたため、それを追いつめていくという事が出来た。
  • ビルオーナー様がある程度、改修工事等での配管経路も把握しておられたが、まさかこの部分にこんな接続部分が・・という結果ではあったが、「常識を疑え」は弊社の異臭調査の原理原則である。
  • それでも核心部分は、目で見る事は出来なかった為、自信をもって「ここです!」といえたのは、トレースガスによる実証調査あってこそである。
  • また、図面もきちんと保管されていたので、嗅覚と図面が一致して、トレースガスで実証できれば、目に見えない場所でもほぼ100%近い確率で、臭気発生源を特定する事が出来た。
  • やはり接客スペースや会議エリアでの汚水・下水臭は、商談やミーティングに良い影響があるわけもなく、お客様もテナント様も早期解決を切望されておられた。
  • そういった意味では、半日ほどの調査でしっかりと発生源を特定できて、一安心できた。
臭気調査七つ道具を駆使した臭気調査
臭気調査七つ道具を駆使した臭気調査
臭気調査七つ道具を駆使した臭気調査
臭気調査七つ道具を駆使した臭気調査
臭気測定機による臭気調査
臭気測定機による臭気調査
臭気測定機による臭気調査
臭気測定機による臭気調査
異臭侵入経路調査
異臭侵入経路調査
臭気判定士の嗅覚による官能評価
臭気判定士の嗅覚による官能評価

今回は、オフイスビルでの異臭調査についてお伝えしました。
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