工事種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2017年5月2日
施工先
某オフィスビル
施工概要
住居とテナントを兼ねている複合ビルの特定フロアにて、下水のような悪臭が漂っている。常時ニオイがするが、強くなったり弱くなったりする。
施工前状況
- ビルオーナー様にていろいろやれるだけの改善策を講じてみたが、解決には至らなかった。
- ビルに出入りしているお抱えの設備業者様にも見てもらったが、解決には至らなかった。
- テナント様は接客スペースや会議室としても使用している部分であり、大変臭気で困っておられた。
施策内容
- クサイに挑むプロフェッショナルでおなじみ、臭気調査の超プロ2名にて、現場に訪問した。
- まずはビルオーナー様と綿密に現状をお伺いし、現状把握に努めた。
- その後、実際の現場へお伺いし、同じようにテナント様からも現状をお伺いした。
- そうしている間にも、臭気判定士2名の嗅覚には、問題となっている下水臭が感じられていた。
- 悪臭がそこにある以上、必ず発生源がある。嗅覚を中心に、七つ道具を駆使して調査を開始。
- 天井裏や壁裏、床下等、どんどん悪臭を追い込んでいくと、2人の調査が特定の1か所にぴったりと辿り着いた。
- そこは簡単には開口させられない場所であったため、一旦、図面を確認した。
- すると、図面上でも謎の配管の接続口があるような記載となっていた。
- トレースガスで仮説を実証すると、ばっちり反応が出た為、対策方法を話して終了した。
装置の紹介(概要)
- 臭気判定士の嗅覚による官能評価
- トレースガスによる実証調査
- スモークテスターや臭気測定機等、クサイに挑むプロフェッショナルの七つ道具
施工後状況
- 先方にて(工事区分がビル側かテナント側か弊社では不明)問題部分を開口してチェックしたところ、旧配管の接続口がぱっくりと空いていたという。
- その部分を完全に閉塞いただいたところ、汚水臭は完全に納まったと聞いている
その他補足感想など
- 弊社が呼ばれるまで、何度も改善や改修を行ってきたのに、なかなか悪臭問題が解決せず、感情的にもこじれつつある状況であった。
- しかし「臭気調査の専門会社」という事で弊社が呼ばれ、ビルオーナー様も全面的に協力してくれたため、じっくりと現場での臭気調査を行う事が出来た。
- また、既に(弱い臭気ではあったが)雑排水配管から出ている雑排水臭のような悪臭を感じられたため、それを追いつめていくという事が出来た。
- ビルオーナー様がある程度、改修工事等での配管経路も把握しておられたが、まさかこの部分にこんな接続部分が・・という結果ではあったが、「常識を疑え」は弊社の異臭調査の原理原則である。
- それでも核心部分は、目で見る事は出来なかった為、自信をもって「ここです!」といえたのは、トレースガスによる実証調査あってこそである。
- また、図面もきちんと保管されていたので、嗅覚と図面が一致して、トレースガスで実証できれば、目に見えない場所でもほぼ100%近い確率で、臭気発生源を特定する事が出来た。
- やはり接客スペースや会議エリアでの汚水・下水臭は、商談やミーティングに良い影響があるわけもなく、お客様もテナント様も早期解決を切望されておられた。
- そういった意味では、半日ほどの調査でしっかりと発生源を特定できて、一安心できた。
今回は、オフイスビルでの異臭調査についてお伝えしました。
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