におい監視システム」カテゴリーアーカイブ

化学工場のにおい監視システム


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担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2024年9月20日
対応先等
東海地方の某化学会社様
概要
化学工場のにおい監視システム
状況・条件等
  • 某化学工場様より近隣住民様からの悪臭苦情に対するご相談を頂きました。
  • 近隣の住民様からの苦情は時折 汚水系の臭気が漂ってくるというもので、また通勤する社員からも同様の声が聞こえていたとのことでした。
  • さっそく、弊社臭気判定士が現地へお伺いさせていただきました。
  • 工場内を確認したところ排水処理施設から時折 汚水系臭気が発生する事が確認できました。
  • 臭気対策のステップとして、まずは、排水処理施設からの臭気の発生および臭気の飛散状況と、悪臭苦情の発生に整合性があるか検証する必要がある為、におい監視システムDeomoniの導入を提案させて頂きました。
施策・対応内容
  • におい監視システムDeomoniを工場の敷地境界線・守衛室・排水処理施設の3カ所に設置しました。
  • ニオイセンサーは、本体そのものも中継機の役割も果たしますが、工場の敷地の広さや、電波の飛ぶ状況などは、現地にて都度、チェックさせていただいた上で、ニオイ監視システムデオモニと受信デバイスの間に中継器を導入しました。
  • 悪臭苦情の状況のひとつを把握する為に必要となる風向風速計は工場内に既設のものがあり本案件ではそちらを使用する事となりました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • におい監視システムDeomoniは敷地境界線・守衛室・排水処理施設の3カ所に設置。
  • 工場の敷地面積を勘案しUSB親局中継機を1台設置、デオモニと受信デバイスの最大距離を100mとした。
  • 風向風速計(既設)を使用し臭気苦情が起こった際の状況とデオモニによる測定データーの参照を可能とした。
対応後の状況等
  • 本案件では におい監視システムDeomoniの導入と風向風速計による臭気の流れの把握により、排水処理施設から排気した臭気が敷地境界線の樹木や守衛室を超えてどのように飛散しているかを確認できるようになりました。
その他補足感想など
  • 臭気対策を行う際、まず最初に実施することの1つとして、「状況を正確に把握する事」が必要であり、いっけん、遠回りに見えて、実は臭気問題を解決する近道であり、また、意外に思われるかもしれませんが、トータル的にはコストの軽減にも繋がるのです。弊社では、工場の臭気対策のご相談をいただきますと、まずは現状把握の臭気コンサルテーションからスタートさせていただくケースが圧倒的に多くなっております。
  • 特に近隣住民からの苦情については、臭気の種類や臭気強度、発生源からの距離、風の強さや風向きとの関係などにより対策が異なってくるため、安易な対応はコストや時間の浪費に繋がります。臭気問題の原因がわからないまま、なんとなく対策をしていっても、なかなか悪臭苦情の解決には繋がっていかないからです。
  • 本案件では におい監視システムDeomoniによって、24時間365日の臭気モニタリングを実施することで、臭気の飛散状況の確認と 風による悪臭苦情発生の変化を検証する事により、苦情が出ないためにどこまでの脱臭が必要であるか?脱臭装置からどのように排気させるべきか?などを今後検討し対策を進めるとお聞きしています。
  • 共生エアテクノは、臭気コンサルテーションにおい監視システムにより、工場や施設のにおいの把握をお手伝いしています。臭気対策のことでしたら、弊社まで先ずご相談下さい。
     
デオモニボックス
デオモニ中継器
deomoni設置イメージ
    

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deomoniを用いた連続臭気モニタリングシステム


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担当(著者)
臭気判定士 中丸晴樹
提出日付
2023年7月6日
対応先等
臭気測定器について
概要
deomoniを用いた連続臭気モニタリングシステム
状況等
  • 某工場様にて、排気する臭気についていろいろと勘案されておりました。
  • 特に現状では、近隣住民等からの悪臭苦情とか、臭気に関するクレーム等はないものの、徐々に新しい住宅が建っていくこともあり、自工場内の臭気であったり、排気される臭気、そして敷地境界線などの臭気を把握しておいた方がいいのでは?というお考えでした。
  • それをすることは、近隣住民様(既存、新規問わず)への臭気対策への取り組みのアピールとなるため、臭気苦情が発生する前からそのような姿勢でやっていくことで社内決定されたそうです。
  • まずは、ハンディタイプのニオイ測定器を検討されたとのことでした。
  • 実際、デモ機なども取り寄せてやってみたようですが、幾つか問題点があったようです。
  • 具体的には、人の手間が大きかったようで、そのために最低でも1人が、プロット場所にセンサーをもって毎日、あるいは定期的に計測しにいくというのはいかがなものか?ということでした。
  • そこで、無人化による自動的なデータ収集を常に行える、常設型のニオイセンサーを検索、リサーチされている中で、弊社共生エアテクノdeomoniにお問い合わせをいただきました。
対応内容
  • 早速、ニオイ測定システムに詳しい、弊社臭気判定士が対応に当たりました。
  • 弊社deomoniについては、お客様のご希望する内容については、しっかりと網羅出来ておりました。
  • 具体的には、敷地境界線の東西南北4方向に、センサーを常設すること。排気口の臭気もモニタリングできたらいいなということ。そして工場内でも変動をチェックしたいということと、一台は何か気になる場所用に、ハンディで使えるようにもっておきたいというようなことでした。
  • さらに、悪臭防止法に定められている臭気指数と、deomoniとの相関関係ももたせたいというご要望があり、インストール時に検量線を作成することで、目安となるような数値の関係を得られることも可能となります。
  • そして、24時間365日、常時、臭気センサーがモニタリングし続け、そのデータを集積するPCまでの長い距離を、有線で繋ぐには莫大な費用がかかるため、無線で飛ばせる方式であったらいいなということ。
  • その他、一定数値をオーバーしたらブザー等で教えてくれるようなシステムであったり、風向風速計との連動であったりというご希望もあり、弊社ではそれらも含めて、対応させていただくことができました。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 今回は、敷地境界の設置場所によって、100V電源が用意できないケースがありました。弊社では、太陽光ソーラーによる給電をするオプションもご用意しておりますので、導入前のセンサー反応確認や電波確認、そして設置工事まで、しっかりと対応させていただくことができました。
その他補足感想など
  • 工場において、環境部門の担当者様などが、定期的にハンディ型のニオイセンサーをもちながら、敷地境界線や臭気苦情先近辺を臭気測定している場合、やはり排気される臭気の変動を把握しきれないという部分があるというお声を多く頂戴します。
  • 弊社deomoniを用いた、臭気監視システムでは、敷地境界線や臭気苦情先の近辺、あるいは排気口などに定点設置をし、臭気測定したデータを無線でPCに飛ばして収集していきます。また、多くの納入実例ケースでは、風向風速計との連動システムをご希望いただくことが圧倒的に多く、例えば臭気苦情が発生したときの、風向や風速、そして工場の排気臭(何を製造していたときか等)などを総合的に勘案しつつ、現状をしっかりと把握していくことが可能となります。
  • 過去のケースでは、臭気苦情を発生させている臭気か、自工場なのか、隣接工場なのか、を確認する目的で、deomoniを複数台、設置いただいたケースもございます。結果的に、自工場の排気臭であることが判明し、弊社がそのまま、排気臭の脱臭対策デオミストシステムを用いた消臭剤による消臭)をお手伝いさせていただきました。もちろん、deomoniもそのまま継続してご使用いただくことで、しっかりとした消臭システムの運用を実施するとともに、臭気苦情先への信頼もいただけているようです。
  • 日本の工場はもちろんですが、タイの工場でもdeomoniシステムは数多くの実績をいただいております。よって、英語版での表示はもちろんのこと、タイにおける電波法などもクリアしておりますし、デオモニに詳しいタイ人スタッフも複数人、常駐しております。タイでも工業団地ごと、あるいは工場の業種ごとに、臭気に対する規制がされておりますので、現状で苦情がなくても、先にニオイセンサーで常時測定をしておくなどの対策を取り入れていく工場様も出てきております。
  • 日本の工場、およびタイの工場におきまして、排気臭の定点測定や臭気のモニタリングシステムニオイセンサーなどのご検討がございましたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
臭気判定士による臭気調査
デオモニ(センサー部)
    

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廃棄物処理工場のニオイセンサー


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種別
臭気監視システム「deomoni」による臭気モニタリング
担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2023年5月26日
対応先等
廃棄物処理工場
概要
廃棄物処理工場の臭気監視システム「deomoni」による臭気モニタリング
状況等
  • 某工場様より、臭気対策についてお問い合わせを頂戴しました。
  • その施設は、ゴミ処理を行っていて、ゴミ焼却時に、ゴミ臭や焼き焦げ臭が発生している状態でした。
  • その排気する臭気が、ケースによっては周辺に拡散してしまい、近隣住民様からも大きくはなくとも、臭気に関する苦情であったり、気になるといったお話があるとのことでした。
  • しかし、当該工場の排気から、近隣の住民様や、周辺の施設までは、比較的、距離が離れているため、なかなか臭気苦情についての部分への解決が難しく、そもそも、自工場からの排気臭が問題となっているのかどうかもわからない状況のようでした。
  • なので、いきなり高額かつ大掛かりとなってしまうような脱臭装置であったり、消臭対策の設備を導入するのは難しく、まずは臭気の現状把握からやってみたいというご相談でした。
  • 単純に、臭気を測定するだけではその場限りになってしまうため、臭気測定をすると同時に、それを継続的にやっていきたいというご要望も頂戴しました。
対応内容
  • それらのご相談やお問い合わせ、ご要望などを加味しまして、弊社では、工場の臭気対策に詳しい臭気判定士が、対応に当たりました。
  • 臭気のコンサルテーションを実施することで、臭気拡散シミュレーションも確認できますので、ニオイがどこまで飛散していて、どれくらいの強さなのか、等を把握することができます。
  • さらに、それを実施すると同時に、弊社オリジナルで開発しているニオイセンサー「deomoni」を用いることで、連続して臭気のレベルをモニタリングし続けることが可能となります。
  • このような内容についてのやりとりをさせていただいたのち、工場様からは、「ニオイの見える化ができて、それがずっと連続して、臭気の数値を確認していけるのはぜひやりたい」ということになりました。
  • 弊社では、ニオイ測定器を持参しまして、対象臭気の確認を臭気判定士の嗅覚で実施するとともに、そのニオイをデオモニがどれくらいの精度で感知できるか、などの検証テストを実施させていただきました。
  • お客様にもご好評いただきましたので、設置場所毎での電波確認等も実施の上、実際ににおい監視システム「deomoni」を導入させていただきました。
  • また、風向風速計も設置することで、より、臭気拡散の常時監視の意味合いを高めました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 当該施設の敷地境界線はもちろん、周辺の施設等が近い場所(公共の場をお借りして)にもニオイセンサーを設置しました。風向風速計や、臭気指数臭気センサーの検量線により、文字通り、ニオイの見える化が可能となりました。
その他補足感想など
  • 本案件においては、ニオイセンサー本体を4台、設置させていただきました。
  • 敷地境界線と、臭気苦情の発生エリア近辺ということで、かなりの遠距離に4台がそれぞれ、定点設置されることになりました。
  • これらのセンサー測定値は、一定間隔ごとに無線システムによってデータが飛ばされまして、逐次、コントロール元のパソコンに蓄積されていきます。
  • 「もし、データを有線で運んでいたら、とてもとても、1台も設置できなかった」というお声もあり、無線で飛ばしていく本ニオイセンサーの強みをしっかりと発揮できたところです。
  • また、Deomoni本体同士も無線を飛ばしあうシステムを搭載しておりますが、さらに本現場では、中継機を3台、設置しております。工場等では、電波塔があったりで、干渉するケースもあります。これらは、納入前に電波確認を実施させていただくことで、原則として滞りなく、測定値の収集をスムーズに実施できるようにしております。
  • また、臭気測定を実施させていただき、複合臭気としての臭気指数臭気濃度)を算出します。なぜならば、センサーの数値をさらに、意味合いのあるものにするために、その臭気指数センサーの数値を相関性をもたせる「検量線」を作成するためです。
  • 悪臭防止法における規制値は、多くのエリアでは臭気指数となっておりますので、そのあたりの相関性も必要に応じて作成することが可能となっております。
  • そして風向風速計との連動をすることで、風向きによっての臭気苦情の発生状況なども把握できます。
  • 日本およびタイの工場にて、累計数百台の実績があるニオイ監視システムであるニオイセンサーdeomoniのことでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
デオモニ概要図
Deomoni導入実績
    

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