アスファルト製造工場の排気臭気対策


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種別
排気臭対策
担当(著者)
臭気判定士/2級管工事施工管理技士 原田
提出日付
2025年4月22日
対応先等
某アスファルト製造工場
概要
状況・条件等
  • アスファルト製造工場様より、周辺住民様から「時折臭気を感じる」との声があり、本格的な悪臭苦情が発生する前に対策を検討したいとのご相談を頂きました。
  • 臭気はアスファルト特有の硫黄系臭気で、道路工事現場などで感じられる、刺激性のあるにおいでした。
  • 臭気コンサルテーションを実施した結果、敷地境界から最大400m離れた地点でも臭気を感じる事が確認されました。
施策・対応内容
  • まず臭気コンサルテーションを実施、臭気の種類の特定や飛散状況を把握し、脱臭装置の選定を検討しました。
  • 続いて実機導入まえの検証デモテストを実施し、脱臭装置としてハイブリッドスクラバーTypeWを導入し、消臭剤「マイクロゲル C-TK+N」を使用して臭気と接触させ、排気臭気を化学的に分解除去する方法を採用する事を決定しました。
  • 装置導入後には消臭剤の噴霧量を調整し、排気口周囲20m付近までの臭気レベルを無臭に近い状態にまで低減することが可能となりました。
  • 最大で95%(平均87.5%)の脱臭効率を算出しました。
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 2010年1月に装置を導入して以来、周辺住民様からは「臭気が無くなった」とのご報告を受けております。
  • 導入後も定期的なメンテナンスと消臭剤の補充運転を継続されており、2017年現在も安定した脱臭効果を維持されています。
その他補足感想など
     
ハイブリッドスクラバーTypeW
ハイブリッドスクラバーTypeW
 
脱臭設備イメージ
    

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ハイブリッドスクラバーによる下水汚泥堆肥化プラント工場の排気臭対策


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種別
排気臭対策
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2025年3月22日
対応先等
某下水汚泥堆肥化プラント工場
概要
状況・条件等
  • 某市の工業団地に堆肥化プラント工場が新設されました。
  • プラント内に換気が無い状態で建物のシャッターを開け閉めした際に高濃度臭気が工場の周囲に飛散し、周辺工場からは営業ができないほどであると市に苦情が入っていました。
  • 下水汚泥堆肥化プラントであったため、対象臭気はアンモニア硫化水素であり、原臭臭気が非常に高い現場でした。
  • また対策前の臭気対策コンサルテーションの結果、最大で600m先まで臭気の飛散が確認されました。
  • 脱臭、消臭を高いレベルで計画的に達成する必要があり、充分な現状把握と消臭の目標設定が肝要となりました。
施策・対応内容
対応後の状況等
  • 脱臭対策後の広範囲における臭気測定により、排気臭が無臭レベルとなっている事が確認できました。また行政に脱臭対策臭気測定の報告を行い、無事承認を得る事ができました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
その他補足感想など
  • これまでの対応データーにより対象臭気に対する脱臭装置脱臭剤の選定は比較的容易な事例が多くあります。しかし工場様により悪臭苦情発生などの状況は大きく異なるため、設備設計や対応策は弊社の経験値が要となります。
  • 本案件では原臭の臭気レベルが非常に高く、臭気を抑える事が極めて困難な事例でした。
  • 加えて施設が工場団地内であるため 周囲からの苦情が発生し易い状況にあり、脱臭排気の飛散を十分に検討し対策する必要がありました。
  • ハイブリッドスクラバーTypeWとマイクロゲル消臭剤の組合せは早い段階で候補として提案させていただきましたが、設備設計においては様々な要素を検証する必要がありました。
  • 困難な状況への対応として、臭気対策コンサルテーションと検証デモテストを効果的に行う事により、施策後の結果をより確実で効果的なものとする事ができました。
  • 当初は市への苦情対応案件であり、重い責務を感じておりましたが、行政への報告・承認がなされたことで、正式な実績として認められる結果となり、弊社としても大変嬉しく思っています。
  • また、最新型の「インジェクションスクラバー」脱臭装置と、「デオドプロ」消臭剤の酸化機能水などを組み合わせることにより、弊社臭気対策においてはさらに進化しておりますので、当時よりもなお一層、提案の幅も広げております。
  • 排気臭対策で悩まれている工場様、一度 弊社共生エアテクノにご相談下さい。
     
ハイブリッドスクラバ―脱臭装置
ハイブリッドスクラバ―脱臭装置
脱臭施設イメージ
    

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活性炭の大逆襲


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種別
脱臭素材について(デオキーパー活性炭脱臭装置
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2025年2月20日
対応先等
工場の排気臭対策をはじめ臭気対策全般
概要
デオキーパー脱臭装置と、その脱臭素材について
状況・条件等
  • もともと、古来からある脱臭方法というか、脱臭素材の1つとして「活性炭」は世間的にもよく知られています。
  • 一説には、紀元前1550年頃の古代エジプトで、活性炭が悪臭の除去に使われていた記録があるくらいで、今でも備長炭などをトイレや押入などに何気なく入れている方もいらっしゃると思います。
  • その後、18世紀頃から、炭の吸着性能等の研究が進み、1915年には活性炭の製造方法が確立され、脱臭の素材として広がっていったと言われています。
  • 当然、弊社の専門分野の1つである、工場の脱臭装置として、工場の排気臭を脱臭したり、工場の場内環境や作業環境をクリーンにするために、活性炭は数多くの現場で導入されています。
  • しかし、そのデメリットとして、吸着限界があること、湿度に弱いこと、再生することが難しいこと、臭気対策の設計を簡単に組み立てると想定された脱臭効果が発揮されないこと、などが挙げられます。
  • そのため、弊社臭気対策を実施して22年目となりますが、実は一時期、活性炭脱臭方法は敬遠されるような時期もあったのです。(弊社の感覚ですので違っていたらご容赦下さい)
施策・対応内容
  • 弊社でも創業当初からしばらくは、どちらかというと代理店としての臭気対策商材やサービスを取り扱っており、活性炭関係の取り扱いはあまり積極的ではありませんでした。それは世の中の求める脱臭方法が、「活性炭は古い」とか「活性炭は簡単そうで実は難しい」といったところもあったためです。
  • その後、弊社では、代理店としての機能は有しつつ、メーカーとしての立場も取り入れ、自社設計、自社開発、自社製造(協力工場様とのコラボ)を可能としました。
  • その中で開発された1つが、「デオキーパー脱臭装置」です。
  • デオキーパー脱臭装置は、いろいろな脱臭素材を搭載することで、さまざまな臭気に対して脱臭することが可能となっております。とはいえ、実は弊社が出荷させていただいたデオキーパー脱臭装置は、そのほとんどが、脱臭素材として「活性炭」を搭載しております。
  • どちらかといえば、弊社の感覚の中では、不遇であった活性炭・・。それが、デオキーパー脱臭装置の躍進によって、一気に活性炭という脱臭濾材が陽の目を見ることになったのです。
  • デオキーパーは、ファンを搭載(内臓)することもできるし、活性炭も粒状やフィルター状などが選べて、小風量から大風量まで対応できるのがメリットです。
  • 弊社では「活性炭の大逆襲」として、デオキーパーのカタログを刷新しております。
対応後の状況等
  • さらに、ラストピースとして「湿度に強い乾式脱臭素材」の発売を開始しました。すでに弊社が驚くほどのお問い合わせが頂戴し、出荷量もあっという間に想定をはるかに超えたのが「デオモイスト」です。Deomoistは産業工場の脱臭対策や排気臭対策に数多く求められております。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
その他補足感想など
  • 上述しましたように、活性炭を脱臭素材として用いる脱臭装置の場合の弱点の1つに、なかなか思ったような脱臭効果が出ない、というのがあります。
  • たとえば身近なところで考えれば、トイレの中に備長炭を1つ、適当に置いたとして、それで消臭効果を感じられるのでしょうか?という話です。
  • 当たり前の話ですが、まず炭とニオイ分子が接触しない限り、ニオイを吸着することは不可能です。
  • で、うまく活性炭と臭気を接触させられたならば、次には接触させる効率(時間)も設計していく必要があります。瞬間だけ接触すれば吸着してくれるわけじゃないですので・・。
  • どうやって臭気を補足し、それをどうやって活性炭脱臭装置まで移動させ、そこからどうやってニオイと炭を接触させて、排気していく、あるいは場内に戻していく、といった臭気対策設計をやっていかなければ、なんでもかんでも活性炭装置を導入したからOKでしょ?というわけじゃないのです。
  • また、活性炭は限りなく万能に近いといえばそうなのですが、これも上述した通り、湿度には弱い部分があることと、活性炭にもニオイの種類によって使い分ける必要があること、などは意外と知られていません。
  • よって、活性炭をとりあえず導入したのに、なんか全然効果が感じられない、とか、すぐに吸着限界になっちゃって交換頻度が多すぎて・・とか、すぐにボロボロになって粉塵まみれ・・とか、活性炭が一時期、不遇をかこった原因がそれらなんじゃないかなと密かに思っている次第です。
  • 弊社では、デオキーパー脱臭装置は自社設計で、いろいろなタイプをご用意可能です。また、弱点だった湿度に対しても、デオキーパーの中身をデオモイストにすることで解決しました。
  • 工場の脱臭で、湿度があるけど乾式脱臭を検討したい場合のご相談や、あるいは活性炭脱臭のご相談でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
     
デオキーパー脱臭装置
デオキーパー脱臭装置
    

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