ハイブリッドスクラバー」タグアーカイブ

ハイブリッドスクラバーによる下水汚泥堆肥化プラント工場の排気臭対策


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種別
排気臭対策
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2025年3月22日
対応先等
某下水汚泥堆肥化プラント工場
概要
状況・条件等
  • 某市の工業団地に堆肥化プラント工場が新設されました。
  • プラント内に換気が無い状態で建物のシャッターを開け閉めした際に高濃度臭気が工場の周囲に飛散し、周辺工場からは営業ができないほどであると市に苦情が入っていました。
  • 下水汚泥堆肥化プラントであったため、対象臭気はアンモニア硫化水素であり、原臭臭気が非常に高い現場でした。
  • また対策前の臭気対策コンサルテーションの結果、最大で600m先まで臭気の飛散が確認されました。
  • 脱臭、消臭を高いレベルで計画的に達成する必要があり、充分な現状把握と消臭の目標設定が肝要となりました。
施策・対応内容
対応後の状況等
  • 脱臭対策後の広範囲における臭気測定により、排気臭が無臭レベルとなっている事が確認できました。また行政に脱臭対策臭気測定の報告を行い、無事承認を得る事ができました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
その他補足感想など
  • これまでの対応データーにより対象臭気に対する脱臭装置脱臭剤の選定は比較的容易な事例が多くあります。しかし工場様により悪臭苦情発生などの状況は大きく異なるため、設備設計や対応策は弊社の経験値が要となります。
  • 本案件では原臭の臭気レベルが非常に高く、臭気を抑える事が極めて困難な事例でした。
  • 加えて施設が工場団地内であるため 周囲からの苦情が発生し易い状況にあり、脱臭排気の飛散を十分に検討し対策する必要がありました。
  • ハイブリッドスクラバーTypeWとマイクロゲル消臭剤の組合せは早い段階で候補として提案させていただきましたが、設備設計においては様々な要素を検証する必要がありました。
  • 困難な状況への対応として、臭気対策コンサルテーションと検証デモテストを効果的に行う事により、施策後の結果をより確実で効果的なものとする事ができました。
  • 当初は市への苦情対応案件であり、重い責務を感じておりましたが、行政への報告・承認がなされたことで、正式な実績として認められる結果となり、弊社としても大変嬉しく思っています。
  • また、最新型の「インジェクションスクラバー」脱臭装置と、「デオドプロ」消臭剤の酸化機能水などを組み合わせることにより、弊社臭気対策においてはさらに進化しておりますので、当時よりもなお一層、提案の幅も広げております。
  • 排気臭対策で悩まれている工場様、一度 弊社共生エアテクノにご相談下さい。
     
ハイブリッドスクラバ―脱臭装置
ハイブリッドスクラバ―脱臭装置
脱臭施設イメージ
    

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スクラバー脱臭装置の選定方法

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担当(著者)
臭気判定士 松林宏治
提出日付
2019年12月9日
記事の対象
工場の排気臭対策
記事の概要
目的など
  • 各工場の排気臭対策や臭気対策のお手伝いをさせていただいたり、お問い合わせをいただく中で、比較的多く頂戴する質問の一つに、「スクラバーとか消臭剤のシステムとか、いろいろあるけど、どれを選定すればよいかわからない」というのがある。
  • 弊社では、まずは臭気対策のコンサルテーションからスタートする事をご提案し、時には脱臭装置やシステムを導入しなくても、臭気対策の目的をご提案しているが、本記事では、湿式脱臭方式でのおおまかなセレクト方法を記載していく。
施策等の内容
  • 弊社の湿式脱臭装置としては、大きくわけて3つにカテゴライズされる。
  • 1つ目は、最新のスクラバー脱臭装置として、すでに日本の工場、及びタイの工場にて実績も出ている「インジェクションスクラバー」脱臭装置である。
  • 2つ目は、いろいろなタイプを組み合わせる事でいろいろなケースに対応できる幅の広さを持つ「ハイブリッドスクラバー」脱臭装置である。
  • 3つ目は、スクラバーほどの装置を必要としない、「デオミスト」型の脱臭装置各種と、デオミストのような接触boxすら設けない、超簡易型である「ダクトスプレー」型のシステムである。
  • さらに、湿式脱臭方式の場合、それぞれの消臭剤として水ではなく、「デオドプロ」消臭剤各種をはじめ、様々な消臭剤をご提案できるようラインナップしている。
装置等の名称/分類
装置等の紹介
結果報告
その他補足感想など
  • 基本的には、ざっくりと、スクラバー選定ガイドをHPやカタログにも掲載させていただいているので、そちらもご参照いただきたい。
  • 粉塵が少なく、臭気も低濃度あるいは少し脱臭できればいい、というケースや、スペースが限られてしまう、予算的な問題でとりあえず・・という場合には、デオミスト型やダクトスプレーシステムがご提案の軸となる。比較的安価で、省スペースでいける反面、消臭効果や脱臭効率については、それなりとなってくる。
  • 粉塵が多い場合は、ハイブリッドスクラバーがご提案の軸となる。Typeだけでも、F型(特殊なフラッシング機構)、H1・H2型(散水や霧化機構)、I型(インジェクション機構)を用意しており、少々の粉塵をものともしない、除塵と脱臭を実現させる事が出来る。
  • 臭気が強い場合や、しっかりした脱臭性能を必要とする場合、あるいは臭気以外のVOCやCOといった成分濃度を対策したい場合は、インジェクションスクラバーがご提案の軸となる。脱臭性能については問題ないが、VOCやCOといった成分濃度の場合は、OSR機能水とのコラボレーション等、必ず事前検証が必要である。
  • 消臭剤としては、デオドプロ消臭剤シリーズがご提案の軸となる。酸化機能水やOSR機能水、さらには高分子消臭剤も各種ラインナップしており、消臭剤だけでの販売もご相談に応じて行うケースもある。
  • 日本及びタイの工場の臭気対策でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい!
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