月別アーカイブ: 2017年3月

Zero Odor Service(ゼロ・オド・サービス)より「ハイブリッド脱臭工法」

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工事種別

Zero Odor Service(ゼロ・オド・サービス)より「ハイブリッド脱臭工法」

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2017年3月23日
施工先
マンション
施工概要
某マンションの1室にて火災が発生してしまった。 火事の後の焼き焦げ臭が残る為、脱臭をする必要性があった。
施工前状況
  • 現場を臭気判定士にて確認したところ、スス除去作業は完了していた。
  • しかし、臭気判定士の嗅覚にも臭気強度4程度の焼き焦げ臭を感じられるレベルであった。
  • 室内は出来うる限りスケルトン状態であり、すぐにでも脱臭作業に取り掛かれる状況であった。
  • 会社内にて人員調整の上、「ハイブリッド脱臭工法」にて脱臭作業に取り掛かった。
施策内容
  • 脱臭作業のビフォアーとして、臭気判定士の嗅覚による官能評価と、臭気測定機による臭気強度評価の併用により、臭気測定を実施した。
  • ハイブリッド脱臭工法に必要な、高濃度オゾン発生装置(オゾンガス回収機能付)や、消臭薬剤&噴霧装置、ファン&ダクト、デッキブラシ、オゾン濃度測定機等を搬入した。
  • ハイブリッド脱臭工法による脱臭作業をスタートした。
  • 約5日間かけてしっかりと浸み込んでいる焼き焦げ臭を燻蒸脱臭し、徹底的に臭気を除去した。
  • ハイブリッド脱臭工法による脱臭作業完了後、脱臭作業のアフターとして、臭気判定士の嗅覚による官能評価と、臭気測定機による臭気強度評価の併用により、臭気測定を実施した。
  • 目標値まで脱臭できたことを確認し、機器類を搬出し、作業を完了した。
装置などの名称・分類
  • Zero Odor Service
  • ゼロオドサービス
  • ハイブリッド脱臭工法
装置の紹介(概要)
施工後状況
  • 臭気判定士の嗅覚による官能評価にて、ビフォアーは臭気強度4程度であったものが、アフターは臭気強度1程度まで低減した。
  • 臭気測定機「KALMOR-Σ」による臭気強度評価にて、ビフォアーはΣ値が400程度であったものが、アフターはΣ値が220程度まで低減した。
  • お客様にも確認いただき、しっかり脱臭できている事をご確認いただき、無事、検収となった。
その他補足感想など
  • まだ築年数の浅い、新しいマンションであり、ファミリー世帯も多い高層タワーであった。
  • その為、住民様の出入りも多くあり、小さなお子様やお年寄りも多く、安全には万全を期した。
  • 搬入、搬出時は、毎日ご依頼主(建築業者様)に立ち会っていただき、エレベーターや廊下の養生も徹底して行った。
  • また、オゾンガスが万が一でも漏洩する事がないように、濃度管理や隙間の閉塞作業等も、万全の管理を行った。
  • 同時に、朝方や夕方の音についても、極力上下左右の住民様のお邪魔にならないように、音の出ない作業を優先させたり、場合によっては作業を控える等の配慮を行った。
  • これらの安全への配慮を行った事で、作業期間においては一切のトラブルも発生せず、作業を完遂する事が出来た。
  • ご依頼いただいた建築業者様からは過去にも何度かご依頼を受けており、今回の現場でもまた、脱臭作業についてはもちろんだが、安全面でも更なるご信頼をいただく事が出来た。
臭気測定機「KALMOR-Σ」による臭気強度評価
臭気測定機「KALMOR-Σ」による臭気強度評価
各種測定機等ハイブリッド脱臭工法に関わる機器
各種測定機等ハイブリッド脱臭工法に関わる機器
高濃度オゾンガス発生装置「アクティボJ」
高濃度オゾンガス発生装置「アクティボJ」
しっかりと浸み込んでいる焼き焦げ臭を燻蒸脱臭
しっかりと浸み込んでいる焼き焦げ臭を燻蒸脱臭

今回は、火災後の焼き焦げ臭の脱臭作業についてお伝えしました。
「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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「臭気の漏洩を監視したい」というお客様のご要望

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工事種別

臭気漏洩時の臭気監視システム

担当(著者)
提出日付
2017年3月14日
施工先
某工場のストックヤード
施工概要
工場にて、臭気が漏洩した時の監視用に、弊社の臭気監視システム「デオモニ」が使えないかとご相談をいただき、実機を見据えたテストを実施した。
施工前状況
  • 広大な工場内で、ストックヤードから臭気が漏洩するのをチェックするのは、有人では限界がある。
  • 人の目と鼻によるチェックは避けられないが、少しでもその負担を減らしたい。
  • デオモニターを常設する事で、監視する事が出来れば、その労力を大幅に削減出来る。
  • いきなり実機を取付は出来ないので、まずはテストから実施してみたい。
施策内容
  • 弊社大阪オフィス1階の研究所に、対象となる臭気のもとを設置した。
  • ファン等を組み合わせて、自然風を再現し、その臭気を発生させる準備を整えた。
  • ある程度、一定の風速を確認したうえで、その先にデオモニを設置した。
  • 臭気監視装置「デオモニ」は、ボックス入りやボックスなし等、複数パターンを用意した。
  • また、臭気発生箇所からの距離を3パターンほど用意し、テストした。
  • デオモニは4台をリアルタイムにてグラフで確認できるようにして、一目で反応の有無を確認できるように準備した。
  • お客様立ち合いのもと、デオモニによるニオイ監視装置の実機テストを行った。
装置などの名称・分類
  • 臭気漏洩時のモニタリングシステム
  • 無人空間の臭気監視システム
  • 24時間ニオイ監視システム
装置の紹介(概要)
施工後状況
  • 結果的には、ばっちり対象臭気にて反応があり、臭気監視装置として使える事が確認出来た。
  • ボックスの有無や素子の種類等により、反応の有無が分かれた為、実機を見据えての条件の絞り込みが出来た。
  • よって、次の段階へ進む事が決定し、まずは数台をご購入いただき、実際の現場に導入する方向性となった。
  • 最終的には、ストックヤードの各ポイントにデオモニを設置し、大規模なモニタリングシステムを構築していけるよう、引き続き鋭意協力体制を惜しまない。
その他補足感想など
  • デオモニは、本来、工場等の敷地境界に設置し、排気臭気の臭気強度をチェックする目的を主としていた。
  • しかし最近のお問い合わせでは、「臭気の漏洩を監視したい」という目的が多く頂戴しており、弊社の技術研究は、お客様のご要望に応じて、常に新たな試みを続けている。
  • もちろん、本来想定していた用途である「敷地境界での臭気監視」でも既に実績も複数出てきており、そちらに関しては想定通りの稼働状況をしてくれている。
  • そして、臭気の漏洩をチェックする装置としてでも、しっかりと反応してくれて、満足のいく結果を出してくれる場合も多い。
  • その為、弊社としても、デオモニのさらなる使い方や使用用途といった可能性をまだまだ高めていかなくてはならない。
  • また、海外からもデオモニの問い合わせが入るようになっているが、海外の場合は電波法という規制があるので、まずはそこを確認していかなくてはならない。
  • いずれにせよ、臭気監視システム「deomoni」については、デモ機によるテストも可能なので、ご興味をもっていただいたら、一度弊社までお問い合わせいただきたい。
研究所に対象となる臭気のもとを設置
研究所に、対象となる臭気のもとを設置
一定の風速を確認したうえで、その先にデオモニを設置
一定の風速を確認したうえで、その先にデオモニを設置
ファン等を組み合わせて、自然風を再現
ファン等を組み合わせて、自然風を再現
臭気判定士による三点比較式臭袋法(簡易法)による検量線
臭気判定士による三点比較式臭袋法(簡易法)による検量線
「デオモニ」は、ボックス入りやボックスなし等、複数パターンを用意
「デオモニ」は、ボックス入りやボックスなし等、複数パターンを用意
臭気発生箇所からの距離を3パターンほど用意
臭気発生箇所からの距離を3パターンほど用意

今回は、デオモニによるニオイ監視装置の実機テストについてお伝えしました。
臭気の漏洩をチェックしたい等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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オフィスビルの特定箇所のみのタバコ臭発生源調査

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工事種別

高層タワーの特定フロアの特定エリア

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2017年3月5日
施工先
オフィスビルの特定箇所のみのタバコ臭
施工概要
某オフィスビルの特定フロアの特定エリアにて、不定期にタバコ臭が発生している。
そのタバコ臭の発生源を特定したい。
施工前状況
  • オフィスビルの特定フロアの特定エリアにて、悪臭が不定期に発生している。
  • 悪臭を感じる人と気にならない人がいて、感じる人も常時ではなく不定期である。
  • 悪臭を感じている人によれば、その臭気の質はタバコ臭との事。
  • しかし全く発生源がわからず、そもそも臭気があるのかどうかと、侵入ルートを特定したい。
施策内容
  • 臭気判定士3名にて現場へ。タバコ臭がターゲットなので2名は非喫煙者。1名は喫煙者とした。
  • タバコ臭の有無を確認したところ、非喫煙者の臭気判定士2名が、タバコ臭を感じた。
  • 臭気判定士の嗅覚による官能評価と臭気測定機で、臭気マッピングを行っていった。
  • すると空間や壁裏、アネモ、天井裏等で、臭気の強弱がある事が判明した。
  • 最も強い箇所から図面と現認で追跡していくと、真下に喫煙ブースがある事が分かった。
  • 喫煙ブースからトレースガスを用いた臭気調査を実施した。
  • 当該エリアでトレースガスの反応を検知し、無事にタバコ臭の侵入ルートを特定できた。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • タバコ臭対策用脱臭フィルター
  • トレースガス調査による臭気発生源の特定
  • オフィスビルにて不定期に発生している異臭調査
施工後状況
  • 第一案として、脱臭フィルター等によるタバコ臭の脱臭対策をご提案したが、予算や施工スペース、工事期間や方法等で難しく、NGとなった。
  • その為、侵入ルートを閉塞する事による対応策を第二案として実施した。
  • それにより、タバコ臭が不定期に発生する問題は解決した。
  • 但し、閉塞した事による、エアーバランスの調整等、しっかりとした後処理が必要であることを依頼主に説明し、弊社のタスクは完了した。
その他補足感想など
  • 高層タワーに入居しているオフィスフロアのテナント様という事もあり、調査に入れる時間帯や曜日が限られており、いろいろな制約がある中での臭気調査であった。
  • 全く臭気(タバコ臭)が気にならない方も半数ほどいらっしゃって、当初は「臭気の気にし過ぎ」という点も含めて、臭気調査のご依頼を頂戴した。
  • 臭気を感じる・感じない・不快・気にならない、がこれほど分かれる現場も珍しかった。これはおそらく、喫煙者と非喫煙者、あるいは老若男女、あるいは個人差によるものであり、嗅覚とニオイという難しさを改めて痛感させられた現場でもある。
  • 同時に、「タバコ臭」というのが、微量に漂っているだけでも、大きな臭気苦情になってしまう現場を真の当たりにした。
  • 立ち入り許可や作業への制限がなければ、もう少し早く、発生源ルートを特定出来たと思う。お客様には解決までお時間を頂戴してしまったが、最終的には特定出来て良かった。
  • この現場のようなタバコ臭はもちろん、オフィスビルでは汚水臭、下水臭に加えて、新建材臭やカビ臭なども、テナントさんからクレームとなる原因である。
  • 異臭問題については、放置するとどんどん問題が大きくなっていってしまうので、もし臭気問題が発生しましたら、速めに弊社のような臭気調査を実施する専門企業へご相談されることをおすすめします。
トレースガスを用いた臭気調査を実施
トレースガスを用いた臭気調査を実施
官能評価と臭気測定機で臭気マッピング
官能評価と臭気測定機で臭気マッピング
空間や壁裏、アネモ、天井裏等で臭気の強弱がある事が判明
空間や壁裏、アネモ、天井裏等で臭気の強弱がある事が判明
侵入ルートを閉塞する事による問題は解決
侵入ルートを閉塞する事による問題は解決

今回は、オフィスビルの特定箇所のみのタバコ臭発生源調査についてお伝えしました。
異臭の発生原因がわからない等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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