検査機械から発する硫黄系臭気の対策 -デオキーパー(室内循環式)の設置-


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種別
デオキーパー(室内循環式)の設置
担当(著者)
臭気判定士 第2種電気工事士 中丸晴樹
提出日付
2024年8月21日
対応先等
機械検査工場 工場の場内(室内)の臭気対策および作業環境改善
概要
検査機械から発する硫黄系臭気の対策
状況・条件等
  • 某機械部品の検査工場様において、検査機械から臭気が発生し 建物のフロア各所から苦情が出ているという事で弊社共生エアテクノ臭気対策のご相談を頂きました。
  • 早速、弊社の工場の臭気対策を専門に行う臭気判定士が現場へお伺いしました。
  • 原因としては検査機械の潤滑油から発生するS系臭気(硫黄化合物系臭気)が漏洩している状態でした。
  • 臭気発生源である検査機械自体は小型であり、作業は小さなスペースで行われていました。
  • 臭気の発生源が比較的小規模であったため 臭気発生源である検査機械をテントで囲み、臭気をファンで吸引、デオキーパーによる活性炭吸着方式にて脱臭を行う、という工程の検証デモテストを実施しました。
施策・対応内容
  • 臭気発生源である検査機械をテントで囲みテント内の臭気を吸引。
  • 吸引した臭気は、デオキーパー脱臭装置にて、活性炭吸着方式のデモテストを実施。
  • デモテストによる脱臭効果にてお客様がご納得となるじゅうぶんな脱臭効果を確認。
  • 脱臭設備の検討/設計から工場内に脱臭装置を設置。
装置などの名称/分類
  • 臭気発生源(検査機械)を囲む臭気飛散防止テント
  • 活性炭(ヤシ殻破砕炭)
  • デオキーパー(室内循環式)によるデモテスト
装置等の紹介
  • 臭気発生源である検査機械をテントで囲み、発生する硫黄系臭気の漏洩を防ぐとともにデオキーパーへ吸引導入を行いました。
  • 活性炭(ヤシ殻破砕炭)を使用したデオキーパーによる脱臭を 室内にそのまま循環排気する方法で行いました。
  • デモテストにて臭気の漏洩がない吸引量を選定し、処理風量の決定・装置設計を行いました。
対応後の状況等
  • 検証デモテストの結果から検査機械をテントで囲み活性炭を使用したデオキーパーによる脱臭が有効と判断されたため、その後実機の導入設置し 各所の悪臭苦情の解決に至りました。
その他補足感想など
  • 臭気対策の現場は設備が様々な状態であり、臭気の種類/成分も異なるため、状況に応じた消臭剤脱臭機の選定に加え、それぞれの工場にあわせた設備設計が求められます。
  • 今回の事例においては 臭気発生源となる機械が比較的小さい事、脱臭後は室内排気とするなどの条件での対策となりました。
  • そこで臭気発生源となる検査機械をテントで囲むという現場にあわせた工夫を行い、デオキーパーによるデモテストを室内排気にて行いました。
  • またテスト時に 臭気の漏洩が無い吸引量や処理風量の決定を行い、装置設計のデーターとしました。
  • 工場内にそのまま排気する、循環型の脱臭装置を設置したため、工場内の労働環境が改善されたのはもちろん、冷暖房の負荷も必要最低限に抑えることができたと思っております。(工場外への排気となると、その分、換気回数が増えることで、冷暖房効率が悪くなるため)
  • 今回のように弊社共生エアテクノでは、臭気対策のご相談を頂いた工場様の現場状況にあった脱臭設備の選定/設計を検証デモテストにより事前に確認し検討する事ができます。これによりランニングコストなども勘案した設備導入を行う事が可能です。工場の臭気対策弊社共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。
     
デオキーパー脱臭装置
デオキーパーフィルター(活性炭)
デオキーパー(室内循環式)イメージ
    

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におい監視システムDeomoniによる、臭気苦情 発生状況の把握


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担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2024年7月24日
対応先等
某電機機器会社様の電子部品製造工程
概要
におい監視システムDeomoniの設置と風向風速計による環境監視
状況・条件等
  • 某電機機器会社様よりご相談を頂きました。
  • 内容は近隣の住民様から悪臭苦情が出ているというものでした。
  • 工場を訪問し確認しましたところ、製造工程からの排気臭気が発生していました。
  • また工場の敷地が広く 施設も複数あり、どの排気系統からの臭気が問題になっているかがわからない状況でした。
  • 定期的な臭気パトロールの実施など、社内独自の対応策を実施していましたが、風向きや気候、時間帯などによる臭気の発生状況の変動があり、苦労して居られました。
  • そのような状況から、まずは、工場のどの系統からの臭気がどのタイミングで臭気苦情に繋がるかを把握するという「においの見える化」が必要であったため、におい監視システムDeomoniの導入をご提案いたしました。
施策・対応内容
  • におい監視システムDeomoniの設置(12台/敷地境界線付近・排気口付近・工場屋上・工場敷地内)
  • 風向風速計の設置(風向風速計によるデーターとDeomoniの測定結果との比較)
  • 排気口付近へのDeomoni追加設置(12台追加設置)
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • におい監視システムDeomoniの導入とあわせ 風向風速計を設置し、臭気監視をリアルタイムで常時監視の体制を整えることによって、におい測定機が反応した際の風向と風速を測定する事により、臭気苦情が起こった際の状況を把握できるようになりました。
その他補足感想など
  • 脱臭装置の設置など臭気対策を行う際、通常は臭気コンサルテーションによる臭気成分の特定やニオイの広がり方の解析などを行い、状況に応じた脱臭装置を 工場の設備やコスト面なども勘案しながら選定していきます。
  • 今回の事例においては 広い敷地と複数の設備から不定期に発生する排気臭であり、また工場が稼働する以上発生し続ける臭気への対策となるため、脱臭対策を行った後も におい監視を行い続ける事が運用面でも有効と考えられました。
  • におい監視システムDeomoniは、無線通信でニオイを遠隔監視しますが、中継機を導入する事で、より広範囲に より正確にニオイの監視を実現できます。
  • また今回のように工場の系統が多い場合、各系統の排気口付近へ におい監視システムDeomoniを設置する事により臭気苦情原因を詳細に絞り込む事ができます。
  • 今回のにおい監視システムDeomoniの導入により、臭気苦情の発生状況がほぼ完全に把握できたため、今後の臭気対策にしっかり繋げていける事と思われます。
  • 今回のように工場で発生する悪臭苦情の解析から実際に脱臭装置の設置・導入まで、ニオイに関する事は弊社共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。
     
におい監視システムDeomoni
におい監視システムDeomoni
デオモニ設置イメージ
    

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タイの工場に設置済みの脱臭装置についての追加・改善等


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種別

脱臭システムの追加・改善

担当(著者)
臭気対策コンサルタント
提出日付
2024年6月22日
概要
タイの工場に設置済みの脱臭装置についての追加・改善等
状況・条件等
  • 約10年ほど前に、タイの某工業団地にある、日本のタイ現地法人の工場様から、臭気対策についてのご依頼を頂戴しました。
  • そこでは、自動車関連の製造が実施されていて、その製造過程において発生する臭気を排気するときに、排気臭が近隣に拡散し、近隣住民様からの臭気苦情が発生していた状態でした。
  • タイでは、日本の悪臭防止法のような規制がされつつある状態だったことと、工業団地から脱臭対策の指示があったこともあり、タイローカルの脱臭業者ではなかなか解決にも至らず、弊社共生エアテクノにご相談を頂戴しました。
  • 当時から現在に到るまで(コロナの2年間を除いて)、弊社では、臭気判定士や技術責任者が、定期的にタイへ出張し、バンコクを拠点に、各工業団地へ出向いて、タイの工場の脱臭対策臭気測定を実施させていただいております。
  • 本件でも、タイの工場様と諸々、お打ち合わせの上、脱臭装置としてのハイブリッドスクラバー(デオミストに近いタイプ)を導入させていただきました。
施策・対応内容
  • そして、その後も消臭剤デオドプロのご提供などもさせていただいたり、臭気測定なども臭気判定士によって対応させていただいておりましたが、このほど、追加でまた、臭気対策ご相談を頂戴しました。
  • 排気臭について、希釈空気を導入することで、排気ボリュームが大きくなり、拡散度も高くなる・・という謎の理由から、排気の量を絞るような指示があったりと、タイの環境省や工業省でも、いろいろと試行錯誤しているようです。
  • 弊社では、スクラバー(噴霧システムに近い)を通過したあとに、仕上げとして活性炭を通過させることをご提案し、タイの工場のお客様ともミーティングをさせていただいた上で、その方向で実施することと致しました。
  • 本当は、弊社の「デオモイスト」という、湿度に強い活性炭様式の脱臭素材を使用する予定でしたが、海外への輸出が難しいため、デオキーパーの一部分を活用するような脱臭装置を追加にて設置することで正式にご依頼をいただきました。
  • 先日、設置工事を実施のために、タイの現地工場へ参りました。一部、改良すべき点などもありましたが、とにかく設置をし、設置後の臭気測定を、日本およびタイの臭気判定士にて実施させていただくところまで対応することができました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 活性炭を用いた脱臭オプションを設置したあと、原臭の臭気濃度としては1,600~3,000ほどと、前回同様か高い状況でしたが、出口側の臭気濃度としては、200~320程度ということでした。あとは追加の補修工事と定期的なメンテナンスでの運用にて対応可能と考えております。
その他補足感想など
     
臭気調査
脱臭装置設置
脱臭装置
脱臭装置設置
    

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