投稿者「kanri-nishiyama」のアーカイブ

火事のあとの脱臭作業


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年12月17日
対応先等
店舗での火災(3階建ての店舗)
状況等
  • 某店舗にて、不幸にも火災が発生してしまいました。
  • 火元から3階建ての店舗内全体に延焼してしまった状態とのことでした。
  • 幸いにも死傷者等はおらず、近隣住居への延焼等もなかったことから、本店舗の改修作業が行われていきました。
  • 店舗なので、改修後、来客はあるし、従業員さんが常にいて働く空間なので、火事のあとのニオイであったり、空気環境的な部分での懸念は当然、出てきておりました。
  • 請負業者様や設備業者様にて、まずは解体できる部分を解体していったところ、やはりススのまわりがひどく、躯体(コンクリートや真柱など)を残して、内装材やらフロア、装飾品などはほぼ撤去となりました。
  • それでもまだ、火災臭がしっかり残っていることから、火事の後の消臭対策をしっかりやろうということで、インターネットにて検索いただき、弊社にお問い合わせを頂戴しました。
  • さっそく、臭気判定士が本件の対応に当たりました。
対応内容
  • まずはお電話にて内容のヒアリングから、ざっくりとした作業内容や工程、費用などをお話させていただきました。
  • 予算やスケジュール等がOKとなりましたので、現調を実施させていただき、本見積のご提出からすぐ承認を頂戴したため、火災後の焼き焦げ臭対策を実施することとなりました。
  • すでにススなどがまわっていた部分の多くは撤去していただいておりましたので、脱臭作業としては、スタートしやすい状態ではありました。
  • ビフォアーとして臭気判定士ニオイセンサーによる臭気強度測定を実施しました。
  • その後、脱臭機材を持ち込みまして、本格的な脱臭作業を実施させていただきました。
  • 具体的には、メインに大型の業務用オゾン脱臭装置を据え付けまして、それが行き渡りにくい個所に個別で小型のオゾン脱臭装置を設置しました。
  • さらに、火災臭やスス臭の消臭剤を噴霧しつつ、オゾンガスの脱臭効果を高める促進剤も併用して用いました。
  • その他、臭気判定士の嗅覚で常にニオイをチェックし、気になる箇所の清掃やふき取り等も実施していきました。
  • 最後に臭気測定ダイオキシン測定を実施して、脱臭作業は無事、完了しました。
装置等の紹介
対応後の状況等
その他補足感想など
  • これから冬になり、乾燥する季節になりますと、火災の発生が増えてしまいます。
  • 火事になった建物内では、焼き焦げ臭やスス臭が躯体に付着してしまうことから、脱臭作業をすることなく、内装材をリニューアルする等だけでは、臭気という点では不完全なケースもしばしば聞いております。
  • また、いろいろなものが燃えてしまったことから、ダイオキシンの発生も懸念されることから、ダイオキシンの濃度を測定したいといったご要望もしばしば頂戴します。
  • 弊社では、付着しているススの除去作業から、付着してしまった焼き焦げ臭の脱臭作業、スス臭の臭気判定士による官能評価による測定や、ニオイセンサーを用いた臭気強度測定等、多くの作業を一貫して請負することも可能です。
  • また、弊社では、火災後の脱臭作業に熟練している臭気判定士や、臭気対策コンサルタント、あるいは作業環境測定士といったメンバーが、ポイントポイントで、嗅覚や機械を用いての臭気確認を実施していきます。
  • 本現場でも、スス臭が強いというポイントを嗅ぎだしては、そこに残っていたススのふき取りであったり、重点的に脱臭を行っていく、といったような作業を常に実施しておりました。
  • 当たり前ですが、発生源が残ってしまっていれば、なかなか脱臭作業を行ってもニオイが消えないのです。発生元(スス)を除去したうえで、脱臭作業を実施していかなくてはなりません。
  • ただ単に、オゾンガスを発生させて、脱臭作業完了・・というのでは、弊社としては本当に脱臭作業を実施したとは考えておりません。
  • 火事や火災になってしまった場合の、焼き焦げ臭やスス臭対策でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
オゾン脱臭機
消臭剤
消臭剤噴霧作業
オゾン脱臭作業(換気)
    

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工場の臭気対策としての活性炭脱臭装置


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種別
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2022年12月7日
対応先等
概要
状況等
対応内容
  • 今回は、デオキーパー脱臭装置のさらなる脱臭効率を高めていこうという目的にて、弊社の大阪オフィスに併設されている脱臭用のラボにて、脱臭テストを実施しました。
  • 前回の記事で、脱臭効率には方程式があるとお話しました。つまり、脱臭効率というのは、「脱臭の素材の能力 × ニオイと素材の接触効率」で決まると、弊社では考えております。
  • 活性炭は大変有能な脱臭素材ではあります。ご家庭でもトイレや押し入れ、下駄箱や冷蔵庫など、いろいろなところに炭を置いておられる方もいらっしゃると思いますが、肝心のニオイ分子が炭と接触しないと、なかなかその脱臭効果(吸着効果)を発揮することはできません。
  • そうなりますと、工場の排気臭を、いかにたくさん、活性炭と接触させられるかが、デオキーパー脱臭装置に求められる役割となります。
  • そのためには、活性炭の厚みというのは1つのポイントとなります。厚ければ厚いほどいいのですが、それには圧力損失が高くなったり、交換時の作業量が多くなることが想定されます。
  • また、ニオイをデオキーパー脱臭装置に通すための風量と風速も、接触するための大切なノウハウになって参ります。当然、ゆっくり排気臭を通過させれば接触率も高まるのですが、装置が大きくなってしまうことや、排気ファンを大きくしていかなくてはなりません。
  • こういったところを、いかに高効率でやっていけるかのテストを繰り返していっております。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 今回のテストに関しては、まず、活性炭の層(フィルターケース入り)を2パターン用意しての検証を行いました。また、そこを通過する風速としては、実に5パターンもの念入りな脱臭効率のテストを実施しました。弊社活性炭脱臭装置は日々、進化し続けております!
その他補足感想など
  • デオキーパー脱臭装置は、弊社がメーカーとして販売している脱臭装置の中でも、トップクラスの出荷台数となっております。
  • 脱臭の素材としては、活性炭を用いております。デオキーパー脱臭装置のデモ機を、日本では東京(東日本エリア対応)と、大阪(西日本エリア対応)、さらにバンコクの代理店(タイ全土対応)にてご用意しております。そのため、脱臭効果の確認をしていただけることで、ご発注を頂戴できるケースが大変多くなっております。
  • 弊社では、活性炭をどのようにデオキーパー脱臭装置の中に組み入れるかについて、発売以来も絶え間なく、効果の検証を進めております。いろいろな方法を試して、少しでもよい方向になっていくように、内部の脱臭効果を最大限に高めるための構造設計を行っております。
  • また、工場様によっては、なかなか設置スペースがないというようなケースも往々にしてございます。なので、デオキーパー脱臭装置のテーマの1つに「省スペース」も常に意識しております。そのためには、接触効率と脱臭装置の大きさという、相対する2つをいかに近づけていけるかというところに挑み続けております。
  • また、メンテナンスという部分もテーマとして取り組んでおります。メンテナンスの頻度を少なくするならば、活性炭のボリュームを大きくすることは当たり前ですが、そこらへんの矛盾にも挑み続けております。もちろん、活性炭の交換についても、いかに簡易性を高めていけるかを常に考えて対応し続けております。
  • それから、対象臭気の質によって、活性炭の種類を変えていくのですが、実は活性炭以外の脱臭素材についても日々、探求をしておりまして、ゼオライトであったり、その他の素材を常にトライし続けております。
  • 日本の工場、およびタイの工場におきまして、活性炭のような吸着方式を用いた脱臭装置についてでしたら、弊社共生エアテクノまでまずはお問い合わせ下さい。
 
デオキーパー脱臭装置
    

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インジェクションスクラバー


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担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2022年11月26日
対応先等
状況等
  • 弊社では、日々、新しい技術であったり、既存の脱臭装置のさらなる脱臭効率の向上であったりと、さまざまな臭気対策についての研究を続けております。
  • とはいえ、研究開発の専門部署があるわけではなく、実際に臭気判定士たちが現場での経験値や、お客様から頂戴するご要望などをヒントに、常にお客様にもっともっと使いやすい脱臭装置臭気対策のシステムなどをご提供できるように、各メンバーが常に考えて、アイデアを創造していくスタイルでやっております。
  • 工場の脱臭装置であれば、湿式方式における主力商品であるインジェクションスクラバーをはじめ、消臭剤のスプレー噴霧システムにかかわるノズルや消臭剤、さらには接触ボックスの開発。乾式方式では主力商品であるデオキーパー脱臭装置の接触効率アップや、活性炭以外の脱臭素材の試行錯誤などが挙げられます。
  • 今回は新しいインジェクションスクラバーのフィルターが完成したのでテストを実施しました。
対応内容
  • 今回のテストにおいては、弊社の工場の排気臭脱臭装置として、湿式方式の主力脱臭方式であるインジェクションスクラバーのデモテスト機を用いました。
  • 場所については、弊社大阪オフィスに併設されているラボラトリーにて実施しております。
  • 目的としては、気液接触効率を確認することでした。なぜならば、湿式脱臭装置の場合の脱臭効率や脱臭効果には方程式があり、それは「脱臭素材(消臭剤)の能力×接触効率」として弊社は定義しております。
  • つまり、弊社ではこの効率を1%でも向上させていくことを、テストの主目的として着眼し、毎回のテストを実施しております。
  • まず、湿式ですので、素材の選定です。水(水道水、工場様によっては工業用水や井戸水などもあります)、そして消臭剤としては弊社デオドプロ消臭剤シリーズから、いくつかの消臭剤を選定しております。
  • 次に、接触素材として大変大切な、インジェクションフィルターです。今回はここを大改良し、新型フィルターの開発が完成したため、弊社の新型フィルターと、従来のフィルター、そして一般的なフィルターおよび他社様の方式を用いての、比較テストとなりました。
  • 臭気としてはアンモニアを使用しております。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 弊社臭気判定士たちのテスト結果として、新型インジェクションフィルターのアンモニア除去効率は複数回のテスト結果で、99.2%~99.8%という、高効率を発揮していることが確認できました。次回は実際に、工場様の脱臭デモテストにてフィールドテストを実施していきます。
その他補足感想など
  • 一般的なスクラバーというのは、水を用いた洗浄塔となっております。
  • 接触素材としては、フィルターを用いるときは水分の飛散を防止するために使用されるケースが多いように思います。
  • つまり、いわゆる除塵(粉塵を除去する)や、タールなどを除去する目的で設置されていることもあり、そのついででの脱臭効果を期待する、というケースもあるようです。
  • しかし当然ながら、塵埃の大きさと、ニオイ分子の大きさには多大なる比較があります。例えば、毛で70㎛。花粉で30㎛。黄砂で4㎛。PM2.5で2.5㎛。細菌で1㎛。ウイルスですら0.1㎛あります。それに対してニオイ分子は、0.001㎛なのです。ということは、粉塵を除去するためのフィルターと、ニオイ分子を脱臭するためのフィルターは、その構造や方法などが違ってくるということになります。
  • 脱臭に重きを置きすぎると、接触させたいがために極論すれば、フィルターがどのような形にせよ、目が細かくなります。すると粉塵が抜けなくて、目詰まりしてしまうという可能性が出てきてしまいます。逆に粉塵に重きを置きすぎると、ニオイ分子はあまり接触せずに抜けてしまうのです。
  • なんとか脱臭方式などでそちらに重きを置けたとして、次の問題としては圧力損失がどんどん高くなっていくという悩みも生じてきます。
  • あと、忘れてはいけないのが、水の使用量です。前述しました通り、水だけではなかなか、脱臭の方程式が成り立ちにくく、消臭剤(原則は無臭のもの)で脱臭効率を高めていきます。当然、使えば使うほど(たくさん噴霧したり、じゃんじゃん消臭剤を放り込む)ランニングコストはあがっていきますし、排水への負荷も増えていくことになります。
  • それらを1つずつ、改良したり、技術をイノベーションしたり、新しいアイデアを試してみて、弊社インジェクションスクラバーでは、除塵もしつつ、高い脱臭効率を実現していっております。
  • すでに、日本の工場様およびタイの工場様にて導入実績がございます。日本の工場およびタイの工場の臭気対策脱臭装置でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
脱臭デモテスト
    

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