工業系事例」カテゴリーアーカイブ

工場などの工業系臭気対策事例。様々な工場様の臭気対策を取り組みさせていただいています。

工場の臭気対策としての活性炭脱臭装置


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種別
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2022年12月7日
対応先等
概要
状況等
対応内容
  • 今回は、デオキーパー脱臭装置のさらなる脱臭効率を高めていこうという目的にて、弊社の大阪オフィスに併設されている脱臭用のラボにて、脱臭テストを実施しました。
  • 前回の記事で、脱臭効率には方程式があるとお話しました。つまり、脱臭効率というのは、「脱臭の素材の能力 × ニオイと素材の接触効率」で決まると、弊社では考えております。
  • 活性炭は大変有能な脱臭素材ではあります。ご家庭でもトイレや押し入れ、下駄箱や冷蔵庫など、いろいろなところに炭を置いておられる方もいらっしゃると思いますが、肝心のニオイ分子が炭と接触しないと、なかなかその脱臭効果(吸着効果)を発揮することはできません。
  • そうなりますと、工場の排気臭を、いかにたくさん、活性炭と接触させられるかが、デオキーパー脱臭装置に求められる役割となります。
  • そのためには、活性炭の厚みというのは1つのポイントとなります。厚ければ厚いほどいいのですが、それには圧力損失が高くなったり、交換時の作業量が多くなることが想定されます。
  • また、ニオイをデオキーパー脱臭装置に通すための風量と風速も、接触するための大切なノウハウになって参ります。当然、ゆっくり排気臭を通過させれば接触率も高まるのですが、装置が大きくなってしまうことや、排気ファンを大きくしていかなくてはなりません。
  • こういったところを、いかに高効率でやっていけるかのテストを繰り返していっております。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 今回のテストに関しては、まず、活性炭の層(フィルターケース入り)を2パターン用意しての検証を行いました。また、そこを通過する風速としては、実に5パターンもの念入りな脱臭効率のテストを実施しました。弊社活性炭脱臭装置は日々、進化し続けております!
その他補足感想など
  • デオキーパー脱臭装置は、弊社がメーカーとして販売している脱臭装置の中でも、トップクラスの出荷台数となっております。
  • 脱臭の素材としては、活性炭を用いております。デオキーパー脱臭装置のデモ機を、日本では東京(東日本エリア対応)と、大阪(西日本エリア対応)、さらにバンコクの代理店(タイ全土対応)にてご用意しております。そのため、脱臭効果の確認をしていただけることで、ご発注を頂戴できるケースが大変多くなっております。
  • 弊社では、活性炭をどのようにデオキーパー脱臭装置の中に組み入れるかについて、発売以来も絶え間なく、効果の検証を進めております。いろいろな方法を試して、少しでもよい方向になっていくように、内部の脱臭効果を最大限に高めるための構造設計を行っております。
  • また、工場様によっては、なかなか設置スペースがないというようなケースも往々にしてございます。なので、デオキーパー脱臭装置のテーマの1つに「省スペース」も常に意識しております。そのためには、接触効率と脱臭装置の大きさという、相対する2つをいかに近づけていけるかというところに挑み続けております。
  • また、メンテナンスという部分もテーマとして取り組んでおります。メンテナンスの頻度を少なくするならば、活性炭のボリュームを大きくすることは当たり前ですが、そこらへんの矛盾にも挑み続けております。もちろん、活性炭の交換についても、いかに簡易性を高めていけるかを常に考えて対応し続けております。
  • それから、対象臭気の質によって、活性炭の種類を変えていくのですが、実は活性炭以外の脱臭素材についても日々、探求をしておりまして、ゼオライトであったり、その他の素材を常にトライし続けております。
  • 日本の工場、およびタイの工場におきまして、活性炭のような吸着方式を用いた脱臭装置についてでしたら、弊社共生エアテクノまでまずはお問い合わせ下さい。
 
デオキーパー脱臭装置
    

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堆肥化工場の臭気対策


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種別

工場における臭気対策

担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2022年11月8日
対応先等
堆肥化工場の臭気対策
概要
ニオイアセスメントからデモテスト、そして脱臭システムの導入まで
状況等
  • 某工場様では、廃棄物等を収集し、それを発酵させて堆肥化するという事業を行っておられました。
  • SDGsの時代において、大変有意義な事業であり、堆肥化工場としても少し山あいの立地に、プラント工場を設立されておりました。
  • しかし、産廃を発酵させて堆肥化するという過程では、大変強い臭気が発生します。当然それらの悪臭を排気ファンで吸引して、工場の煙突等から外部へ排気することになります。
  • その排気臭気が、工場の敷地境界線をこえて、数kmも臭気が拡散していってしまい、近隣住民さんの住居をはじめ、各所でニオイを感じられ、不快感も高いことから、悪臭苦情が寄せられるようになってしまいました。
  • 堆肥工場様では、やみくもに何かをやってみたものの、臭気苦情の解決には至らず、インターネットで検索をして弊社共生エアテクノにご相談をいただきました。
対応内容
  • お問い合わせをいただき、まずは工場の現地を確認させていただきました。
  • 案内いただき、臭気の発生源(堆肥発酵)や攪拌エリアなど、工場内外を確認しました。
  • 大きな塔があり、どうやらその中に水を入れてシャワーした中を、臭気を通らせてから、排気しているけども、臭気苦情がなくならないとのことでした。
  • まずは臭気アセスメントの実施をご提案し、最短での実施となりました。いわゆる臭気対策の第一歩である現状把握のための臭気対策コンサルテーションでした。
  • その結果、臭気を排気している部分の延伸と、脱臭塔をデオミストに改造した脱臭装置の、ダブル効果にて、臭気苦情が発生しない程度まで、臭気の拡散を縮められるとわかりました。
  • 工場様と何度か打ち合わせを実施し、ご予算やご希望等をご相談の上、そのシミュレーションを見据えての脱臭テストを実施しました。
  • 消臭剤の選定からスタートし、既存の塔でいかに、消臭剤と臭気を接触させられるかの脱臭設計を想定しつつ、実機を見据えての条件別での消臭剤を用いた噴霧テストとなりました。
  • 数日実施の上、結果を得られたので、実機設計を弊社が実施し、その内容にて改良工事を実施していただきました。
  • そしてその新脱臭塔を用いた試運転および臭気測定を実施しました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 脱臭塔の改良工事後、きちんと消臭剤噴霧システムが稼働しているときは、臭気苦情が収まっており、時折、何かしらの原因でシステムが未稼働だと臭気苦情が再発するとのことでした。定期的なメンテナンス等により、臭気苦情をなくすることができております。
その他補足感想など
  • 本工場のように、まずはご自身にていろいろと脱臭や消臭の対策をやってみるということで、お手製の脱臭塔を作ってみたり、見よう見まねで何かしらの消臭対策を行ってみる、というケースは往々にして見受けられます。
  • しかし、それで脱臭がバッチリうまくいくケースは大変、レアケースであると考えます。なぜなら、現状の臭気の発生源の把握や、臭気の強さ(臭気濃度臭気指数)の臭気測定、さらには自工場の臭気がどこまで飛散していて、それをどこまで低減すれば拡散がどこまで小さくなるのか、といった部分がわかっていないので、何をやっても行き当たりばったりになってしまうからです。
  • また、脱臭装置消臭剤噴霧装置、水を用いたシャワーリングシステムやスクラバーシステムなども、いかに臭気と液体を接触させられるか、という部分ではやはり、脱臭専門会社には多くの実績とノウハウがあるため、適当に水をじゃんじゃんシャワーしておけば大丈夫だ!ということでは、なかなか目的に到達することはできないままです。
  • あるいは、もう1つ、悪臭防止法という法律の存在もあります。悪臭苦情の解決と同時に、悪臭防止法の規制値を遵守するという必要性も、企業としての大切な役割だと思うのです。
  • 現状の把握がしっかりできて、それをどこまでどうしていきたいか、というゴールが明確になれば、スタートとゴールへ向けたプロセスを立案することができ、その立案にも幾つかの方法から工場様とお打ち合わせしながら、最適な方法をセレクトしていくことが可能になります。
  • さらにそれに向けた、脱臭装置消臭剤噴霧活性炭脱臭方式などの、脱臭デモテストを実施することで、確実性を高めていきます。
  • そして本装置を設計し、製造し、納入し、設置し、施工が完了したら臭気測定や試運転をしていくことで、効果をしっかり検証していきます。
  • 日本の工場様、およびタイの工場様におかれましては、臭気測定から脱臭装置のことまで、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
工場の臭気対策
脱臭装置
    

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工場の排気臭対策(脱臭装置「デオキーパー」)


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種別

排気臭対策としての脱臭装置

担当(著者)
臭気判定士 第二種電気工事士 中丸晴樹
提出日付
2022年8月6日
対応先等
某工場(工場の排気臭対策)
概要
工場の排気臭対策(脱臭装置「デオキーパー」)
状況等
  • 某工場において、排気臭の脱臭装置を検討されておりました。
  • 脱臭装置の前に、脱臭方法の選定をご検討なさっていく中で、大きくは湿式と乾式というところから勘案をスタートされたとのことでした。
  • 湿式方式については、弊社ではスクラバー脱臭装置や、消臭剤のダクト内スプレー噴霧システムなどがありますが、排水処理設備への負担が増してしまうことや、消臭剤のランニングコスト(弊社の酸化機能水はかなり低コストで抑えられますが)の問題があり、湿式は見送りとなりました。
  • 次に、乾式脱臭装置としては、真っ先に燃焼方式がクローズアップされたとの事でした。
  • しかし、莫大なエネルギーコストを必要とすることがネックとなり、また、イニシャルコストも大きなものであり、本工場の脱臭という点では、過剰なスペックであることから、見送りとなったとのことでした。
  • そのようにして、諸々の脱臭方式や脱臭システムなどをトータルで勘案し、活性炭を用いた脱臭方式でいこうという決定がなされ、弊社にもお問い合わせを頂戴しました。
対応内容
  • 弊社では、臭気判定士および第2種電気工事士として、工場の臭気対策をはじめ、いろいろな現場経験も豊富な担当者が、早速、対応に当たりました。
  • 実際に、工場に訪問させていただき、臭気のチェックなどを確認させていただきました。
  • すると、臭気の質が、VOC系(揮発性有機化合物)であったことと、現場の状況や環境、対象の製造ラインの稼働状況などを勘案し、弊社としてのご提案もやはり、活性炭を脱臭素材として用いるのがベストであると判断致しました。
  • その後、排気風量や対象の臭気の臭気濃度臭気指数)や臭気の質などからトータルで勘案し、脱臭装置を「デオキーパー」にて実機のご提案をさせていただきました。
  • 簡単なデモテストを実施させていただき、想定通りの脱臭効果を発揮できることが確認できましたので、導入へ向けてのお打ち合わせとなりました。
  • 弊社では、技術チームが諸条件を鑑みて、SUS製デオキーパーを仕様として設計を進めまして、お客様のご発注をいただけたので、実機製作から出荷前チェックと工程を着実に進めて参りました。
  • そして期日通り、無事、納入させていただきました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
その他補足感想など
  • 古くから用いられていて、いまだにその効果がしっかりしている脱臭方式の1つとして、活性炭を用いた脱臭方式が挙げられます。
  • 活性炭の1グラムあたり、テニスコート1面分ともいわれる広大な孔が無数にあいており、そこに匂い分子を吸着していくという、とてもシンプルでありながらわかりやすい、脱臭の原理に基づいております。
  • さらに、脱臭をしたいニオイの種類に応じて、活性炭には得意・不得意があるのは否めないのですが、それでも添着剤等を用いることで、さまざまな臭気の質に対応することを可能としております。
  • もちろんいいことばかりではなく、例えば、吸着しきってしまえば、破過してしまうということ。そうなれば交換という作業が必要になります。
  • また、接触効率が悪いと、活性炭が臭気を吸着する前に抜けていってしまい、十分な脱臭効果を発揮できない可能性が出てきてしまいます。
  • それらをカバーするために、活性炭の量を増やしたり、厚みを増したりすると、今度は圧力損失が莫大なものになってしまったり、脱臭装置そのものが大きくなってしまい、設置スペースの問題やファンの問題なども出来てしまうのです。
  • 弊社はもうすぐ臭気対策の業務で20年目になりますが、20年の経験を活かした集大成の活性炭脱臭装置として、「デオキーパー」を開発し、製造から販売までトータルで対応しております。
  • タイの工場においても、いよいよデオキーパー脱臭装置の販売を可能としまして、デモテスト機もタイの拠点に有しております。
  • 活性炭を用いた脱臭装置でしたら、日本の工場、およびタイの工場にて対応可能です。まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
デオキーパー脱臭装置
デオキーパー脱臭装置
    

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