住宅」タグアーカイブ

臭気の質や強度の判定

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種別

戸建て住宅における異臭調査

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2020年8月27日
対応先
某 戸建て住宅
概要
居住用住宅内にて発生している原因不明の臭気調査
対応前の状況
  • 某戸建て住宅に、新築にて入居された住民様から、「原因不明ではあるが、謎の悪臭が発生しているので困っている」と戸建て住宅を建築されたホームビルダーさんへ相談が寄せられた。
  • 施工会社としては、いろいろとニオイの原因を探ってみたようだが、まずそもそも、その住民様が問題とされているニオイの確認ができない状態であった。
  • 衛生や空調、電気等を担当された設備業者さんにも協力を仰ぎ、悪臭の原因がわからないなりにも、配管をチェックしてみたり、いろいろな個所を清掃してみたりしたようだが、問題の異臭については解決に至らないまま、時間だけが過ぎてしまっていた。
  • いよいよ困り果て、インターネットで検索したところ、臭気調査を専門として実施している会社があると知り、弊社にご相談いただいた。
対応内容
  • 弊社異臭調査に熟練した臭気判定士が担当となり、お客様とのヒアリングを実施した。
  • ニオイがわからない状態であるが、住民様はニオイが気になりやすい時と気にならない時があるとの事であった為、ニオイが気になりやすい条件下にて、臭気調査にお伺いすることとし、正式にご依頼、ご発注を頂戴した。
  • 現場へは、弊社の臭気判定士が2名にてご訪問し、臭気判定士の嗅覚による官能評価と、臭気調査の専門道具各種を用いて、住居内をくまなく調査していった。
  • 確かに、はっきりとした異臭や悪臭はなかった為、臭気判定士の嗅覚による官能評価にて、6段階臭気強度で2.5以上の部分と、9段階快・不快度表示法にてマイナスである不快方向にある部分、そして臭気センサーで特にセンサー値が高くなる部分をまずは2名の臭気判定士にてピックアップした。
  • その中から、住民様のおっしゃっておられる異臭の質に近い部分を絞り込み、可能性を消しつつ、最終的にはお客様が「このニオイ!」と言っていただける異臭発生源を特定する事が出来た。
装置などの名称/分類
  • 臭気判定士2名による、嗅覚の官能評価による異臭の質と強度の判定
  • 6段階臭気強度。(0~5にて、1が検知閾値、2が認知閾値、2.5以上をマーク)
  • 9段階快・不快度表示法。(-4~+4までにて、マイナス方向に入った臭気をマーク)
装置等の紹介
施工後の状況
  • 異臭発生源は特定できたが、その臭気をすぐに完全に脱臭するというのは難しい諸条件であったため、お客様がいう「ニオイが気にならない時」の環境をエアーバランスにて整える方法をご提案させていただいた。それを実施後、異臭苦情はおさまったとお聞きしている。
その他補足感想など
  • 今回の現場では、住民様が気になっておられたニオイが、大変薄い臭気であり、結果的にわかったこととしては、その異臭が気になる方と、気にならない方が、半々くらいか、あるいは気にならない方の割合が多いというレベルのニオイ問題であった。
  • 人間の嗅覚として、同じニオイを嗅ぎ続けていたり、そのニオイを嗅ぐ環境に多くいると、そのニオイに対しての嗅覚感度が弱まる可能性がある。これは慣れという嗅覚の特性であり、自分の体臭や、自分の家のニオイがわかりにくいのはそのためである。同時に、ヘビースモーカーの方はタバコのニオイへの感度が低下している可能性があったり、香水や香料を毎日つけ続けていると、知らない間に使用する量が増えていったりというケースもあり得る。
  • 本件では、臭気の質が、強いていえば新建材由来であった為、毎日のように新築住宅を建築し、そこで仕事をされている建築業者の方には、もしかしたらその臭気に対する感度が低下していて、住民様のおっしゃる臭気の質がわかりにくかったのかもしれない。
  • 弊社臭気判定士2名としても、気になる臭気のポイントをそれぞれが嗅いで確認していく中で、どちらか1名のみが気になる部分であったり、2名ともがはっきり気になる部分があったりと、もともとが薄いニオイであったため、嗅覚の順応もはやく、嗅覚疲労を回復させるための鼻休憩をとりながら、マスクもたびたび併用しつつ、ニオイポイントを徐々にマッピングし、臭気の発生源を追い込んでいった。
  • こういうケースでは、臭気調査の専門家による第三者の臭気判定が、住民様のご理解を得るベストな手段となりうることも少なくないと思う。
  • 臭気調査や異臭発生源調査、臭気の判定や測定等、ニオイに関する事でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
臭気判定士による臭気調査
異臭発生源調査
 

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悪臭の侵入経路調査(一般家庭の臭気調査)

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種別

集合住宅やマンション、戸建ての異臭発生源調査

担当(著者)
臭気判定士 中丸晴樹
提出日付
2020年8月17日
対応先
某マンションの住戸
概要
悪臭の侵入経路調査(一般家庭の臭気調査)
対応前の状況
  • 某マンションの住戸にお住まいの住民様が、隣住戸の住民様による喫煙により、タバコ臭が自宅側へ入ってくる為、その対策を講じたいとの事であった。
  • まずは住民様同士の話し合いがベストであったが、なかなか都心部で隣近所の顔も知らない間柄にて、こみいった話し合いは難しいようであった。
  • 次に、マンション管理組合を介した話し合い等も提案されたようだが、喫煙をする事についての制限を設けることは難しく、いろいろな方向性が出てくる中で、やはり各住戸、各住民様の判断にゆだねていくしかない・・というような状況になるケースは多いようだ。
  • せめて、タバコ臭がどれくらいの強さで入ってくるのか、侵入経路はどこからなのか、だけでも知っておきたいと、インターネットで検索し、弊社にご相談いただいた。
対応内容
  • 一般のご家庭や、営利を目的としていないケースでは、まず、悪臭防止法が適用されないことをご説明させていただいた。
  • そのうえで、弊社臭気判定士による、ニオイの侵入経路調査や、悪臭の臭気調査、異臭の発生源調査といった内容の調査方法をご説明させていただいた。
  • ナーバスな状態であり、ご依頼主様以外の場所、共有部や専有部を含めて、立入が難しい状況もかみして、やれる範囲の臭気調査をご依頼いただいた。
  • ご依頼主様の住戸内、及びベランダにて、臭気判定士2名及び臭気採取道具や臭気調査の道具を持参の上、嗅覚による官能評価(6段階臭気強度及びタバコ臭の臭質等)を時系列で実施していった。
  • また、スモークテスターを用いて、換気扇の稼働状況や24時間換気システムの稼働・未稼働、窓やドアの開閉時の状況等による気流をチェックし、同時に天井裏や床下からの臭気についてもチェックを行った。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • 一般のご家庭やマンション等の臭気調査
  • スモークテスター等を用いた、気流チェック
  • ニオイセンサーを用いた臭気強度マッピングや24時間連続測定による臭気変動調査
施工後の状況
  • 臭気調査の結果としては、ベランダ側では風の流れによって、タバコ臭が隣住戸から流入してきていた。さらに、臭気強度によっては、24時間換気用のスリーブから微量ではあったが住居内にもタバコ臭が流入していることも確認できたので、報告書に纏めて調査を終了した。
その他補足感想など
  • 上述した通り、一般のご家庭間の臭気トラブルでは、悪臭防止法が適用範囲外となる為、我々臭気専門会社であっても、臭気判定士として対応させていただけることは限られている。
  • それでも、お客様によっては、臭気の強さだけでも確認しておきたい・・ですとか、臭気がどこから入ってくるのかだけでもわかれば安心できる・・といったような内容にて、弊社に異臭調査や臭気の侵入経路調査、悪臭の発生源の調査をご依頼いただくケースが多い。
  • 最近、住居同士でのたばこ臭や調理臭、料理臭の臭気トラブルはもちろん、よいニオイと言われる柔軟剤等の香料臭等による臭気トラブルのご相談も増えてきているように感じる。これはこのコロナ禍で、在宅ワークやStayHomeが増え、いつも以上にご家庭に滞在する時間が長かったり、換気をしっかり行っていることから、このようなご相談案件が増えているのではないかと推測する。
  • その分、カビ臭であったり、カビ菌の除去といったカビ対策については、多少ではあるが例年に比べてご相談案件が微減したようにも感じている。やはり換気をすること、そしてエアコンや除湿を多く実施していることが、カビ菌の繁殖を多少なりとも抑制しているからだと思われる。
  • 弊社では、臭気判定士の嗅覚による官能評価にて、質を絞った臭気強度の時系列測定を実施するのはもちろん、気流等を確認し、必要に応じて設備衛生配管図とも照らし合わせながら、床下や天井裏、壁裏のチェックも行うようにしている。
  • 換気方式や換気方法によっても、気流は変わる為、いろいろな条件下でチェックするし、これも必要に応じて、ニオイセンサーを併用し、連続モニタリングを実施するケースもある。
  • 臭気問題、臭気トラブル、異臭調査、悪臭の侵入経路調査等でしたら、工場様や施設様から一般のご家庭まで、弊社共生エアテクノまでご相談下さい。
スモークテスターによる臭気調査
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建物内で発生する悪臭の発生源調査

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工事種別

一般家庭やマンションの異臭調査

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2019年12月27日
施工先
某建物(住居)
施工概要
施策前状況
  • 某住居にて、経年劣化等による対策の為、大幅なリニューアル工事が行われた。
  • 内装や外装、衛生配管や水回り等も刷新した。
  • しかし、リニューアル工事が完了した直後から、住民さんが異臭の発生に気づき始めた。
  • リニューアル前にはなかった異臭が、不定期に、そこまで強くではないが、家庭内で感じられるとの事であった。
  • リニューアルをした建築業者さんや、衛生配管等を担当した設備業者さんも、いろいろチェックをしたが、全くわからないどころか、臭気すら感じられない状況だった。
  • そこで、臭気対策の専門会社を探してみたところ、弊社共生エアテクノをHPにて発見し、早速お問い合わせを頂戴した。
施策内容
  • 事前のヒアリング及び御見積書から、すぐに臭気調査業務のご発注を頂戴した。
  • 最短日程にて、臭気調査の経験豊富な臭気判定士2名が、専用の道具類を持ち込んで、現場に訪問させていただいた。
  • 実際の現場確認からスタートした。特にリニューアル前とリニューアル後の設備関係を中心とした衛生配管関係は、目視にて出来る限りチェックしていった。
  • 当初から、本当に弱い臭気の質を感じていたが、確かに強弱は不定期に変化する事もあり、住民さんに「このニオイですか?」と確認したところ、「そうです!さすがです!」と一発回答を頂戴したその臭気は、下水・汚水及び雑排水系の臭気であった。
  • そこから臭気マッピングをしながら絞り込んでいくと、キッチン周辺が発生源とたどり着いた。さらいくつかの仮説を立てたうえで、配管部分へトレースガスを流し、反応から発生源を特定する事が出来た。
装置などの名称/分類
  • 臭気判定士による、住居内の異臭発生源調査
  • スモークテスターによる、建物内の気流チェック
  • トレースガスによる臭気の漏洩や侵入ルート確定
装置の紹介(概要)
施工後の状況
  • 今回は、衛生配管関係に全く問題はなかった。ただし、外側に汚水配管及び雑排水配管の通気口があり、そこから漏れ出る汚水臭や雑排水臭が、風向きや都内密集地ゆえの逃げ場がなく、キッチンの換気扇を回すことで負圧となり、キッチンの窓から引き込んでしまっていた。
その他補足感想など
  • 今回のケースでは、リニューアル工事が適正に行われていて、問題はなかった。
  • 汚水配管や、雑排水配管に、通気口を設ける措置も、ニオイという観点からみても適切な方法であると思う。
  • 以前には、通気口がなかった為、室内のわずかなつなぎ目から汚水臭が漏れ出てしまう現場もあり、その現場では通気口を設置してもらう事で解決した事例もある。
  • 本件では、たまたま密集住宅地域であり、通気から出た下水臭がうまく拡散されず、すぐ近くにある自分の家の窓から自宅内に入り込んでしまうという、ショートパス現象が原因であった。
  • 配管の中の圧力調整や、空気の逃げ道となる通気口の位置を、もっと高い位置にするというのがベストな選択肢であると思われたが、諸条件にて難しいという事であった。
  • よって、配管の下側や問題とならない部分にて、空気の出し入れ口を多めに設けてあげる方法を第一案として実施されたようだった。
  • また、自宅内のキッチンの換気扇、ふろ場やトイレの換気扇はすべて、第三種換気方式(機械ファンによって強制的に室内の空気を外へ出す方式=その分の空気を窓等から自然給気する)である為、空気の取り入れ口を違う場所からとするような対策も試していただいた。
  • その後、気になる下水臭の発生は感じられないという事で、一連の臭気調査は終了した。
  • 住居やマンション、オフィスビルや建物等の、異臭の調査や悪臭の発生源調査でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
臭気発生源調査
臭気発生源調査
臭気発生源調査
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