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臭気苦情からデオキーパー活性炭脱臭装置の導入に至るまで


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種別
臭気苦情からデオキーパー活性炭脱臭装置の導入に至るまで
担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2025年1月21日
対応先等
某 リサイクル工場(廃プラ処理工程)
概要
臭気対策コンサルテーション・検証デモテストを行った結果により活性炭脱臭装置を提案、デオキーパー脱臭装置を設置した
状況・条件等
  • 某企業様のリサイクル工場に対し、近隣からの悪臭苦情の相談が行政にあり市役所から改善するよう指示がありました。
  • 先ず臭気の種類や臭気レベルを把握しどこまで臭気を低減させる必要があるのかを把握するために臭気対策コンサルテーションを実施しました。
  • 消臭剤と活性炭を使用した消臭効果確認テストを行いましたが、消臭剤の効果は上がらず、活性炭による臭気の吸着が最も効果が高い事が確認できました。
  • 検証デモテストを重ねた結果からデオキーパー活性炭脱臭装置の導入を提案させて頂きました。
施策・対応内容
  • デオキーパー活性炭脱臭装置の導入にあたり、状況により廃棄風量を大きく また室内設置とする必要があり、本工場仕様の特別サイズに設計する事となりました。
  • 開閉ダンパーを設ける事で 臭気の出ない排気行程はデオキーパー活性炭フィルターを通過させないで排気を行う仕様にし、活性炭の寿命を長く保てるよう設計しました。
  • あわせて風向風速計の設置を行い、住宅や他施設等の無い方向への風の際は、開閉ダンパーによりデオキーパー活性炭フィルターへの排気の通過を調整し、活性炭の寿命を長く保つ事を可能としました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
その他補足感想など
  • 企業の環境に対するコンプライアンスの徹底は社会的に強く求められ、本事例のように行政からの要請という形で受ける場合もあります。
  • 悪臭苦情の対策は企業として必須事項ですが、脱臭装置の導入や運用には大きなコストが掛かり、いかに効率的な対応を行うかが非常に肝要となります。
  • どちらの企業様、工場様もニオイが発生する行程では脱臭設備等による対策を昔から行っていますが感覚的な部分が多く効果的にもコスト的にも不十分な形で進められてきたのが現状です。
  • 今回の事例のように悪臭苦情に対し臭気対策コンサルテーションを実施し、脱臭装置の検証デモテストを重ねる事は、脱臭装置の設置に加え経費が掛かる行程となります。
  • しかし十分なデーターや検証結果を踏まえた脱臭装置の導入と その運用は、将来に高い脱臭効果を低いランニングコストで実現し、長期的には企業にとって非常に大きな貢献となります。
  • 工場の排気臭対策など、企業のニオイに関するコンプライアンスの実現は、弊社共生エアテクノにお任せ下さい。
     
デオキーパー脱臭装置
風向風速計
 
デオキーパー脱臭施設イメージ図
    

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検査機械から発する硫黄系臭気の対策 -デオキーパー(室内循環式)の設置-


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種別
デオキーパー(室内循環式)の設置
担当(著者)
臭気判定士 第2種電気工事士 中丸晴樹
提出日付
2024年8月21日
対応先等
機械検査工場 工場の場内(室内)の臭気対策および作業環境改善
概要
検査機械から発する硫黄系臭気の対策
状況・条件等
  • 某機械部品の検査工場様において、検査機械から臭気が発生し 建物のフロア各所から苦情が出ているという事で弊社共生エアテクノ臭気対策のご相談を頂きました。
  • 早速、弊社の工場の臭気対策を専門に行う臭気判定士が現場へお伺いしました。
  • 原因としては検査機械の潤滑油から発生するS系臭気(硫黄化合物系臭気)が漏洩している状態でした。
  • 臭気発生源である検査機械自体は小型であり、作業は小さなスペースで行われていました。
  • 臭気の発生源が比較的小規模であったため 臭気発生源である検査機械をテントで囲み、臭気をファンで吸引、デオキーパーによる活性炭吸着方式にて脱臭を行う、という工程の検証デモテストを実施しました。
施策・対応内容
  • 臭気発生源である検査機械をテントで囲みテント内の臭気を吸引。
  • 吸引した臭気は、デオキーパー脱臭装置にて、活性炭吸着方式のデモテストを実施。
  • デモテストによる脱臭効果にてお客様がご納得となるじゅうぶんな脱臭効果を確認。
  • 脱臭設備の検討/設計から工場内に脱臭装置を設置。
装置などの名称/分類
  • 臭気発生源(検査機械)を囲む臭気飛散防止テント
  • 活性炭(ヤシ殻破砕炭)
  • デオキーパー(室内循環式)によるデモテスト
装置等の紹介
  • 臭気発生源である検査機械をテントで囲み、発生する硫黄系臭気の漏洩を防ぐとともにデオキーパーへ吸引導入を行いました。
  • 活性炭(ヤシ殻破砕炭)を使用したデオキーパーによる脱臭を 室内にそのまま循環排気する方法で行いました。
  • デモテストにて臭気の漏洩がない吸引量を選定し、処理風量の決定・装置設計を行いました。
対応後の状況等
  • 検証デモテストの結果から検査機械をテントで囲み活性炭を使用したデオキーパーによる脱臭が有効と判断されたため、その後実機の導入設置し 各所の悪臭苦情の解決に至りました。
その他補足感想など
  • 臭気対策の現場は設備が様々な状態であり、臭気の種類/成分も異なるため、状況に応じた消臭剤脱臭機の選定に加え、それぞれの工場にあわせた設備設計が求められます。
  • 今回の事例においては 臭気発生源となる機械が比較的小さい事、脱臭後は室内排気とするなどの条件での対策となりました。
  • そこで臭気発生源となる検査機械をテントで囲むという現場にあわせた工夫を行い、デオキーパーによるデモテストを室内排気にて行いました。
  • またテスト時に 臭気の漏洩が無い吸引量や処理風量の決定を行い、装置設計のデーターとしました。
  • 工場内にそのまま排気する、循環型の脱臭装置を設置したため、工場内の労働環境が改善されたのはもちろん、冷暖房の負荷も必要最低限に抑えることができたと思っております。(工場外への排気となると、その分、換気回数が増えることで、冷暖房効率が悪くなるため)
  • 今回のように弊社共生エアテクノでは、臭気対策のご相談を頂いた工場様の現場状況にあった脱臭設備の選定/設計を検証デモテストにより事前に確認し検討する事ができます。これによりランニングコストなども勘案した設備導入を行う事が可能です。工場の臭気対策弊社共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。
     
デオキーパー脱臭装置
デオキーパーフィルター(活性炭)
デオキーパー(室内循環式)イメージ
    

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デオキーパー脱臭装置とオプションについて


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種別
排気臭の脱臭対策
担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2023年9月27日
対応先等
工場の脱臭装置
概要
デオキーパー脱臭装置とオプションについて
状況等
  • 某工場様にて、排気臭気の脱臭対策を勘案されておりました。
  • 一般的に、工場の排気臭対策というのは、なかなか厄介な問題を抱えています。
  • 1つには、脱臭装置というのが生産性のある設備ではないため、できることならば脱臭設備を導入せずに対応できればベストということです。
  • 2つには、工場内で発生する臭気を、たくさん排気すればするほど、大きな脱臭装置が必要となってしまい、設置スペース等のコストが大きくなることです。逆に、排気量を小さくしてしまうと、工場内で発生した臭気が排気しきれず、場内環境が悪化したり、窓などから臭気が漏洩して、思わぬところから悪臭苦情が発生してしまうケースがあることです。
  • そして、それらのしっかり対策しますと、今度はいわゆるランニングコストが大きくなってしまい、いろいろなメンテナンスの手間などもかかってきてしまうことです。
  • これは、湿式脱臭装置にせよ、乾式脱臭装置にせよ、あるいは燃焼脱臭でも何にせよ、必ずついてまわる問題であると言えます。
対応内容
  • なので弊社では、同じ脱臭装置を導入するにしても、なるべく省スペースで脱臭効率のよい脱臭装置となるように設計してみたり、交換の頻度を少なくできるような設計を、現場ごと、工場ごとにご提案させていただいております。
  • 例えば、弊社がメーカーとして発売させていただいている脱臭装置の中で、最も出荷台数が多い脱臭装置「デオキーパー」脱臭装置があります。
  • これは、基本仕様の3商品(10CMM用、20CMM用、30CMM用)はある(カタログHPにも掲載されています)ものの、それらはあくまで1つのスタンダードな形に過ぎません。
  • 脱臭素材としては、活性炭を用いますが、活性炭だけでも数種類をご用意しており、デモテストにて最も吸着効果のよい活性炭をセレクトすることが可能です。また、粒状あるいはフィルター状での検討をさせていただいております。
  • その他の吸着剤もご用意しておりますが、いずれにせよ、吸着剤は、「臭気を吸着しきったら(破過したら)交換」ということになります。
  • そのため、弊社では、少しでも効率よく脱臭装置を運用いただくために、風向風速計との連動運転というオプションもご用意しております。
  • 屋上に風向風速計を設置し、必要なときだけ脱臭装置を通す方法となります。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 実際に、幾つかの工場様にて、ご提案させていただいたり、ご要望を頂戴したりしておりまして、納入実績もございます。臭気苦情先の方角が限られており、悪臭防止法等の問題がないときには、ランニングコストを抑制する方法として重宝いただいております。
その他補足感想など
工場の排気臭対策
屋上の風向風速計
脱臭装置
臭気測定
    

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