工業系事例」カテゴリーアーカイブ

工場などの工業系臭気対策事例。様々な工場様の臭気対策を取り組みさせていただいています。

香料系臭気の排気臭対策

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工事種別

香料系臭気の排気臭対策

担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2017年1月27日
施工先
施工概要
芳香成分を利用している某工場にて、そこから発生している香料系臭気の排気が問題となっていた。その排気臭の脱臭を検討しなくてはならなかった。
施工前状況
・臭気判定士による事前確認にて、原臭臭気の強さと質を確認した。
・湿式や乾式等の脱臭方式の中から、現場の状況やお客様との打ち合わせを実施した。
・弊社のご提案できる中から、「デオキーパー」脱臭装置による脱臭をご提案させていただいた。
・テスト時には、臭気濃度(臭気指数)を簡易法にて測定する方法と、検知管による成分濃度の測定にて、デモテストの効果を判定する事で決定した。
施策内容
1.デオキーパー脱臭装置のデモ機と、その周辺機器を現場へ搬入した。
2.現場の臭気に適合する活性炭を、デオキーパーの中に充填していく。今回は粒状の活性炭を用いて、脱臭素材とした。
3.排気ファンを運転し、デオキーパーのテスト機の風量調整を実施。実機となった場合を見据えて、最適な風量条件を設定していく。
4.設計条件が整ったところで、炉を稼働させていただき、実際に脱臭する臭気を発生させていただいた。
5.デオキーパー脱臭装置を通過させ、原臭臭気と脱臭後の出口臭気を同時採取する。
6.都度、簡易法による臭気測定と、検知管による成分濃度測定を実施し、脱臭効果を記録する。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
施工後状況
  • 原臭臭気濃度16,000(臭気指数42)
  • 脱臭装置出口の臭気濃度130(臭気指数21)
  • 脱臭効率99%強
  • 成分濃度 原臭臭気で50ppm→脱臭後ND
その他補足感想など
  • 工場によっては、芳香成分を使った香料系の甘い臭気を排気する。
  • それは食品工場に限らず、使用する成分によっては産業工場でも当然のように発生する。
  • 普段、それを嗅いだ時には決して「悪臭」という感覚ではなくても、その臭気を毎日嗅ぐ近隣住民さんや、今までなかったところに排気される臭気であった場合は、「異臭」や「悪臭」という感覚になり、悪臭苦情に発生するケースがある。
  • 今回の工場様でも、生産する場所の移設等から、排気臭気の脱臭対策をご検討されるという事になり、弊社にて脱臭テストを実施し、確実に脱臭出来る方法をご確認いただけた。
  • 弊社にて、新しい生産設備の排気から、近隣住民様への距離等を考慮した、臭気拡散シミュレーションを行った結果では、脱臭装置を必ずしも導入しなくてもよいかもしれない・・という事もあった為、まずは脱臭装置の設置スペースを確保していただく事とした。
  • そして何か問題が発生したり、近隣住民様との協議が必要となった場合等に、いつでも脱臭装置を設置できる体制を整える事が出来た。
  • 「臭気の測定だけでもしておきたい」ですとか、「脱臭装置でとれるかどうかのデモテストだけでもしておきたい」という場合でも、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
デオキーパー脱臭装置のデモ機と、その周辺機器を現場へ搬入
デオキーパー脱臭装置のデモ機
臭気に適合する活性炭をデオキーパーに充填
臭気に適合する活性炭をデオキーパーに充填
検知管による成分濃度測定
検知管による成分濃度測定
原臭臭気と脱臭後の出口臭気を同時採取
原臭臭気と脱臭後の臭気を測定

今回は、芳香成分を利用している某工場で発生している香料系臭気の脱臭についてお伝えしました。
上記のように「臭気の測定だけでもしておきたい」、「脱臭装置でとれるかどうかのデモテストだけでもしておきたい」という場合でも、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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自動車・自動二輪等部品製造工場のニオイ監視

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工事種別

工場のニオイ監視

担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2016年9月26日
施工概要
各種部品や部材を製造する過程で、排気臭が気になる為、脱臭装置を設置している。
脱臭装置の効果があるのかどうか、メンテナンスの目安、そもそもの排気臭気の把握をしたい。
臭気を定点監視できないか。
施工前状況
・既設の脱臭装置は設置して数十年経過している。
・メンテナンスをするタイミングもわからず、効果がしっかり出ているかもわからない。
・近隣住民さんに臭気でご迷惑を掛けたくない事もあり、まずは臭気を視覚化したいとの事。
施策内容
1.弊社にて、臭気監視装置の「デオモニ」についてご説明させていただいた。
2.既設の脱臭装置のメンテナンス前とメンテナンス後について、臭気測定機「デオモニ」を使用しての臭気測定をご提案させていただいた。
3.同時に、現状把握の為の臭気コンサルテーションもご提案した。
4.結果、ニオイ測定機「デオモニ」を用いた2日間にわたる連続測定を実施し、数パターンにおいて実際の臭気を採取した。
5.実際に採取した際の臭気を、臭気判定士による嗅覚測定法にて、臭気濃度(臭気指数)を現場においてその場で測定していった。
6.その測定結果と臭気計「デオモニ」の数値を全て照合し、検量線も完成させた。
7.この連続測定を数度にわたり実施し、工場の臭気監視装置デオモニのデータを蓄積した。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • デオモニター®
  • デオモニ®
  • 臭気センサー
  • 臭気監視装置
施工後状況
・脱臭装置は、メンテナンス前後での効果に差がある事が判明した。メンテナンス後の方が脱臭効果を高く発揮している。
・工場の製造ラインや時間帯によって、臭気の変動が大きい事も判明した。
・その為、定点設置による悪臭監視以外にも、工場のご担当者様がハンディとして持ち歩き、敷地境界や脱臭装置出口等で、臭気測定を実施する目的でも御採用を検討いただいている。
その他補足感想など
  • 臭気判定士による嗅覚測定を、実際に現場にて数十検体実施する。
  • 同時に、デオモニにも臭気を嗅がせ、その測定値をプロットしていく。
  • これを実施する事で、その現場専用の検量線を作成し、現場専用のデオモニを完成させる事ができる。
  • 場合によっては製造工程ごとに、数回にわけてこの作業を実施する。
  • 人間の嗅覚を24時間使っている事は不可能だが、ニオイ監視装置「デオモニ」はリアルタイムでニオイを監視し、臭気の管理を可能にする。
  • その為には、導入時には上記のような作業を必要とするが、一旦導入してしまえばあとは、嗅覚測定を行わなくても、排気臭気の管理の目安を常時把握する事が出来る。
  • ここ最近、大変多くのお問い合わせを頂戴している臭気センサー「deomoni」については、弊社もより、利便性の高い監視システムとして工場様のお役に立てるよう、日々、開発チームがブラッシュアップを継続している。
臭気監視装置の「デオモニ」
臭気監視装置の「デオモニ」
数パターンにおいて実際の臭気を採取
数パターンにおいて実際の臭気を採取
臭気判定士による嗅覚測定法にて、臭気濃度(臭気指数)測定
臭気判定士による臭気濃度(臭気指数)測定
ニオイ監視装置「デオモニ」はリアルタイムでニオイを監視し、臭気の管理を可能にする
ニオイ監視装置「デオモニ」はリアルタイムでニオイを監視し、臭気の管理を可能にする

今回は、自動車や自動二輪等の部品製造工場のニオイ監視についてお伝えしました。
工場の排気臭気の管理につきましては、 共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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アスファルトタンクのベーパー(油煙)臭気対策

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工事種別

空間噴霧による消臭剤噴霧システム

担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2016年7月25日
施工先
アスファルト製造工場
施工概要
アスファルト製造工場の周辺住民様から、アスファルト臭気に対しての悪臭苦情が発生した。
アスファルト工場では、様々な工程からアスファルト臭や複合臭が発生しており、どの工程のどの臭気が、周辺住民様へ飛散しているのか、わからない状況だった。
施工前状況
・まず、「これが臭気苦情を発生させている工程である」という優先順位を付ける為に、臭気対策のコンサルテーションを実施しました。
・臭気コンサルの結果、アスファルト製造を行った後、タンクに貯蔵し、タンク上部のエア抜きからベーパー(油煙)が漏れて、周囲に飛散していました。
・風量としては小さいものですが、臭気としては物凄く強烈であり、近隣住民様のところまで、その臭気が拡散している事が確認出来ました。
・臭気拡散シミュレーションを行うと同時に、臭気判定士の嗅覚による官能評価も現地にて数日実施した上で、対象臭気をどうやって低減させるかを検討しました。
施策内容
1.お客様のゴール(臭気苦情をなくす)事と、ご予算の都合から、脱臭方法を検討しました。
2.弊社としては、空間で消臭剤を噴霧し、臭気を低減させる方法をご提案しました。
3.臭気の質は、硫黄化合物系だった為、それに見合った消臭剤を選定しました。
4.消臭剤噴霧装置をシステムとして導入し、空間噴霧の為のノズル配管を行いました。
5.エア抜き作業時のみ噴霧できるスプレーシステムは、ランニングコストの削減にも繋がります。
6.設置工事及び稼働時の臭気測定を行い、検収となりました。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • 拡散シミュレーション
  • 消臭剤(マイクロゲルC-TK)・・・人体に無害で 無臭で 個別にカスタマイズする 超高分子化合物消臭剤
  • 空間への消臭剤噴霧
  • 三点比較式臭袋法による臭気濃度(臭気指数)測定
施工後状況
今回は空間噴霧システムである事と、保証等がない為、臭気濃度測定はしておりません。
この空間への消臭剤噴霧システム導入前は、最大で50m先の民家まで臭気が飛散していたのですが、空間噴霧後は雰囲気が改善され、臭気苦情も収まったと聞いております。
その他補足感想など
  • まともに脱臭対策を行おうとすると、強力な脱臭能力を有する装置が必要であり、お客様のご予算には合わない。
  • かといって、「ただ、付いていれば良い」という安価で効果のない脱臭装置では、臭気苦情の解決にはならない。
  • 消臭剤を空間へ噴霧し、空間で気液接触を行いつつ、臭気を低減する方法は、あまり通常ではセレクトしない消臭方法の一つである。
  • しかし本現場では、いろいろな要因が重なり合い、最終的にこの空間噴霧方式が採用された。
  • 噴霧ノズルの選定や、消臭剤の選定、ノズルの量や噴霧量、噴霧方式等を、弊社の過去の経験値やノウハウから徹底的に検証し、ベストな空間噴霧方式を導入させていただいた。
  • 結果的に、臭気の拡散が低減し、臭気苦情がなくなったという事に貢献出来て、深呼吸空間の創造というミッションをまた一つ、遂行できた。
空間への消臭剤噴霧
空間への消臭剤噴霧
消臭剤スプレー噴霧システムユニット一式
消臭剤スプレー噴霧システムユニット一式
硫黄化合物系臭気に合致する消臭剤(マイクロゲルC-TK)
硫黄化合物系臭気に合致する消臭剤(マイクロゲルC-TK)
希釈液タンク内
希釈液タンク内
臭気判定士の嗅覚による官能評価も現地にて数日実施
臭気判定士の嗅覚による官能評価も現地にて数日実施
三点比較式臭袋法による臭気濃度(臭気指数)測定
三点比較式臭袋法による臭気濃度(臭気指数)測定

今回は、アスファルト製造工場の臭気対策についてお伝えしました。
においでお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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