住宅系事例」カテゴリーアーカイブ

マンションや戸建て住宅などの住宅系臭気対策事例。転入居に際しての管理メンテナンスやカビ対策などもお任せください。

一般家庭の臭気調査 発生源不明の汚水臭/下水臭調査

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工事種別
一般家庭の臭気調査 戸建て住宅の汚水臭 発生源不明の下水臭
担当(著者)
臭気判定士・作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年3月16日
施工先
都内2階建て地下1階構造の戸建て住宅
作業分類等
施工概要
新築戸建て住宅(地上2階建て、地下1階建て)の、地下の部屋にて下水臭が不定期に発生。
その下水臭の発生原因を特定するべく、汚水臭気の発生源調査を行った。
施工前状況
お客様はその地下室を、ゲスト(生徒さん)を迎える目的で使用されていた。
しかし不定期に、下水のような臭気が発生してしまっていた。
一度下水臭気が家の中に充満すると、とてもそこにいられないくらい、強い汚水臭であった。
弊社では、異臭調査のベテラン臭気判定士2名が出動し、発生源調査を行った。
施策内容
臭気判定士2名が現場調査に入った時、不定期に発生する汚水臭はしなかった。
しかし、ベテラン臭気判定士2名の嗅覚は、ドブ臭い臭気を、壁裏から感じとっていた。
その臭気発生源を嗅覚の官能評価でマッピングしていく。
ある程度、嗅覚でのあたりがついたところで、2名の臭気判定士が二手に分かれた。
1名は七つ道具の一つ、スモークテスターを手に取り、気流から異臭発生源を追いつめる。
もう1名は七つ道具の一つ、におい測定機を手に取り、臭気強度から発生源を追いつめる。
そして再び2名の臭気判定士は合流し、それぞれの仮説をもとに話し合う。
最終的に、絞った仮説を実証するべく、「トレースガス」を投入。
汚水・雑排水臭気の発生源を突き止めた。
装置などの名称・分類
  • 臭気判定士の嗅覚による官能評価
  • スモークテスター
  • 活性炭マスク
  • におい測定機
  • トレースガスセット
  • 脚立
  • フォグマスター
  • 風速計
装置の紹介(概要)
  • スモークテスター・・・スモークで気流を視覚化するための装置。通称:ケムカン
  • におい測定機・・・大気臭の臭気を検知して測定するためのガスセンサー。
  • トレースガスセット・・・独自に開発したトレースガスと高感度センサーです。 高感度センサーは、トレースガスに敏感に反応するように開発されております。
  • フォグマスター・・・プロ仕様の電動噴霧器。
施工後状況
発生源として特定した箇所を報告書に纏め、お客様に提出。
お客様はその報告書をもとに、修繕会社にて補修工事を実施。
その後、建物や天井裏、壁裏での汚水・下水のような異臭発生は改善された。
その他補足感想など
  • 臭気判定士が調査に行くと、その日に限って汚水・下水臭気が無いケースも少なくない。
  • 悪臭を実際に嗅げればベストだが、臭気の質によっては嗅げなくても、調査可能な場合もある。
  • 今回は、室内空間に臭気はなかったが、壁裏や天井裏に僅かに異臭が残存していた。
  • よって、その僅かに残っていた異臭を足あとに、異臭発生源を追い込んでいけた。
  • 場合によっては、仮説を実証する為に、いろいろな道具を使う事もある。
  • しかしこの現場では、仮説を絞り込み、トレースガス一発で実証する事ができた。
  • 現場経験のない臭気判定士では、このような臭気調査を実施しても解決する事は難しいだろう。
  • トレースガスセット等の道具だけを持っていても、同じく解決する事は難しいだろう。
臭気発生源を嗅覚の官能評価でマッピング
臭気発生源を嗅覚の官能評価でマッピング
壁裏や天井裏に僅かに異臭が残存
壁裏や天井裏に僅かに異臭が残存
におい測定機による発生源調査
におい測定機による発生源調査
スモークテスターによる発生源調査
七つ道具の一つ、スモークテスターを手に
ベテラン臭気判定士2名が出動し、発生源調査
ベテラン臭気判定士2名が出動し、発生源調査
仮説を実証するべく、「トレースガス」を投入
測定機による発生源確認

今回は、新築住宅の発生源不明の下水臭についてお伝えしました。
このほか、住宅の異臭でお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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漏水による住宅のカビ対策

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担当(著者)
臭気判定士 中丸晴樹
提出日付
2016年2月10日
施工先
住宅/個人邸
施工概要
工事中の漏水事故が原因で個人宅にてカビが発生してしまった。
カビの除去作業及びビフォアー・アフターでのカビ菌の菌数確認を行った。
施工前状況
現地確認を行った結果、漏水による湿気が主な原因とみられるカビが、床下や土間、居室空間等において、広範囲に発生していました。
カビ臭も感じられ、健康被害も懸念される状況でした。
施策内容
→施工前に、カビ菌測定を行った。
→除カビ・防カビ作業を行った。
→施工後の、カビ菌測定を行った。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • 除カビ剤「プロパストップTypeE」 
    ・人体に安全で安定した性質。40%のエチルアルコールが含まれている為、カビ菌を瞬間に死滅させます。但し、カビの色素は取れません。
  • 防カビ剤「プロパストップTypeC」
    ・有機窒素系を主成分とした防カビ剤です。カビが発生しやすい地下室、押入、窓近辺などあらゆる場所で強力にカビの発生を防止します。
  • エアーサンプラー(空中浮遊菌検査用)
    ・空気中の菌数を測定するため真菌を採取します。
  • 滅菌綿棒(付着菌検査用)
    ・カビ菌種測定のため真菌を擦り取り採取します。(拭き取り法)
  • 寒天培地(付着菌検査用)
    ・採取した真菌を寒天に培養させ分析致します。検出されたすべてについて菌名を同定し、報告させて頂きます。また、疫学上の知見からその菌が人体に対してどのような影響を持っているかを報告致します。
施工後状況
カビ対策工事前には、++++評価(著しい菌汚染を起こしている)が1箇所、+++評価(重度の菌汚染を起こしている)が2箇所あり、全体的にカビ臭も強かったが、カビ対策工事後は、++++評価が0箇所、+++評価も0箇所と、ほぼすべての箇所で+評価(軽度の菌汚染を起こしている)か、-評価(菌汚染はしていない)まで除カビする事に成功し、カビ臭も臭気判定士の官能評価でも気にならないレベルまで低減できました。
その他補足感想など
  • 弊社共生エアテクノでは、カビ菌の菌数測定や菌種同定を行う場合は、公平性を期すため、第三者のカビ分析機関に測定を行って貰っています。
  • 広範囲かつカビ対策作業の実施しにくい床下等もあり、除カビ作業は苦戦を強いられました。しかし長年の経験とノウハウにより、何とか除カビ作業を実施できました。
  • 除カビ作業後の測定では、お客様にご安心いただけるカビ分析結果を得られました。
  • ともすれば、健康被害を及ぼすカビ菌やカビ臭は、特にお年寄りや小さなお子様のいるご家庭では、しっかりとした除カビや防カビの対策が必要になります。

 

エアーサンプラー(空中浮遊菌検査用)
エアーサンプラー(空中浮遊菌検査用)
防カビ剤「プロパストップTypeC」
防カビ剤「プロパストップTypeC」
除カビ剤「プロパストップTypeE」
除カビ剤「プロパストップTypeE」
拭き取り法(滅菌綿棒による)
拭き取り法(滅菌綿棒による)

カビにお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

 

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残存タバコ臭の脱臭作業

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工事種別
脱臭工事
担当(著者)
可児
提出日付
2016年1月7日
施工先
某貸ビル 約400m2の事務室を2部屋
施工概要
クリーニングをしたが、退去した事務室にタバコ臭が残存しているので新しい借主に賃貸できない状況が発生し、脱臭作業を行った。
施工前状況
退去した事務室にタバコ臭が残存している。
施策内容

約400m2の事務室を2部屋、オゾン脱臭にてタバコ臭を除去した。

オゾン生成機とPSAにて約100g/hrの高濃度オゾンを充満させ強制酸化分解によりタバコ臭を脱臭した。

装置などの名称・分類

オゾン生成機

酸素濃縮器

その他

  • 送風機、ジェットファン、防毒マスク、オゾン検知管、KALMOR-Σ
    伸縮ダクト、延長コード、コードリール、漏電ブレーカー、養生材等
装置の紹介(概要)

オゾンウェイブ メガ(OZONE WAVE MEGA)

  • オゾン発生量:40g/hr
  • 高効率のオゾン生成ユニットを採用し、空冷式ながら、高濃度のオゾンを連続生成する事ができます。
  • 40g/hrのオゾン生成能力を有しながら、コンパクトで軽量な設計となっています。

オゾンウェイブプロ(OZONE WAVE PRO)

  • オゾン発生量:15g/hr
  • 高品質・低価格
  • 改良され使い勝手が良好

オージネーター601(PSA:酸素発生器)

  • 酸素発生器/PSA(Pressure Swing Adsorption):空気中の窒素を取除くことで高濃度の酸素を作り出すことの出来る機械
  • 酸素ボンベのように空になることがないので、安心してご使用いただけます。
  • オゾン発生機の酸素供給源として、また、農林水産業、水質浄化、工業用の酸素発生器として活躍しています。
KALMOR-Σ(新型臭いセンサーシグマ)

  • センサー上で情報処理が可能で、瞬時のにおいの変化に気づき易い。
  • セパレートタイプのセンサーヘッドであらゆるシーンで測定。
施工後状況
タバコの残存臭はなくなった。
その他補足感想など

脱臭作業の状況を確認するために、臭気測定を行った。

  作業前Σ値 作業後Σ値
A室 380 233
B室 370 234

KALMOR-Σと人の嗅覚との相互関係

Σ値 実用的意味 対策
0~180 臭いを感じない快適な臭気 不要
180~220 普通の人でにおいを感じない 不要
220~250 においは感じるが特別気にならない 不要
250~350 臭いを感じ苦情が出始める 必要
350< においが不快感を催す 急務
  • 両部屋で、タバコの残存臭が強く感じられたが、オゾン脱臭作業後はタバコのにおいがほぼ感じられず、ビル内の事務所特有のにおいに変化した。
  • 参考値ではあるが、鼻の官能と合わせてセンサー値でも脱臭効果が確認された。

 


オゾン生成機・酸素濃縮器

400m2施工室

臭気の調査やニオイ対策の必要がございましたら、
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