- あるオフィスビルにて、不定期にそこまで強くない臭気が発生していました。
- ニオイの質は下水のような悪臭との事で、日中の人がいる時間帯に発生すると、それなりに不快感を催されたり、苦情になったりしているようでした。
- また、夜間に発生しているケースもあるようで、朝いちばんの空間が下水臭というケースもあったようです。
- その臭気発生個所周辺には、一切の水回り等がなく、下水とか汚水のような悪臭や異臭が発生する可能性となっている箇所は、ちょっと考えられないとの事でした。
- テナントさんとオフィスビルの管理会社様は困り果てて、インターネットにて臭気発生源調査の専門会社を検索し、弊社共生エアテクノにご相談いただきました。
- 弊社としては、臭気調査の方法を立案しまして、正式にご発注をいただきました。
- まず、全く不定期に発生するという事と、確かに現地を確認したり、建築設備図面を拝見しても、ニオイの発生源となりそうな箇所がないことを確認しました。
- その為、弊社の臭気判定士が臭気の調査を行っている間に対象臭気が発生しない可能性が高い為、1週間ほどの連続モニタリング臭気測定を実施しました。
- 具体的には、もっとも臭気が強いとおっしゃられている空間に1点、そしてそこから、四方に各1点、弊社のニオイセンサー「deomoni」を設置しまして、24時間365日の5台同時の連続臭気モニタリング調査を実施しました。
- 1週間後、蓄積されたデータを確認すると、確かに不定期に、ニオイが強いと言われている箇所に設置したdeomoniのセンサー値が上昇している時間帯があり、同時にある特定の方向のみのデオモニのセンサー値も連動して上昇していることがわかりました。
- その方向を重点的に調査していくと、なんとその壁の裏側に、旧物置のような使っていない部屋があることが判明。その物置をさらに入念に調べていくと、使っていないシンクがあり、その排水管のトラップが蒸発しなくなっており、そこから下水臭が発生していると判明しました。
- 念のため、トレースガスにて侵入経路調査も実施しましたが、壁裏を通じてテナント側に臭気が侵入していることを確認できました。
- 物置にあるシンクの排水管を閉塞していただき、しばらく臭気の発生を見ていただきましたが、その後、全く下水臭が漂ってくることはなくなりました。お客様から「思わぬところに臭気発生源があったのに見つけて下さって本当にありがとうございます」とお言葉を頂戴できました。
- 本現場では、最初、いわゆる「ニオイ待ち」状態でした。建築設備図面を確認し、現地を実際に目で見て確認した上で、臭気の発生源として怪しい個所が見当たらなかったからです。
- しかも、オフィスビルなので、各テナント様の区分があり、簡単に他テナントさんのエリアへは立入もできず、まずは実際の臭気を嗅げれば、ある程度は追いかけることができると考えていたのです。
- しかし待てど暮らせど臭気は出てこず、弊社の臭気判定士たちで確認できる部分も全てし尽くした為、次の段階として、24時間連続臭気モニタリング調査に入りました。
- テナント様の邪魔にならないように、天井部分であったり、天井裏であったりと、弊社のニオイ測定器であるデオモニの設置個所をご相談させていただきながら、複数台の設置を行いました。
- 風向風速計も設置できるとより、わかりやすいかと思ったのですが、さすがにオフィスビルのテナント様エリアなので目立ちすぎるため、デオモニの複数台設置による臭気変動を確認する方法を選択しました。
- 期間をまずは1週間としてトライしましたところ、見事に1週間でしっかり臭気の変動をとらえ、しかもそれが、特定の方向からのみ、臭気が侵入してきていると判明しました。これにより、一気に臭気調査の方法や次の展開が見えてきたのです。
- ちなみに、デオモニについては、100V電源の供給を基本としますので、本現場ではそれぞれ近い100Vコンセントから、延長コードにて電源を供給しました。しかし場合によっては、大容量モバイルバッテリーにて動かすことも可能かと思いますので、電源供給が難しい場合でも対応策は勘案致します。
- 不定期な異臭発生で、かつ、どこの方面からその異臭が来ているのかも見当がつかないようなケースでも、弊社ではこのような対応方法にて異臭問題を解決して参ります。どうぞ臭気問題でお困りでしたら、弊社共生エアテクノまでまずはお問い合わせ下さい。
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