海外の工業系事例」カテゴリーアーカイブ

東南アジアでは、新しく工場が出来て、新しく働く場が出来て、マーケットは大変活性化していると思いますが、それに伴う環境問題というのは、必ず同時に必要となるものだと弊社は考えております。

タイの工場の排気臭対策 [ インジェクションスクラバー ]


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担当(著者)
臭気判定士 松林宏治
提出日付
2022年3月25日
対応先等
タイの工場(工場の脱臭装置
状況等
  • コロナ禍前では、毎月、タイに出張しまして、タイの工場の臭気対策を行っておりました。
  • コロナ禍になり、さすがにタイ出張も行けなくなってしまい、まる2年、タイに渡航できないままでした。
  • それでも弊社のタイ代理店さんが頑張って活動してくれましたので、タイの工場の排気臭対策脱臭対策、消臭剤やニオイセンサーなど、滞りなく対策することが出来ておりました。
  • しかし、臭気は嗅がなければわかりません。臭いをオンラインで伝える方法はないのです。
  • そんな中で、いよいよタイの工場でも、既存の脱臭装置の交換の本格検討であったり、工場の排気臭の測定、臭気対策のコンサルテーションなどのご依頼が待ったなしとなってきました。
  • そして、コロナの規制も徐々に緩和され、隔離期間の縮小やらワクチンパスポートやらで渡航できるタイミングとなって参りましたので、この度、2年ぶりにタイへ出張して参りました。
  • そして、いくつかのタイの工場にて、脱臭や臭気センサー臭気測定などを実施し、臭気コンサルテーションを含めた脱臭装置のデモテストも実施して参りました。
対応内容
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
その他補足感想など
  • タイでは、日本の悪臭防止法と同じような内容で、臭気規制の導入を進めていると聞いております。
  • 実際に、弊社でも臭気判定士および臭気対策専門会社として、タイの工業省やタイの環境省のイベントなどに参加要請をいただき、弊社のタイ代理店のタイ人臭気判定士とともに、プレゼンテーションなどを行ったケースもあります。
  • しかしまだ、しっかりした法律にはなっていないようで、現状では各工業団地ごとに、規制が設けられているようです。とはいえ、一律としての目安が、排気口と敷地境界線では、臭気指数として設けられているとも聞いております。
  • そんな中で、やはりASEANの中でも工業立国の中心であるタイは、環境問題にもこれからさらに、力を入れていくことになると思います。
  • 燃焼脱臭装置よりは、もっとエネルギーコストをおさえるために、脱臭装置としてのスクラバーシステム。(除塵用ではない)。
  • そして、法規制を遵守するための、しっかりとした脱臭装置の選定なども、今後はより必要とされていくものと思われます。
  • そこで弊社では、日本国内の工場の脱臭装置として、たくさんの実績をもつ、デオキーパー脱臭装置も、いよいよタイでも展開することとなりました。
  • 実際に、今回のタイ出張でも、デオキーパー脱臭装置の導入をご検討いただいているタイの工場様にて、デモテストを実施して、高い脱臭効果を得られました。
  • さらに、敷地境界線の臭気を管理するために、タイ国内でも数多くの納入実績を誇る、deomoni(デオモニ)お問い合わせも数件、いただいておりますので、そちらの対応もさせていただいております。
  • 相変わらず、タイの工場の臭気対策でも、弊社の技術や装置を必要としていただけることに感謝しつつ、日本およびタイの臭気対策でしたら、まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
タイの工場の排気臭対策
タイの工場の排気臭対策(臭気測定)
タイの工場の排気臭対策(嗅覚測定)
     

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タイの工場の臭気対策(タイでのデオキーパー脱臭装置のデモテスト)

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担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2021年4月16日
対応先
状況等
  • 弊社共生エアテクノでは、日本におけるあらゆるニオイ対策や臭気問題、脱臭装置や臭気測定、カビ対策等を行っていますが、主力業務である工場の臭気対策においては、長年、タイ王国を中心とした東南アジアや、中国を中心とした東アジアでも、その業務を展開しています。
  • 特にタイでは、日本における悪臭防止法という法律に近い内容の規制が取り入れられる動きがあり、日本のような臭気判定士という国家資格についても、それに近い資格制度が導入されてきています。
  • 日本と違って、タイの悪臭防止法は、まだ法律というわけではないようであり、また、一部業種とかエリアとか、部分的な導入からスタートしているようでありますが、間違いなく、その条例は浸透していくと思われます。
  • 弊社もコロナ前までは、毎月、タイ出張を行っていました。
対応内容
  • コロナ禍となってしまい、タイへの出張は停止せざるを得ない状況ではありますが、弊社にはタイに代理店さんがいるため、そのビジネスパートナーの協力のもと、コロナ禍であっても、タイの工場の臭気対策のお手伝いを、ストップする事なく継続させていただいています。
  • 弊社の消臭ノウハウや脱臭装置の技術、臭気測定や臭気センサーといった部分は、タイの臭気対策のマーケットにおいても大変重宝していただけるようで、コロナ禍とはいえ、先日も弊社のビジネスパートナー経由、タイの工場の「ニオイの見える化」プロジェクトとして、弊社ニオイセンサー「deomoni」をインストールさせていただきました。
  • 他にも、日本の工場で臭気対策をお手伝いさせていただいた工場様から、「うちのタイの工場も面倒みて欲しいんだけど・・」とありがたいお言葉も頂戴するケースも増えてきました。先日はそんなお問い合わせから、臭気対策を闇雲にする前に、まずは現状把握をしましょう・・とご提案させていただき、臭気測定から実施させていただく事となりました。
  • その場合でも、原則、弊社が出張できる環境であれば、その日程に合わせて実施するようにしていますが、現状ではそれが難しい為、タイの代理店にて、臭気測定を実施させていただきます。
  • タイの代理店には、タイ人スタッフの臭気判定士が複数名常駐しており、タイの会社としては数少ない、臭気測定の実施可能会社です。
  • そしてこの度、さらにデモ機として、デオキーパー脱臭装置も常備いただく事となりました。
装置等の紹介
対応後の状況
  • 弊社が日本において、大変多くの納入実績を頂戴しているデオキーパー脱臭装置のデモテスト機が、いよいよタイでも用意できる運びとなりました。これにより、今まであった湿式脱臭装置のデモテストに加えて、活性炭等を用いる乾式脱臭装置のデモテストもタイにて可能となりました。
その他補足感想など
  • 今まで、タイにおいては、弊社とタイの代理店さんにて、インジェクションスクラバー及びハイブリッドスクラバー、そしてデオミストタイプ、いわゆる湿式脱臭装置としての小型デモテスト機を準備させていただいてきました。
  • それにより、簡易的な消臭剤のスプレー噴霧の効果確認から、しっかりとした規模の脱臭テストまで、幅広く、タイ現地の工場にて、脱臭テストを実施させていただく事が可能でした。
  • そして、タイでも臭気に関する条例が徐々に整ってきている中で、臭気の測定方法が日本と同じ方向で制定されている為、弊社からは日本の臭気判定士がタイへ出張し、タイにおけるタイ人の臭気判定士とともに、工場の臭気コンサルテーションを実施していく中で、臭気測定(三点比較式臭袋法)を一緒に実施し、臭気指数(臭気濃度)の算出方法はもちろん、それらを算出したことでどうやって実際の対策まで想定していくのか等まで、実施させていただいてきました。
  • さらには、臭気測定が実施できるようになった為、タイの工場臭気モニタリングシステムも爆発的にインストールをさせていただく件数を多く頂戴しました。弊社としても、タイでここまでニオイセンサーによるニオイの見える化「デオモニ」の需要があるとは正直、思っていなかった為、驚きとともに、タイのそのような環境や臭気に関する取り組みに対して、弊社及び弊社のタイ代理店ともに、積極的に対策のお手伝いをさせていただいています。
  • そんな中で、日本においては大変多くの納入実績があり、脱臭装置としてもシンプルな脱臭方法でわかりやすいと好評の「デオキーパー脱臭装置」については、ここ1年ほど、やはりタイにおいても必要ではないか?お客様のニーズにお答えする為には、脱臭アイテムのレパートリーとして揃えておかなくてはならないのでは?という協議を、ビジネスパートナーと弊社にて重ね続けてきました。いかにお客様に必要としていただける存在となれるか、が最重要であるからです。
  • その結果、弊社の技術開発の創意工夫と、ビジネスパートナーの英断により、いよいよ、デオキーパー脱臭装置のデモテスト機が海をわたることとなりました。これにより、デオキーパー脱臭装置のデモテストが、タイの工場でも実施可能となりました。
  • タイの工場の脱臭対策脱臭装置臭気対策や臭気測定、ニオイセンサーやデモテスト等でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。コロナ禍でも対応可能です。
デオキーパー脱臭装置のデモテスト機
 

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シュールストレミングのニオイ

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担当(著者)
臭気判定士 シックハウス診断士 松林宏治
提出日付
2020年11月27日
対応先
概要
ロケに行っていろいろなニオイを判定する
対応前の状況
  • 世界一クサイ食べ物は何ですか?と問われたら、皆さんは何をイメージするだろうか?
  • フルーツではドリアンがあったり、魚介類ではくさやがあったり、あるいは臭豆腐などを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれない。
  • しかし当たり前の事だが、「嗅いだことのない匂い」は想像すら難しく、おそらくは何かしらを思い浮かべた方は、高い確率でその食品を食べた経験があるのではないだろうか。つまり、食べてその食品のニオイを嗅いだことで、ニオイが味や見た目とともに記憶にインプットされているということだ。
  • つまり、「ニオイは嗅がなきゃ覚えられない」わけで、普段の業務における嗅覚トレーニングも現場でたくさんいろいろなニオイを嗅いで、記憶に入れていくという方法になってくる。
  • そして今回、また新しい匂いの記憶のチャンスが来た。
対応内容
  • 弊社では、過去多数のテレビをはじめラジオ雑誌、新聞web等メディア対応を行ってきているが、今回のテレビ局からのご依頼は、「世界一クサイ食べ物の臭気判定」であった。
  • そう、それは「シュールストレミング」。ニシンの缶詰(正確にいうと缶入りの食べ物であり缶詰という表記はできないらしい・・殺菌等の処理の関係とか)の開缶イベントがある為、そこにテレビスタッフと臭気判定士がロケにいき、臭気の判定を行うというもの。
  • そのちょっと前には、「水曜日のダウンタウン」にて、「動物園にはスカンクの屁よりもクサイものまだある説」にて、たくさんクサイものを嗅がせていただいたこともあり、今回も貴重なロケであった。
  • 測定方法については、三点比較式臭袋法も勘案できたし、ガス成分をガスクロ等で分析する方法もあったが、諸条件を制作スタッフと打ち合わせして、①臭気判定士の嗅覚による官能評価、②ポータブルニオイセンサーPOLFAによる臭気強度評価・・の2つとした。
装置などの名称/分類
  • 食品から排出される臭気の判定
  • テレビ局のロケにて臭気判定士による臭気調査
  • シュールストレミングの臭気測定
装置等の紹介
施工後の状況
  • シュールストレミングのニオイ。臭気判定士の嗅覚による官能評価では、6段階臭気強度と臭気の質の判定を行った。酪酸、プロピオン酸、アンモニア、アミン、メチルメルカプタン、硫化水素・・。ニオイセンサーのPF値も、相当高い臭気強度であることを表示していた。
その他補足感想など
  • 弊社では、大きな工場や生産施設、タイやベトナムの水産加工工場等まで、日々、非日常にしかないような、強い臭気レベルを嗅ぎ、臭気判定や臭気コンサルテーション、そして脱臭対策や消臭対策を行っている。
  • その為、今回のロケにおいて、シュールストレミングが開缶された時、大勢の来場者が、風に乗って漂ったシュールストレミングの臭気を嗅いで、「おえっ」となっておられたが、弊社の臭気判定士としては、冷静にその臭気の強さや質を嗅いで判別していた。
  • とはいえ、あの小さな缶入りの食品から、ここまで強い臭いが発せられているのは正直、想像以上であり、素直に驚いた。
  • もちろん、日常業務での臭気調査や臭気測定と同じく、シュールストレミングの臭気も嗅げたことはまた一つ、新しい匂いをインプットできる貴重な機会となった。
  • その前には、「水曜日のダウンタウン」という番組にて、動物園にはスカンクの屁よりもクサイもの、まだある説」のオンエアーがあり、そのロケのために動物園へ行き、飼育員の方々自慢?の「これは臭い!」というものを嗅がせていただいたばかりだった。
  • 今回のシュールストレミングについても、「シュールストレミングよりもクサイもの、まだある説」として、ドリアンやくさや、臭豆腐などと嗅ぎ比べ測定をしてみるのも興味深いと感じた。
  • いずれにせよ、テレビのロケのご依頼があり、それが今まで嗅いだことのないニオイであったり、なかなか嗅げないようなニオイであった場合は、極力、ロケをお引き受けして、ニオイを嗅ぐことで、ニオイの記憶の引き出しを増やすようにしている。
  • 工場の排気臭対策脱臭対策はもちろん、臭気調査カビ対策、そしてテレビラジオといったメディアのニオイ関連の企画まで、ニオイに関する事でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
テレビ出演
シュールストレミングの臭気判定
 

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