におい監視システム」カテゴリーアーカイブ

有機溶剤系臭気の臭気苦情対策(某自動車会社様 塗装ライン)


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種別
近隣住民様からの臭気苦情対策
担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2024年12月23日
対応先等
東海地方にある某自動車会社様
状況・条件等
  • 某自動車メーカー様において 製造工場の周辺住民様より「有機溶剤系臭気がする」と悪臭苦情が出ておりました。
  • 弊社の工場の臭気対策を専門に行う臭気判定士が現場へお伺いすると、塗装ライン(塗装ブース、乾燥工程)からのVOC系の排気臭気が確認出来ました。
  • 工場様にあっては定期的に臭気の測定を実施されてはいますが、風向きや風速、時間によって臭気の発生状況が変わる為、対応に苦慮されていました。
  • また排気個所が多数あり、どの系統からの排気臭が苦情の原因となっているか把握が難しい状況でした。
  • 臭気苦情が発生する状況を正確に把握するために、弊社ニオイセンサー「におい監視システムDeomoni」の設置をご提案致しました。
施策・対応内容
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • 排気個所を鑑み、デオモニおよびデオモニを収納するファン付き防雨ケースを7台設置
  • 風向きや風速による臭気苦情の発生状況を把握するための風向風速計を設置
  • 敷地が広く通信電波を中継するために、USB親局および中継機を設置
  • 広い範囲で臭気の発生状況を確認可能とするために電工掲示板を設置
対応後の状況等
  • 塗装ラインから排気した臭気が外部へどのように飛散するか確認出来るようになり、また検量線を作成してセンサー値と臭気指数の相関も作成可能となりました。
その他補足感想など
  • 工場の周辺住民様からの悪臭苦情対策では、排気臭の飛散状況の把握が重要となります。
  • 工場の規模や敷地面積によって対応策は異なり、特に広い敷地においては排気元のみならず、風向や風速などの要素が大きく影響します。
  • 今回の事例では、広い敷地において複数のDeomoni(デオモニ)の設置と中継機による正確なデーターの取得、臭気の発生状況の把握表示というコスト面でも大きなタスクを効率的に達成する必要がございました。
  • 弊社の過去20年に渡る対応データーと経験豊富な臭気判定士による判断は、臭気対策の基礎となる排気臭の飛散状況の把握にも遺憾なく発揮され、今回のミッションもクリアー致しました。
  • 弊社共生エアテクノは、工場の規模や臭気の発生状況により適した臭気対策をご提案致しております。悪臭苦情に対する臭気コンサルテーションからにおい監視システムDeomoni(デオモニ)によるニオイの発生を見える化、状況に適した脱臭装置の設置まで、工場の臭気対策弊社共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。
     
Deomoni(ファン付き防雨ケース)
風向風速計
デオモニ設置イメージ
    

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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化学工場のにおい監視システム


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担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2024年9月20日
対応先等
東海地方の某化学会社様
概要
化学工場のにおい監視システム
状況・条件等
  • 某化学工場様より近隣住民様からの悪臭苦情に対するご相談を頂きました。
  • 近隣の住民様からの苦情は時折 汚水系の臭気が漂ってくるというもので、また通勤する社員からも同様の声が聞こえていたとのことでした。
  • さっそく、弊社臭気判定士が現地へお伺いさせていただきました。
  • 工場内を確認したところ排水処理施設から時折 汚水系臭気が発生する事が確認できました。
  • 臭気対策のステップとして、まずは、排水処理施設からの臭気の発生および臭気の飛散状況と、悪臭苦情の発生に整合性があるか検証する必要がある為、におい監視システムDeomoniの導入を提案させて頂きました。
施策・対応内容
  • におい監視システムDeomoniを工場の敷地境界線・守衛室・排水処理施設の3カ所に設置しました。
  • ニオイセンサーは、本体そのものも中継機の役割も果たしますが、工場の敷地の広さや、電波の飛ぶ状況などは、現地にて都度、チェックさせていただいた上で、ニオイ監視システムデオモニと受信デバイスの間に中継器を導入しました。
  • 悪臭苦情の状況のひとつを把握する為に必要となる風向風速計は工場内に既設のものがあり本案件ではそちらを使用する事となりました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • におい監視システムDeomoniは敷地境界線・守衛室・排水処理施設の3カ所に設置。
  • 工場の敷地面積を勘案しUSB親局中継機を1台設置、デオモニと受信デバイスの最大距離を100mとした。
  • 風向風速計(既設)を使用し臭気苦情が起こった際の状況とデオモニによる測定データーの参照を可能とした。
対応後の状況等
  • 本案件では におい監視システムDeomoniの導入と風向風速計による臭気の流れの把握により、排水処理施設から排気した臭気が敷地境界線の樹木や守衛室を超えてどのように飛散しているかを確認できるようになりました。
その他補足感想など
  • 臭気対策を行う際、まず最初に実施することの1つとして、「状況を正確に把握する事」が必要であり、いっけん、遠回りに見えて、実は臭気問題を解決する近道であり、また、意外に思われるかもしれませんが、トータル的にはコストの軽減にも繋がるのです。弊社では、工場の臭気対策のご相談をいただきますと、まずは現状把握の臭気コンサルテーションからスタートさせていただくケースが圧倒的に多くなっております。
  • 特に近隣住民からの苦情については、臭気の種類や臭気強度、発生源からの距離、風の強さや風向きとの関係などにより対策が異なってくるため、安易な対応はコストや時間の浪費に繋がります。臭気問題の原因がわからないまま、なんとなく対策をしていっても、なかなか悪臭苦情の解決には繋がっていかないからです。
  • 本案件では におい監視システムDeomoniによって、24時間365日の臭気モニタリングを実施することで、臭気の飛散状況の確認と 風による悪臭苦情発生の変化を検証する事により、苦情が出ないためにどこまでの脱臭が必要であるか?脱臭装置からどのように排気させるべきか?などを今後検討し対策を進めるとお聞きしています。
  • 共生エアテクノは、臭気コンサルテーションにおい監視システムにより、工場や施設のにおいの把握をお手伝いしています。臭気対策のことでしたら、弊社まで先ずご相談下さい。
     
デオモニボックス
デオモニ中継器
deomoni設置イメージ
    

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deomoniを用いた連続臭気モニタリングシステム


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担当(著者)
臭気判定士 中丸晴樹
提出日付
2023年7月6日
対応先等
臭気測定器について
概要
deomoniを用いた連続臭気モニタリングシステム
状況等
  • 某工場様にて、排気する臭気についていろいろと勘案されておりました。
  • 特に現状では、近隣住民等からの悪臭苦情とか、臭気に関するクレーム等はないものの、徐々に新しい住宅が建っていくこともあり、自工場内の臭気であったり、排気される臭気、そして敷地境界線などの臭気を把握しておいた方がいいのでは?というお考えでした。
  • それをすることは、近隣住民様(既存、新規問わず)への臭気対策への取り組みのアピールとなるため、臭気苦情が発生する前からそのような姿勢でやっていくことで社内決定されたそうです。
  • まずは、ハンディタイプのニオイ測定器を検討されたとのことでした。
  • 実際、デモ機なども取り寄せてやってみたようですが、幾つか問題点があったようです。
  • 具体的には、人の手間が大きかったようで、そのために最低でも1人が、プロット場所にセンサーをもって毎日、あるいは定期的に計測しにいくというのはいかがなものか?ということでした。
  • そこで、無人化による自動的なデータ収集を常に行える、常設型のニオイセンサーを検索、リサーチされている中で、弊社共生エアテクノdeomoniにお問い合わせをいただきました。
対応内容
  • 早速、ニオイ測定システムに詳しい、弊社臭気判定士が対応に当たりました。
  • 弊社deomoniについては、お客様のご希望する内容については、しっかりと網羅出来ておりました。
  • 具体的には、敷地境界線の東西南北4方向に、センサーを常設すること。排気口の臭気もモニタリングできたらいいなということ。そして工場内でも変動をチェックしたいということと、一台は何か気になる場所用に、ハンディで使えるようにもっておきたいというようなことでした。
  • さらに、悪臭防止法に定められている臭気指数と、deomoniとの相関関係ももたせたいというご要望があり、インストール時に検量線を作成することで、目安となるような数値の関係を得られることも可能となります。
  • そして、24時間365日、常時、臭気センサーがモニタリングし続け、そのデータを集積するPCまでの長い距離を、有線で繋ぐには莫大な費用がかかるため、無線で飛ばせる方式であったらいいなということ。
  • その他、一定数値をオーバーしたらブザー等で教えてくれるようなシステムであったり、風向風速計との連動であったりというご希望もあり、弊社ではそれらも含めて、対応させていただくことができました。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 今回は、敷地境界の設置場所によって、100V電源が用意できないケースがありました。弊社では、太陽光ソーラーによる給電をするオプションもご用意しておりますので、導入前のセンサー反応確認や電波確認、そして設置工事まで、しっかりと対応させていただくことができました。
その他補足感想など
  • 工場において、環境部門の担当者様などが、定期的にハンディ型のニオイセンサーをもちながら、敷地境界線や臭気苦情先近辺を臭気測定している場合、やはり排気される臭気の変動を把握しきれないという部分があるというお声を多く頂戴します。
  • 弊社deomoniを用いた、臭気監視システムでは、敷地境界線や臭気苦情先の近辺、あるいは排気口などに定点設置をし、臭気測定したデータを無線でPCに飛ばして収集していきます。また、多くの納入実例ケースでは、風向風速計との連動システムをご希望いただくことが圧倒的に多く、例えば臭気苦情が発生したときの、風向や風速、そして工場の排気臭(何を製造していたときか等)などを総合的に勘案しつつ、現状をしっかりと把握していくことが可能となります。
  • 過去のケースでは、臭気苦情を発生させている臭気か、自工場なのか、隣接工場なのか、を確認する目的で、deomoniを複数台、設置いただいたケースもございます。結果的に、自工場の排気臭であることが判明し、弊社がそのまま、排気臭の脱臭対策デオミストシステムを用いた消臭剤による消臭)をお手伝いさせていただきました。もちろん、deomoniもそのまま継続してご使用いただくことで、しっかりとした消臭システムの運用を実施するとともに、臭気苦情先への信頼もいただけているようです。
  • 日本の工場はもちろんですが、タイの工場でもdeomoniシステムは数多くの実績をいただいております。よって、英語版での表示はもちろんのこと、タイにおける電波法などもクリアしておりますし、デオモニに詳しいタイ人スタッフも複数人、常駐しております。タイでも工業団地ごと、あるいは工場の業種ごとに、臭気に対する規制がされておりますので、現状で苦情がなくても、先にニオイセンサーで常時測定をしておくなどの対策を取り入れていく工場様も出てきております。
  • 日本の工場、およびタイの工場におきまして、排気臭の定点測定や臭気のモニタリングシステムニオイセンサーなどのご検討がございましたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
臭気判定士による臭気調査
デオモニ(センサー部)
    

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