投稿者「kanri-nishiyama」のアーカイブ

工事にて発生する臭気のモニタリングシステム


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種別
工事現場での臭気測定
担当(著者)
臭気判定士 第2種電気工事士 中丸晴樹
提出日付
2023年4月19日
対応先等
某所工事現場
状況等
  • 某所工事現場にて、工事計画の中で臭気に関する懸念がありました。
  • その工事現場の計画では、埋設されているゴミを掘り起こすという作業でした。
  • 工事関係者としては、おそらくは土の中に埋設されているゴミであるため、ゴミ臭そのものもあるだろうし、腐敗等も進んでいて、腐敗臭など強い臭いの発生も懸念されておりました。
  • 何もないところであれば、工事を進めていく上で特に問題はない(関係者がマスク等の着用にて防臭)とのことでしたが、あいにく、工事の予定地は住宅エリアとのことでした。
  • 当然、事前に近隣の住民様へ、工事内容のご説明を実施するのですが、やはり懸念された通り、近隣住民様からは、悪臭が発生して漂ってくるのではないか?等の質問が寄せられたようです。
  • 工事現場というのは、実は悪臭防止法における敷地境界線での臭気規制等がないため、一定の臭気レベルを超えるニオイが発生した場合は、作業を中断するとか、近隣住戸へ呼びかけをする等の対策が検討、勘案されていきました。
対応内容
  • 工事関係者において、ニオイを常時、モニタリングできるシステムはないか、いろいろとリサーチされていたようです。
  • 当初は、ハンディタイプのニオイ測定器を利用するアイデアもあったようですが、誰かが常に持ち歩いていなくてはならず、現実的ではないと判断されました。
  • そして、弊社のdeomoniという臭気測定器を用いた、臭気の24時間365日常時モニタリングシステムを見つけていただき、お声掛けいただきました。
  • 弊社では、臭気センサーを担当する臭気判定士が対応に当たりました。
  • いろいろと工事現場の状況などを含めて、お打合せしていく中で、どのようなご提案が良いかを相談しながらかためていきました。
  • まず、風向きと風速によって臭気の拡散度合いが推測できるため、風向風速計の設置を決定しました。
  • 次に、臭気が一定基準を超え、風向風速が住宅地域のときには、パトランプによる発報で関係者に知らせるシステムも連動することになりました。
  • さらに、イレギュラーに備えるために、持ち運びできるdeomoniも1台必要とのことで、モバイルバッテリー給電&タブレットでのセンサー値表示システムも導入となりました。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 臭気の規制値がないため、対象地域の悪臭防止法条例の基準値を参考にして、臭気指数臭気濃度)とセンサー値に検量線にて相関性をもたせました。発報システムにより一定数値以上になったときの可視化などもわかりやすいとご好評いただきました。
その他補足感想など
  • いろいろな工事現場では、さまざまな臭気が発生します。
  • 特に、この工事現場のように、作業工程において必然的に、悪臭が発生するようなことが想定されるケースでは、事前の対策等も必要となって参ります。
  • ゴミ臭や腐敗系臭気の場合は、どれくらいの強さで臭気が発生し、それがどこまで拡散・飛散していくのか、予想するのも難しいでしょう。
  • 工事関係者各位も不安でしょうし、近隣にお住まいの皆様も、ゴミのニオイや腐敗した不快臭が強く漂ってくるのは、受け入れにくいものがあると思われます。
  • そんなときに、定点にニオイセンサーを常設し、常時、ニオイセンサーの数値をモニターで表示することで、ニオイという目に見えないものを可視化することが出来ます。
  • また、一定数値以上となったとき等に、パトライトがまわって発報してくれるシステムを導入することで、作業関係者が速やかに、作業を中断するとか、消臭剤を噴霧するとか、あるいは近隣住民様にアナウンスするといったようなことが可能となるのです。
  • さらに本現場では、特に強い臭気が発生しそうな場合であったり、あるいは気になる作業があった場合に備えて、作業現場の関係者用に1台、ハンディ仕様でピンポイント測定できるdeomoniも導入いただきました。
  • 基本的には、定点設置をするニオイセンサーなのですが、持ち運びながら測定したいというご要望も多く頂戴しましたので、ハンディタイプのニオイセンサーとしても使えるようにしております。その場合は、モバイルバッテリーで給電し、タブレットPCあるいはアンドロイド搭載のスマートフォンにてデータを受信することでセンサー値を把握できます。
  • ニオイセンサーのことでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
ニオイ監視システム
風向風速計の設置
    

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河川からの臭気のニオイ監視システム


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種別
臭気測定(都市河川での臭気測定
担当(著者)
臭気判定士 第2種電気工事士 中丸晴樹
提出日付
2023年4月7日
対応先等
都市河川(河川からの臭気のニオイ監視システム
状況等
  • 某河川にて、不定期に臭気が発生しておりました。
  • 臭気の質は「腐敗系」であり、河川周辺に不定期に腐敗系臭気が漂うとのことでした。
  • しかし河川周辺で常に誰かが臭気をチェックしているわけではないため、不定期といってもどのタイミングなのか、不定期の中でも一貫性はあるのか(夜間とか雨天時とか)、というところもわからない状況でした。
  • いろいろと原因を考えていく中で、どうやら臭気が出やすい時期として、梅雨がはじまったあたりから、秋ごろまでということでした。つまり、高温多湿なシーズンに、臭気が発生しやすいという傾向があるようでした。
  • そういう要素をトータル的に勘案していく中で、管理されている施設様では、なんとなくの原因についてはいくつかの仮説を立てることができておりました。
  • あとは、しっかりとした臭気発生のタイミングを把握できれば、その仮説と組み合わせて原因究明に繋げられるという段階でした。
対応内容
  • 問題は、川沿いという何もない場所で、どうやって臭気を常時測定するか、でした。
  • インターネット等で調べたりしていく中で、弊社共生エアテクノ臭気測定システム「deomoni(デオモニ)」を見つけていただき、お問い合わせいただきました。
  • 弊社からは、臭気判定士がすぐに対応させていただき、ニオイ監視システムのご説明や、実際に現場へ行ってどのように設置して臭気をモニタリングするか等を協議したりテストしたりを進めて参りました。
  • 結果的に、ニオイセンサーとしてdeomoniを2台、河川沿いに定点設置することになりました。
  • 河川の堤防沿いが歩道となっており、幸いなことに電灯などもあったため、そこからAC100V電源をdeomoniに供給することができました。
  • さらに、電灯のポールを活用し、臭気測定器の定点設置のための専用BOXを設置させていただけましたので、定点設置場所としてはしっかりとした臭気を拾うことができました。
  • 臭気センサーが拾ったセンサー値は、専用のUSB親局を搭載したパソコンにデータが蓄積されますが、それも近隣の公民館に常設させていただけたので、電波でのデータ通信も途切れることなく連続測定が問題なく実施できました。
  • こうして24時間365日、梅雨~秋までの連続臭気測定が開始されました。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 24時間の臭気変動を常時データでモニタリングできたため、河川からの臭気が発生するのは、河川の水位と連動していることが確定しました。川底のヘドロ臭が水位変動で拡散し、周辺に漂っているという想定をばっちり裏付けできたとのことでした。
その他補足感想など
  • 弊社デオモニというニオイセンサーは、従来から各メーカーさんが発売されているハンディタイプのニオイセンサーとは違い、定点設置にて連続臭気測定をすることを、本来の目的としております。
  • そのため、臭気センサーdeomoni本体に、センサーの値を表示するディスプレイはありません。センサー値は、電波にて無線で飛ばしまして、パソコンあるいはタブレット、スマートフォンにて受信することで、リアルタイムで表示されるとともに、データが蓄積されていきます。
  • 本現場においては、いろいろなオプション等は一切必要なく、あくまで河川周辺にdeomoniを設置し、そのデータを受信できるパソコンを常設できれば、今回の目的を達成できるという状態でした。
  • とはいえ、河川周辺は当然、一般の公共道路であったり、堤防であったりするため、臭気測定器本体への電源供給(100V)方法であったり、パソコンを設置しておく場所などをしっかりと検討する必要がありました。
  • また、どれくらいの臭気がどれくらいの頻度で発生するかわからない中で、事前の検証テストなども実施させていただき、不定期に発生する腐敗系臭気をdeomoniがしっかりと反応することなども確認していきました。
  • このニオイ監視システムの最大の特徴の1つに「電波を無線で飛ばせる」というのがあり、有線を敷く工事が不要というのが挙げられます。特にこのような公共の場では、余計な線などはトラブルのもとになりかねませんので、その特徴を最大限に発揮できたものと存じます。
  • このような河川や湖、施設などで発生する不定期な臭気を、連続で測定してみたい、等のご相談がございましたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
デオモニセンサー部
デオモニ ボックス
    

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印刷工場や塗装工場の臭気対策 / デオキーパー脱臭装置


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種別
工場の臭気対策
担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2023年3月30日
対応先等
印刷工場や塗装工場
状況等
  • 弊社共生エアテクノには、印刷工場様や塗装工場様といった業種や分野のお客様から、あるいは商社様などから、臭気対策のお問い合わせやご相談をいただくことが多くございます。
  • 印刷や塗装を実施されている製造工場様からは、皆様がよく「懐かしい」と表現する、プラモデルを作っているときの接着剤のような臭気であったり、あるいはガソリンスタンドで給油するときに感じるガソリンのような臭気であったり、絵具やスプレー缶で塗装するときに感じるような臭気であったりが発生しております。
  • 具体的なニオイ分子でいえば、トルエンやキシレン、スチレンなどからはじまり、数多くのニオイ分子が複合的に集合体となって、多くのケースではそれなりに高い臭気レベルとなります。
  • それらが工場の中で発生するため、発生源を局所にて吸引して排気するケースや、工場内の全体換気として排気されているケースがあるにせよ、基本的には工場から漏洩するというよりは、しっかりと排気として補足されていくケースの方が多いです。
  • そしてその排気臭が、近隣住民様から臭気苦情になってしまうケースが多いのが実状です。
対応内容
  • 弊社にてそのようなケースでの対策をご相談いただきますと、まずは「臭気対策のコンサルテーション」からスタートしましょうというご提案をさせていただきます。
  • 工場の排気口、敷地境界線、そして工場の周辺を、それぞれ臭気測定を実施していくのです。排気口がたくさんあったり、排気口以外でも臭気発生源となりそうな箇所があれば、協議の上、そういった部分も臭気測定の対象に加えたりしていきます。
  • さらに、印刷や塗装系の場合は、作業環境の改善という点も課題であったりしますので、場内での臭気採取等も必要に応じて実施させていただきます。
  • そして、臭気のシミュレーションと実測により、ニオイを可視化したのち、塗装臭や印刷臭を、どこまでどうやって対策していくかを検討致します。
  • 過去、消臭剤のスプレー噴霧システムや、インジェクションスクラバー脱臭装置なども実績がございますが、最も実績として多いのは、デオキーパー脱臭装置です。
  • これは、活性炭という脱臭素材をベースとしており、基本スペックを取り揃えつつ、細かい各工場ごとに合わせて都度、設計を加えたり、オプションを加えたりしていくことが可能です。
  • 現在でも、デオキーパーが10台以上、製造にとりかかっておりまして、これらの現場では事前テストの上、脱臭効果の確認テストも実施済となっております。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • 印刷工場の排気臭対策
  • 塗装工場の排気臭対策
  • 有機溶剤系臭気の排気臭対策
対応後の状況等
  • デオキーパー脱臭装置は高い脱臭効率を発揮します。印刷工場や塗装工場の脱臭でも、多くのケースでは90%以上の脱臭効果を出せるように設計しております。交換というのはどうしても必要となりますが、活性炭を最大限に活用した脱臭方法ですのでご活用しやすいと存じます。
その他補足感想など
  • デオキーパー脱臭装置について、もしご検討いただく場合は、最低限、工場の排気についての量が必要となります。
  • 排気の風量というのは、何m3/minということで表されており、多くのケースでは排気用のファンにその風量が記載されております。
  • もちろん、ダクト等による圧力損失や、目詰まりなどにより、設計風量よりは少ないケースもありますが、必要に応じて風量測定を実施し、メンテナンスや改修工事などが必要になることも想定されます。
  • なぜ排気風量が最低限、必要かと言いますと、弊社では、デオキーパー脱臭装置を通して臭気を脱臭していくにあたり、通過する面風速を重要視しているからです。つまり、脱臭素材(多くのケースでは活性炭を粒状活性炭やフィルター状活性炭にして入れます)とニオイを、どれだけ接触させられるかを設計のキモとして勘案していくからです。
  • そして、次に大切なのは、臭気指数臭気濃度)です。工場様によっては、トルエンとかキシレンなどのppmのデータは有しているケースもありますが、もちろんそれは必要です。そのうえで、複合臭気としての臭気の強さをもとに、今度は脱臭素材の量(フィルターであれば枚数や段数、粒状であれば面積)を設計していかなくてはならないからです。
  • さらに、お客様が気にされるのは、メンテナンス。つまり、活性炭なら活性炭の交換時期や交換方法です。これはなかなか簡単ではないのですが、ある程度ざっくりとした交換タイミングの予測などは、対応可能なケースもございます。また、メンテナンス(特に活性炭の交換作業)は最初の段階から必ずスペース面含めて必要となる部分となります。
  • ここら辺が決まってきましたら、あとはファンの選定であったり、細かい部分を定めていくのです。
  • 工場の排気臭対策や脱臭装置でしたら、弊社共生エアテクノまで、日本全国およびタイまで対応致しますので、まずはお問い合わせ下さい。
 
作業場風景
作業場風景
設計を加えたり、オプションを加えたり
デオキーパー脱臭装置
    

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