ホテルの客室の異臭調査

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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年5月13日
施工先
ホテルの客室にて不定期に汚水臭・下水臭が発生する、臭気発生源調査
施工概要
静岡県の某所、有名なホテルの1室にて、不定期に下水のような悪臭が発生してお困りであった。
いろいろ調査をされたが原因が特定できず、脱臭専門である弊社にお問い合わせを頂戴した。
施工前状況
悪臭の感じ方は、下水のような汚水臭との事。何度か設備のリニューアルをしていて、配管等の衛生設備図面も確実ではないようだ。お客様にお部屋を貸し出しするのをためらわなくてはならない為、早急に原因解決を必要としていた。
施策内容
1.下水臭の臭気調査に熟練した2名の臭気判定士にて現場に入り、異臭調査を開始した。
2.臭気判定士の嗅覚による官能評価を行ったが、気になる異臭は感じられなかった。
3.スモークテスターにて気流を確認した。
4.臭気センサーと嗅覚による臭気強度マッピングを行った。
5.図面と実際の設備を天井裏に入り込んだりして、目で追えるだけ追っていった。
6.上記をトータルし、怪しい箇所を何カ所か、仮説を立てた。
7.トレースガスにより、仮説を順次検証していき、その中の1箇所を異臭発生源と立証した。
装置などの名称・分類
  • 下水臭の臭気発生源調査
  • ホテルの客室にて下水臭の発生
  • 建物内の汚水臭対策
  • 異臭調査、異臭発生源調査
装置の紹介(概要)
  • スモークテスター・・・スモークで気流を視覚化するための装置。通称:ケムカン
  • 臭気センサー・・・トレースガスをキャッチする高濃度センサー
  • トレースガスセット・・・独自に開発したトレースガスと高感度センサー
施工後状況
弊社より臭気調査の報告書をご提出し、立証箇所の修繕をお願いした。
設備業者さんによりその箇所を修繕したところ、異臭の発生は完全におさまったという。
その他補足感想など
  • ホテルの場所が東京からは離れていた事と、お客様が早期解決をご希望されていた為、1回の臭気調査でなるべく発生源を特定させられるよう、熟練の臭気判定士2名にて対応した。
  • 建築当初の設備図面から、いろいろなリニューアルがされており、現認と図面のチェックだけでも相当な時間と手間を要したが、ここを怠ると仮説を十分に立てられない。
  • たくさんの仮説を立て、一つずつ可能性を潰していくのが、弊社の臭気調査である。
  • 調査中は下水臭が一度も発生せず、発生源特定は難航したが、弊社では実際の悪臭が発生していなくても、今回のように発生源を特定できるノウハウを有している。(もちろん実際の悪臭を嗅げればベストではあるが・・)。
  • 弊社の立証箇所を修繕し、見事に異臭発生が皆無となった為、ホテルからは大変感謝をいただいた。決して楽な調査ではなく、天井裏への潜伏等、難易度の高い臭気調査ではあったが、お客様からの「ありがとう」が何よりのやりがいである。
臭気センサーと嗅覚による臭気強度マッピングを行った
臭気センサーと嗅覚による臭気強度マッピングを行った
図面と実際の設備を天井裏に入り込んだりして、目で追えるだけ追っていった。
図面と実際の設備を天井裏に入り込んだりして、目で追えるだけ追っていった。
仮説を立て、一つずつ可能性を潰していくのが、弊社の臭気調査
仮説を立て、一つずつ可能性を潰していくのが、弊社の臭気調査
スモークテスターにて気流を確認
スモークテスターにて気流を確認
臭気判定士の嗅覚による官能評価を行った
臭気判定士の嗅覚による官能評価を行った
建築当初の設備図面から、いろいろなリニューアルがされており、現認と図面のチェックだけでも相当な時間と手間を要した
建築当初の設備図面から、いろいろなリニューアルがされており、現認と図面のチェックだけでも相当な時間と手間を要した

今回は、ホテルの客室の異臭調査についてお伝えしました。
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