アスファルト製造工場の排気臭対策

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担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛 
提出日付
2016年5月06日
施工先
アスファルト製造工場様
施工概要
アスファルトを製造する過程にて、硫黄化合物系臭気が発生する。
道路工事現場などで感じる臭気だが、周辺住民から時々、「臭気を感じる」と言われていた。
施工前状況
悪臭苦情までは至っていないが、硫黄化合物系臭気は不快に感じられるケースも多く、本格的な悪臭苦情になってしまう前に、脱臭対策を検討したいという状況だった。
施策内容
1.臭気対策のコンサルテーションにて、現状の把握を行った。
2.その結果、敷地境界線から400m先でも、当工場から発生する硫黄化合物系臭気を官能した。
3.これにより、脱臭目標値を明確化し、脱臭デモテストを実施した。
4.その結果、ハイブリッドスクラバー脱臭装置のtypeWで、目標値をクリアできると検証できた。
5.弊社の技術開発チームにて脱臭装置の設計を行い、納品前チェックを行った。
6.施工協力会社さんとCO-WORKして、脱臭装置の現地設置と試運転を実施した。
7.施工後、実際の排気にて脱臭効果を測定した。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • ハイブリッドスクラバー脱臭装置のtypeW・・・小風量から大風量までしっかりと効果を発揮できます。 疎水系臭気に対しても、カスタマイズした消臭剤の使用で、 高い脱臭効果を期待できます。
  • 消臭剤噴霧設備・・・噴霧ボックス内消臭剤噴霧ノズルと消臭剤との接触効率を高めるため、 フィルターを設置しております。
  • 脱臭装置の現地フィールドデモテスト装置・・・現場でのヒアリングによりお客様が抱える臭気問題を把握し、臭気判定士による周辺での臭気拡散状況を調査、 実際の排気臭気でテスト機を用いた脱臭効果検証を行うことにより、最適な脱臭装置を選定・ご提案します。
施工後状況
原臭臭気濃度40,000(臭気指数46)→脱臭装置出口臭気濃度5,000(37)
脱臭効率 87.5% 排気風量40CMM
その他補足感想など
  • 事前に臭気対策コンサルテーションを実施させていただいた事により、脱臭設備の選定が明確になった。
  • 事前に脱臭デモテストを実施させていただいた事により、脱臭装置の設計条件がより明確になった。
  • 脱臭装置を導入してから、20mも離れれば臭気を感じないレベルまで低減できた。
  • 周辺の住民様からも「臭気を感じる」と言われることもなくなったとお聞きしている。
  • 2010年1月に脱臭装置を導入させていただき、現在でも定期的にメンテナンスを行っていただき、適切に運用いただいている。
ハイブリッドスクラバー脱臭装置のtypeWで、目標値をクリア
ハイブリッドスクラバー脱臭装置のtypeWで、目標値をクリア
臭気対策のコンサルテーションにて、現状の把握
臭気対策のコンサルテーションにて、現状の把握
消臭剤噴霧設備
消臭剤噴霧設備
対象臭気や排気風量、設置スペース等を考慮して設計・設置
対象臭気や排気風量、設置スペース等を考慮して設計・設置
施工後、実際の排気にて脱臭効果を測定
ハイブリッドスクラバー typeW を設置
広範囲に一定の水量・水圧で噴霧できる特殊ノズルで霧化散水
広範囲に一定の水量・水圧で噴霧できる特殊ノズルで霧化散水

今回は、アスファルト製造工場の排気臭対策についてお伝えしました。
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