担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2019年3月25日
施工先
某複合施設(厨房)
施工概要
フライヤー排気臭、油臭気対策(ゼオガイア脱臭装置)
施工前状況
- 某複合施設において、新築工事の計画が進んでいた。
- 上層階はオフィステナントエリアであったが、低層階に飲食店のテナントが入る計画となった。
- 集合させて排気するにあたり、一つには悪臭防止法条例の規制値を遵守する事が必要となった。
- また、排気する場所やダクティングによって、風向き等でOAへ回り込み、オフィスのテナントへの給気ラインから厨房のニオイが入ってしまう可能性も懸念された。
- いずれにしても、厨房から発生する料理臭やフライヤーの油系臭気は、ある程度、脱臭しておかなくてはならない為、設計段階から脱臭対策も検討され、必要な脱臭装置の選定も行われた。
- 弊社にも脱臭対策のお手伝い依頼を頂戴し、シミュレーション等もさせていただいた。
施策内容
- 予想される飲食店が確定できない事から、あくまで過去の想定や経験から、原臭の臭気指数(臭気濃度)を想定し、飲食店や厨房の排気臭対策の脱臭装置である、「ゼオガイア」を選定した。
- ただし、原臭臭気指数の変動の可能性や、想定される脱臭効率よりもさらに脱臭効果を高める必要がある可能性も考慮し、ケーシングボックスに余裕をもたせる設計をご提案し、了承を得ていた。
- 例えば、ゼオガイア脱臭フィルターが設計上、4段でOKとなっていても、ケーシングボックスでは6段まで脱臭フィルターを設置できる設計としておき、何かあればその空いている予備スペースに、追加で脱臭フィルターを導入できる対応策である。
- 建築段階で、先にケーシングボックスを設置していただき、脱臭フィルターは最後の最後に当方にて設置をさせていただいた。
装置などの名称/分類
- 飲食店の厨房排気臭対策
- 食品スーパーやコンビニ等のフライヤー排気臭対策
- 食品製造工場の排気臭対策
装置の紹介(概要)
施工後の状況
その他補足感想など
- できれば、既に臭気が発生していて、その臭気を測定したり嗅ぐ事から、実機の対策を進めていければ、より、確実になっていく可能性が高い。
- しかし、臭気の強弱の変動はともかく、臭気の質が変わってしまうと、選定していた脱臭システムや脱臭方法では効果が見込めなくなってしまう可能性も否定できない。
- その点、飲食店からの排気臭は、料理臭や調理臭がメインであり、ゼオガイアフィルターは全般的に脱臭効果を発揮してくれやすい。
- それでも、飲食店の営む料理内容によっては、やはり臭気の質の変動は大きくなる為、稼働後に数年たって、飲食店のテナントが入れ替わる可能性も考慮していく必要がある。
- そのため、比較的、このような設計段階では多く用いられる手法ではあるが、脱臭フィルターを設置するケーシングボックスに、予備段数を入れられる余裕を持たせておく。
- 今回の現場でも、その設計手法を用いて実機が導入されたが、稼働後に特に問題なってはおらず、予備段数は予備のままとなっている。
- 一度、臭気苦情が発生してしまうと、問題が大きくなっていく可能性も高いので、出来るだけ、未然に臭気対策を実施するのがベストであろう。
- 飲食店や食品工場等の厨房排気臭対策でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
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