病理検査室FA管理濃度対策(病理検査室内のホルムアルデヒド濃度0.1ppm以下対策)
その時に、法制化されたHCHOの管理濃度0.1ppm以下も達成できる事と、作業効率をアップさせるレイアウト設計もあわせて検討されていた。
・FA濃度をA点及びB点ともに、0.1ppm以下とする事は絶対条件であった。
・現状の機器レイアウトでは作業効率がよくない為、技師さんの作業効率を重視するレイアウト設計を組み入れる必要もあった。
2.ホルムアルデヒド濃度のマッピング状況から、まずはFA濃度を作業直近でも、病理検査室内空間でも、0.1ppm以下を保証できるように、レイアウトと機器を選定し、ご提案させていただいた。
3.その後、細かなご要望やリクエストにそって、ホルマリン溶液用キュービテナーの専用排気装置等を組み込み、技師さんが働きやすいレイアウトと環境となるように、徹底的な打ち合わせを実施した。
4.プロット図をご承認いただき、設備設計を実施。機器製造~納品、設置作業を行った。
5.設置後、試運転調整を行い、風量調整やスモークテスターによる気流チェックを行った。
6.設計仕様通りであり、FA濃度測定でも問題がなかった為、無事、検収を頂戴した。
- 病理検査室のFA管理濃度0.1ppm以下とする機器システム一式
- 作業環境測定士によるFA濃度測定
- 酸素クラスター除菌脱臭装置
- ホルマリン溶液用キュービテナーの専用排気装置
- λ型流し台&濾過装置
- 局所排気装置付き切出しテーブル×2
- FA濃度測定では、A点及びB点すべてにおいて、FA濃度0.1ppm以下となった。
- その後も病院様からは、手術室であったり、解剖室であったりのHCHO濃度対策をご相談いただいたり、病理検査室の一部分の更なる改良のご相談をいただきながら、弊社の作業環境測定士が親身になってアドバイスをさせていただいている。
- λ型プッシュプル装置であったり、局所排気装置付き切出しテーブルであったり、いずれにせよ、病理検査室のFA管理濃度対策においては、排気量がとても大きなポイントとなってくる。
- 弊社のシステムでは、他社に比べて少ない排気量でも対応する事が可能となっていると思うが、それでも既存の病理検査室では、循環型を一部、設計仕様に入れなければならないケースも出てくる。
- 今回の現場では、幸い、既存の排気風量や排気場所、排水設備で、0.1ppm以下を保証できる設計が可能であったため、全て外部排気とする事が出来た。
- 病理検査室が奥まったところにあり、機器の搬入や設備工事には細心の注意を払って、なおかつ納期を遵守する必要があり、病院様にご迷惑を掛けらえない思いで慎重にスケジュールを調整した。
- 結果的には、何もトラブルなく納品~設置工事、試運転まで完了でき、無事に保証していたFA管理濃度0.1ppm以下を達成する事が出来た。
- 病院様からも大変感謝され、引き続き、ホルムアルデヒドだけではなく、臭気対策やキシレン対策、また病理検査室だけではなく、手術室や解剖室等のご相談も頂戴しており、お手伝いできるように鋭意対応中である。
今回は、病理検査室のホルムアルデヒド濃度対策についてお伝えしました。
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