厨房排気臭対策
・厨房が稼働すると、排気口周辺から広範囲に、フライヤー臭気が漂っていた。
・料理臭なのでたまに嗅ぐには食欲をそそる臭気だが、悪臭防止法の法規制範囲となってしまう。
・管臭気測定を実施した事もなく、脱臭に関する知識もなかった為、インターネットで検索の上、弊社にお問い合わせを頂戴した。
2.どのレベルまで脱臭するか、どこに脱臭装置を設置するか等、綿密な打ち合わせを実施した。
3.厨房排気用の脱臭装置「ゼオガイア」(当時マグセライド)を通過させるための面風速と圧力損失を補うために、ダクト工事と排気ファンの増設が必要となった。
4.弊社で対応できる範囲と、設備業者さんにお願いする範囲を選定し、見積した。
5.ご発注いただいた為、先にケーシングボックスを製作・納入し、据付工事とダクト工事、ファン増設の完了後、脱臭フィルターを現場へ持参し、弊社にて設置工事を実施した。
6.すべての工事完了後、実際に厨房で料理をしていただき、そのピーク時に臭気を採取。脱臭装置の入り口と出口にて臭気濃度(臭気指数)を測定した。
- 厨房排気臭の脱臭装置
- 厨房排気臭用の脱臭フィルターとケーシングボックス
- 臭気コンサルテーションによる現状把握と臭気測定
- 風量測定を実施し、厨房排気用脱臭装置「ゼオガイア」(当時:マグセライド)の設計通過面風速に適合しているかを確認した。
- そのうえで、臭気測定を実施した。
- 三点比較式臭袋法の結果、原臭臭気濃度5,000(臭気指数37)が、脱臭装置出口では
臭気濃度160(臭気指数22)となり、脱臭効率96.8%であった。 - 無事に臭気問題が解決し、検収いただいた。
- 本現場での料理のメインが「天ぷら」であった為、弊社の過去の経験値もふまえて、原臭臭気濃度を1,600(臭気指数32)程度と想定した。
- お客様のご予算にももちろん限りがあり、かといって脱臭が不十分な状態では臭気苦情がおさまらない為、本現場では「設計4段&実装3段」というご提案を行った。
- つまり、脱臭フィルターを設置するケーシングボックスは、フィルターを4段入れられる仕様にしておき、実際にはまず3段を設置してみて、それでも臭気苦情が発生してしまうようであれば、もう1段追加できるようにしておいたのだ。
- 設置スペースも限られており、あとからの増設工事が難しいケースでは、このような設計と実装でのご提案をさせていただくケースも少なくない。場合によっては、ケーシングのみを納入するケースもあるくらいである。
- 本現場では、実際に臭気測定を行ったときに、想定を大きくこえた臭気濃度(臭気指数)だったが、しっかり脱臭効率を発揮できた為、結果的には現状の3段でも十分な効果となった。
- フルスペックでのご提案は簡単だが、お客様にはご予算もあれば脱臭目標も様々であり、弊社ではなるべく現実に即したご提案をさせていただくように心がけている。
今回は、飲食店のフライヤー排気臭脱臭対策についてお伝えしました。
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