工業系事例」カテゴリーアーカイブ

工場などの工業系臭気対策事例。様々な工場様の臭気対策を取り組みさせていただいています。

タイの工場の臭気拡散状況

人気ブログランキングへ

工事種別

タイの工場の臭気拡散状況

担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2017年11月3日
施工先
東南アジアにおける工場の、臭気の現状把握
施工概要
近隣からの臭気苦情対策も含めた、臭気の現状把握と今後の対策についてコンサルテーション
施工前状況
  • 製造ラインの大元からの排気臭対策について、脱臭システムを設置していた。
  • それについては既に、弊社にて臭気測定を実施し、脱臭効果の確認も行っていた。
  • しかしそれでも、近隣からの臭気苦情が発生するケースがあり、どの工程でどの排気が問題になっているのかがわからない状況であった。
  • 同時に、それらを確認した上で、消臭や脱臭の対策も勘案していく必要があった。
施策内容
  • タイやベトナムでの臭気調査や臭気測定等の臭気コンサルテーション実績が豊富な弊社に、臭気コンサルから実機勘案、そしてニオイ監視装置の提案までをご依頼いただいた。
  • 弊社からは、日本の臭気判定士による臭気測定と、技術責任者による脱臭システムの実機設計を行うべく、2名がタイ現地の工場へ訪問した。
  • 弊社のタイ代理店から、タイ人の臭気判定士2名が合流し、合計4名による、タイの工場の臭気対策コンサルテーションが実施された。
  • 期間は1日であったが、合計7検体の臭気採取と測定を実施した上で、臭気排出強度の影響度や、実機を見据えた現地調査、風量測定や工程確認等を実施する事が出来た。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
施工後の状況
  • お客様の想定されていた工程や臭気漏洩箇所等での臭気採取や測定により、現状把握が明らかになった為、次の脱臭対策や、ニオイ監視システムによる臭気変動確認等、具体的なご提案をさせていただく事が出来ようになった。
その他補足感想など
  • 現場はタイであるが、弊社ではタイの工場での臭気対策について、多くの実績を有している事から、異国であっても臭気コンサルテーション臭気測定等を実施出来る体制を整えている。
  • 加えて、タイの臭気判定士もパートナーとして有している為、三点比較式臭袋法をはじめとする、臭気コンサルに必要な道具類も一通り、揃えられている。
  • また、日本とタイ、あるいはベトナムでは、国民性の違いから、嗅覚感度が違う可能性もある為、本現場でもタイ人と日本人によるパネルを用いた、簡易法での臭気測定を実施している。
  • お客様にて、いろいろな製造工程をご用意いただき、どの工程時の臭気が強いのか等、ご教授いただいた。製造ラインや製造工程は、お客様にしかわからない為、弊社としても「このニオイがターゲットです」とご指示いただくしかない。
  • そういった中では、このようにお客様が弊社と一緒になって、臭気問題を解決していく事を、順序だててやっていただけるのは、大変ありがたい事であり、弊社としてもいろいろなプランをご提案させていただく事が出来る。
  • まずはニオイ監視システム「デオモニ」を設置し、臭気変動状況の確認も含めての定点観測からスタートとなりそうだ。
  • さらに、消臭システムもご提案させていただく予定なので、その効果も設置したデオモニで比較できる見込みである。
  • タイの工場における臭気対策であれば、臭気の測定でも、脱臭装置のご相談でも、まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
タイ工場での臭気調査
臭気調査ダクト出口
測定用臭気
センサーによる臭気調査
タイの工場での臭気調査
消臭剤テーブルテスト

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

下記のバナーをクリックお願いいたします!
人気ブログランキングへ

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/

 

大型倉庫(保管物の臭気)の脱臭作業

人気ブログランキングへ

工事種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2017年10月24日
施工概要
穀物を保管していた倉庫にて、保管物等の臭気が付着してしまったための脱臭作業
施工前状況
  • 某倉庫にて、穀物等を保管されていた。
  • 荷主様が退去され、保管していた荷物も撤収されたところ、保管物等から発生していた臭気が、倉庫内に付着してしまっていた。
  • 付着臭が徐々に揮発してきて、いつまでも倉庫内に臭気を発生させている状況となってしまい、次の借り手が見つからない状況であった。
  • 付着臭がなくなるまで、待っていられないという事もあり、脱臭作業の必要性を検討され、弊社に脱臭作業臭気測定についてのお問い合わせを頂戴した。
施策内容
  • まずは現場へ訪問。実際に倉庫内に入らせていただき、倉庫に附着した臭気の脱臭作業の経験豊富な臭気判定士にて、臭気の状況や倉庫の現状等を現調させていただいた。
  • 現調後、脱臭作業に関するご提案書を纏めさせていただき提出。お打ち合わせの後、正式に脱臭作業のご依頼を頂戴した。
  • 大型倉庫であり、上下階では別の荷主様の荷物もあり、通常稼働であった為、それらの状況に細心の注意を払いつつ、脱臭作業をスタートした。
  • 約10日間にわたって、脱臭装置消臭剤を中心とした、ハイブリッド脱臭工法による脱臭作業を継続し、その間、夜間を除いて、技術作業員が現場に常駐した。
  • 予定通りの工期を終えて、臭気の低減も確認出来た為、作業後の臭気測定を実施して撤収。消臭作業に関する報告書を提出し、検収となった。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
施工後の状況
  • 携帯型臭気測定機による数値管理では、脱臭作業前の数値が330~350であったのに対し、脱臭作業後の数値は、230~245まで低減した。臭気判定士の嗅覚による官能評価でも、問題ないレベルまで低減出来た。
その他補足感想など
  • 脱臭作業の期間は、他のフロアでは他の荷主様による通常作業がされていた為、ハイブリッド脱臭工法の中で使用するオゾンガスが漏洩しないように注意した。
  • 特に、階段や業務用エレベーターは空気の通り道となる為、日々の養生の徹底と、技術作業員の常駐による管理を密に行った。
  • 大型の倉庫であった為、脱臭作業範囲も必然的に広範囲となった。その為、ハイブリッド脱臭工法の機器類も、オゾンガス発生装置をはじめ、消臭剤や噴霧装置、ファン&ダクト等、ハイエース一杯分程度となった。供給いただいた電源には、漏電ブレーカーを設置する等、対応にもしっかり留意した。
  • あまり開口部もなく、新鮮な空気を導入したり、倉庫内の臭気を排気するという作業が、大変難しかった為、既存の通気口を利用させていただき、ファンを設置した強制換気とした。これにより作業期間中は、第一種換気~第三種換気をファンのオン/オフで使い分ける事が出来るようになり、脱臭作業や現場状況に合わせた換気を実施する事が出来た。
  • 脱臭作業終了後、しばらく経過したのちも、揮発してきた残存臭気が問題になる事はなく、他のエリアでまた、脱臭作業のご相談を頂戴する等、いろいろと臭気問題があれば、におい110番を頂戴できるようにご信頼を得られた。
  • 倉庫の付着臭の脱臭作業はもちろん、臭気対策等であればなんでも、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
オゾン脱臭機
オゾン脱臭機(ゲルリッツ)

今回は、大型倉庫の消臭業務についてお伝えしました。

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

下記のバナーをクリックお願いいたします!
人気ブログランキングへ

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/

 

排気臭を24時間、常時監視する臭気測定システム

人気ブログランキングへ

工事種別
担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2017年9月21日
施工概要
排気臭を24時間、常時監視する臭気測定システム
施工前状況
  • タイの某工場にて、近隣様から臭気苦情が発生している。
  • しかし複数の工場が隣接しており、自社工場のどのタイミングが、臭気苦情とリンクするのかがよくわからない状況であった。
  • 同時に、隣接している他工場の排気臭が臭気苦情の原因ではないかという事についても、把握できていない状況であった。
  • それらを把握する為に、まずは現状把握の出来るシステムを探していた。
施策内容
  • お客様と、弊社タイの代理店にて、弊社の「デオモニ」について協議いただいた。
  • 弊社もタイにてお打ち合わせに加わり、設置場所や内容のご説明を実施した。
  • その結果、東西南北の4方向と、隣接部分の合計5箇所に、デオモニを設置する事となった。
  • 臭気モニタリングシステムを設置する指令本部から、各デオモニ設置箇所までの電波状況と、必要となる中継機及び設置方法や電源供給方法等を現場にて確認を行った。
  • デオモニ本体、中継器、設置BOX等を輸出・納品し、電気工事や取付工事が行われた。
  • デオモニのセンサー値の調整や検量線の為の臭気測定等を行い、最終調整と試運転、取扱説明を実施した。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • 風向風速計と臭気測定機の連動システム
  • 定点設置・敷地境界設置による、臭気監視
  • 基準値オーバー時のアラーム機能
施工後の状況
  • 既に5台のデオモニが、24時間体制で臭気の監視体制に入っており、臭気が飛散すればセンサー値も高くなり、一定数値をこえたら警報が出るようになっている。また、風向風速計もセットとしてシステムに組み込まれているので、苦情時の臭気や風向風速からも現状把握がよりやりやすくなっている。
その他補足感想など
  • 日本では多くの実績を有するデオモニによるニオイ監視システムだが、海外での販売及び納品~実働の現場は初めてとなった。
  • 現場が、タイの工業団地にある工場であり、四季のある日本とは違い、常に暑く、雨も多いという条件を考慮する必要があった。そういった意味では、タイの工場に、スクラバースプレーシステムを複数導入させていただいており、操作盤や電気盤の経験も実績としてあるため、暑さ対策は問題なく設計する事が出来た。
  • 当初、試運転を行ったところ、電圧の違いなのか、初期値が高めに表示されたり、風向風速計の風速が速すぎたりと、幾つかの現象が発生した。しかし実際に弊社メンバーが現場にて確認を実施し、問題なく稼働させる事が出来た。頻繁にタイにいっている強みがここで生かされたといえる。
  • また、日本とタイの臭気判定士にて、嗅覚測定法を実施する事で、デオモニの検量線もより正確なものを実現出来たと感じている。
  • このデオモニ設置により、臭気の現状把握が見えてきており、問題点を絞り込んだうえで、排気臭対策(インジェクションスクラバーの設置)を次のステップとして進めているところである。
  • まずは、工場の臭気の拡散状況を把握しておきたい場合でも、風向風速計とセットにしたデオモニによるモニタリングシステムがお役に立てると思いますので、ぜひ一度、お問い合わせ下さい。
風向風速計連動(臭気測定)
デオモニシステム
デオモニ(5台稼働)
作業風景(高所臭気調査)
臭気測定データ
耐候設置BOX(デオモニ)

今回は、排気臭を24時間、常時監視する臭気測定システムについてお伝えしました。

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

下記のバナーをクリックお願いいたします!
人気ブログランキングへ

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/