脱臭消臭の技術開発」カテゴリーアーカイブ

工場の排気臭の臭気監視システム


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担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2022年3月7日
対応先等
某工場様(排気臭の臭気監視システム)
状況等
  • 某工場様において、生産工程から発生する臭気について、その臭気を排気されておりましたが、その臭気がどれくらいの強さであったり、変動があったりするのかが気になっておられました。
  • その工場様には、近隣に住民様の住宅やマンションもあり、悪臭苦情への発生ももちろん懸念されておりました。
  • そのため、環境対策への意識を高くもっておられる素晴らしい工場様であり、臭気対策についても悪臭防止法の遵守を中心として、しっかりと対策を講じておられました。
  • しかし、製造工程がいろいろとあり、それによって発生する臭気も変動することもあるようで、しっかりとした臭気の変動や臭気の強度の把握をしていく必要性を感じておられたようです。
  • 従来からある、ハンディタイプでのニオイ測定器では、1日に何度も、環境対策のご担当者様が、そのニオイセンサーをもって、排気口周辺でセンサー値を記録しなくてはならず、また、排気口で強い排気臭を測定しなくてはならないため、センサー素子の劣化なども課題となっているとの事でした。
  • そこで、臭い監視システムを有する弊社のdeomoniに興味をもったとのことでした。
対応内容
  • すでに、排気臭の対策として、脱臭装置を複数台、設置させていただいており、弊社としてもある程度、工場様の現状把握をできている状況でしたので、早速、弊社の担当させていただいている臭気判定士が対応に入らせていただきました。
  • 弊社ニオイセンサーdeomoniは、24時間365日、工場の排気臭をモニタリングすることができる臭気測定器となっており、日本の工場およびタイの工場にて、数多くの納入実績を有しております。
  • その多くは、敷地境界線でのニオイ監視を行っております。そして一部、ハンディタイプとしてご使用いただいておりますが、排気口でのニオイ連続測定では、今まで納入実績としてはありませんでした。
  • そこで、弊社としては、新しいオプションとして「排気口での臭気監視」を可能とするべく、開発チームが新たなるデオモニオプションを確立。工場での実際の排気臭を用いて、デモテストやトライアルも実施を繰り返しました。
  • その結果、臭気との反応もよく、持続性も確認できたので、ご発注をいただきました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 屋外用ケース。風向風速計。パトランプ連動。電光掲示板での表示。太陽光システムを用いたソーラーバッテリーシステム。モバイルバッテリー複数台を用いたシステム。ハンディタイプ。と続々とオプションが開発される中で、ついに排気口における排気監視ユニットも完成されました。
その他補足感想など
  • 弊社がメーカーとして開発した、臭いセンサー「deomoni」は、発売以来、日本の工場およびタイの工場にて、あっという間に100件をこえる納入実績をいただくことができました。
  • ニオイセンサーやハンディタイプの臭気測定器は従来より、たくさんあったのですが、敷地境界線に常設して、定点観測できるニオイセンサーはあまりありませんでした。
  • 弊社デオモニは、無線方式を採用したために、広大な工場の敷地境界線の東西南北といった箇所へ、配線工事の必要がなく(有線ではないので)、工場の排気口から拡散する臭気の24時間365日の連続臭気モニタリングを実現することができました。
  • このデオモニは、多くの工場様でご愛用いただくと同時に、工場の環境管理のご担当者様や、工場の臭気対策のご担当者様、そして工場関係者の皆様から、「こういうシステムを組めないかな?」とか、「こんなオプションがあったら即導入しますよ」とか、「電源の供給が難しいけど何か考えてくれないかな」といったご要望を日々、頂戴しまして、お客様のリクエストやご質問、ご要望やご希望とともに、どんどん進化しているのが特徴です。
  • いわば、少年漫画にあるような、ドラゴンボールであったり、ワンピースのような、成長の軌道を描いているのが、最大のスゴさであると、お客様に感謝しておる次第です。
  • しかも、多くのお客様は、上場企業であったり、誰もが名前を聞いたことのある大企業様。1つの工場に導入いただくと、「それいいね」と社内の勉強会やネットワークで広まりまして、他のグループの工場や、別拠点の工場でも導入をしていただいたり、日本とタイの全工場で臭気監視システムを導入いただいたりと、お役に立てるシーンが増えていっております。
  • そして今回の、「排気口での常時ニオイ監視」についても、やはりお客様からのお問い合わせがきっかけとなり、弊社と工場様と二人三脚にて、オプションの開発が進められて行きました。
  • 弊社の技術開発チームも、ラボで何度もテストを重ねまして、強い臭気を捕集する排気口における臭気センサーという難題をクリアしていきました。
  • 工場の排気臭や、排気口での臭気モニタリングや、24時間365日の臭気監視ニオイセンサーに関することでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
デオモニイメージフロー デオモニ排気監視ユニット
     

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消臭剤噴霧システムのダクト工事


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種別

脱臭装置の設置工事

担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2022年2月15日
対応先等
産業工場
概要
消臭剤噴霧システムのダクト工事(工場の排気臭対策)
状況等
  • 弊社では、工場の排気臭の脱臭対策を実施するときには、臭気のコンサルテーションからスタートしております。
  • そして、臭気の現状把握を実施させていただいた上で、工場様の脱臭する目的(悪臭防止法の条例遵守なのか、あるいは近隣住民様からの悪臭苦情解決なのか、はたまた自主的な規制やモラル等からの対応なのか等々)に応じて、脱臭方法をご相談しながら進めております。
  • 一番簡易的に実施させていただくときは、工場の製造場所から発生する臭気を吸引し、それを排気ダクトと排気ファンで集めて、屋上とか敷地で排気する中で、その排気ダクト内で消臭剤をスプレー噴霧する方法です。
  • その場合は、既存の排気ダクトがあればそこに消臭剤の噴霧システムを設置しますし、接触時間が十分ではなければ、排気ダクトの延伸工事などもお引き受けしております。
  • あるいは、接触ボックスを排気ダクトの中間時点や排気の最終箇所に設置する場合は、大きなBOXを据え付ける工事も対応しております。
  • もちろんスクラバー脱臭装置などの機械器具も設置工事を対応しております。
対応内容
  • 乾式脱臭装置では、弊社で最も多い工場用脱臭装置として「デオキーパー」脱臭装置があります。現場に応じて、標準仕様の3サイズを中心に、必要に応じてスペック以外のものももちろん、弊社にて設計を行います。設計したものは、弊社の協力製造工場にて完成品となります。弊社の担当と技術が完成検査後、お客様の工場へ納品。設置工事は弊社でも対応しますが、多くのケースではお客様にて据え付け工事を実施。効果測定を弊社で実施するケースが多くございます。
  • 湿式脱臭装置では、弊社で最も多い工場用脱臭装置として、「デオミスト」脱臭装置があります。現場に応じて、既存の排気ダクトに穴を加工して噴霧ノズルを設置。別途設ける消臭剤噴霧ユニットから消臭剤をスプレーして排気臭を消臭する方法があります。この場合は、ユニットからスプレーまでの薬剤やエアーの接続工事などを弊社で実施します。
  • その他、例えば厨房排気用脱臭装置「ゼオガイア」であったり、ゴミ置き場用脱臭装置「酸素クラスター除菌脱臭装置」などもございますが、これらは原則、納品のみとなっております。ニオイセンサーdeomoniは、電気工事以外は弊社でも対応可能です。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • 機械器具設置工事
  • 管工事
  • 建設業
対応後の状況等
  • 上記のように、脱臭装置や消臭剤噴霧システムなどを設置していくために、設計から製作、製造、施工まで一気通貫で(もちろん部分的だけでも)対応できる体制を弊社では、弊社及び関係協力業者とのコラボレーションで、実現しております。
その他補足感想など
  • 弊社のような脱臭屋であっても、脱臭に伴う工事というのは、いろいろなシーンや分野で必要となって参ります。
  • 例えば、脱臭作業。火災後の焼き焦げ臭を脱臭する場合、ススの除去工事が必要ですし、カビ臭を対策する場合は、除カビ工事や防カビ施工が必要となります。これらは、弊社臭気判定士や臭気対策コンサルタントが実施するケースもありますが、基本的にはオペレーターを担当し、実際の作業は協力会社様とともに実施するケースが多くあります。
  • その一方で、工場に脱臭装置を設置する、ですとか、工場の排気ダクトに消臭剤噴霧用の排気ダクトを設置するですとか、あるいは病院の病理検査室などのホルムアルデヒド濃度対策で、共生エアフローユニットを設置する、などではそれなりの規模になって参ります。
  • よって当然、弊社では、機械器具設置工事業および管工事業という建設業の許認可を得ておりますし、臭気判定士はもちろんですが、それ以外でも管工事施工管理技士であったり、作業環境測定士、電気工事士なども常駐しております。
  • さらに、湿式脱臭装置の場合は、細かいミストや、大量の水(消臭剤、排水)を使用しますので、わずかな隙間程度でも、水漏れが発生してしまったり、消臭剤の供給がうまくいかなかったりします。そのため、こういう施工に関しては、弊社の熟練したメンバーで実施するケースが多くありまして、そこに、ダクト工事、電気工事、などの専門職パートナーと協力して、現場対応にあたっております。
  • これが数千万から億単位の規模になってきますと、多くの期間と人数をかけて、お客様、弊社、関係業者みなで、脱臭装置の設置工事をプロジェクト化して完成を目指していくことになります。
  • 一人一人が、役割をある程度理解していて、ボルトの締め一つ、細かい部品のチェック一つ、修正箇所や漏れチェック、などまで手を抜かず、工程と図面にそって仕上げていくのです。
  • 脱臭装置の設置に伴い、設計から製造、施工からアフターチェックまで全てを任せたい、から、工事はできるから2次部分はお願いしたい、等、まで幅広くご要望に応じております。工場の臭気対策でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ、ご相談下さい
 
     

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業務用消臭剤のテスト(産業工場向けの消臭剤)


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種別

工場の排気臭対策(産業工場向けの消臭剤)

担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2022年2月4日
対応先等
産業工場(工場の臭気対策)
概要
業務用消臭剤のテスト
状況等
  • 弊社の業務用、産業用の消臭剤として、デオドプロシリーズがあります。
  • 主な用途は、工場の臭気対策に使用しております。
  • 最も多い利用方法は、各製造工程における排気臭対策です。
  • 消臭剤は弊社脱臭装置に組み込まれて、いろいろな方法で噴霧されます。
  • 例えば、インジェクションスクラバー脱臭装置の消臭剤として入ります。
  • 他にも、ハイブリッドスクラバー脱臭装置でもたくさんの納入実績があります。
  • 最も多いのは、排気ダクトの途中に消臭剤噴霧BOXを設置して、その中で消臭剤をスプレー噴霧する、ダクト内スプレー噴霧システムです。
  • 弊社でいう、デオミスト型の脱臭システムとなります。
  • 他にも、有機溶剤の臭気を低減するための、塗装ブース向けの消臭剤であったり、臭気の質をかえるような薬剤、あるいは油汚れを除去するような薬剤もラインナップしております。
  • そんな中で、弊社としては、VOC臭気の消臭剤として、さらに高い消臭効果を出せるような消臭剤の開発にも日々、取り組んでおります。
対応内容
  • 有機溶剤系の排気臭に対する消臭というのは、従来、難しいものです。
  • 特に、湿式による脱臭装置では、しっかりとした脱臭効果が得られにくいところでした。
  • 湿式脱臭方式における脱臭効率を求める方程式としては、
    脱臭装置の接触効率 × 消臭剤の消臭効果」 で表されると弊社では考えております。
  • 例えば、スクラバー脱臭装置で、弊社のようなインジェクションフィルターを用いますと、90%以上の気液接触効率を得られることも可能になります。
  • しかし、肝心の消臭剤が、VOC系臭気に70%ほどしか消臭効果を発揮しないとなりますと、
    「90% × 70% = 63%」の脱臭装置というか、消臭装置ということになるわけです。
  • 弊社では、この両方の効果をいかに高めていけるか、を日々研究し、開発しております。
  • インジェクションスクラバーも、内部構造の改良や、インジェクションフィルターの進化を日々、続けております。
  • そして消臭剤についても、OSR機能水という消臭剤を日々、テストして進化させております。
装置などの名称/分類
  • 工場の排気臭対策
  • 排気臭気の消臭剤
  • 産業用業務用消臭剤
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 先日も、弊社の大阪ラボに、チームケミストリーが結集しまして、DeodoPro(デオドプロ)の消臭剤改良テストを実施しました。添加剤の調整や、接触率ごとの消臭効果など、諸々の条件で各パターンの効果検証を実施。少しでも多くのご要望にお応えするべくイノベーションを続けております。
その他補足感想など
  • コロナ禍が長引いておりますが、日本国内の工場の臭気対策はもちろん、タイの工場の臭気対策でも、それなりにお問い合わせやお引き合いを頂戴しており、大変ありがたい状況です。
  • やはり弊社共生エアテクノが、消臭や脱臭、臭気対策脱臭装置ニオイセンサーのプロフェッショナルとして、お客様から必要としていただけること。必要としていただけるお客様のお役に立てること。これが最大の社会的存在意義です。
  • そのためには、弊社がイノベーションしていかなければならない方向性は、そういうお客様のお声やご要望、そして求められるスキルなどにヒントが隠されていると思っております。
  • よって、弊社では現場主義をモットーとし、コロナ禍でも極力、工場様へ訪問し、実際に現場を確認させていただいております。
  • それは、ニオイという、オンラインミーティングでは実際に嗅げない、伝わらないというものが相手であるということにも関係してきます。
  • 消臭剤は現状、消臭剤そのものは無臭のもの。そして消臭効果の高いものが当然、好まれますが、ニオイの種類がたくさんある中で、弊社では1種類の消臭剤で全てが対応できるとは当然、考えておりません。
  • そのためにDeoproシリーズでは、基幹となる酸化機能水という消臭剤だけでも、添加剤を各種用意しており、ニオイの強さや質に応じて濃度やタイプを調合しながら対応しております。
  • そして高分子系消臭剤は、弊社はメーカーではなく、代理店として仕入れと販売しておりますが、こちらも単なる販売ではなく、マッチングテストも実施しますし、フィールドテストでもスプレー噴霧なりスクラバーなりのデモテストを弊社脱臭装置と組み合わせて、最適解を導けるようにしております。
  • そこに今回のOSR機能水を数種類、ラインナップに加え、反応マスキング剤をはじめ、いろいろなラインナップを日々、加えるべく対応しております。
  • 工場の臭気対策でしたら、日本およびタイに関しては、弊社共生エアテクノまでお問い合わせやご相談をいただけましたら幸いです。
 
消臭剤の開発
消臭剤の開発
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