投稿者「kanri-nishiyama」のアーカイブ

月数回程度の製造時の排気臭対策(デオキーパー脱臭装置)

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種別

工場の排気臭対策

担当(著者)
臭気判定士 中丸晴樹
提出日付
2020年12月18日
対応先
製造工場様
概要
月数回程度の製造時の排気臭対策(デオキーパー脱臭装置
対応前の状況
  • 今まで、いろいろな工場からの臭気対策脱臭装置、臭気測定や臭気モニタリングの対応をさせていただいている。
  • その中で、脱臭装置という選定となると、大きくわけて弊社では湿式と乾式のご提案が可能である
  • 湿式ではスクラバー脱臭装置や消臭剤スプレー噴霧システム/デオミストといったご提案ができ、乾式ではデオキーパー脱臭装置がご提案の主軸となる。
  • 特に、生産設備の中でも、24時間とか365日の稼働ではなく、月に1回とか2回といったペースだけど、それを製造するときには強い臭気であったり、高い臭気濃度が発生するというケースの対策をお手伝いさせていただくケースでは、圧倒的にデオキーパー脱臭装置が向いており、現在でも複数件にて、納入決定の製作中であったり、テスト等の実施を行っている。
対応内容
  • 小風量でも大風量でも、工場での製造時のみの排気臭の脱臭装置としては、デオキーパー脱臭装置は大変使い勝手のよいものとして、お客様から喜ばれている。
  • まず、脱臭素材が「活性炭」を用いるため、しっかりと接触時間とか接触量、あるいは活性炭の種類とか積載方法、そしてファンの選定や脱臭装置を設計すれば、確実に初期性能は発揮できるものである。
  • それでも弊社では、デオキーパーに関しては、お客様から不要と言われる場合をのぞき、脱臭効果をデモテストにて検証してから、実機の脱臭装置をご提案するようにしている。
  • それから、製造が月に1回とか数回の場合は、活性炭を入れる必要がないし、小風量であればキャスターをつけておいて、脱着させる移動式としても対応する事ができる。
  • 製造する時のみ、活性炭を投入し、製造が終わればそれらを廃棄する。そして次の製造時にまた、活性炭を投入するという手間のみで済む。
  • 湿式だとどうしても排水処理が必要となり、排水処理設備をもたない工場などでは特に、活性炭やゼオライトを用いた弊社デオキーパーはご依頼いただくケースが多い。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
施工後の状況
  • ある程度、稼働状況が連続するケースでは、活性炭の寿命も想定し入れ替え頻度もざっくり想定したうえで実機を進めていく。月に数回とかの場合は、都度、製造時に活性炭を詰めていただくケースが多い。実機は現場のスペースや作業性、臭気の強さ等で設計を行っている。
その他補足感想など
  • 過去のケースでは、ほぼ24時間365日の稼働をされている製造工場の製造ラインにおける排気臭対策としてのデオキーパー導入ももちろんたくさんある。
  • そしてそれと同等あるいはそれ以上の需要と納入件数を頂戴しているデオキーパー導入現場が、今回ご紹介させていただいたような、月に1回とか2回といった低頻度での、製造ラインの稼働時に、強い臭気だったり、不快度の高いニオイが発生する工場の脱臭装置対策である。
  • そのような不定期のケースでは、その時のみ、脱臭ができればよいわけで、普段は常設物としての脱臭装置は不要どころか邪魔にもなりかねない商品である。
  • 弊社では当然、湿式であるスクラバー脱臭装置もご提案可能だが、水を大量に貯水し使用するため、常時使っていて、なおかつ排水設備に余力があればよいが、そうではない場合は工場様にとって使い勝手の悪い脱臭設備になってしまう。
  • 同じく、湿式のデオミストタイプや排気ダクト内での消臭剤スプレー噴霧システムもご提案可能であり、これらは使用するときのみ、スプレーを噴霧すればよいので、月数回の製造等でも十分対応できる。しかし消臭効果には限界があり、高い臭気指数であったり、近隣からの悪臭苦情対策にその時のみ対応したいというケースでは、目的とする脱臭効率に到達できない可能性が高い。
  • そういった意味では、活性炭を脱臭素材として用いるデオキーパー脱臭装置は、テストでの確認の上で初期性能として高い脱臭効果が期待できるし、脱臭原理も吸着法という事でシンプルかつ明快であるため、お客様から「デオキーパーでお願いします」とご指定いただくことも多くなっている。
  • 今、簡易的な小型消臭剤噴霧ユニットも開発中であり、それらも完成次第、弊社HPブログ等でご紹介していくので、お客様や工場の目的にあった脱臭装置をより幅広く、ご提案できるような体制を整えていく。
  • 工場の脱臭装置臭気対策ニオイセンサーによる臭気モニタリングシステム等でしたら、まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
脱臭装置の デモテスト
活性炭脱臭装置デオキーパー
 

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漏水によるカビの対策

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種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2020年12月9日
対応先
某飲食店
対応前の状況
  • 某飲食店において、上階からの漏水が発生してしまった。
  • 当該店舗の責任ではなかったが、漏水の影響により、カビが発生してしまった。
  • 店舗内では、カビが目視でもわかるくらい繁殖しており、カビ臭も室内環境や外部環境の影響等によっては感じられるケースがあった。
  • 管理会社様や建築設備会社様にて、漏水についての問題はしっかり解決されたが、カビについては専門業者に依頼ししっかりカビを取り除いておこうという事になった。店舗は飲食店であり、カビ臭は当然、飲食にご来店されるお客様にとって悪い印象を与える可能性が高く、カビ菌が舞う状況では、衛生環境にも当然、悪影響が予想されるためであった。
  • 平素より建築設備にて脱臭装置や脱臭作業でもお付き合いのある弊社共生エアテクノにお問い合わせをいただいた。
対応内容
  • 早速、弊社臭気判定士が本件の対応にあたった。
  • カビに関しては、弊社では、カビ菌の菌数測定や、カビ菌の菌種同定といった分析試験もお引き受けしているが、今回の件ではお客様のご要望により、まずはしっかりとしたカビ菌の退治を優先されるとの事であった。
  • その為、弊社では、除カビ作業を目的としたお見積書をご提出し、それにて正式にご依頼を頂戴した。
  • 日程を調整し、弊社からは臭気判定士2名にて、除カビ専用の薬剤や、それらを噴霧する道具等一式を整えて、現場へ伺った。
  • 店舗内のカビ菌の繁殖部分のチェックと、カビ臭のチェック等を行ったのち、カビ除去作業の段取りを行い、一気に作業を進めていった。
  • 薬剤が届きにくい部分もあったため、それらにもしっかり除カビ剤を当てながら作業は無事、終了した。
装置などの名称/分類
施工後の状況
  • 飲食店舗であり、照明や内装等を傷つけないようにしっかり養生して、カビ対策の工事を行った。カビを除去する薬剤がしっかりとカビ菌と接触するように、薬剤噴霧作業も一度だけではなく、二度行い、さらに薬剤が届きにくい部分は徹底して除カビ剤を噴霧した。
その他補足感想など
  • 弊社は2003年の創業以来、消臭や脱臭といった、臭気に関するのみを業務として行って18年目の臭気対策専門会社である。
  • そういった空気環境という意味では、菌というのも当然、ニオイの発生源となるわけで、その中でもカビというのは、一般のご家庭でも当たり前のように存在しており、飲食店や宿泊施設といった有人空間にも、何もしなくてはカビが発生したり、カビが目視できなくてもカビ臭が気になったりというケースは発生している。
  • 臭気というのは、よほど高い濃度になるとか、一部のホルムアルデヒド等の有害物質を除けば、我々が日常生活において、そこまで生活に支障をきたすことはない。もちろんシックハウス等での化学物質であったり、悪臭防止法の規制値をこえるような臭気、あるいは住民同士のトラブルになるようなニオイ(タバコとか調理臭、強すぎる香料臭等)の場合は別であるが、やはりそれらにしても、どちらかといえば通常ではないケースが多い。
  • その一方で、カビというのは、人体に有害になるケースもあり、特に小さなお子様やご高齢の方にはダメージをより多く与える可能性もある。
  • その為弊社では、カビ対策業務の一つとして、カビ菌の菌数測定を行い、その環境でのカビ菌の量が人体に有害なのかどうか等の分析も、専門の第三者機関と提携して実施している。
  • また、カビの菌種を同定する試験も実施しているが、こちらはあまりご依頼としては多くはない。確かに菌種がわかっても、弊社のお客様にはあまり意味がないからである。
  • 最も多いご依頼は、しっかりと除カビと防カビの工事を実施していただければそれで充分、という内容であり、弊社ではオールシーズン、カビ対策業務は主要業務の一つとなっている。
  • これからまた空気が乾燥し、加湿器と暖房にて結露からのカビ発生も多くなる季節である。カビに関するお問い合わせでしたら、弊社共生エアテクノまでどうぞ。
除カビ剤/防カビ剤噴霧
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シュールストレミングのニオイ

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担当(著者)
臭気判定士 シックハウス診断士 松林宏治
提出日付
2020年11月27日
対応先
概要
ロケに行っていろいろなニオイを判定する
対応前の状況
  • 世界一クサイ食べ物は何ですか?と問われたら、皆さんは何をイメージするだろうか?
  • フルーツではドリアンがあったり、魚介類ではくさやがあったり、あるいは臭豆腐などを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれない。
  • しかし当たり前の事だが、「嗅いだことのない匂い」は想像すら難しく、おそらくは何かしらを思い浮かべた方は、高い確率でその食品を食べた経験があるのではないだろうか。つまり、食べてその食品のニオイを嗅いだことで、ニオイが味や見た目とともに記憶にインプットされているということだ。
  • つまり、「ニオイは嗅がなきゃ覚えられない」わけで、普段の業務における嗅覚トレーニングも現場でたくさんいろいろなニオイを嗅いで、記憶に入れていくという方法になってくる。
  • そして今回、また新しい匂いの記憶のチャンスが来た。
対応内容
  • 弊社では、過去多数のテレビをはじめラジオ雑誌、新聞web等メディア対応を行ってきているが、今回のテレビ局からのご依頼は、「世界一クサイ食べ物の臭気判定」であった。
  • そう、それは「シュールストレミング」。ニシンの缶詰(正確にいうと缶入りの食べ物であり缶詰という表記はできないらしい・・殺菌等の処理の関係とか)の開缶イベントがある為、そこにテレビスタッフと臭気判定士がロケにいき、臭気の判定を行うというもの。
  • そのちょっと前には、「水曜日のダウンタウン」にて、「動物園にはスカンクの屁よりもクサイものまだある説」にて、たくさんクサイものを嗅がせていただいたこともあり、今回も貴重なロケであった。
  • 測定方法については、三点比較式臭袋法も勘案できたし、ガス成分をガスクロ等で分析する方法もあったが、諸条件を制作スタッフと打ち合わせして、①臭気判定士の嗅覚による官能評価、②ポータブルニオイセンサーPOLFAによる臭気強度評価・・の2つとした。
装置などの名称/分類
  • 食品から排出される臭気の判定
  • テレビ局のロケにて臭気判定士による臭気調査
  • シュールストレミングの臭気測定
装置等の紹介
施工後の状況
  • シュールストレミングのニオイ。臭気判定士の嗅覚による官能評価では、6段階臭気強度と臭気の質の判定を行った。酪酸、プロピオン酸、アンモニア、アミン、メチルメルカプタン、硫化水素・・。ニオイセンサーのPF値も、相当高い臭気強度であることを表示していた。
その他補足感想など
  • 弊社では、大きな工場や生産施設、タイやベトナムの水産加工工場等まで、日々、非日常にしかないような、強い臭気レベルを嗅ぎ、臭気判定や臭気コンサルテーション、そして脱臭対策や消臭対策を行っている。
  • その為、今回のロケにおいて、シュールストレミングが開缶された時、大勢の来場者が、風に乗って漂ったシュールストレミングの臭気を嗅いで、「おえっ」となっておられたが、弊社の臭気判定士としては、冷静にその臭気の強さや質を嗅いで判別していた。
  • とはいえ、あの小さな缶入りの食品から、ここまで強い臭いが発せられているのは正直、想像以上であり、素直に驚いた。
  • もちろん、日常業務での臭気調査や臭気測定と同じく、シュールストレミングの臭気も嗅げたことはまた一つ、新しい匂いをインプットできる貴重な機会となった。
  • その前には、「水曜日のダウンタウン」という番組にて、動物園にはスカンクの屁よりもクサイもの、まだある説」のオンエアーがあり、そのロケのために動物園へ行き、飼育員の方々自慢?の「これは臭い!」というものを嗅がせていただいたばかりだった。
  • 今回のシュールストレミングについても、「シュールストレミングよりもクサイもの、まだある説」として、ドリアンやくさや、臭豆腐などと嗅ぎ比べ測定をしてみるのも興味深いと感じた。
  • いずれにせよ、テレビのロケのご依頼があり、それが今まで嗅いだことのないニオイであったり、なかなか嗅げないようなニオイであった場合は、極力、ロケをお引き受けして、ニオイを嗅ぐことで、ニオイの記憶の引き出しを増やすようにしている。
  • 工場の排気臭対策脱臭対策はもちろん、臭気調査カビ対策、そしてテレビラジオといったメディアのニオイ関連の企画まで、ニオイに関する事でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
テレビ出演
シュールストレミングの臭気判定
 

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