投稿者「kanri-nishiyama」のアーカイブ

簡易噴霧ユニットの技術

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種別
脱臭装置の開発
担当(著者)
臭気対策コンサルタント 開発技術担当 吉田博満
提出日付
2021年1月15日
概要
消臭剤噴霧装置のシステムについて
対応前の状況など
  • 弊社共生エアテクノでは、しっかりとした脱臭装置として、湿式にて消臭剤各種を組み合わせて利用できるタイプをご用意している。
  • 具体的には、最新機器であるインジェクションスクラバー脱臭装置があり、ハイブリッドスクラバー脱臭装置とともに、高い脱臭効率や臭気除去率を発揮する。
  • これらに加えて、デオミストというタイプの湿式消臭システムも発売しており、これらは縦型や横型等、工場の消臭装置を設置するスペースや風量、その他各種条件に応じて様々なタイプをご用意する事が可能である。
  • そしてさらには、湿式を用いた脱臭装置としては、消臭剤を噴霧するユニットもあり、今はそれらをさらに、バージョンアップさせるべく、2021年度の開発がスタートしている。
対応内容
  • まずは、消臭剤のシリーズとして、弊社のオリジナルブランド「デオドプロシリーズ」から、酸化機能水についてのバージョンアップを開発を勘案している。
  • 具体的には、酸化機能水の肝となる部分の、ミキシング技術を高めていきたいと、添加剤の部分の開発と、ミキシング部分の新部材の検討となっている。
  • 開発チームにて、大阪ラボでのテストを実施し、各種データを蓄積していく中で、トライアル&エラーを繰り返しながら、商品としての導入の可否を判断していく。
  • また、その消臭剤シリーズを、もっともっと簡易的に対象臭気にスプレーしたい!というお客様や工場様のお声を多く頂戴することから、超簡易的な噴霧ユニットの開発も、鋭意進めていくことになっている。
  • これは、今までの噴霧ユニット、デオミストのようなチャンバーボックスもなく、本当に消臭剤のスプレー噴霧ができるところまでの簡易ユニット方式となる。
  • もちろん必要に応じて、弊社でのデモテストや、消臭効果の判定テストの実施は対応可能だし、いやいや、それすら不要という場合は、噴霧ユニットのみを購入していただけるようなお手軽なセットにて販売できるように、設計や仕様を進めている。
  • その他、脱臭フィルター類の整備やら、ニオイ監視システム「deomoni」の追加オプションなど、2021年(令和3年)も、弊社技術開発チームは日々是研究と開発を実施していく。
装置などの名称/分類
  • 消臭剤の簡易噴霧システム
  • 脱臭装置の開発
  • 消臭システムの設計
装置等の紹介
対応後の状況
  • いかに素晴らしい脱臭装置や消臭システムを開発しても、お客様のニーズと合わなければ意味がない。お客様の声や要望をヒントに、いかにお客様から必要としていただける脱臭装置や消臭剤を開発していけるか、臭気対策を通じてお役にたてるものを常に開発していく。
その他補足感想など
  • 弊社では毎月、100件前後の新規お問い合わせを頂戴しており、それらは一般のご家庭の異臭調査や悪臭発生源調査といったところから、大きな工場の排気臭の対策や病院のホルムアルデヒド管理濃度対策といったところまで、幅広い。
  • いずれにせよ、弊社は2003年(平成15年)の創業以来、ニオイ・・といっても、臭気や悪臭といった方面の臭い(匂いではない)のみに特化して、臭気の専門業者としてやってきたクサイに挑むプロフェッショナル集団である。
  • そして今年、2021年(令和3年)を迎え、18年目となった弊社共生エアテクノは、「臭気対策を通じて、ニオイで困っているすべての人や工場、企業に貢献していく」という軸となるミッションを一切変える事なく、それでいてその方法やシステムはどんどん変化し、新しい商品やサービスを導入することで進化させながら、今もなお、日々是研究、日々是開発というベンチャー魂を忘れず、取り組んでいる。
  • 今回の、簡易噴霧ユニットも、開発チームとしては本音を言えば、取り組みたくはないシステムと言っても過言ではなかった。理由はいろいろあるが、弊社としては脱臭のプロとしての仕事を遂行したいというのが根底にあるからだ。
  • しかし、マーケットの声、これは日本の工場でも、また、タイの工場でもそうなのだが、「まずは簡易的に消臭剤を噴霧してみたい」といったご要望が多くあり、あるいは「ステップを踏んでやっていきたいので、最初は簡易的に排気ダクトの中でスプレー噴霧してみたい」といったリクエストが多くあった為、弊社としては日本及びタイのマーケットから必要としていただき、お役に立てるように、新規開発に着手することとなった。
  • 大掛かりなスクラバー脱臭装置から、小型や簡易的なシンプル設計のものまで、弊社では少しでもこの世の中から必要としていただけるよう、臭気対策業務に邁進しております。ニオイに関するご相談でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
消臭剤噴霧装置開発過程
消臭剤噴霧装置開発過程
消臭剤噴霧装置開発過程
消臭剤噴霧装置開発過程
 

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焼き焦げ臭の臭気判定(火事後の臭気除去と残存臭気確認)

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種別

火災後の臭気測定

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2021年1月6日
概要
建物内の火事後の残存臭気確認
対応前の状況など
  • 冬になると大変乾燥するようになり、建物では火事や火災といった災害も発生しやすくなる。
  • 弊社では火事や火災が発生してしまった建物、新築でも既設でももちろん、戸建て住宅やマンション、オフィスビルから倉庫や宿泊施設等々、毎年多くの火事のあとの消臭対策や火災後の脱臭工事を対策させていただいている。
  • また、不幸にも火災が発生してしまうと、焼き焦げ臭の発生源となるススも大きな問題となり、当然、煤除去の作業請負も弊社が対応するケースもある。
  • さらには、火事のあとの問題点の一つとしては、ダイオキシンの残存もあるので、ダイオキシンの測定もご依頼があれば第三者機関にて測定している。
  • もちろん、臭気の測定や判定といった業務も実施させていただいている。
対応内容
  • 火災が発生してしまった現場の対応としては、まずはお問い合わせを頂戴して、簡単にお電話等でヒアリングをさせていただいた後、大枠の条件が合うようであれば、一度は現地調査にお伺いさせていただく。
  • そして実際に現場を確認し、ススの状況や焼き焦げ臭の状況、そして消臭工事の範囲や施工の際の注意点等をお打合せの上、正式なお見積書を提出させていただく。
  • 正式にご依頼を頂戴できたら、まず煤除去工事からスタート。(工程に入らない場合は弊社の請負範囲外となるがそのケースでも問題なく脱臭工事はお引き受け可能である)
  • しっかりとこびりついたススを削っていくことで、粉塵まみれになりながらも、確実に焼き焦げ臭の臭気発生源を取り除いていく。
  • その後、躯体等に付着してしみ込んでいる焦げ臭を脱臭していく。これはオゾン脱臭装置と特殊な消臭剤、そして添加剤を用いて、数日~数週間かけて脱臭作業を行っていく。
  • ご依頼内容によっては、ビフォアーアフター、あるいはアフターのみ、ダイオキシンの濃度測定を実施するが、弊社の実績としてはあまりご依頼されるケースは多くない印象である。
  • もちろん弊社の熟練した臭気判定士の嗅覚による官能評価と、ニオイセンサーを用いたビフォアー、アフターの臭気強度測定はほぼ必ず、実施させていただく。
  • ケースによっては臭気強度測定のみで済んでしまう現場もごくまれではあるが存在する。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
施工後の状況
  • 火事のあとの焼き焦げ臭気というのは、意外とのちのち、そのニオイが再発してくるケースも可能性としてはあるため、表面上の簡単な清掃と換気にて一旦、ニオイがなくなったように思えても、しっかりとして脱臭工事や消臭対策を行っておくことをおすすめする。
その他補足感想など
  • 弊社では、毎年複数件の、火災発生後の脱臭作業をお引き受けしている。
  • 現場によっては、火のまわりが広範囲にわたるため、どこまで脱臭作業をするべきか、その為の臭気判定から実施していくケースもある。
  • また、戸建て住宅やマンション等では、近隣住戸の火事による焼き焦げ臭が自宅にも侵入することで、それらが臭気として強く脱臭する必要があるのか、あるいは気にならないレベルなのか等を、臭気判定の専門家に依頼するケースもあり、弊社ではそのような臭気の判定業務も対応している。
  • いざ、脱臭作業となれば、臭気判定士あるいはニオイセンサーによる、ビフォアー&アフターの測定を実施し、脱臭作業の効果をしっかり確認してからお引渡しするようにしている。
  • 臭気対策の専門業者による脱臭作業を実施し、臭気確認までとれているという報告書を作業終了後にご提出することで、建築側も、施主側も、安心していただけるようで、御礼のお言葉をたくさん頂戴できるのは何よりの喜びだ。
  • 煤除去作業などは、サンダーを用いたり、超高圧洗浄を用いたり、あるいは手動にてケレンを行ったりと、ノウハウも実績も経験も必要な作業ではあるが、何よりも粉塵まみれになりながら実施する過酷な作業でもある。
  • 脱臭作業は、一度、脱臭機器類を設置してしまえば、そこまで大変ではないが、オゾンガスの発生量や発生のさせ方、消臭剤の選定や用い方、そしてそれらの効果を高めたり早めたりする促進剤の使い方等、簡単そうで見えにくいオリジナルな脱臭方法が数多くある。
  • そして現場経験豊富な臭気判定士による、臭気の判定や脱臭作業の現場管理、現場対応はお客様に安心していただける最大の材料の一つである。
  • 火事のあとの焼き焦げ臭や火災後の脱臭対策等であれば、弊社共生エアテクノまでご相談下さい。
オゾン脱臭機
消臭剤
消臭剤噴霧
臭気判定士による判定
 

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令和2年度 嗅覚測定法精度管理

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種別

嗅覚測定法

担当(著者)
臭気判定士 松林宏治
提出日付
2020年12月24日
記事の対象
嗅覚測定法の精度管理
記事の概要
嗅覚測定法クロスチェック
記事の説明
  • 臭気判定士は環境省管轄の国家資格であり、悪臭防止法によって定められているが、それらは公益社団法人におい・かおり環境協会が司っている。
  • 弊社共生エアテクノにも、臭気判定士が6名在籍しており、悪臭防止法によって定められている嗅覚測定法を現場や弊社ラボ等にて頻繁に実施している。
  • 弊社もにおい・かおり環境協会の法人会員として所属しているが、当協会の主催する大切なイベントの一つに、「嗅覚測定法の精度管理」というものがある。
  • これは年に1回、希望する測定機関が参加し協会から送付される試料ガスに対して、三点比較式臭袋法を行い、その結果を提出する事で、いろいろな多岐にわたる統計が算出され、参加機関の嗅覚測定法の精度が向上されていくというものである。
詳細記事
  • 弊社弊社でもここ数年、このクロスチェックイベントに参加している。(去年、令和元年のみ、担当である私、松林が申し込みを忘れてしまうという失態があり不参加であった・・)
  • 今年(令和2年)は忘れず申し込みを行い、無事、11月下旬にお題目となる試料ガスと諸々一式を拝受した。
  • 今回はなんと、環境法を用いるというお題目であった。これは、敷地境界線等で採取した薄い臭気の臭気指数(臭気濃度)を算出するときに用いられる公定法であり、通常の公定法に比べて、計算方法とか測定のやり方が特殊である。というか、圧倒的に測定する検体数が少ないので、オペレーターが慣れていないだけということでもある・・。
  • 弊社臭気判定士と、一部パネル員(嗅覚検査に合格したパネラー)を集めて、三点比較式臭袋法のクロスチェックを実施した。
  • 試料ガスを10倍に希釈し、測定用試料ガスの調製を行う。これには、30Lの採取袋が用意されており、ここから合計3回の測定を実施する為、大切に取り扱う必要がある。
  • オペレーターの臭気判定士は、実際、弊社脱臭装置とか臭気コンサルテーションの現場でも簡易法のオペレーターを担当する事が多く、年間数10件~100件以上を毎年実施するベテラン臭気判定士とした。
  • 想定通り、3回のテストを実施。書式に纏めて協会へ提出した。
装置などの名称/分類
装置などの紹介
  • 公益社団法人におい・かおり環境協会
  • クロスチェック
  • 嗅覚測定法精度管理
効果など
  • 弊社の受付番号が300番台であった為、少なくとも300機関以上が参加していると思われる。それらの結果からいろいろな統計データが算出されるため、毎年、1月頃に開催される統計結果と分析傾向の研修会は大変有意義であり、弊社の測定精度向上にも役立てている。
その他補足感想など
  • 通常の公定法では、嗅覚測定法は三点比較式臭袋法が用いられ、これはオペレーターとして臭気判定士が責任者となり、嗅覚試験に合格したパネルと呼ばれる嗅覚試験員を最低6名に担当していただく。
  • この6名の嗅覚にて、希釈倍率等で臭気判定士が検体を作成したものを嗅いでいく。3つの袋のうち、1つだけにニオイが入れられており、残り2つは無臭空気となっている。この臭気が入れられた袋がどれかを当てられたら、どんどん希釈倍率を薄めていき、6名全員が外すまでこの作業が続けられていく。
  • 嗅覚試験に合格しているからといっても、正常な嗅覚を有しているだけであり、やはりどんな人間でも嗅覚の感度や精度、得意不得意とかその日の体調等によっても変わってくる。よって、この測定法では、上下カットを行い、残り4名の平均値をもって臭気指数(臭気濃度)を算出することとされている。
  • 今回の精度管理では、環境法であった為、〇と×で表示してもらう方法となる。つまり6名が全部正解だと、正答率がどうなって、それが次の希釈倍率を決め、そこから正答率が導き出され、それらを割って足して・・・という計算式の結果、臭気指数が算出される。
  • いずれの場合でも、これらは大変な作業であり、人も多く必要となり、場所もなるべくニオイがなく、温度や湿度もコントロールされていなくてはならない。さらには専用の測定道具や機材もたくさん必要となるため、なかなか簡単ではない。第一種事業所登録をしているのは、現状では2社だけ(だったと記憶している)。
  • 弊社では第二種の環境事業所登録も実施していないが、スクラバーデオキーパー脱臭装置消臭剤噴霧システムやデオミスト等のテスト時は、必ずたくさんの嗅覚測定を自社測定する。
  • 昨今では、協会の主導にて「簡易法」による嗅覚測定マニュアルが出されており、弊社が現場で実施するのはもっぱらその、簡易法に則って実施している。
  • 工場の排気臭の臭気対策のいっかんとして、まずは臭気測定をして把握だけでもしてみたい、というようなケースでももちろん対応しているので、工場の臭気対策をご検討でしたら、弊社共生エアテクノまでまずはご相談下さい。
クロスチェック用試料
クロスチェック用試料
クロスチェック用書類
クロスチェック実施画像
 

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