投稿者「kanri-nishiyama」のアーカイブ

消臭剤噴霧システムのダクト工事


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種別

脱臭装置の設置工事

担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2022年2月15日
対応先等
産業工場
概要
消臭剤噴霧システムのダクト工事(工場の排気臭対策)
状況等
  • 弊社では、工場の排気臭の脱臭対策を実施するときには、臭気のコンサルテーションからスタートしております。
  • そして、臭気の現状把握を実施させていただいた上で、工場様の脱臭する目的(悪臭防止法の条例遵守なのか、あるいは近隣住民様からの悪臭苦情解決なのか、はたまた自主的な規制やモラル等からの対応なのか等々)に応じて、脱臭方法をご相談しながら進めております。
  • 一番簡易的に実施させていただくときは、工場の製造場所から発生する臭気を吸引し、それを排気ダクトと排気ファンで集めて、屋上とか敷地で排気する中で、その排気ダクト内で消臭剤をスプレー噴霧する方法です。
  • その場合は、既存の排気ダクトがあればそこに消臭剤の噴霧システムを設置しますし、接触時間が十分ではなければ、排気ダクトの延伸工事などもお引き受けしております。
  • あるいは、接触ボックスを排気ダクトの中間時点や排気の最終箇所に設置する場合は、大きなBOXを据え付ける工事も対応しております。
  • もちろんスクラバー脱臭装置などの機械器具も設置工事を対応しております。
対応内容
  • 乾式脱臭装置では、弊社で最も多い工場用脱臭装置として「デオキーパー」脱臭装置があります。現場に応じて、標準仕様の3サイズを中心に、必要に応じてスペック以外のものももちろん、弊社にて設計を行います。設計したものは、弊社の協力製造工場にて完成品となります。弊社の担当と技術が完成検査後、お客様の工場へ納品。設置工事は弊社でも対応しますが、多くのケースではお客様にて据え付け工事を実施。効果測定を弊社で実施するケースが多くございます。
  • 湿式脱臭装置では、弊社で最も多い工場用脱臭装置として、「デオミスト」脱臭装置があります。現場に応じて、既存の排気ダクトに穴を加工して噴霧ノズルを設置。別途設ける消臭剤噴霧ユニットから消臭剤をスプレーして排気臭を消臭する方法があります。この場合は、ユニットからスプレーまでの薬剤やエアーの接続工事などを弊社で実施します。
  • その他、例えば厨房排気用脱臭装置「ゼオガイア」であったり、ゴミ置き場用脱臭装置「酸素クラスター除菌脱臭装置」などもございますが、これらは原則、納品のみとなっております。ニオイセンサーdeomoniは、電気工事以外は弊社でも対応可能です。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • 機械器具設置工事
  • 管工事
  • 建設業
対応後の状況等
  • 上記のように、脱臭装置や消臭剤噴霧システムなどを設置していくために、設計から製作、製造、施工まで一気通貫で(もちろん部分的だけでも)対応できる体制を弊社では、弊社及び関係協力業者とのコラボレーションで、実現しております。
その他補足感想など
  • 弊社のような脱臭屋であっても、脱臭に伴う工事というのは、いろいろなシーンや分野で必要となって参ります。
  • 例えば、脱臭作業。火災後の焼き焦げ臭を脱臭する場合、ススの除去工事が必要ですし、カビ臭を対策する場合は、除カビ工事や防カビ施工が必要となります。これらは、弊社臭気判定士や臭気対策コンサルタントが実施するケースもありますが、基本的にはオペレーターを担当し、実際の作業は協力会社様とともに実施するケースが多くあります。
  • その一方で、工場に脱臭装置を設置する、ですとか、工場の排気ダクトに消臭剤噴霧用の排気ダクトを設置するですとか、あるいは病院の病理検査室などのホルムアルデヒド濃度対策で、共生エアフローユニットを設置する、などではそれなりの規模になって参ります。
  • よって当然、弊社では、機械器具設置工事業および管工事業という建設業の許認可を得ておりますし、臭気判定士はもちろんですが、それ以外でも管工事施工管理技士であったり、作業環境測定士、電気工事士なども常駐しております。
  • さらに、湿式脱臭装置の場合は、細かいミストや、大量の水(消臭剤、排水)を使用しますので、わずかな隙間程度でも、水漏れが発生してしまったり、消臭剤の供給がうまくいかなかったりします。そのため、こういう施工に関しては、弊社の熟練したメンバーで実施するケースが多くありまして、そこに、ダクト工事、電気工事、などの専門職パートナーと協力して、現場対応にあたっております。
  • これが数千万から億単位の規模になってきますと、多くの期間と人数をかけて、お客様、弊社、関係業者みなで、脱臭装置の設置工事をプロジェクト化して完成を目指していくことになります。
  • 一人一人が、役割をある程度理解していて、ボルトの締め一つ、細かい部品のチェック一つ、修正箇所や漏れチェック、などまで手を抜かず、工程と図面にそって仕上げていくのです。
  • 脱臭装置の設置に伴い、設計から製造、施工からアフターチェックまで全てを任せたい、から、工事はできるから2次部分はお願いしたい、等、まで幅広くご要望に応じております。工場の臭気対策でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ、ご相談下さい
 
     

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業務用消臭剤のテスト(産業工場向けの消臭剤)


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種別

工場の排気臭対策(産業工場向けの消臭剤)

担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2022年2月4日
対応先等
産業工場(工場の臭気対策)
概要
業務用消臭剤のテスト
状況等
  • 弊社の業務用、産業用の消臭剤として、デオドプロシリーズがあります。
  • 主な用途は、工場の臭気対策に使用しております。
  • 最も多い利用方法は、各製造工程における排気臭対策です。
  • 消臭剤は弊社脱臭装置に組み込まれて、いろいろな方法で噴霧されます。
  • 例えば、インジェクションスクラバー脱臭装置の消臭剤として入ります。
  • 他にも、ハイブリッドスクラバー脱臭装置でもたくさんの納入実績があります。
  • 最も多いのは、排気ダクトの途中に消臭剤噴霧BOXを設置して、その中で消臭剤をスプレー噴霧する、ダクト内スプレー噴霧システムです。
  • 弊社でいう、デオミスト型の脱臭システムとなります。
  • 他にも、有機溶剤の臭気を低減するための、塗装ブース向けの消臭剤であったり、臭気の質をかえるような薬剤、あるいは油汚れを除去するような薬剤もラインナップしております。
  • そんな中で、弊社としては、VOC臭気の消臭剤として、さらに高い消臭効果を出せるような消臭剤の開発にも日々、取り組んでおります。
対応内容
  • 有機溶剤系の排気臭に対する消臭というのは、従来、難しいものです。
  • 特に、湿式による脱臭装置では、しっかりとした脱臭効果が得られにくいところでした。
  • 湿式脱臭方式における脱臭効率を求める方程式としては、
    脱臭装置の接触効率 × 消臭剤の消臭効果」 で表されると弊社では考えております。
  • 例えば、スクラバー脱臭装置で、弊社のようなインジェクションフィルターを用いますと、90%以上の気液接触効率を得られることも可能になります。
  • しかし、肝心の消臭剤が、VOC系臭気に70%ほどしか消臭効果を発揮しないとなりますと、
    「90% × 70% = 63%」の脱臭装置というか、消臭装置ということになるわけです。
  • 弊社では、この両方の効果をいかに高めていけるか、を日々研究し、開発しております。
  • インジェクションスクラバーも、内部構造の改良や、インジェクションフィルターの進化を日々、続けております。
  • そして消臭剤についても、OSR機能水という消臭剤を日々、テストして進化させております。
装置などの名称/分類
  • 工場の排気臭対策
  • 排気臭気の消臭剤
  • 産業用業務用消臭剤
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 先日も、弊社の大阪ラボに、チームケミストリーが結集しまして、DeodoPro(デオドプロ)の消臭剤改良テストを実施しました。添加剤の調整や、接触率ごとの消臭効果など、諸々の条件で各パターンの効果検証を実施。少しでも多くのご要望にお応えするべくイノベーションを続けております。
その他補足感想など
  • コロナ禍が長引いておりますが、日本国内の工場の臭気対策はもちろん、タイの工場の臭気対策でも、それなりにお問い合わせやお引き合いを頂戴しており、大変ありがたい状況です。
  • やはり弊社共生エアテクノが、消臭や脱臭、臭気対策脱臭装置ニオイセンサーのプロフェッショナルとして、お客様から必要としていただけること。必要としていただけるお客様のお役に立てること。これが最大の社会的存在意義です。
  • そのためには、弊社がイノベーションしていかなければならない方向性は、そういうお客様のお声やご要望、そして求められるスキルなどにヒントが隠されていると思っております。
  • よって、弊社では現場主義をモットーとし、コロナ禍でも極力、工場様へ訪問し、実際に現場を確認させていただいております。
  • それは、ニオイという、オンラインミーティングでは実際に嗅げない、伝わらないというものが相手であるということにも関係してきます。
  • 消臭剤は現状、消臭剤そのものは無臭のもの。そして消臭効果の高いものが当然、好まれますが、ニオイの種類がたくさんある中で、弊社では1種類の消臭剤で全てが対応できるとは当然、考えておりません。
  • そのためにDeoproシリーズでは、基幹となる酸化機能水という消臭剤だけでも、添加剤を各種用意しており、ニオイの強さや質に応じて濃度やタイプを調合しながら対応しております。
  • そして高分子系消臭剤は、弊社はメーカーではなく、代理店として仕入れと販売しておりますが、こちらも単なる販売ではなく、マッチングテストも実施しますし、フィールドテストでもスプレー噴霧なりスクラバーなりのデモテストを弊社脱臭装置と組み合わせて、最適解を導けるようにしております。
  • そこに今回のOSR機能水を数種類、ラインナップに加え、反応マスキング剤をはじめ、いろいろなラインナップを日々、加えるべく対応しております。
  • 工場の臭気対策でしたら、日本およびタイに関しては、弊社共生エアテクノまでお問い合わせやご相談をいただけましたら幸いです。
 
消臭剤の開発
消臭剤の開発
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臭気アセスメント(住宅における下水臭の臭気調査)


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種別

臭気調査(住宅における下水臭の臭気調査

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年1月26日
対応先等
住宅(マンションや戸建ての汚水や下水の異臭発生源)
概要
臭気アセスメント
状況等
  • 某住宅において、ときどき、下水みたいな悪臭が強く発生するとのことでした。
  • タマゴが腐ったような異臭であり、通常の居住には耐えがたいレベルのようでした。
  • 比較的、新しい住居ではありましたが、新築当初はあまり汚水系臭気は感じられず、どちらかというと生活していく中で、徐々に臭いが気になっていったようでした。
  • 建築を担当した工務店さんや、販売した住宅メーカーさん、水回りの設備業者さんなどが原因究明に当たりましたが、よくわからないまま、解決には至りませんでした。
  • 住民さんも当然、困り果てて、一刻もはやくこの不快な悪臭環境を解決したいと、インターネットで臭気調査を実施している会社を検索されまして、弊社共生エアテクノにもお問い合わせを頂戴しました。
  • お電話で臭気発生源調査のご説明をさせていただき、住宅メーカーさんからも同様にお問い合わせを頂戴しまして、お電話とメールにて、詳細の内容すり合わせや、お見積書のご提出、スケジュールの調整などを行っていきました。
  • 正式にご依頼を頂戴したため、異臭調査を行いました。
対応内容
  • 弊社からは、住宅やマンションの異臭発生源調査に熟練した臭気判定士が2名、臭気調査を担当しまして、各種道具類などを携えて、現場へお伺いしました。
  • 当日、その臭気の発生はありませんでした。しかし薄く、同様の下水臭のような質の匂いは、臭気判定士が2名とも嗅ぎ取ることができたため、その臭いを探すような臭気アセスメントを行っていきました。
  • すると、1か所。明らかに異臭侵入の経路となる問題個所が確認されました。念のために、スモークテスターやニオイセンサーでも確認しましたが、嗅覚による評価と、経験値からの原因という仮説の域を出ませんでした。
  • そこで、トレースガスを用いた臭気の侵入経路調査を行ったところ、そこから反応が強く出ましたので、異臭発生源は特定できました。
  • しかしなぜ、そこから下水や汚水のような悪臭があがってくるのか、という点では、一つの原因が排水の流れの悪さにあることも確認できたのです。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • 排水の配管内が、何かしらの原因で流れが悪くなり、汚物等が滞留してしまうケース。そこで悪臭が発生し、配管内を通じて臭いが拡散。住居内の少しの隙間等から侵入してしまいます。普段は問題ないのですが、住宅内が負圧になるときに、異臭を引き込んでしまうというケースでした。
その他補足感想など
  • 排水を流す排水管は、当然、家のトイレから流すと、その勢いで流れていきます。
  • そして下水本管や、浄化槽など、指定の場所までは勾配を下っていくことになるのです。
  • ポンプ等で強制的に流すのは、地下にあるトイレや雑排水の槽から揚げるときであり、通常、地上より上にある汚水と雑排水は、都度、流しされていきます。
  • そんな中で、いろいろな理由によって、排水がうまく流れずに、配管の中に滞留してしまうケースもしばしば、臭気調査をしている中で見かけます。
  • そのようなケースでは、その滞留してしまっている配管の中で、いわゆる下水や汚水のような悪臭が発生してしまうのです。
  • 一つの対策方法としては、配管の上に設置する点検口に、圧力(空気)を逃がしたり入れたりする、通気口を設ける手段があり、多くのケースではそれが設置されています。
  • しかし、これまた、いろいろな諸条件により、その通気の出入口が閉塞してしまったり、機能しなくなってしまうケースもしばしば、異臭調査を実施していく中で見かけます。
  • すると、臭いの逃げ場所がなくなってしまい、少しの不備があった箇所から侵入してしまったりすることもあります。
  • もちろん、そもそも住宅設備で、配管内を通ってきた悪臭が、接合部等から入ってくるのは改善しなくてはなりません。
  • そのためには、弊社もトレースガスを含め、様々なノウハウで臭気調査を実施しております。
  • 原因不明の異臭でお悩みでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
トレースガスを用いた臭気の侵入経路調査
配管の上の点検口
点検口の通気の閉塞
     

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