投稿者「kanri-nishiyama」のアーカイブ

建物に付着・残存した臭気の脱臭(オゾン燻蒸脱臭サービス)


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種別

脱臭作業

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年4月15日
対応先等
某施設(会議室)
状況等
  • 某所にて、会議室内のニオイが問題となっていました。
  • ニオイの質としてはよくわからないレベルではあったようですが、多少、気になるというお声がちらほらあり、来客者が不快感を感じるケースも懸念されていました。
  • どうやら、何かしらのニオイが発生し、その発生源は現状、なくなっているものの、その臭気が付着してしまい、それが徐々に揮発することによって、若干の異臭として感じられる可能性があるようでした。
  • 放っておいてもいずれ消えていくだろうとお考えになられる一方で、少しでもやれることがあるならば、やっておきたいと、弊社臭気判定士にご相談を頂戴しました。
  • 弊社臭気判定士が現地を確認させていただいた上で、脱臭作業についてのご説明とスケジュール、お見積りなどをご提案させていただきました。
  • 基本的には無人空間での作業となること、そして音の問題や作業場の換気の問題などがあるためです。
  • 時間帯や日にちを詰めて、脱臭作業のスケジュールが決まりました。
対応内容
  • 建物内を念のため、臭気判定士が嗅覚にて臭気チェックを行いました。
  • 臭気として感じられるのは、会議室の1室のみでしたので、脱臭のターゲットをそこに絞りました。
  • オゾン脱臭装置としては今回はゲルリッツをセレクト。対象容積等から選定しました。
  • 消臭剤としては2種類。異臭の中で悪臭支配率の高い臭気の質をターゲットとした消臭剤と、オゾンガスの酸化力を促進させる薬剤を選定しました。
  • 換気のための窓はあるものの、外気の新鮮な空気が入りにくい為、ファンとダクト、延長コードを用意して、うまく換気の能力をアップさせられる準備を整えました。
  • また、養生テープやマスカなどを準備して、オゾンガスが漏れそうな箇所の閉塞や、移動できない備品でオゾンガスがダメージを与えそうなものの養生などを行いました。
  • その他、噴霧器や専用のマスク、工具類の準備をして、現場にて脱臭作業を実施しました。
  • 基本的に、オゾンガスを燻蒸させて、付着臭気と反応させていくことになります。
  • 時折、残存臭気を臭気判定士の嗅覚でチェックし、臭気のマッピングを行い、強い個所の対策をしっかりと行っていきました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • 臭気判定士による脱臭
  • 臭気対策コンサルタントによる付着臭気の脱臭作業
  • オゾンガスと専用薬剤を用いた特殊脱臭工法
対応後の状況等
  • オゾン燻蒸脱臭作業から換気、そして臭気チェック。このサイクルを繰り返していくというオーソドックスな脱臭現場でしたが、1サイクル目からしっかり臭気低減が確認されまして、予定のスケジュールを実施したあとには、しっかりと異臭がなくなったことを確認し、無事作業は終了しました。
その他補足感想など
  • 施設や建物、住居などの中で、脱臭作業のご依頼をいただくケースは多いです。
  • その多くは、火災後の焼き焦げ臭の脱臭であったり、ススの除去作業であったりとなっておりますが、カビ臭であったり、原因不明の異臭、タバコ臭、ペット臭なども少なくありません。
  • また、近年では、倉庫における脱臭作業、あるいは脱臭が必要かどうかの臭気調査、臭気アセスメントなども増加しております。
  • 特に引っ越しや倉庫の荷主さんの退去後などでは、前オーナーさんの生活スタイルや保管物によって、強い臭気が付着してしまっているケースも少なくありません。
  • そういうケースでは、ニオイがなくなるまでお貸出できなかったりするわけで、そのための脱臭作業が必要となって参ります。
  • 弊社では、大型倉庫から小さな会議室等まで、脱臭作業の基本としては、オゾンガスを用いるようにしております。
  • 大きなオゾン脱臭装置から、小型のオゾンガス発生装置まで、用途に応じて様々な機種をご用意しております。
  • そして、ニオイの質や強さによっては、当然、オゾンだけでは除去しきれなかったり、除去に時間がかかってしまいますので、ほとんどの現場では、オゾンガスにプラスして、消臭剤等を用いるようにしております。
  • その消臭剤ももちろん1種類ではなく、臭気判定士が臭気の質を判別して、最も支配率の高い臭質に合わせて、弊社のたくさんある消臭剤の中からベストセレクトになるものを選定しております。
  • 加えて、脱臭作業の合間には、残存臭気の確認や、臭気のマッピングを行い、どこのニオイがまだ強いのか、あるいは臭気強度ではどうか、など、細かく脱臭作業の内容を変化させながら、現場の状況に臨機応変に対応していっております。
  • もし、付着臭や異臭などが消えないようなケースがございましたら、弊社共生エアテクノまでご相談下さい。脱臭作業のご相談を承りますので、宜しくお願い致します。
 
オゾン脱臭装置 ゲルリッツ
換気ファン
脱臭剤噴霧
臭気判定士による残存臭気チェック
     

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原因不明の異臭(異臭発生源調査)


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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2022年4月5日
対応先等
某クリニック(建物内の異臭調査
状況等
  • 某クリニック内にて、原因不明の異臭が発生しているとのことでした。
  • 比較的、新しい建物でありましたが、冬場では特に、そのような異臭は感じられなかったようです。
  • しかし暖かい季節になって、従業員さんがその原因不明の異臭に気が付きました。
  • 最初は、暑くなってきたので、新建材などの揮発が原因かな?と気にしないようにしていたようです。
  • それでもなかなか異臭の発生がおさまらず、しかも終日ではなく、朝などの特定のタイミングだけとのことでした。
  • さらに、クリニックの来院者からも、ときどき「臭いが気になる」という指摘もではじめたため、いよいよ建築業者さんや設計いただいた方などに、ニオイ問題の相談をされたそうです。
  • 親身になって相談にのってはいただいたものの、全く原因がわからず、一部内装材を変えてみたり、配管接続部分の密閉性を強化したりと、やってみても変わらないままでした。
  • 臭気調査の専門会社をwebで検索、弊社共生エアテクノにご相談を頂戴しました。
対応内容
  • ご連絡をいただき、弊社異臭調査のプロフェッショナルである臭気判定士が対応に当たりました。
  • ヒアリングをさせていただき、弊社の臭気アセスメントの方法と費用をお伝えしたのち、すぐにご発注をいただきまして、最短日程にて異臭発生源調査を実施することになりました。
  • 当日は、臭気判定士2名にて、異臭調査に乗り出しました。
  • 何もない状況から、ニオイを嗅ぎ、気流を確認し、建築設備図面をチェックし、内外観なども確認。たくさんの異臭発生の仮説を立案しました。
  • そののち、あるタイミングで、異臭の発生を確認できました。2名の臭気判定士とも、その異臭を嗅ぎ取れまして、そのままニオイを追っていきました。
  • すると、エアコンからその異臭が発生していることがわかりました。
  • 念のため、トレースガスによる汚水や下水、雑排水の漏洩チェックも行いましたが、どこからも漏れは検知されず、原因はエアコン内部のフィン部分にあると断定できました。
  • 臭気の質もわかり、発生原因もわかったため、お客様も納得しきりでした。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
  • 臭気判定士による臭気調査
  • 臭気対策コンサルタントによる臭気アセスメント
  • トレースガスを用いた臭気漏洩箇所チェック
対応後の状況等
  • 対策としては、エアコン内部の金属部分、フィンあるいはエバポレーターに、雑菌が繁殖することです。それが、冷房運転時等で結露が発生し、加湿されることで、雑菌の活動が活発化して異臭を発生させるのです。内部の金属部分を除菌消臭することで解決します。
その他補足感想など
  • 建物内の異臭の発生源としては、例えばそれが地下なのか、地上階なのか、あるいは高層なのか、といった条件によっても、弊社が想定する仮説の立て方が変わってきます。
  • 同時に、例えば暑い時期に発生しやすいのか、あるいは寒い季節の方が発生しやすいのか、雨上がりとか晴天時とか、諸々の条件によって、やはり仮説の立て方が変わってきます。
  • またあるいは、常時臭っているのか、はたまた不定期だけど朝方とか夜とかなのか、もしくは全くの不定期で突如として異臭が発生するのか、等でも変わってきます。
  • そして臭気の質です。汚水や下水といった、下水道のようなニオイの質というのが最も多いご相談ではありますが、それ以外でも、カビのようなニオイであったり、雑巾が腐ったような匂いであったり、おしっこのような悪臭であったり、建材のような臭気であったり、消毒系とか柔軟剤、タバコといったようなニオイも最近では多いご相談の特徴として挙げられたりします。
  • 今回の現場では、臭気の質はよくわからないけど、不快度の高いニオイであり、発生するタイミングは不定期で瞬間的なもの。冬場は感じられず、梅雨時からニオイが感じられるようになった。というものでした。
  • 梅雨時から夏場にかけては、オフィスビルやクリニック等、夜間は無人となり完全に閉鎖されますので、その間は室温がぐんぐんあがります。そして朝、最初に出社された方がエアコンをオンにするわけです。
  • するとそのタイミングで、エアコンが稼働し、一気に温度を冷やしていくので、このタイミングがもっとも、内部に結露が生じて、それらがエアコン内部で多湿状態をつくりあげるのです。
  • そしてある程度安定すると、室温が冷えてきて結露もおさまります。それがまた、昼間など気温があがるタイミングで、エアコンも稼働率をあげますと、またその分、結露が生じます。
  • この結露して内部が加湿された状態のみ、この現場のような異臭が発生するというメカニズムなのです。
  • 臭気調査や異臭調査、臭気アセスメントや異臭発生源調査でしたら、弊社共生エアテクノまでご相談下さい。
 
異臭発生源調査
異臭発生源調査
     

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タイの工場の排気臭対策 [ インジェクションスクラバー ]


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担当(著者)
臭気判定士 松林宏治
提出日付
2022年3月25日
対応先等
タイの工場(工場の脱臭装置
状況等
  • コロナ禍前では、毎月、タイに出張しまして、タイの工場の臭気対策を行っておりました。
  • コロナ禍になり、さすがにタイ出張も行けなくなってしまい、まる2年、タイに渡航できないままでした。
  • それでも弊社のタイ代理店さんが頑張って活動してくれましたので、タイの工場の排気臭対策脱臭対策、消臭剤やニオイセンサーなど、滞りなく対策することが出来ておりました。
  • しかし、臭気は嗅がなければわかりません。臭いをオンラインで伝える方法はないのです。
  • そんな中で、いよいよタイの工場でも、既存の脱臭装置の交換の本格検討であったり、工場の排気臭の測定、臭気対策のコンサルテーションなどのご依頼が待ったなしとなってきました。
  • そして、コロナの規制も徐々に緩和され、隔離期間の縮小やらワクチンパスポートやらで渡航できるタイミングとなって参りましたので、この度、2年ぶりにタイへ出張して参りました。
  • そして、いくつかのタイの工場にて、脱臭や臭気センサー臭気測定などを実施し、臭気コンサルテーションを含めた脱臭装置のデモテストも実施して参りました。
対応内容
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
その他補足感想など
  • タイでは、日本の悪臭防止法と同じような内容で、臭気規制の導入を進めていると聞いております。
  • 実際に、弊社でも臭気判定士および臭気対策専門会社として、タイの工業省やタイの環境省のイベントなどに参加要請をいただき、弊社のタイ代理店のタイ人臭気判定士とともに、プレゼンテーションなどを行ったケースもあります。
  • しかしまだ、しっかりした法律にはなっていないようで、現状では各工業団地ごとに、規制が設けられているようです。とはいえ、一律としての目安が、排気口と敷地境界線では、臭気指数として設けられているとも聞いております。
  • そんな中で、やはりASEANの中でも工業立国の中心であるタイは、環境問題にもこれからさらに、力を入れていくことになると思います。
  • 燃焼脱臭装置よりは、もっとエネルギーコストをおさえるために、脱臭装置としてのスクラバーシステム。(除塵用ではない)。
  • そして、法規制を遵守するための、しっかりとした脱臭装置の選定なども、今後はより必要とされていくものと思われます。
  • そこで弊社では、日本国内の工場の脱臭装置として、たくさんの実績をもつ、デオキーパー脱臭装置も、いよいよタイでも展開することとなりました。
  • 実際に、今回のタイ出張でも、デオキーパー脱臭装置の導入をご検討いただいているタイの工場様にて、デモテストを実施して、高い脱臭効果を得られました。
  • さらに、敷地境界線の臭気を管理するために、タイ国内でも数多くの納入実績を誇る、deomoni(デオモニ)お問い合わせも数件、いただいておりますので、そちらの対応もさせていただいております。
  • 相変わらず、タイの工場の臭気対策でも、弊社の技術や装置を必要としていただけることに感謝しつつ、日本およびタイの臭気対策でしたら、まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
 
タイの工場の排気臭対策
タイの工場の排気臭対策(臭気測定)
タイの工場の排気臭対策(嗅覚測定)
     

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