担当(著者)
臭気判定士 松林宏治
提出日付
2022年6月4日
対応先等
悪臭防止法という法律、タイの悪臭防止条例
概要
タイの環境省?工業省?
状況等
- 前回の記事で、日本における環境省管轄の国家資格である臭気判定士についてご紹介しました。
- 数年前、まだコロナがスタートするだいぶ前から、実は、タイやベトナムでも、同じように臭気に関する規制であったり、それらに伴う臭気測定等の資格者制度の制定などが検討されてきました。
- 弊社は、最初にタイの工場に脱臭装置を入れさせていただいたときから、日本の臭気判定士による臭気測定であったり、臭気拡散のシミュレーションを行ったりしつつ、日系の工場様の臭気対策をすすめて参りました。
- そんな中で、タイの工場では、業種ごとに、あるいは工業団地ごとに、臭気規制をかけていくということになったと聞いております。
- 昔、導入させていただいた工場様では、日本でいう特定悪臭22物質の物質規制のような感じで、工場の排気臭として、アンモニアやフェノールなどの成分濃度での規制でした。
- しかし現在では、排気口および敷地境界線での、臭気濃度による複合臭での規制がなされつつあります。
対応内容
- 例えば、とある工業団地の工場様で、「おたくの排気臭がクサイ」という臭気苦情が入った事例があります。
- 臭気の規制としては、排気口と敷地境界での臭気濃度が設定されておりました。
- しかし、工業団地ゆえ、多くの工場が密接していることと、どの工場も臭気測定を実施したことがなく、成分濃度はわかっても、複合臭としては難しいようでした。
- そこで弊社では、弊社の臭気判定士が日本からタイに出張し、タイ現地の代理店さんに在籍するタイ人のタイ臭気判定士とともに、臭気測定業務を実施しました。
- そして、日本の臭気測定と同じ、あるいは同じクオリティとなる測定機材を準備して、三点比較式臭袋法による臭気濃度の算出も、日泰の協働にて実施するようにしてきました。
- それによって、実際に規制値をオーバーしていれば、脱臭装置の検討であったり、臭気拡散シミュレーション等によって排気ダクトや排気口の変更を。規制値内であれば、他工場の排気臭の可能性や、臭気監視システムdeomoniによる臭気チェックを。あるいは臭気測定結果を提出することなど、さまざまな対応が可能となるのです。
装置などの名称/分類
- タイの工場の臭気対策
- タイの工業省
- タイの環境省
対応後の状況等
その他補足感想など
- タイの悪臭防止法(のような制度)では、日本の悪臭防止法と違い、特定の工場の業種ごとに規制が順次、されていくと聞いております。
- 弊社では過去、タイの工業省及びタイの環境省へのプレゼン機会があり、日本とタイの臭気判定士にて参加させていただいたこともございます。
- また、弊社のタイ代理店さん(日本の上場企業のタイ現地法人)には、タイの臭気判定士(タイ人)も複数名、所属しておりまして、測定道具や測定内容含め、しっかりとしたクオリティで、工場の排気臭の臭気測定ができる環境を整えております。
- もちろん、弊社からも、定期的に日本の臭気判定士がタイ現地へ出張し、タイの工場の臭気を測定する際に同行。ともに臭気測定を実施するようにしております。
- 実は、タイでは複合臭(臭気濃度)の臭気測定を実施できる機関が少ないようでして、臭気測定実施だけでも、超多忙状態と聞いております。
- さらに、臭気測定を実施するだけでは解決にならないケースもしばしばあります。そのようなケースでは、臭気対策コンサルテーションや臭気アセスメントにて、近隣への臭気の飛散状態をシミュレーションで確認したりしつつ、その問題の解決に最適な方法を、日本およびタイの臭気対策チームにて勘案、検討して参ります。
- 必ずしも脱臭装置ではなくても、まずはニオイセンサーで定点測定してみるなどの対策も多くございますし、消臭剤の簡易噴霧や活性炭なども導入できる体制を整えております。
- タイの工場の臭気対策でしたら、弊社共生エアテクノにまずはご連絡下さい。タイ現地の代理店さんとともに、日本クオリティにて対応させていただきます。
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