種別
担当(著者)
臭気判定士 シックハウス診断士 松林宏治
提出日付
2022年1月15日
対応先等
一般住宅(住宅におけるシックハウスの濃度測定)
概要
原因不明の異臭調査
状況等
- 某住宅にて、住民さんが原因不明の異臭で困っておられました。
- マンションでしたが、ほかの住戸にお住まいの住民さんは、一切、その異臭を感じておられず、管理会社さんや施工したデベロッパーさんも、全く原因がわからずお手上げ状態でした。
- その住民さんのご夫婦でも、旦那様はそのニオイはわからず、奥様のみが感じておられるということでした。
- 気のせいかな、と思ってみたりもしたようですが、全く良くなる気配はなく、むしろ、日を追うごとにニオイが気になり、体調不良も生じるようになってしまったとの事です。
- いよいよ切羽詰まってしまったのですが、周囲に一人も問題が発生していないため、なかなか関係各社も手が付けられず、困り果てておられました。
- 住民さんでもインターネット等でいろいろと調べておられて、そんな中で、臭気調査や異臭発生源調査の業務を行っている弊社共生エアテクノを見つけていただきました。
- 関係各社に責任がなさそうということで、住民さんが直接、弊社にお問い合わせをいただき、臭気調査の実施を直接、ご発注いただきました。
対応内容
- 弊社からは、異臭調査に熟練した臭気判定士と、同じく臭気判定士の資格をもつベテランでありながら、シックハウス診断士を有する資格者の2名にて現地へ訪問しました。
- 先入観のない状態にて、まずは臭気判定士2名が自分たちの嗅覚にて、官能評価を実施していきました。
- さらに、ヒアリングを行ったうえで、嗅覚のマッピングと照らし合わせながら、ニオイセンサーでも臭気強度をチェックしていきました。
- 調査をしていく中で、住民さんからは「そこがクサイ気がする」といったような追加情報も寄せられましたが、大きく気になるニオイは感じられませんでした。
- 汚水や下水、カビ、といったような臭気はどれだけ嗅いでも感じ取れなかったのですが、有機溶剤系の臭気は感じられたため、依頼主に確認してみると、どうやらそれに近いニオイの質とわかりました。
- そこで、弊社としては2つの提案を行いました。
対応後の状況等
- 1つの提案としてはシックハウス原因物質の濃度測定でした。結果は検出限界未満であり問題のない数値でした。2つ目の提案としては、脱臭装置(空気清浄機)の設置をするとともに、ベイクアウト法でした。人体に無害な低濃度のオゾンガスを発生させているとラクになるとの事でした。
その他補足感想など
- このように、多くの方はニオイとして感じられないにもかかわらず、その空間で異臭や悪臭として、臭気を感じられる人がいらっしゃいます。
- ほとんどのケースでは、弊社の経験からしますと、いわゆる化学物質過敏症を発症されている現場がほとんどであり、その証左としては、シックハウス原因物質の濃度測定を行っても、検知限界以下であったり、基準値を大幅に下回っているのです。
- しかし、それはあくまで基準値未満ということだけであり、その空間のニオイや化学物質がゼロということではありません。
- 例えば悪臭防止法では、ニオイが問題ないレベルを、臭気濃度10未満(臭気指数10未満)という一つの基準を示してはおりますが、もちろん無臭ではありません。
- さらに、ニオイの感じ方は千差万別、十人十色ですので、ある人には悪臭として感じられても、他のある人には問題ない匂いであったり、はたまた、ある人には不快で体調を崩すような匂いであっても、他の人には感じられない臭気であったりするのです。
- 弊社では、創業18年間、毎日のようにいろいろな現場でニオイを嗅ぎ、たくさんの臭気をインプットしてきました。
- さらには臭気判定士の嗅覚による官能評価だけではなく、ニオイの成分の濃度や質を機械分析で検出する測定も併用し、臭気強度や成分濃度などをトータルでアセスメントしております。
- 臭気調査や異臭発生源調査、臭気の成分分析や臭気強度など、臭いに関することでしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
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