担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2020年4月3日
施工先
某病院(病理検査室)
施工概要
機械器具の設置工事、試運転及び調整
施工前状況
- 某病院が施設や設備の一部リニューアルを計画されていた。
- そのリニューアルの計画の中に、病理検査室も含まれていた。
- 病理検査室では、ホルムアルデヒドとキシレンを使用する事から、ホルムアルデヒドに関しては、作業直近及び作業空間とも、0.1ppm以下が法制化されており、キシレンに関してはキシレン臭の対策を実施するべく、弊社にリニューアルの段階からお問い合わせとご相談をいただき、機器設計や法制順守、作業性や作業効率も重視しながら作業環境を整えていく方法等を、病理の技師さんや設計、設備さんとともに勘案して、機器選定を行っていった。
施策内容
- 対策箇所の確認のため、リニューアル前から何度も現場へ足を運び、作業性を技師さんとも打ち合わせ、作業環境測定も行ったうえで、対策機器である共生エアフローユニットを納品させていただいた。
- 作業動線や保管場所、感染対策もふまえて行ったレイアウトに従い、各機器を設置していき、監督署への届け出も行い、プルユニット方式である切出台や、λ型プッシュプル(エアカーテン式)である流し台、撮影台専用に開発された排気装置等を据え付けていった。
- 機械器具の設置工事完了後、試運転及び調整を行った。
装置の紹介(概要)
- 病理検査室のホルムアルデヒド0.1ppm以下対策機器
- 病院における作業環境測定
- キシレン臭気対策
施工後の状況
- 取扱説明会を実施し、有機溶剤(キシレン等)の保管場所等についてもアドバイスさせていただいた。
病理検査室のリニューアル後、FA濃度は0.1ppm以下で問題なく運営されている。
引き続き、剖検室や手術準備室のHCHO濃度0.1ppm以下対策もご相談いただいている。
その他補足感想など
- 病院の中で、病理検査室や剖検室、手術準備室等では、ほとんどのケースにて、ホルマリン溶液を使用する事から、ホルマリンが揮発し、ホルムアルデヒドが発生する。
- 工場でも、ホルマリンからのFA発生等、ホルムアルデヒドが発生する場合は、特定作業所として作業環境の管理濃度の対策が必須である。
- いずれの場合でも、作業する直近はもちろん、作業する空間においても、FAの管理濃度は0.1ppm以下が法制値である。ちなみに一般住宅等の特定作業場ではないところは、もう少し厳しくて、0.08ppmとなっている。
- さらに病理検査室等においてFA濃度対策を実施する場合は、例えば、ホルマリンを分注するためのホルマリンタンクを置くケースも多いが、そこもホルムアルデヒドの発生源となる。弊社では、キュービテナー専用の排気装置も商品ラインナップとして有している。
- ほかにも、撮影台もホルムアルデヒドの発生源として見逃せなく、弊社では撮影台に付属させる専用の排気装置を有している。
- 全体的な臭気対策としても、マッペ保管棚の吸引装置や、染色時の局所吸引用であるL型Cキューブという専用の循環式吸引装置なども取りそろえている。
- 病理検査室や剖検室、手術準備室等のホルムアルデヒド対策やキシレン臭対策でしたら、弊社共生エアテクノまでまずはお問い合わせ下さい。
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