工事種別
印刷・塗装・塗料等の製造工場の排気臭対策
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2016年6月24日
施工先
塗装工程や印刷工程から出る、有機溶剤系臭気の脱臭デモテスト
施工概要
インクの臭気(有機溶剤系臭気)の脱臭対策。
現状の脱臭設備を更新するにあたり、イニシャルコストはともかく、ランニングコストを極力抑えられる脱臭設備を探しておられた。
現状の脱臭設備を更新するにあたり、イニシャルコストはともかく、ランニングコストを極力抑えられる脱臭設備を探しておられた。
施工前状況
・塗装系の排気臭が強く、現状の脱臭装置ではランニングコストが負担となっていた。
・ランニングコストを削減し、脱臭能力としても目標値をクリアできる脱臭装置を探していた。
・事前に臭気のコンサルテーションを実施させていただき、工場の排気臭がどれくらいの臭気指数(臭気濃度)で、悪臭防止法を遵守する為にはどこまで低減させなければならないかを報告した。
・ランニングコストを削減し、脱臭能力としても目標値をクリアできる脱臭装置を探していた。
・事前に臭気のコンサルテーションを実施させていただき、工場の排気臭がどれくらいの臭気指数(臭気濃度)で、悪臭防止法を遵守する為にはどこまで低減させなければならないかを報告した。
施策内容
1.事前の臭気コンサルテーションの結果から、脱臭方式を選定した。
2.消臭剤のスプレーシステムで目標脱臭効率をクリアできると判断した。
3.実機をスケールダウンした脱臭デモ装置を現場へ持ちこみ、フィールドテストを実施した。
4.噴霧量や消臭剤の種類の選定を即座に行っていく為、現地にて三点比較式臭袋法(簡易法)を、弊社の臭気判定士2名にて実施した。
5.脱臭テストは2日間にわたって行われ、入念に実機を見据えたトライアル&エラーが続けられた。
2.消臭剤のスプレーシステムで目標脱臭効率をクリアできると判断した。
3.実機をスケールダウンした脱臭デモ装置を現場へ持ちこみ、フィールドテストを実施した。
4.噴霧量や消臭剤の種類の選定を即座に行っていく為、現地にて三点比較式臭袋法(簡易法)を、弊社の臭気判定士2名にて実施した。
5.脱臭テストは2日間にわたって行われ、入念に実機を見据えたトライアル&エラーが続けられた。
装置などの名称・分類
- マイクロゲル消臭剤
- 酸化機能水
- 脱臭装置のデモテスト装置
- 消臭剤スプレー噴霧システム
装置の紹介(概要)
- デオミストtypeW・・・消臭剤噴霧方式でBOX内噴霧による接触効率が向上する
- ハイブリッドスクラバー・・・水等の液体に臭気・粉塵を捕捉させる事で脱臭・除塵を行う装置
- プロモート剤・・・酸化機能水専用に開発されたアルカリ系促進剤
- 三点比較式臭袋法・・・嗅覚測定法における臭気濃度の測定法の一つ
施工後状況
最も効果の高かった消臭剤&噴霧条件、接触時間等の結果としては、
・原臭臭気濃度2,000(臭気指数33)→脱臭デモ機通過後臭気濃度200(臭気指数23)
・脱臭効率90%
を達成した。
他にも、60~80%の脱臭効率となり、実機に向けた選定作業は成功に終わった。
・原臭臭気濃度2,000(臭気指数33)→脱臭デモ機通過後臭気濃度200(臭気指数23)
・脱臭効率90%
を達成した。
他にも、60~80%の脱臭効率となり、実機に向けた選定作業は成功に終わった。
その他補足感想など
- 臭気対策コンサルテーションの時の測定数値と、デモテスト時の原臭の測定数値に差が見られた。
- 製造過程によっては臭気の強さや質が大きく変動する可能性がある。
- 弊社では上記事項に関しては判りかねるため、お客様に「この工程のこの臭気を脱臭できる装置を選定してほしい」とご指示いただいて、コンサルテーションやデモテストを実施する。
- デモテストでは実機をスケールダウンした方法で行うため、デモテストの結果はそのまま、実機と同じ脱臭性能を発揮できるように設計を行っている。
- デモテストでは、必要に応じて、何パターンものテストを実施する。
- そして、最もお客様のご希望に沿ったベストなご提案ができるように、何度もトライアル&エラーを繰り返していく。
今回は、有機溶剤系臭気の脱臭デモテストについてお伝えしました。
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