火事発生後の住宅内のスス除去作業及び火災臭の脱臭作業

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工事種別

ハイブリッド脱臭工法による、火災後のスス除去及び脱臭作業

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2018年1月15日
施工先
施工概要
施工前状況
  • 某マンションの1室にて、火災が発生してしまった。
  • ほぼ全焼であり、内装材関係は全て解体の上、撤去された。
  • コンクリートの躯体部分が向き出し状態までスケルトンにしたが、それでも臭気が強く残った。
  • マンションであり解体する事も不可能であり、焼き焦げ臭の脱臭が必要となった。
  • 以前、別の現場でも、火事の後の脱臭作業をお引き受けしていた実績から、管理会社様より弊社にお声掛けを頂戴した。
  • すぐに火災臭の消臭作業の経験豊富な臭気判定士が現場に赴き、現地の臭気や状況含めて確認の上、御見積書を含めた消臭作業のご提案書を提出させていただいた。
  • 弊社にて実施するようご発注を頂戴した。
施策内容
  • 基本的には、提案書の内容に従い、ハイブリッド脱臭工法にて消臭作業を進めていった。
  • 所掌範囲として、ススの除去作業は別工事としていたが、臭気判定士の嗅覚にて気になる箇所があった為、脱臭作業の合間にススの拭き取り作業をやれる範囲で並行して実施した。
  • 大型のオゾンガス発生装置の運転については、上下左右の住戸へのオゾンガスの漏洩に最大限留意しながら、オゾン濃度も管理しつつ、脱臭作業を進めていった。
  • 弊社のハイブリッド脱臭工法の場合、消臭剤の噴霧も実施していく為、万が一にも漏水等を発生させないように、噴霧量の確認も都度、実施しながら消臭作業を進めていった。
  • スス除去は、やれる範囲での拭き取り作業とした。
  • スケジュールに相違なくハイブリッド脱臭工法を完了した。
装置などの名称/分類
  • ハイブリッド脱臭工法による火事後の脱臭作業。
  • マンションの火災後の消臭作業。
  • 建物や施設の焼き焦げ臭対策。
装置の紹介(概要)
施工後の状況
  • 脱臭作業前の臭気センサーの値:300弱→脱臭作業後のセンサー値:200前後
  • 臭気判定士の嗅覚による6段階臭気強度表示法 施工前 3 → 施工後 2 その他、交換予定の玄関ドア等、一部に残存する所掌範囲外の臭気を指摘し、検収となった。
その他補足感想など
  • 今回の現場では、内装材関係を完全に撤去し、躯体むき出しのスケルトン状態だった上に、スス除去作業も実施していただけるとの事で、脱臭対象となる焼き焦げ臭を、比較的短期間の脱臭期間で叩けると判断した。
  • 現場でも早く復旧作業をしていく必要があり、弊社としてはギリギリの工程である5日間を提示し、了承いただけた。
  • いざ脱臭作業をスタートすると、壁面を中心にスス臭や焼き焦げ臭の気になる点があり、臭気判定士による臭気マッピングをしながら、気になる箇所のスス除去作業も同時並行で実施していく事となった。これらは依頼主と相談の上、サービスにてやれる範囲とさせていただいた。
  • ハイブリッド脱臭工法では、換気作業の時間帯を中心に、音が出る作業や、水を使う作業もある為、住民様にご迷惑をお掛けしないように、最大限の注意を払って作業を進めさせていただいた。
  • 搬入や搬出時も含め、現場作業の対応中に、特に問題もなく、無事に目的を達成する事が出来た。
  • 乾燥する季節を中心に、火事や火災が発生してしまった後の、焼き焦げ臭対策やスス除去作業であれば、一度、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
臭気測定
オゾン脱臭装置

脱臭機材(吸排気)
スス除去作業

スス除去作業
消臭剤噴霧

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