火事のあとの「ハイブリッド脱臭工法」による消臭作業

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工事種別

マンションの1室における火災後の脱臭作業

担当(著者)
臭気判定士 松林宏治
提出日付
2017年12月4日
施工先
既設マンション
施工概要
施工前状況
  • 既に住民様がお住まいの既設分譲マンションにて、住居(1室)の火災が発生してしまった。
  • 不幸中の幸いで、全焼にはならなかったが、内装は全撤去の上、上下左右の住戸への影響を懸念された。
  • スケルトン状態となった対象のお部屋だったが、焼き焦げ臭がしっかりと残ってしまっており、他の住戸が通常生活をしている中での脱臭をしていくべく、弊社にお問い合わせを頂戴した。
  • また、上下左右の住戸からも、ダイオキシンのリスク確認や、焼き焦げ臭の臭気強度等の臭気測定も行っておくべきか等のご要望も頂戴した。
施策内容
  • 弊社からはまずは臭気判定士が現場へお伺いし、対象住戸の臭気を含めて、現地調査を実施させていただいた。
  • その後、火災の発生した住戸について、ハイブリッド脱臭工法による脱臭作業をご提案し、ご発注いただいたのち、実際の作業に入らせていただいた。
  • また、上下左右の気になる住戸に関しては、お客様や住民様、依頼主や関係各社と相談の上、ダイオキシン測定は実施せず、臭気測定のみを実施する事となった。
  • ハイブリッド脱臭工法にて、4日間にわたる消臭作業の実施を行い、同時にその間に、各住民様のご都合に合わせてお部屋に入らせていただき、臭気判定士による臭気測定も行った。
  • また、外壁に足場が設置されていたので、外壁側から焼き焦げ臭に効果の高い消臭剤を念のため、噴霧のみ実施させていただいた。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
施工後の状況
  • ※火災のあった住戸
    施工前:臭気センサー値890(平均)/臭気判定士の嗅覚による官能評価4(6段階臭気強度
    施工後:臭気センサー値240(平均)/臭気判定士の嗅覚による官能評価2(6段階臭気強度
    4日間のハイブリッド脱臭工法による脱臭作業にて、問題ないレベルまで脱臭出来た為、検収となった。
  • ※それ以外の左右上下住戸:それぞれ臭気強度1~2.5
    生活臭等があるため、臭気センサーは参考程度とした。
その他補足感想など
  • 火災発生後、内装材等を全て撤去したスケルトンの状態であった為、現調から脱臭作業スタートまでのスケジュールを最短にてご希望いただいた。
  • 留意事項としては、前後左右含めて、住民様が通常通りの日常生活をされているので、ニオイ(オゾン臭含む)や音(ファンの騒音や噴霧器の音)でご迷惑をお掛けしない事はもちろん、エレベーターでの搬入・搬出や、待機方法等含めて、作業以外の部分でも大いに気を付けるように心がけた。
  • 一部、ベランダ側で、焼失物の撤去がされておらず、そこから焼き焦げ臭やスス臭が前後左右の住戸へ拡散している事を突き止めた。
  • その為、焼失物の撤去を依頼するとともに、焦げ臭等が気になるベランダを中心とした外壁や外側部分へ、消臭剤を噴霧する作業もご提案し、御採用いただいた。
  • 夜間、オゾンガスを連続運転する現場もあるが、万が一でもオゾンガスが漏れ出す可能性を懸念し、本現場では夜間の連続運転は中止とした。
  • それでも当初、ギリギリの脱臭期間であろうと判断した4日間で、無事に目標とする臭気強度レベルまで火災臭を低減させる事が出来た。
  • 他の脱臭作業の現場でも、ハイブリッド脱臭工法の必要機材が出動していた為、オゾン脱臭装置をはじめとする必要機材をかき集めて、お客様のご希望される脱臭期間に工期を間に合わせられ、しかもお約束の脱臭レベルまで低減出来たので、正直ほっとしている。
  • これから乾燥する季節になると、火災や火事の発生も多くなってきます。火事後の消臭・脱臭の必要がある場合は、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
脱臭作業用開口部養生
脱臭作業機材
臭気判定士による臭気測定
臭気測定機による測定

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