臭気調査」カテゴリーアーカイブ

マンション・住居・商業施設・工場など、幅広い分野のニオイの調査・測定・対策を実施しています。

自動車・自動二輪等部品製造工場のニオイ監視

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工事種別

工場のニオイ監視

担当(著者)
臭気判定士 山田大介
提出日付
2016年9月26日
施工概要
各種部品や部材を製造する過程で、排気臭が気になる為、脱臭装置を設置している。
脱臭装置の効果があるのかどうか、メンテナンスの目安、そもそもの排気臭気の把握をしたい。
臭気を定点監視できないか。
施工前状況
・既設の脱臭装置は設置して数十年経過している。
・メンテナンスをするタイミングもわからず、効果がしっかり出ているかもわからない。
・近隣住民さんに臭気でご迷惑を掛けたくない事もあり、まずは臭気を視覚化したいとの事。
施策内容
1.弊社にて、臭気監視装置の「デオモニ」についてご説明させていただいた。
2.既設の脱臭装置のメンテナンス前とメンテナンス後について、臭気測定機「デオモニ」を使用しての臭気測定をご提案させていただいた。
3.同時に、現状把握の為の臭気コンサルテーションもご提案した。
4.結果、ニオイ測定機「デオモニ」を用いた2日間にわたる連続測定を実施し、数パターンにおいて実際の臭気を採取した。
5.実際に採取した際の臭気を、臭気判定士による嗅覚測定法にて、臭気濃度(臭気指数)を現場においてその場で測定していった。
6.その測定結果と臭気計「デオモニ」の数値を全て照合し、検量線も完成させた。
7.この連続測定を数度にわたり実施し、工場の臭気監視装置デオモニのデータを蓄積した。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • デオモニター®
  • デオモニ®
  • 臭気センサー
  • 臭気監視装置
施工後状況
・脱臭装置は、メンテナンス前後での効果に差がある事が判明した。メンテナンス後の方が脱臭効果を高く発揮している。
・工場の製造ラインや時間帯によって、臭気の変動が大きい事も判明した。
・その為、定点設置による悪臭監視以外にも、工場のご担当者様がハンディとして持ち歩き、敷地境界や脱臭装置出口等で、臭気測定を実施する目的でも御採用を検討いただいている。
その他補足感想など
  • 臭気判定士による嗅覚測定を、実際に現場にて数十検体実施する。
  • 同時に、デオモニにも臭気を嗅がせ、その測定値をプロットしていく。
  • これを実施する事で、その現場専用の検量線を作成し、現場専用のデオモニを完成させる事ができる。
  • 場合によっては製造工程ごとに、数回にわけてこの作業を実施する。
  • 人間の嗅覚を24時間使っている事は不可能だが、ニオイ監視装置「デオモニ」はリアルタイムでニオイを監視し、臭気の管理を可能にする。
  • その為には、導入時には上記のような作業を必要とするが、一旦導入してしまえばあとは、嗅覚測定を行わなくても、排気臭気の管理の目安を常時把握する事が出来る。
  • ここ最近、大変多くのお問い合わせを頂戴している臭気センサー「deomoni」については、弊社もより、利便性の高い監視システムとして工場様のお役に立てるよう、日々、開発チームがブラッシュアップを継続している。
臭気監視装置の「デオモニ」
臭気監視装置の「デオモニ」
数パターンにおいて実際の臭気を採取
数パターンにおいて実際の臭気を採取
臭気判定士による嗅覚測定法にて、臭気濃度(臭気指数)測定
臭気判定士による臭気濃度(臭気指数)測定
ニオイ監視装置「デオモニ」はリアルタイムでニオイを監視し、臭気の管理を可能にする
ニオイ監視装置「デオモニ」はリアルタイムでニオイを監視し、臭気の管理を可能にする

今回は、自動車や自動二輪等の部品製造工場のニオイ監視についてお伝えしました。
工場の排気臭気の管理につきましては、 共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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某食品製造工場の製品より異臭が発生

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工事種別

臭気調査・臭気判定

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年9月15日
施工先
某食品工場
施工概要
食品製造工場の製品より異臭がするとの事。
製品は洋菓子であるが、一部のお客様からご指摘がある程度である。
しかし工場としてはその異臭の原因を突き止め、対策を講じたいとの事であった。
施工前状況
・食品を製造する工場は幾つかあるが、異臭が指摘されたのは1つの工場での製造品のみ。
・工場の従業員にて、異臭は確認できるものの、異臭の発生源は特定できない。
・さらになぜ、その異臭が製品に付着してしまうのかもわからない状況であった。
施策内容
1.非常に臭気としては弱いレベルの異臭と思われる為、経験豊富な臭気判定士3名にて、現場へ向かった。
2.まずは工場へ行く前に、実物を確認した。異臭が指摘されている工場の製品と、それ以外の製品での嗅ぎ比べ、臭気の比較を実施し、異臭を推測し記憶に入れた。
3.今回は、臭気判定士3名の仮説がそれぞれ分かれた。しかし、弊社の臭気調査は、仮説を多く立てて、それらを一つずつ可能性を消していく方法である為、異臭調査の可能性が広がった。
4.その後、問題のない工場と、問題のある工場の臭気の確認を行った。
5.異臭問題が指摘されている工場の臭気を確認すると、臭気判定士3名ともが、事前に立てていた仮説から、一つの答えを導き出す事が出来た。
6.その後、工場内外の臭気調査を実施し、異臭の付着原因を特定した。
7.最後に、対策案をいろいろとお打ち合わせさせていただき、臭気調査を終了した。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • 食品工場の臭気測定
  • 洋菓子製造工場の異臭調査
  • 食品の異臭の臭気判定
  • 異臭の発生源調査とその対策
施工後状況
・とりあえずは、当該製造工場での製品製造は実施せず、異臭の付着原因を除去する事に専念いただいている。
・どの製造工程で臭気が付着するかもほぼ推測出来ているので、工程を一部変更する事で、異臭の付着を防止する方法も試していかれると聞いている。
その他補足感想など
  • 最初に、現物の臭気を確認した時に、臭気判定士3名の意見が分かれた。その為、仮説の可能性を潰していく為に、慎重に臭気調査を進めていった。
  • 最終的には、3名の臭気判定士のうちの1名が、ずばり発生源と同じ臭気を洋菓子から感じ取っていたという結果であった。
  • 臭気の感じ方や、臭気を「異臭」や「悪臭」と感じるかは、本当に十人十色である。
  • 今回の臭気判定でも、ごく一部のお客様からの異臭指摘であり、その為に弊社では臭気判定士1名ではなく、3名という複数名での嗅覚による官能評価を選択した。
  • お客様は、このわずかな異臭のご指摘を真摯に受け止め、費用をかけてまで、弊社に臭気調査を依頼いただいた。まさに食品製造のプロフェッショナルとして高い意識と強い使命感をお持ちであり、弊社としても、「クサイに挑むプロフェッショナル」として、これにお応えする事ができた。結果として、無事に異臭発生源を特定でき、お客様のお役に立てた事を誇りに思う。
工場の臭気を確認
工場の臭気を確認
臭気調査
仮説の可能性を潰していく
におい測定機
におい測定機

今回は、食品製造工場の製品から発生する異臭調査についてお伝えしました。
においでお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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飲食店の臭気調査&除カビ作業

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工事種別

飲食店の臭気調査&除カビ作業

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年8月22日
施工先
地下にある飲食店舗
施工概要
地下にある飲食店舗で、何かしらの異臭が発生しているとの事。
何のニオイか分からない為、異臭原因の判定調査を実施すると同時に、その原因を除去する提案及び対策を行うというもの。
施工前状況
・飲食店にて、しばしばお客様から「クサイ」という臭気苦情がある。
・従業員様はそこでいつも働いておられるからか、その異臭がわからない。
・異臭の原因を臭気調査して、臭気の判定業務を行う。
・異臭原因によっては、それを除去する方法の提案、あるいは脱臭作業等を実施して欲しいという状況であった。
施策内容
1.まず、何の先入観もなしで、臭気調査に熟練している臭気判定士2名にて、現場に入った。
2.天井裏や床面、壁裏、さらには空間と、飲食スペースから倉庫、バックヤード、厨房まで全箇所を臭気確認していった。
3.臭気判定士2名の嗅覚による官能評価と、におい測定機による臭気強度マッピング、さらにはスモークテスターによる気流チェックを行っていき、異臭の原因を確認していった。
4.臭気調査の結果、異臭の原因は「カビ臭」であると判明した。
5.後日、除カビ剤「プロパストップタイプE」にて、飲食店の除カビ作業を実施した。
6.しっかりと乾燥作業を行い、必要に応じて二度噴霧や三度噴霧を実施し、徹底的な除カビ作業を行って撤収した。
装置などの名称・分類
  • 臭気調査、飲食店の異臭判定
  • 臭気判定士による臭気の質の判定
  • 除カビ作業
  • 除カビ剤
装置の紹介(概要)
施工後状況
除カビ作業を二度噴霧、場所によっては三度噴霧にて、きっちり実施した為、当初は除カビ剤として使用しているプロパストップtypeEのアルコール系刺激臭があった。
しかし、時間経過ともにそれらの臭気は揮発してなくなっていき、翌日には特に気になる異臭はなくなったと聞いている。
その他補足感想など
  • 地下の飲食店では、様々な理由により、カビが発生しやすいケースも少なくない。
  • 今回の現場でも、表面的には目視でカビを確認できなかったが、見えないところにはカビが発生していた。
  • 本来であれば、壁紙を剥がし、畳等は取り替えて、極力スケルトンにした状態で、除カビ作業に入らせていただく方が効果的である。
  • その状態であれば、防カビ剤「プロパストップタイプC」を利用して、防カビ作業も実施する事が出来るからだ。
  • 本現場では、スケルトンには出来なかった為、白濁色のプロパストップタイプCは使用せず、除カビ作業のみの実施となった。
  • また、換気状況が良好ではなかった為、ジェットファンと換気ダクトを用いて、しっかり換気回数を増やす事により、除カビ剤の乾燥を促進させた。
  • このように弊社では、臭気調査による異臭発生原因調査を行い、その原因の除去も(弊社で対応可能な場合は)行っている。カビの場合なら、菌数調査→除カビ・防カビ作業→菌数調査等、測定や調査から作業や提案まで、トータルで行える体制を整えている。
臭気判定士の嗅覚による官能評価
臭気判定士の嗅覚による官能評価
除カビ剤「プロパストップタイプE」にて除カビ作業
除カビ剤「プロパストップタイプE」にて除カビ作業
除カビ作業を二度噴霧、三度噴霧にてきっちり実施
除カビ作業を二度噴霧、三度噴霧にてきっちり実施
天井裏を臭気確認
天井裏を臭気確認
床面を臭気確認
床面を臭気確認
臭気強度マッピング
臭気強度マッピング

今回は、飲食店の臭気調査&除カビ作業についてお伝えしました。
においでお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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